英雄伝説 光雷の軌跡(仮題)(更新停止)   作:幻龍

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マイブームである閃の軌跡投稿します。

駄文で変な所は多々あると思います。そして、作者の文章力不足は否めないので、変な表現もあるかもしれません。

タイトルが他の作品と被っていたら、知らせてくれるとうれしいです。その場合すぐに修正します。


プロローグ

 

 「お、また小麦の値段が下がった。買いだ。ラインフォルト社の株がまた上がっているな。これで配当金アップは確実だな」

 

 ユミルの領主、シュバルツァー男爵家の養子リィン・シュバルツァーは、自宅の私室で、導力パソコンに向き合っていた。ちなみにやっているのは、先物取り引きと株売買、投資などだ。

 

 「ふふふ、ははははは………。今日もがっぽり儲けたな。これで総資産はそこら辺の貴族を上回った。やはり、原作知識を知るだけで色々と便利だ。情報は最強の武器だと思い知らされる」

 

 彼は導力ネットワークを使った取引で蓄財と資金稼ぎをせっせと行い、今日も取り引きで得た利益にご満悦していた。最も原作が開始したら、原作知識を利用した、インサイダー取引なんて目じゃないほどの、インチキで利益を上げるつもりでいた。

 俺は気が付いた時、英雄伝説 閃の軌跡の主人公リィン・シュバルツァーになっていた。ちなみにリィンがユン老師に弟子入りして修行が半ばに入ったころに、憑依したらしい。

 最初は勿論混乱したが、しばらくして、この状況を受け入れた。このような状況になるのは三度目なので、すぐに順応してしまった。こんな現象に慣れる何て生き残るために色々と手を打ち始めた。前世は技術者だったので、

 まず、剣の修行を途中で打ち切られない様に、まじめに取り組んだ。そして、原作での獣じみた力を使いこなす修行も同時に行う。この力を何とかコントロールできたが、使いすぎると破壊衝動に意識を支配されてしまうことがわかった。この力は少しずつ慣らしていくしかないと割り切って、八葉一刀流の方に磨きをかけることにした。

 全ての型を習得したあと、ユン老師に「どの型を極めるかはお前次第だ」と言われたので、どの型を極めるかべきか悩んだが、取り敢えず二・四・五・八の型の修練を積むことにした。特に八の型は拳や掌底だけでなく、蹴りや泰斗流修得者から密かに盗んだ技術、氣を組み合わせて修練を行った。

 

 自己鍛錬の合間は、普通の勉学は勿論、経済学や政治学、軍事関連の勉強とオーブメント技術の本を読み漁り、知識関連の方も抜かりなく行った。特に導力通信とネットワーク関連を優先的に学んだ。

 そして、鍛練の一環として、魔獣を狩る時に出る七耀石を集めて、それを大量にコピーして、ミラに換金したあと、エプスタイン財団の導力ネットワーク部門に投資する。無論代理人を前面に押し立てて、自分が投資していることは伏せる。投資のついでに、原作でティオが持っていた、持ち運び可能なノートパソコン型のデザインとアイデアを送っておいた。

 そして、一年前遂にエプスタイン財団から試作品として完成した、導力ノートパソコンを受け取ることに成功した。届いてすぐに、改造を施して性能アップを図り、ついでに導力電波の中継アンテナをラインフォルト社にミラを出して建設してもらった。これで導力ネットワークを介しての取引が行えるようになった。その時は思わず高笑いしそうになったのはいい思い出だ。

 

 「これだけあれば、他国から利権や技術を買い漁れるな。これで俺の生活は資金面で安泰だな。導力通信関連はテコ入れを行ったけど、最新の分野だから自分が利用できるまでで限界か……」

 

 リィンの趣味に最初は養父である男爵も難しい顔をしたが、彼の楽しそうな表情を見て、今では理解を示してくれている。これには彼も感謝し、養父の言うことは素直に従うようにしているので、養母の受けも大変よかった。妹のエリゼ・シュバルツアーは最初は構う時間が減ったせいか、拗ねることも多々あったけど、埋め合わせを行うことで機嫌を直してくれた。

 

 「リーベル王国の技術とクロイス家の錬金術がほしいな……。前者はアルセイユ号は一隻ほしいが、入手するのは難しいし、後者もクロイス家の秘匿技術だから、盗み出すのは労力がいるな……。それと帝国の利益確保の為にも、クロスベルを弾劾する為に、教団とクロイス家が繋がっている証拠を押さえるべきだな」

 

 前の転生憑依の時に技術者畑出身だったこともあったので、この世界の技術に興味は尽きない。

 クロスベルに対して、境遇は個人的には同情していた。大国の緩衝地帯になっている国は否応にも、大国間の調整に力をいれなければならないから、哀れだと思うけど、そこまで面倒を見きれない。個人的に世話になった人物は助けることもあるかもしれないけど。

 

 「だが、俺はエレボニア人だ。そして、二年後にはトールズ士官学院で、軍人の卵になるし、エレボニアの国益と安定を優先する」 

 

 エレボニア帝国の人間として生を受けた以上、自分の為、国の利益の為に行動するつもりでいた。その為にもDG教団と繋がっていた証拠を何としてでも抑える必要があった。

 

 「その為にも、彼にこちらに来てもらう必要があるな」

 

 リィンはさっそく、クロスベルで自分の資産を運用している代理人を、帝都へと表向きは経過報告に来るようにメールを送った。

 そして、数日後その人物に対して、帝都での自分の代理人を合流させて、クロイス家周辺と髭熊先生と呼ばれる弁護士を調べる旨を伝えた。そして、お土産を渡してクロスベルに返した。

 

 「身喰らう蛇が関わっているから、慎重に行動しなければならない。奴らの息のかかった連中がどこにいるかわからないからな」

 

 身喰らう蛇は軌跡シリーズにおいて、ほとんどの事件に直接的または、間接的に関与している。

 万が一彼らの情報網に引っ掛かたら、今までに苦労が水の泡なので、リィンは慎重に事を進めていた。

 

 「まさか、未来を知っている人物がいるとは奴らも想像がつかないだろう。だが、奴らに対して不意を衝くにはそれ相応の準備が必要だ」

 

 身喰らう蛇を警戒しつつ、内戦への準備を進める苦労に思わず天を仰いだが、今更やめるわけにはいかないので、できるだけ準備をしておくことにした。

 リィンはエレボニアの内戦は止められないと見ていた。オズボーン宰相は止まらないだろうし、四大名門も戦争の準備を進めている。何より、時代の流れが貴族派を追い詰めている。今立ち上がらなければ、いずれ、オズボーン宰相の政策によって骨抜きにされるしかないのだ。

 

 「どちらも止まる気はない……。もっと国全体のことを考えて行動してほしい」

 

 リィンは両勢力の対立に頭を悩ませるが、戦争でケリをつけない限り、この対立は収まらないだろうと思っていた。だから、貴族勢力と帝国解放戦線を一掃する為に利用する。四大名門の方々には申し訳ないが退場してもらい、特権は消滅しても、貴族が残るように立ち回るつもりだ。

 

 (オリヴァルト殿下は第三勢力を起ち上げる。だが、正直時間が足りなさすぎだ……。何より支持基盤がなさすぎる)

 

 オリヴァルト殿下の勢力が強ければお任せするんだけど、正直不安要素が多すぎる。

 そして、エレボニア帝国の問題を解決するには彼では力不足。それに彼は他国に人間を信用しすぎている。本当に自国の為に宰相に喧嘩を売るなら、せめて利用するだけに留めるべきだ。本当、あの殿下は何考えているかわからなさすぎるよ……。

 

 

 

 

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