英雄伝説 光雷の軌跡(仮題)(更新停止)   作:幻龍

3 / 6
久しぶりの更新です。

閃の軌跡Ⅱ本編はクリアーしました。現在は外伝をプレイ中です。後日談のネタバレが攻略サイトにあったから少し見てしまい驚きと少し後悔してしまった。

ネタバレがネット上でいくつか散逸されてきましたが、驚きの連続です。リィンの実の父親とアイアンブリード筆頭の正体と驚きの連続でした。そして、オズボーン宰相の知謀……恐ろしすぎだ。

それと絆イベントではラウラを選択したのですが、普段とのギャップがありすぎて悶えてしまった。充分ヒロインしていると思ってしまった。また、アリサもかわいいと聞いたのですが、二週目に見るべきか、一週目のセーブデータから見るべきか迷っています。

でも、謎も多く残った上にリィンが……。閃の軌跡Ⅲがあってほしい。


第二話

 リィンは時折り、襲いかかってくる魔獣を時には刀で斬り伏せ、時には刀から光の斬撃を飛ばして標的を真っ二つにして爆裂させながら、先程の場所を目指しながら歩を進めていた。

 

 リィンは広間から真っ先に出て行ったので、誰にも会うことはなかったが、道中に出てくる魔獣は役不足過ぎて、相手にならず、特にトラブルも起こることもなく順調に出口へと向かっていた。

 

 「これから面倒事を押し付けられるのですから、精々今の内に恨み言を言ってもバチは当たらないだろう……っていつの間にか終点か」

 

 リィンは色々と考え事をしながら進んでいたら、いつの間にか出口に到着したことに気付いた。

 

 「何だ? この銅像は?」

 

 サラ教官のいる部屋石像があった。デザインはどう見ても悪魔であり、正直趣味が悪いと言わざるをえない。

 

 「不気味な……」

 

 石像を眺めていたら、突如石像が光を発し、光が晴れた時には、数アージュはあるであろう翼のある大きな悪魔型魔獣になっていた。

 リィンは冷静に咆哮を上げる化物を見て、刀を一閃。化物を一太刀で切り裂く。石像が変化した魔獣は力尽きて石像に戻った。

 

 魔獣を撃退したあと、しばらくしてユーシスが奥の通路からやってきて合流、俺に事情説明を求めてきた。一応自分の実力以外は正確に伝えた。

 

 「なかなかの腕のようだな」

 「あはは、さすがにラウラには劣るけどな。自己紹介がまだだったな。リィン・シュバルツァーだ」

 

 俺は自己紹介をしたあと、他のメンバーが合流するまで、ユーシスと適当にだべっていたら、エリオット、ガイウス、マキアスがやって来た。

 マキアスはユーシスを見て嫌悪の表情を浮かべたていたが、ユーシスはそれを貴族の余裕で流していたので、言い争いにならなかったが場の空気は悪くなった。最もエリオットとガイウスは言い争いにならなかったので、ほっとした表情を浮かべていたが。

 

 「なにこれ!?」

 「ふむ、何かあったようだな」

 「これは……」

 「何かあったみたいだね」

 

 アリサ、ラウラ、エマ、フィーもやって来て色々と場が混沌としてきたけど、サラ教官の鶴の一声で収まった。

 サラ教官から、特科クラスⅦ組、最新のオーブメントの詳しい説明を受けた後、この場にいる全員に、Ⅶ組へ参加するか否か問いかけてきた。

 

 Ⅶ組に選ばれた者達はしばらく考え込んだ。まあ、当然の反応だろう。突然こんな決断を迫られたら誰だって混乱するだろうからな。

 

 「リィン・シュバルツァー。参加させていただきます」

 「「「「「「「「!?」」」」」」」」

 「お、一番手は君か。参加理由は?」

 

 リィンは参加表明を一番に宣言する。

 サラは理由を訊ねてきた。

 

 「いい経験になるかと思ったからです。それ以上の理由はありません」

 「ふーん、そう……。まあ、いいわ。それで他にはいないかしら?」

 

 サラは微妙に納得していない表情で自分を見てきたが、本音を喋らせるのは無理と判断したのか、追及はしてこなかった。そして、俺以外のメンバーの方を見渡し、他に参加する人がいないか声を再度かける。

 

 次に名乗りを上げたのは、帝国の武の名門、アルゼイド流を継承する、ラウラ・S・アルゼイドだった。理由は厳しい試練は寧ろ望むところであると言い、その事から彼女はどこまでも己を鍛えることに貪欲らしい。それに彼女は時々自分へ視線を向けてくるときがあった。最もすぐに逸らしてしまったので確証はなかった。

 

 (まさか、『剣聖』の称号を持っていることがばれたか!?)

 

 一瞬自分の情報が漏れたのではと心の内で焦った。しかし、証拠はないので自分が口を滑らせない限りばれることはないだろうと結論し、次々とⅦ組への参加を表明するメンバーの声に耳を傾ける。

 

 マキアスが最後に参加表明を宣言したことによって、ここにいるメンバー全員が特科クラスⅦ組に参加することになった。

 

 「それでは、特科クラス《Ⅶ組》の設立決定! 一年間、ビシバシしごいてあげる♪」

 

 サラのⅦ組設立宣言が旧校舎内に響き渡った。

 オリエンテーリングはこうして無事に終了し、Ⅶ組のメンバーは教室に移動して、学院の施設等の案内や、規則等の説明を受けるのであった。

 

 

 

 

 

 「入学式は無事に終了……さて、これから忙しくなるな」

 

 リィンは寮の自室で導力パソコンと導力ネット環境のセットしたあと、休憩を取っていた。

 特科クラスⅦ組は、寮も他の生徒とは別だったのだ。まさに特別扱いと云える待遇で、この組を設立した発案者の気合いの入れようが形で出ている。

 この扱いに非常に満足していたが、問題も発生していた。

 

 「まさか、あのデグ人形を斬った時の切断面で、剣の腕を計られるとは思わなかった……」

 

 リィンは寮に帰って、荷物の片づけをしていた時のことを思いだしていた。

 部屋で荷物を少しずつ片づけていたら、突然ラウラが自分の部屋に尋ねてきたのだ。これから、一緒に机を並べる人間を無下に扱うことはできないので、話を聞くために部屋に入れた。幸い、導力パソコンはこの時セットしていなかったので、他人に見られても問題のある物はなかった。

 

 「何か用か?」

 「ああ。そなたも私と同じ剣士のようだが、扱う得物からして、もしや八葉一刀流か?」

 「(す、するどい!?)」

 

 ラウラの勘の良さに、内心冷や汗が出てしまった。なるべく、手の内を見せないつもりでいたのに、いきなりばれてしまった。

 

 「なぜ、そう思ったんだ?」

 「旧校舎でそなた達がいた部屋にあった石像が綺麗に斬られていたからだ。それと先に来ていたユーシスから話を聞いた」

 「そうか(ユーシス……余計なことを! いや、この場合は己の怠慢だな)」

 

 リィンはあの時ユーシスに対して、口止めをしなかった自分を殴りたくなった。だが、今更後悔しても仕方ないので、今は目の前の問題に対処することにした。

 

 「それで俺に何の用があってきたんだ? そんなことを聞きにあなたはわざわざ夜中に尋ねてきたのですか?」

 「私のことはラウラでいい。これから共に切磋琢磨する仲間なのだからな。実は……」

 

 何でもラウラはリィンの剣の腕を見込んで、暇なとき手合せを願いたいと言ってきた。

 俺はラウラとの連携を高められるし、信頼関係を強化できる思い、首を縦に振り承知した。

 

 「そうか! 感謝するぞ!」

 「ああ。手合せをしたいときは、事前に言ってくれ」

 「うむ。了解した」

 

 ラウラは目を輝かせて、感謝の言葉を述べた。そして、満足そうな表情をしながら、部屋を出て行った。

 

 「……はあ。あんな目をされたら断れるわけないよな……」

 

 リィンはラウラが出て行った扉を見ながらそう呟くのであった。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。