倫理と博士   作:Makkin

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草薙倫理の日記01

草薙倫理の日記より

 

×月○日

 

 今日は駒王学園の入学式だった。心機一転高校生としてこれからがんばるぞー。

 一緒に入学したはじめ君とひばり君とも同じクラスになれたし、元女子校だけあって女の子はいっぱいいるし、ぼくの高校生活は最高のスタートを切ることができた。

 

 

×月△日

 

 クラスのみんなに手作りクッキーを配ってみたら、とっても喜んでくれた。隣の席のこねこちゃんなんか、素っ気ない顔して誰よりも勢いよく食べていた。

 ぼくが「おいしい?」って訊くと、ちょっと笑顔になっておいしいって言ってくれた。ぼくもつられて笑顔になるとすぐにそらされちゃったけどね。また今度作ってこよっと。

 

×月□日

 

 ひばり君は太っちょだけどとっても運動神経がいいから体育で大活躍だった。「動けぬデブはただのデブ」が口癖で、そうならないために毎日鍛えてるんだって。

 放課後にははじめ君の彼女のちあきちゃんと初めて会った。(ダジャレじゃないよ)

 ゲームが好きで夜更かしばっかりしてるから、よく居眠りするんだって。

 あとはじめ君もちあきちゃんもクマさんが大嫌いなんだって。特に白と黒のクマさんが。

 クマさん可愛いのに、何でだろうね?

 

 

×月ー日

 

 アメリカにいるお兄ちゃんから電話が来た。飛び級し過ぎて大学を卒業しちゃって暇になったから、日本に戻ってぼくと同じ学校に編入するんだって。

 またおにいちゃんと一緒に登校できるんだ、やったー!

 

×月※日

 

 名前は忘れちゃったけど、二年生に変態三人組がいるんだって。噂に聞いたから話題にしてみたけど、こねこちゃんが露骨に嫌そうな顔をしてた。そういう話は嫌いなのかな?

 はじめ君は「花村と気が合いそうだな」って言ってたけど、てるてる君ほどの変態にはそうそういてほしくないなぁ。

 同性愛は受け入れられません。

 

 

×月♪日

 

 遊びに来たこねこちゃんに前から気になってたことを訊いてみた。

 その結果、やっぱり悪魔だったことが判明。悪魔だよね? って訊いた時のビックリした顔が可愛かったなー。

 ついでにぼくが魔術師だってことも告げたらさらに驚いちゃったみたい。

 その後はなんやかんやあって、こねこちゃんは家に泊まることになった。

 ※夜中にスタッフ(ぼく)が美味しくいただきました。

 

 

×月・日

 

 放課後、こねこちゃんに連れられてオカルト研究部がある旧校舎に行った。

 何でも、オカ研部は悪魔たちが活動するための隠れ蓑なんだって。ていうか、そもそもこの学園自体がこねこちゃんの主の上級悪魔に与えられた領地みたい。どうりでちらほら悪魔がいると思ったよ。

 部室にはこねこちゃんを含めて4人(4体?)の悪魔がいた。入学したばかりのぼくでも知っている有名人ばっかりだったけど、有名人なだけにその存在は目につきやすいから、悪魔だっていうのはすぐにわかったけどね。 ぼくが入ったとき、三人はちょっと困惑してた。こねこちゃん、ぼくを連れて来ることを伝えてなかったみたい。

 とりあえずあいさつをして、魔術師ってことも伝えたら、昨日のこねこちゃんみたいな顔になった。そもそも魔術師の存在すら伝えてなかったみたいだ。悪魔でも携帯位持ってるよね?

 こねこちゃんとその辺を話してる間に、気を取り直した部長さん、りあすさん? の質問に答えるうちに、陽が沈みそうになったから帰ることにした。

 

 

×月≠日

 

 なんかオカ研部に仮入部することになった。りあすさん曰わく、こねこちゃんの友達だからだって。基本的に部員は眷属だから仮入部扱いらしい。

 こねこちゃんと遊べるならどーでもいいや。

 

 

×月¢日

 

 今日は旧校舎に生徒会長さんがやってきた。なんと、生徒会長さんも悪魔なんだそうだ。知ってたけど。

 どうやら魔術師であるぼくを見るためにきたみたい。

 支取蒼那さん。どうしても下の名前が発音できなくて、そーにゃさんになっちうんだよね。

 そーにゃさんって呼ぶたびになぜか鼻血が噴き出るし、頑張って言えるようにならないと。

 

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