斎藤義龍の野望   作:侍魂

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遅くなってすみません。久しぶりの投稿です。


玖の巻 帰還

稲葉山城・・・

 

桶狭間を後にした義龍と三太夫。

義龍が愛馬、雷光を走らせて二人は本拠である稲葉山城に無事に到着した。

稲葉山城城内は大群を率いて上洛する為に出陣した今川義元に備えて戦の準備をしていたようだが、織田信奈に敗北した事が既に知れ渡ってるようで、落ち着きを取り戻しているようだ。

 

「半兵衛たち守ってくれてたみたいだな」

 

「義龍様の英断に比べればこれぐらい当然です」

 

軽く話しながら自室に入ると、、軍師、半兵衛。副将、十兵衛。義龍四天王が座っている。

半兵衛たちが無言で見つめ、代表をして半兵衛が感情を感じられない瞳で見つめて俺に問いかける。

 

「義龍様……美濃の国の一大事にどちらに行かれていたのですか?」

 

「あはは……少し……桶狭間まで?」

 

「はぁ? 義龍様、今何と言われましたか?」

 

「ご、ごめんなさい」

 

俺の言葉を聞いた半兵衛はいつもの穏やかで優しい笑顔ではなく、冷たい笑みを浮かべながら無言の圧力と俺の事を愛称呼びにする。これは怒ってる……いや、凄く怒ってる。素直に謝罪する俺。

 

「義龍様、無礼なこの人たちを斬りましょう。義龍様の苦労も分からない癖に」

 

義龍に心酔している三太夫。側にいて何故義龍が桶狭間に単独で行ったか理解しているので不機嫌そうにクナイを持ち義龍に殺害許可を問いかける。

 

「待て、待て!落ち着け!!……って何でお前らまで殺気立つんだよ!」

 

今にも襲いかかろうとしている三太夫を抱きしめて止めると、半兵衛たち(ハルと一豊以外)は鬼の顔をして俺たちを睨みつける。

 

「はぁー……確かに美濃の鬼神と呼ばれる程の強さを持つ龍君が一人で行かれた方が兵の無駄な犠牲は無くなります。犠牲が無いことは軍師の立場から言わせていただくと素晴らしい策だと思います。でも……それでも……私たちは龍君の事が心配なんです」

 

「……半兵衛、みんな….ごめんな」

 

「はい。もう大丈夫です。龍君がちゃんと生きていてくれた……それだけで私たちは十分です」

 

半兵衛は涙を流しながら俺に心の内を教えてくれる。

そうだよな……みんなには心配かけたよな……半兵衛たちに素直に謝罪すると許してくれ、みんなの顔を見ると心の内からホッとしていて、安心していた。

 

「では龍君には私たちのお願いを一つ聞いてもらいましょう」

 

「えっ?」

 

「あのね、お兄ちゃん……半兵衛ちゃんたちはお兄ちゃんがみんなの為に行動したのは分かってるんだよ……それでも心配してたの……半兵衛ちゃんなんて、お兄ちゃんの事心配の余り倒れちゃったんだよ!!」

 

「龍興ちゃん!?それは秘密にしてくださいって言ったじゃないですか!!」

 

半兵衛はハルの暴露に普段では考えられない程の大きな声で叫びながら、慌ててハルの口を塞ぐ。

 

「ハルの言うことはもっともだ……みんなには心配かけたし、この国のために頑張ってくれた……俺に無理じゃないことなら叶えるから何でも言ってくれ」

 

 

「やりぃ!!大将!!アタシと城巡りに行こうぜ!!」

 

「うふふ……左近ちゃん、はしたないですわよ」

 

俺の言葉にハルと一豊以外の家臣たちは瞳を輝かせる。

 

「もちろん三太夫ちゃんにもだよ!!ねっ?お兄ちゃん?」

 

「えっ?い、いえ!私は……」

 

俺の近くで関係なさそうな顔で控えていた百はハルの予想外の言葉に驚きながらも慌てて断りを入れる。

 

「ああ。百にも普段から世話になったり、迷惑かけてるし何か考えておいてくれ」

 

「は、はい。ありがとうございます。義龍様、龍興様。では考えておきます」

 

深く頭を下げる百に俺は頷き、龍興は笑顔を見せる。

 

(龍様とあんなことやこんなこと//駄目ですよ♪いくら十兵衛が可愛くて綺麗だとしても場をわきまえてほしいですぅ~)「えへへへ♪」

 

「……十兵衛?」

 

俺が十兵衛を見ると両手で自分の身体を抑えながら幸せそうな顔しながらにやけている。

そんな十兵衛に先程まで顔を赤くしていた半兵衛が不機嫌そうに近づいていく。不思議そうに見ていると……合戦で使用する鉄の軍配を思いっきり十兵衛の頭に振り下ろす。

 

「いたっ!?半兵衛!!何しやがるですか!?」

 

「くすんくすん……十兵衛さん抜け駆けは駄目だとみなさんで約束しましたよね?」

 

十兵衛は叩かれた事に抗議するが、半兵衛たちは何かの約束をしてしてるようで半兵衛も強気で責め立てる。

抜け駆けって何なんだろうな?と不思議そうに二人を見ていると視線から俺の考えてる事が分かったのかハルが大きく溜息を吐く。

 

「お兄ちゃんは一度医者に診てもらった方がいいよ」

 

「俺は健康だけど」

 

俺の言葉が検討外れだったのか更に大きな溜息を吐く。もしかして何かの病気なのか?身体は健康的なんだけどな。

 

「抜け駆けではないですぅ~十兵衛の魅力で旦那様から手をだしてくるからしかたねえですぅ~お子様の半兵衛には分からないかも知れないですが」

 

「なっ!?私だってもう立派な女性です!!それに龍君は私の"ダーリン"です!!ちょっかいをかけるのはやめてください」

 

「ダーリン……やはり半兵衛とは決着をつけないといけないですね……上等です!!ここで決着をつけてやるですぅ~」

 

「くすんくすん!それは私の台詞です!!」

 

半兵衛と十兵衛の口論は次第に激しくなるとしまいには半兵衛は札を取り出して、十兵衛は刀を構える。

 

「落ち着いてください!」

 

「一豊さんは黙ってて(ください!!)ろですぅ!!」

 

一豊が間に入り二人を止めようとするが同時に怒鳴られる。仕方ない俺が止めるか。

 

「落ち着け半兵衛、十兵衛」

 

「龍君(様)」

 

落ち込む一豊の肩を軽く叩いて、半兵衛と十兵衛の喧嘩を仲裁する。

互いに睨み合うが俺が止めたことで喧嘩は止まる。

 

「半兵衛、みんなの願いはもちろん考えてくれてるんだろ?」

 

「はい!!龍君は勿論、私や他のみなさんが全員離れるわけにはいかないので一人ずつでお願いします。順番はみなさんで決めました。では私からお願いします!」

 

俺や半兵衛たちが一度に離れるのは美濃国としてやばいので順番に叶えいくことにしたようだ。半兵衛が一番手のようで礼儀正しく頭を下げる。

 

「分かった。半兵衛は何をしてほしいんだ?」

 

「はい。私はですね……」

 

俺はみんなの願いを叶える事にした。最初に半兵衛の願いを聞くと、昔半兵衛を勧誘した時一緒に暮らしていたように、菩提山城で二人っきりで生活したいようだ。

 

「分かった。じゃあ行こうか!」

 

「はい!ではお願いしますね!」

 

俺と半兵衛は準備を住ませて菩提山城に向かう。

 

 

 

 

 




次はアンケートしていただいた半兵衛とのデートです。半兵衛目線で進めようと考えてます。



好きなヒロインと見てみたいヒロインの話

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