今は身近な存在となった星野アイ。彼女にいつか伝えるつもりの
まずは、いくら遠き日の彼に似ているからと言って、勝手にこの世界に君を生み出してしまった非礼を詫びよう。転生させてもよいか君に訊く手段は皆無だったとはいえ、それを実行したのは完全に
無論、君が彼ではないことは承知している。そういえば、彼がこの世界を生きたかったのかも結局分からず終いだな。せめてあの別れが突然でなければよかったんだけど。
君を転生させた時点でも、君は君として傍に置いたまま、
そうして、結果的にとはいえこの人生を生きることになった君に、一つ頼みがある。
君は君として、君自身の人生を生きてほしい。
確かに、前世で君が自身に課した行動指針や、
他の誰かが選んだ
前世で君は、「アイドル」という遠くで煌めく景色に飛び込んだ。それからの半生では、ある意味ではずっと一人孤独な世界で、祈り願う夢を描き、未来を見続けた。誰にだって出来ることではない、困難なことだと思う。
主人格を君にした以上、もうこれは君の人生だ。定められたフィクションから飛び出した今、君の心を縛るものは何もないはず。
もちろん、なるべくの手助けはする。必ず、とは言えないけど、必要なら共に居よう。
最後になったけど、願わくば、君が手に入れた本物の愛をなくすことがないように。君のオリジナリティを、君が失ってしまわないように。
目一杯の祝福を、君に。
以上で、
…祝福。祝福といえば、そんなタイトルの歌が最近発表されたんだったか。いや、結構前だった気もする。でもまだ聴いたことないな…いつか彼女と聴こうかな?今日はもう遅いから、後日にするが。
第0章エンディング: 祝福/YOASOBI