小鳥遊ホシノの先輩   作:燐檎あめ

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投稿三日目にして、お気に入り登録してくださった方が50人を超えました。
拙作を登録してくださり、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

それと、前回のあとがきであと一話で宝探し編は終わりと書いてましたが、配分を思いっきり間違えました…。一応すでに書く内容、量は決まっているんで、次で必ず終わります。
終わる終わる詐欺ではないです。


※2024/11/17本文修正


それでは本文どうぞ


宝探し③

 ユメ先輩が見つけてきた地図をもとに宝探しを初めて早七時間、ついに私たちは、お宝らしきものを発見した。

 

 

 

「ユメ先輩、これって!」

 

「うん、間違いない!これが地図に記されてたお宝だよ!」

 

「まさか本当にあるとは…!でかしたユメ、早速掘り出すぞ!」

 

 

 

 ついに見つけたお宝を掘り出す私たち、箱自体も多少錆てはいるものの、かなりきれいな物のため、これ以上傷がつかないように慎重に掘り出していく。

 

 掘る度に周囲から崩れてくる砂と格闘しながら掘り進めること数分……ついに掘り出すことができた。

 

 

 

「──ふぅ、やっと掘り出せたね!」

 

「あぁ、それに、掘り出してる途中に例の金属が四つも見つかった。多少小ぶりではあるが、少なくともこれで今月の利息分は足りそうだな」

 

「それだけじゃありません!掘り出した箱の中に入っているもの次第では、借金の返済すら可能になるかもしれないですよ!この箱も、しっかりと錆取りしてきれいにしたらいい値が付くかも…!」

 

 

 

 "早速開けましょう!"──そういって、箱を開けようとするが……箱は鎖で厳重に縛られており、また鎖には三つの錠がかけられていた。当然、錠を開けるための鍵なんてものは三人とも持っていない。

 

 

 

「……これ、どうやって開けるんですか?」

 

 

 

 ピッキングをしようにも、専用の道具なんて持ってきていない。持ってきたものを探せば針金くらいなら混ざってる可能性もあるが…。どうしたものかと悩んでいると、不意に──"二人とも、少し下がってろ"と、リン先輩が箱の方へと近づいていく。

 

 いったい何を?と思ったのもつかの間、先輩はおもむろに懐から銃を取り出し……

 

 

 

  ガァンッ!!

 

 

 

 ──一つの錠に向かって銃をぶっ放した。

 

 

 

「「……」」

 

「「いや何やってるんですか先輩ィ!/いや何やってるのリンくん!」」

 

 

 

  スパァン!!

 

 

 

「いったぁ!?なんで急に叩いた!?」

 

「なんで急にはこっちのセリフです!叩くに決まってるでしょ!なんで撃ったんですか!?返答次第では今度はグーでいきますよ!!」

 

 

 

 "いったい何を考えてるんですかこの先輩は!"──拳を握りしめ、いつでも殴れるように構えながら返答を待つ。

 

 

 

「いや、だって鍵とかねぇし…。錠をぶっ壊した方が手っ取り早いかなって思って…」

 

 

 

 ──確かにそうですけど、そうかもしれないですけど!さっき綺麗にしたら箱自体も売れるかもって私言いましたよね!?なんで態々傷がつくようなことするんですか!

 

 

 

「い、一応傷つかないような角度で撃つように気は付けてたんだけど…」

 

 

 

 やっぱりもう一発殴るべきか?と考えていると、申し訳なさそうな表情を浮かべながらそう言ってきた。

 

 ……しれっと心を読まないでくれません?まぁ、しっかりと考えてたならそれで──

 

 

 

「…ねぇ、リンくん?」「っ!?はい!」

 

「ユ、ユメ先輩?」

 

 

 

 ──なんだかいつもと雰囲気違いませんか…?

 

 リン先輩はなんか震えてるし、心なしか周囲の温度も下がってきてるような……

 

 

 

「私、いつも言ってるよね?リンくんは言葉が足りないって。どうしておんなじことをするのかな?」

 

「いや、俺は少し下がってって──」

 

「うんうん、リンくんとしてはちゃんと考えて、説明したうえで行動してるつもりなんだろうけど、全然説明が足りないんだよ?急にあんなことされると、私たちもびっくりしちゃうの──」

 

 

 

 そう、笑顔ではあるものの、目は全く笑っていない表情で淡々と説教をしていくユメ先輩。ユメ先輩から何かを言われるたびに、リン先輩はどんどんと萎んでいく。

 

 

 

「行動に移す前に、ちゃんと前もって説明するように気をつけようね?」

 

 ──次、もし同じようなことしたら、お説教だけじゃ済まさないよ?

 

 最後にそう締めくくり、説教を終えるユメ先輩。それに対してリン先輩は

 

 

 

「……ハイ、スミマセンデシタ

 

 

 

 随分とユメ先輩からの説教が効いたみたいで、そう一言返すので精いっぱいのようだった。………普段優しい人が怒ると怖いって本当なんですね。そんな先輩たちの姿を見て、私は

 

 

 

(……ユメ先輩は絶対に怒らせないようにしましょう)

 

 

 

 ……そう心に誓いました。

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

「よし!それじゃあ改めて開けようか!錠の外し方は……まぁリンくんがやったように壊した方が手っ取り早いかな」

 

「そうですね、さっきリン先輩が壊して残り二つですし、ちょうどいいので私とユメ先輩で一個ずつ壊しましょうか」

 

 

 

 そうと決まれば、早速壊しましょう。箱の中身も早く確認したいですし。

 

 そんな風に考えながら壊すための準備を始める。砂漠地帯のため、銃の隙間に砂が入ってしまっていないかを確認していく。

 

 ……まぁ普段から砂が舞っているところで活動している関係上、隙間に入ることがないように改造してはあるんですが、念のためにというやつです。

 

 

「……結局壊すならあそこまで怒らなくt「リンくん?」ナンデモアリマセン」

 

 

 ……なんで態々余計なこと言うんですかね、この先輩は。余計な一言を言えるんなら、その分をしっかり物事を説明するのに使ってくださいよ。

 

 呆れながらも、準備を進めていく。……よし、準備もできたことですし、壊すとしますか

 

 

 

「それじゃあいくよ、ホシノちゃん」

 

「はい」

 

 

 そして、二人で銃を構え──

 

 

 

  ガァン!!

 

  ドォン!!

 

 

 ……

 

 

「ふぅ、ようやく壊れましたね」

 

「うん、思ってたより頑丈だったね」

 

 錠は想像してたより頑丈で、あの後追加で二、三発撃ちこんでようやく破壊することができた。

 

 ……なんでリン先輩は一発で壊せてるんですかね、神秘の量は私の方が多いはずなんですけど。何?『一発の銃弾に普段より多めに神秘を込めて、尚且つ錆びついて脆そうな部分をピンポイントで撃ち抜いた』?

 

 ………あの短時間でなんでそんな器用なことができるんですか?というか、脆い部分がわかるなら先に言ってください。九億もの借金がある私たちにとっては、一発の銃弾でも貴重なんですから──

 

 そんなことを話しながらも、箱に巻き付けてある鎖を外していき、ついに箱を開ける準備が整った。

 

 

 

「じゃあ、開けるよ?二人とも、心の準備はいい?」

 

 

 

 ワクワクした気持ちを抑えられないようで、ソワソワしながらこちらを見るユメ先輩に対し、私たちは無言で頷く。

 

 

 

「それじゃあ、ご開帳~!」

 

 

 

 そう言って、勢いよく開けた私たちの目に映ったものは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「………紙?」」」

 

 ──たった一枚の紙きれだけでした。




今回は少しでも読んでて光景が思い浮かびやすいように、地の文を増やすことを心掛けてみたり、フォント等を一部変えてみましたが、いかがだったでしょうか?

…やっぱり小説書くのって難しいですね
頑張ってコツをつかんで、より良いものにしていこうと思いますので、どうか応援よろしくお願いいたします。

早く曇らせを書きたい…!でも、幸せな過去があるからこそ曇らせは輝くんだッ!って気持ちで書いてます、もう少しだけお付き合いくださいな。


……曇らせなのに輝くとはこれ如何に?

当キヴォトスの先生は ※あくまでも参考程度です。必ずしも結果通りになるとは限りません。また、オネエ、姉御の場合はイオリの足は舐めません

  • オネエ
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