まさかFAを貰える日が来るとは思っておらず、感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとうございます!
ヘイロー:
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眼鏡有り:
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プルルルル……プルルルル……ガチャ
「はいもしも『カオナシ!今からまた廃墟に行くから手伝って!先生にはもう電話してあるから!』……は?おいちょっと待っ……切りやがったあいつ」
「前に話してた、ゲーム開発部って所の子からの電話?」
「ああ……なんか、また廃墟に行くらしい」
部室にて市街地の復旧作業に関する対策会議に参加していたリンは、電話をかけてきたかと思えばいきなり要件だけ伝えて切ってしまったモモイに呆れ、溜め息を吐く。
幸いにも会議はもう間もなく終わるというところ、故に本来であれば呼び出しに応じる事も出来なくはないのだが……彼にはこの後、とある予定が入ってしまっていた。
随分と慌てた様子だったために、出来ることならば応じてやりたいが先約がある。……悩みに悩んだ末、彼は再びスマホを手に取った。
「もしもし、実は──」
『ふむ……承知した。無論、そちらを優先してくれて構わないよ』
「悪いな、例の件についてはまた改めて」
『構わないさ、猶予はまだ有るからね。……それでは、また』
「ああ。……そういう訳ですまないが、俺は今からまたミレニアムに行ってくる」
「了解しました、お気をつけて」
通話を終えた彼は後輩たちに断りを入れると、自身の得物を手に取り部室を後にしようとする。……そんな彼に対して、ホシノは待ったを掛けた。
「先輩、それ私もついて行ってもいいですか?」
「ん?……それはまあ、ホシノが来てくれるなら心強いけど」
「………うへへ、それじゃ準備するんでちょっと待っててくださいね」
ホシノは席を立つと、いそいそと自身の装備を整えていく。……耳を澄ましてみると、微かにだが鼻歌も聴こえて来た。
(((ホシノ先輩、嬉しそう《嬉しそうですね》)))
「……うへ?どうしたの皆、そんなにじろじろ見てさ」
「ホシノちゃん、嬉しそうだな〜って思って!」
(((言っちゃうんだ)))
「……否定はしません」
(((ホシノ先輩も否定しないんだ)))
「いいなぁ、私もお宝探しついて行っちゃおうかな〜?」
「宝探し……あながち間違ってないはいない、のか?……ユメも来るか?」
「いいの!?」
"やったー!!"とはしゃぎながらユメはホシノと共に準備をする。……対策委員会のメンバーの中で、リンと同じく最年長である彼女の見せる子供っぽさに後輩たちは……"本当に、嬉しそうだなぁ"と微笑ましく見守るのであった。
◇◇◇◇◇
「──という訳で、助っ人を連れてきた」
「
「先生久しぶり〜、元気にしてた〜?」
「もちろん!……まぁ、仕事はいっぱいあるんだけどね……」
「うへぇ、大変だぁ……」
久しぶりに合う先生と談笑するユメとホシノ、二人を目にしたゲーム開発部の反応は様々であった。アビドスの配信で先陣切って戦ってた人だ!と
「貴女たちがお兄様の呼んだ新しいパーティーメンバーですね!一度に二人も増えるなんて、アリスは感動しています!」
──
まさかの呼び方にアリスを除く全員の動きが止まる。突如としてシンと静まり返った彼女らの様子に首を傾げるアリスを見ていた先生たちの視線が、リンへと集中する。
「……お兄様って……どういうことですか、先輩?」
「いや知らん知らん知らん知らん」
若干ハイライトの消えた目で覗き込んでくる後輩からの問い掛けに、首をぶんぶんと左右に振りながら"知らない"と連呼する。
……本当に心当たりが無さすぎて脳内が疑問符で埋め尽くされている彼の様子に、ホシノは嘘は言ってないなと判断、今度はアリスへと問い掛ける。
「アリスちゃん……って言ったっけ?どうしてリン先輩の事を……お、お兄様って呼んでるのかな?」
「はい!アリスはゲームで、兄は妹をおんぶするものだと学びました!以前アリスはお兄様におんぶして貰ったので、つまりアリスはお兄様の妹ということになります!なのでアリスは、お兄様をお兄様と呼んでいます!」
「へぇ……んん?…………おぉ???」
あまりにも予想外すぎる返答に混乱した様子を隠せないホシノ。……おんぶしたら兄妹って、どういうこと??うへぇ、おじさんにはもうついていけないよ……
「……じゃなくて、アリスちゃんはそれでいいの?おんぶされただけで先輩の妹になるなんて……」
「えっと……だめ、なのでしょうか……?アリスは目覚めた時、初めてお兄様におんぶして貰ったのが嬉しかったのですが……」
アリスは不安そうな表情を浮かべながらリンを見る。うるうると涙を滲ませるアリスの姿を目にした彼の脳裏に過ぎるのは──
──
「……いってぇ」
「リンくん、ボーッとしてちゃダメだよ!聞かれた事にはちゃんと答えてあげなきゃ!」
「あ、あぁ……悪い、ちょっとまだ理解が追いつかなくてな」
リンは一瞬脳裏に過ぎりかけたものを振り払うように頭を左右に振ると、再びアリスへと目を向ける。
「あー……アリス?」
「はい、何でしょうかお兄様!」
「ぐっ…………お兄様呼びは少し恥ずかしいから、出来れば普段は別の……カオナシとか、リンって呼んでもらえると有難いんだが……」
「カオナシ……分かりました!では普段は"無貌の英雄"とお呼びしますね、リンお兄様!」
「……やっぱり普段もお兄様でいいぞ」
「先輩!?」
彼はエンジニア部に賛同できる位にはロマン溢れる物が好きではあるが、"無貌の英雄"呼びは話が違う、それはどちらかと言えば
……衝撃的な呼ばれ方についつい話が逸れてしまったが、そろそろ話を元に戻さなければとリンは"んんっ"と咳込み場の空気をリセットする。
「……特に理由も話されることなく呼び出された訳だが、何でまた廃墟に行くことになったんだ?」
「お姉ちゃん、話してなかったの……?」
「うっ……だ、だって直ぐに来てもらわないとって思って……」
「はぁ……先生やカオナシさんだから来てくれたけど、普通は理由も話さずに呼び出しても応じてくれないものなんだからちゃんと説明しないとダメでしょ」
「あ、えっと……お、お説教が始まっちゃったので、わ、わたしから説明させてもらいます……」
「よろしくね!えっと……」
「あ、自己紹介がまだでしたね……花岡ユズです、ゲーム開発部の部長です……」
「私は梔子ユメ、よろしくね、ユズちゃん!」
「は、はい……よろしくお願いします……」
自己紹介もそこそこに、ユズはなぜ再び廃墟に行くことになったのか事の経緯を説明していく。……と言っても、そんなに複雑な事情がある訳でもない。
ただ単に──廃部を免れるためには部員の規定人数を満たすだけでなく、必ず何かしらの成果を出さなければならなくなったという話であった。
「すみません……本当は、わたしがどうにかしなくちゃいけないんですけど……」
「謝らないで。……ユズちゃんの、ゲーム開発部のみんなの"大切な居場所を守りたい"って気持ちはよく分かるから」
「改めて──私達にも、協力させて欲しいな」
ユメは優しく笑顔を浮かべながら、握手を求めるように手を伸ばす。……ユズもまた、恐る恐る応じるように手を伸ばし──
「よ、よろしくお願いします……!」
──と、手を取ったのであった。
「……凄い、ユズちゃんともう打ち解けてる」
「「流石は
「なんで二人が自慢げなの……?」
コミュ神ユメ先輩と後方腕組
今回二度目の廃墟探索開始〜終了まで書くつもりだったのに、まさかの顔合わせだけで一話終わっちゃいました( ˘ω˘ ) スヤァ…
実は最近、新作の二次小説を匿名で投稿しました。
良かったら探してみてね|´-`)チラッ
オリ主の容姿情報
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いる
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いるけど、活動報告とかでいいかな?
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いらない