反転生徒はキヴォトスをかき乱す   作:オルソル

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プロローグ
転廻リンネはキヴォトスをかき乱す


 私は転廻(てんかい)リンネ。

 サイドテールで、黒薔薇の周りに赤い六枚羽のヘイローが特徴なゲヘナ学園所属の二年生。

 部活は輪廻転生部。私が勝手に作った部活です。だから部員は私一人。

 マコトは「ほう……面白そうだな。キキキッ! いいだろう」と、ヒナは「面倒なことだけはしないで。ちゃんと約束できるなら」と言って、成立を許可してくれました!

 

「はあーっ! 今日も退屈だなー」

 

 大きいため息を吐きながら、離れにある空き教室に机とイスを持ち込んで勝手に部室にした後、ドアに貼り紙をして……

 

「輪廻転生部、ここにありっ!!」

 

 と、大きく叫んだ。

 ……反応なし。

 何か面白いことはないかとスマホをいじっていると、面白いニュースが目に飛び込んできた。

 

「…………」

 

 自然と笑みを浮かべる。

 

「先生、ねぇ……」

 

♢♢♢

 

 次の日、私は巷以上に話題のある噂の先生とやらに会いにシャーレを訪ねた。

 先生のいる事務室に行くと、誰かと話しているのが見えた。会話は聞き取れなかったけど、楽しそう。

 その人が出て行ったと同時に部屋に入る。

 

「おはようございます、先生」

 

"えっと、君は……。"

 

「転廻リンネ、ゲヘナ学園の二年生です。よろしくお願いします」

 

 私は深くお辞儀をした。

 

 ああ、ああ……ダメだ。顔を上げたら、この人を襲ってしまう。

 私の中の衝動が、渦を巻くこの感情が、抑えられない。

 中々顔を上げない私に、先生は声をかける。

 

"リンネ? どこか具合でも悪い?"

 

「い、いえ。なんでも、ありません……」

 

 私の顔は真っ赤になっているであろう。まだ幼さが残る顔、甘く柔らかい声。一目惚れだった。同時に、自分に芽生えた恋心を自覚した。

 どのくらい時間が経ったかわからないけど、ようやく顔を上げられた。恋心を隠すように、先生にある問いを投げる。

 

「先生。覚えてないならいいんですけど、あの……会うのって、これが初めてじゃないですよね?」

 

"いや、()()()だよ。"

 

「そう……………………ですか」

 

 やっぱり、覚えてないんだ。そっか。そうなんだ。

 居心地が悪くなった私は、また明日も来ると予約を取り付けてシャーレを後にした。

 

♢♢♢

 

 シャーレから学園に戻る途中、銃撃戦に巻き込まれた。

 スケバン集団とヘルメット団のいがみ合いだ。怒号と銃声が聞こえ、私はつい愚痴をこぼす。

 

「ドンパチやるなら別のとこでやってよ……」

 

 瞬間――

 

「おい、ゲヘナの生徒だよな?」

 

 ヘルメット団の一人に銃口を向けられる。

 

「銃持ってない方が危ないんだぜ? 大人しくしてろよ」

「……なあにぃ。その脅し? ところでさあ、カッコいいじゃん、ヘルメット。もっと褒めてあげるよ」

 

 そう言って腕を引っ張り、路地裏に誘導する。

 

「なんだ? 褒めてもなにも――」

 

 近くのスケバンの発砲に合わせて引き金を引く。

 

「…………?」

 

 二つの銃声が重なったことで、撃たれたのが自分だと気づかなかった。

 胸を押さえながら倒れた不良のヘイローがチカチカと点滅を繰り返したと思うと、砕けた。

 

「あ~あ。やっちゃった」

 

 手には拳銃。

 つい、()ってしまった。

 

♢♢♢

 

 最初に自分の歪みを感じたのはいつだっただろう。

 荒れに荒れたキヴォトスで過ごすうちに、私の倫理観は削れていった。

 ひどくつまらない――

 そんな感情を胸に秘めながら過ごしているある日の帰り道、スケバンと肩がぶつかった。

 

「どこ見て歩いてんだ!」

 

 うざい。

 そう思った瞬間、私は巧みな話術と凶暴な力でスケバンを瀕死にしていた。

 

「やめてください…………こ、ころさないで」

 

 小動物のようにプルプルと震えながら私に助けを求める姿は、見てて滑稽だった。

 このまま放っておけばじきに死ぬ。おやつを食べながら死ぬまで眺めていることにした。

 

「た、たす、ぐえっ!」

 

 声を出そうとすれば首を絞めたし、意識が薄れそうになると叩き起こした。

 何度も何度も繰り返すうちに、ぁ……と、か細い息を吐き、苦痛に顔を歪ませたスケバンの目から光が消える。

 ヘイローが砕け、スケバンは完全に死んだ。

 

「……………………」

 

 ああ。

 ああああ。

 ああああああ。

 

「…………楽しい♪」

 

 その行為は、私に恐ろしい程の優越感と快楽をもたらした。

 

♢♢♢

 

 夜、死体を隠す作業を終えると、飲み物が飲みたくなった。

 自販機を見つけてお金を取り出す。

 すると、真っ黒い穴が目の前に現れて、私を飲み込むように消えた。

 

「ちょっ、ちょっちょっちょ、なに!」

 

 時間としては一秒。

 体感でも一秒。

 何が起こったのか分からなかった。

 

「え~。もう……なにぃ~?」

 

 悪態をつきながらコーラを一口。

 なんとなく後ろを振り返ると、白い変な集団がいた。

 

「お、おおぅ」

 

 仮面とか服とかが白い七、八人? が、私を取り囲んでいた。

 

「何が起きた?」

「世界の終焉か?」

「色彩を引き寄せた……」

「つまり、何を意味する?」

 

 色彩ぃ? な、なんのこと……? 

 状況が理解できない私を置いて話が進んでいく。

 

「■■■が色彩を?」

「理解できぬ」

「理解できぬ」

「理解できぬ」

「理解できる」

「アレが神であり、全ての存在が理解できない者と言うなら」

「箱の主。この選択を……未来永劫、後悔するだろう――!!」

 

 白い奴らはフッと消え去り、私だけが残された。

 

♢♢♢

 

 昔のことを思い出していると、「風紀委員会だ!」という声が聞こえてきた。

 轟音と悲鳴が響く中、死体をドラム缶の中に隠して路地裏を出る。

 

「さっすがヒナ委員長だなぁ……」

 

 思ってもいない言葉を口に出したのが失敗だったか、ヒナと目が合った。

 目が合ったのはほんの一瞬。ヒナは隣にいる横乳ゲフンゲフン。……アコと話を始めた。

 学園に戻ろうとしたけど、やめた。今日は家に帰ろう。

 

♢♢♢

 

 スマホで詳しく調べたところ、私は『色彩』というものに触れたらしい。

 その結果、普通の弾丸と当たれば死ぬ弾丸を任意で切り替えることができるようになった。それだけじゃない。身体機能・能力もバカみたいに上がった。姿が変わった訳じゃないし、オーラとかもないけど、それでいい。

 そうだ。いいこと思いついた。

 満たされない感情を満たす方法が一つある。

 

「生徒を全員……最後に先生…………」

 

 自然と唇が言葉を発する。きっとこれは最大級の禁忌だ。実行すれば確実に死ぬ。

 でも、でも、でもでもでもでも。この状態でやったことはない。昔と今は違うんだ。

 楽しみになってきた。

 

「明日から始めよー」

 

 腐った世界に、私がケリをつけてやる。




初めまして。または、お久しぶりです。
二年のも間、何の連絡も無しに失踪してしまい申し訳ございません。
色々あって忙しく、更新ができない状態でした。



ブルーアーカイブを知ったのはそのあたり。メインヒロインのシロコを見て「なんだこのキャラ、超かわいい!」となったのがきっかけ。(最初の最初はツルギ。ヤベェ顔と可愛い顔だから別キャラだと思ってた。同一人物って考えなかった)

友人がやっている姿を見て、自分もやりたいと思ってダウンロード。
持ってくれよ、俺のスマホ……!→やったぜ。
今はレベル60です。

初めて設置した家具はイブキの家具なので、イブキが好きです。
かわいい。

アロナじゃんけんにはチョキを出して負けました。おのれ○してやるぞ陸八魔アル。
封筒にはいつもアロナへの恨みと憎しみを込めて〇す、〇ね、アロナ、プラナとか書いています。石が欲しいよ…………もっと恵んで。
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