転移したら暗黒の破壊者に変身出来る様になった件   作:仮面大佐

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プロローグ

2024年 3月

 

「遂に届いたか!待ってたぜ!」

 

 俺は黒輝閻魔(くろきえんま)

 イラストレーターをやっている。

 アニメキャラクターデザインをしていて、ここ最近、とあるカードゲームのデザインにも参加していたのだ。

 そんな俺は今、ある箱を開けていた。

 それは、仮面ライダードレッドの変身ベルト、ドレッドライバーだ。

 仮面ライダーは好きで、ガッチャードに登場したドレッドは、本当にかっこいいのだ。

 そのドレッドライバーが到着したのだ。

 待ち侘びた。

 何せ、到着するまでに壱式、弐式、参式と強化されたのだ。

 まあ、参式はプラチナガッチャードによって倒されたけど。

 それでも、かっこいいのは変わらない。

 

「本当に良いドライバーだよな」

 

 俺はそう言いながら、DXドレッドライバーとレプリケミーのライドケミートレカを持つ。

 多分、一昨年のデモンズドライバーからのベイルドライバー&デストリームドライバーユニットセットと、去年のヴィジョンドライバーからのジリオンドライバーみたいに、ドレッドライバーのリデコベルトが来そうな気がするがな。

 ちなみに、ガッチャード系列のドライバーは結構買い集めている。

 ライドケミートレカも、全て集まった。

 すると突然、部屋の中に風が吹く。

 

「な、なんだ?」

 

 俺は顔を腕で守りつつ、目を閉じる。

 それにしても、窓なんて開けてたか?

 そう思いながらしばらくして、風が止んだ気配がしたので目を開けると……………。

 

「…………あれ?ここ、どこ?」

 

 そこは、森の中だった。

 さっきまで、自分の部屋に居た筈だ。

 それなのに、どうしてこんな所に?

 俺は身だしなみを見る。

 服装自体は、場所が変わるまでの服装で、靴も履いており、持っているのはDXドレッドライバーとレプリケミーカードだけだった。

 マジでどういう事だよ。

 すると、ガサゴソと音が鳴る。

 

「誰かいるのか?」

 

 俺はそう呟きながら、音が鳴った方へと向く。

 俺がそれを見ていると、音を出した主が現れたのだが……………。

 

「……………え?」

 

 俺は呆気に取られてしまう。

 それもそのはず。

 俺の視線の先に居たのは、巨大な蜘蛛だったのだ。

 そんな蜘蛛は、俺の方に少しずつ向かってくる。

 それを見て、俺は命の危険を感じた。

 

「やっべぇ……………!逃げるしかねぇ!!」

 

 俺はそう叫んで、走り出す。

 蜘蛛は俺に向かって走り出す。

 やべぇ、早い!

 俺はなんとか周囲の物を使いながら、駆け出していく。

 後ろにいる蜘蛛は、障害物を物ともせずに駆けている。

 俺は、ある事を悟っていた。

 

(…………これ、絶対に異世界転移した奴じゃん!!)

 

 この状況から鑑みて、絶対に異世界転移したというのは、間違いない!

 でも、何で!?

 俺の心中は、そんな思いで満ちていた。

 唐突過ぎるのだ。

 しばらくすると、転んでしまう。

 

「うわっ!?」

 

 盛大に転んでしまい、レプリケミーカードを落としてしまう。

 巨大な蜘蛛は俺に迫ってくる。

 咄嗟にドレッドライバーとレプリスチームライナーのカードを手に取る。

 

(こんな異世界に放り込まれて死ぬなんてごめんだ!)

 

 俺はそんな風に思う。

 そう思うのも虚しく、巨大な蜘蛛の攻撃が向かってくる。

 すると。

 

『確認しました。ユニークスキル『破壊者(ドレッド)』、『錬金術師(アルケミスト)』を獲得。……………成功しました』

 

 そんな声が聞こえてくる。

 すると。

 

「スチーム……………!」

「えっ?」

 

 そんな声と共に、何かが飛び出してきて、巨大な蜘蛛を吹き飛ばす。

 それを見て、俺は口を開いた。

 

「レプリスチームライナー……………」

 

 そう。

 飛び出したのはレプリスチームライナーだった。

 レプリスチームライナーは俺の手元のブランクカードに戻る。

 

「スチーム……………!」

「……………っ!頼むぞ!」

 

 レプリスチームライナーは、俺に使えと言った様に感じた。

 俺はそう言って、ドレッドライバーを腰に当てる。

 

ドレッドライバー!

 

 その音声が鳴ると、ドゥアドレンジが伸びて、俺に巻き付く。

 俺は、レプリスチームライナーをヴェヴェルセッターにスキャンする。

 

STEAMLINER

 

 その音声が鳴ると、俺はレプリスチームライナーをアトゥムサーキュラーに装填する。

 待機音が鳴る中、俺は叫ぶ。

 

「変身!」

 

 そう言って、ネクベドヴォークを操作する。

 

ドレッド・零式

 

 その音声と共に、ドレッドライバーからレプリスチームライナーが出てきて、俺の体が焔に包まれ、黒い霧を纏った骨が全身に巻きつき、姿が変わる。

 これが、仮面ライダードレッド零式だ。

 

「これならいける…………!」

 

 俺がそう言うと、あの蜘蛛は、俺に向かってくる。

 俺は攻撃を受け止め、そのままカウンターを叩き込む。

 蜘蛛が怯む中、俺は追撃をする。

 

「はあっ!ふっ!」

 

 俺の攻撃を受けて、蜘蛛が吹っ飛ぶ。

 蜘蛛が倒れる中、俺はネクベドヴォークを操作する。

 待機音が流れると、俺の右足に溶岩の様なエネルギーを纏わり、棘状になる。

 蜘蛛が向かってくる中、再びネクベドヴォークを操作する。

 

ドレッドブレイキング

 

 その音声と共に、キックを放ち、蜘蛛の頭を蹴っ飛ばす。

 蜘蛛の頭は容赦なく消え、そのまま絶命する。

 俺は変身を解除する。

 そして、ドレッドライバーを見つめる。

 

「俺がドレッドに……………か。夢じゃないのは確かだな」

 

 俺はそんな風に呟く。

 今の俺の胸中には、ドレッドになれた事の喜びと、謎の異世界へと転移してしまった事の戸惑いなどが多かった。

 だが、すぐに気持ちを切り替える。

 

「絶対に生き残ってみせるさ。この謎の異世界でな」

 

 俺はそんな決意表明をして、前へと進んでいく。




今回はここまでです。
ドレッドライバーが届いて、書きたくなったので書きました。
転移した主人公が、仮面ライダードレッドに変身可能になり、転スラの世界を生きていく話です。
転スラ世界の時系列としては、シズさん達がジュラの大森林に向かう頃です。
その為、次回でリムルとかが登場します。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
閻魔のヒロインは誰にするのかは、現状未定です。
考えているのは、朱菜、ミリム、ヒナタ、ルミナスですかね。
それ以外に意見があれば受け付けています。

閻魔のヒロインは誰にするか

  • 朱菜
  • ミリム
  • ヒナタ
  • ルミナス
  • ヴェルザード
  • 悪魔三人娘
  • ヴィオレ
  • ブラン
  • ジョーヌ
  • その他
  • いらない
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