転移したら暗黒の破壊者に変身出来る様になった件   作:仮面大佐

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第20話 みのりの秋

 ミリムが来てから、しばらくが経ち、季節は秋になっていた。

 

「わーはっはっはっ!」

 

 ミリムは笑いながらかけていた。

 その間、テーブルが一つ破壊されていた。

 

「またか…………」

「待ってろ。すぐ直すから」

 

 リムルが呆れる中、俺はそう言いながら錬金術を発動する。

 テーブルを再練成して、直す。

 

「おお〜!すげぇな!」

「流石は閻魔殿です!」

「まあな」

 

 リムルとリグルドがそう言う中、俺はそう言う。

 すると、それを見ていたシズさんはポツリと言う。

 

「あの……………これまでもミリムちゃんが壊したのをそうやって直してれば、修理に時間かからなかったんじゃ……………」

『あっ……………』

 

 シズさんの指摘に、俺たちは唖然となった。

 そうやん。

 そして、収穫時期になっていた。

 

「昔から、衣食足りて礼節を知る、とある。腹が満ちれば、心に余裕が生まれ、余計な諍いもなく、良い国となる。うちも是非、そうありたい」

「秋は実りの季節であると同時に、冬へ備える大事な時期だ。今日は、皆で力を合わせて、収穫に臨もう」

「はい!」

 

 俺とリムルがそう言うと、皆が返事をする。

 

「えー、続いて、特別ゲストの…………」

「春からずっと……………」

「トレイニーさん?」

「待っていました。…………芋です!今日は芋を沢山掘りましょう!」

「おー!」

 

 トレイニーさんがそう言うと、皆が返事をする。

 春の時の反省を生かして、トレイニーさんには声をかけておいた。

 

「いや、芋以外もね」

「では、次に………………」

「皆の者!私にうまーな物を食べさせるのだ!」

「おー!」

「芋です!」

「芋ー!」

「うまーなのだ!」

「うまー!」

 

 俺とリムルが、ミリムに話を振ると、ミリムはそう叫ぶ。

 自由だな、ゲスト陣。

 その後、リリナさんがスケジュールを発表する。

 

「今日のA班の収穫のスケジュールの確認ですが、お昼までに4ブロックの収穫を完了させて、そしてB班は、夕方までにAからBブロックの収穫を完了させる予定です」

「今日中には十分、終わりそうですなあ。ハハハハハ」

「うんうん」

「そうだな」

 

 リリナは、生産管理担当であり、機転が利いて働き者だ。

 すると、ゴブタたちの笑い声が聞こえてくる。

 すると、リリナさんは表情が変わり、ゴブタ達の方に向かい、板を叩く。

 

「ひぃっ!」

「ほんらほんらほらほら〜、そっご、ぽんつぐども!」

 

 リリナさんが女番長みたいになった!?

 俺たちがリリナさんの豹変に呆気に取られる中、リリナさんは叫ぶ。

 

「のさぐさしてっど、あっちゅう間に日、暮れちまうど!」

 

 リリナさんはそう叫んで、ゴブタの鼻とゴブチの髪を掴んで、持ち上げる。

 

「リムル様と閻魔さん前で、小っ恥ずかしーナリ見したーしゃーで?畳んで刻んで、畑ん肥やしぃなっが!?あ?あ?ちゃーんと働えて、うめえマンマ食いてえべ?」

「ひぃぃぃぃ!」

「イデデデデデ!」

「そうだべ?」

「ふぁ、ふぁい!」

「すいませんでした!」

 

 リリナさんはそう聞くと、ゴブタ達はそう言って、逃走する。

 リリナさんは、何事も無かったように木の板を拾い、俺たちを見てくる。

 

「作業は順調です!」

「あ、はい」

「分かりました」

「相変わらずですな、昔から。アハハハ……………」

 

 本当に、優秀だな。

 一方、紫苑とミリムが対峙していた。

 

「たとえミリム様でも、今日という今日は容赦しませんよ」

「大きな口を叩くではないか。一本角の…………」

「紫苑です」

「そう、それ。ふっ」

 

 そんな風に話して、お互いに睨む。

 しばらくの静寂の末、ミリムが口を開く。

 

「ワタシの腕は十大魔王随一と言われているのだぞ…………芋掘りの!おお?」

「ああ?ジュラの森の知れ渡る伝説の鬼神とは私のことです…………芋掘りの!」

「いざ!」 

「勝負!!」

「十大魔王随一のワタシに敗北はないのだー!」

「見せてあげましょう!私の伝説たる由縁を!」

「「うおーーーーっ!!」」

 

 二人はそう叫びながら、芋掘りを開始する。

 それを見ていた俺、リムル、シズさんは。

 

「君たち、それで良いの?」

「まあ、捗るなら良いんじゃない?」

「元気だね。」

 

 そんな風に話す。

 一方、トレイニーさんがジャガイモを掘る中、リグルドが話しかける。

 

「わあ!大量です!」

「ド……………樹妖精(ドライアド)様に芋掘りをさせるなんて!」

「良いんですよ。樹妖精(ドライアド)は元々、ジャガイモから生まれるのです。」

「はっ!共食い……………!?」

 

 リグルドが慌てて駆け寄る中、トレイニーさんがそう言って、ハルナはそんな風に呟く。

 それを言うのはやめてやれ。

 一方、ガビル達が育てていたお米も収穫出来るようになっていた。

 

「ほーら。春に植えた稲がこんなになったぞ」

「うっ、うっ、ううっ…………!」

「ん?……………え?」

 

 リムルがそう言う中、ガビルは泣いていた。

 なんで?

 

「おお!これはなんと荘厳な!」

「おぉー!」

「見事なもんだろう?…………歌うなよ?」

「御意」

 

 リムルがそう釘を刺す中、ガビルは稲を見ていた。

 

「おお!まるで、陽光に輝く金色の絨毯の様ですな!このたっぷりとした稲穂。我が国の豊かさを象徴しております〜!」

「良いこと言うね。……………踊るなよ?」

「御意」

「さーて。乗ってきたところで、刈ってもらおうか!」

「美味いご飯にありつきたいからな」

 

 俺とリムルはそう言って、鎌を取り出す。

 納豆と一緒に食べたいな。

 すると、ガビルが詰め寄る。

 

「あんまりです!リムル様!閻魔殿!」

「うわぁ!」

「こんなに〜美しい姿が〜!無くなるなんて〜!」

「「「ガビル様〜!」」」

 

 そう言って、畑の真ん中で泣きながら歌い出す。

 それを見ていた俺、リムル、シズさんは。

 

「最初から最後まで面倒くさい奴らだな」

「まあ、それがあいつらだよな」

「アハハハ………………」

 

 リムルと俺がそう言って、シズさんは苦笑していた。

 一方、蒼華と蒼玉は、森をかけていた。

 時折、糸が向かってくるので、それぞれの武器で迎撃する。

 糸を放っているのは、蒼影だ。

 蒼玉も上手く糸を躱す。

 二人は、蒼影の糸を躱していたが、蒼影が栗を2個、二人に落とす。

 

「ふぐっ……………!」

「イテッ!?」

 

 二人が悶えている中、蒼影は栗をトングで持って、カゴに入れようとすると、猫が栗を掴もうとする。

 

「栗は好きか?」

「うっ……………はい」

「好きですよ」

「俺もだ」

 

 蒼影は、猫と戯れていた。

 一方、俺たちの方には、リグル達が戻ってきた。

 

「散策隊!食料調達から戻りました!」

「ご苦労さん」

 

 俺は、リグルを労う。

 柿に鮑に栗にリンゴ、ブドウ。

 色んな秋の恵みがあるな。

 そう思う中、リムルは松茸に反応していた。

 

「おお!この色…………この形、そしてこの香り……………滅多に食べられない松茸様だ!」

 

 松茸を見て喜ぶリムル。

 気持ちは分かるな。

 俺達の世界では、殆ど手が届かない高級品なのだから。

 だがこの世界では違った。

 

「そんなのそこらじゅうに生えってるっすよ?」

「えっ?」

 

 どうやら、そこらじゅうに生えているらしい。

 皆に不思議そうに見られたリムルはいじけてしまう。

 

「まあ、落ち着けって」

「元気出してね」

「……………うん」

 

 俺とシズさんは、リムルを慰める。

 一方、紫苑とミリムは。

 

「一本角!」

「紫苑です」

「そう!それ!フッ。これはどうだ!」

「ふっ。その程度ですか?」

 

 ミリムはそう言って、さつまいもを取り出すと、紫苑はミリムのより大きい芋を取り出す。

 

「なにーっ!?ど、どこでそんな大きい芋を!」

「フッフッフッ。あっちだったか、こっちだったか」

「ぐぬぬぬ……………!おのれ!一本角の分際で!」

「紫苑です」

 

 それを見て悔しがるミリムと、優越感に浸る紫苑だった。

 ミリムは芋を引っ張るが、小さい物ばかりだった。

 

「ハズレばっかりなのだ…………」

「ホーッホッホッホ!どうしたのですか?ミリム様」

「ぬぅ……………はっ!」

 

 ミリムがそう言う中、紫苑は高笑いしながらそう言う。

 煽るな、煽るな。

 ミリムは、紫苑の足元にある芋に目をつける。

 

「フッ。勝負は最後まで分からないのだー!」

 

 ミリムはそう言って、芋を引っ張り出す。

 

「そ…………その芋は!」

「この形は気品があるなあ」

「くぅ〜……………!」

「フッフッハッハッハッ!」

 

 ミリムが引っ張り出したのは、リムルの形の芋だった。

 それを見ていた俺とリムルは。

 

「よく分からんが、あっという間に終わったな」

「だな」

 

 そんな風に話す。

 その後、大量のさつまいもを運ぶ。

 すると、ゴブタが話しかける。

 

「リムル様!閻魔さん!早速焼きましょうよ!待ちきれないっす!」

「それもそうだな」

「よーし!初焼き芋、はじめるぞ!」

「イェーイ!」

「フフフフっ!」

 

 そんな風に言うと、ゴブタとココブがそう言う。

 すると、ミリムが話しかける。

 

「ヤキイモ…………?何だそれは?」

「まあ見てろ」

「早速始めよう」

 

 俺たちはそう言って、落ち葉を集める。

 リムルが指を鳴らすと、火が付く。

 ゴブタは、火を絶やさない様にして、紫苑と真眼、シズさんは、枝を追加する。

 

「おー。」

「リムル様!閻魔さん!そろそろ頃合いっすね!」

「ああ。ミリムも、好きな芋を持ってきてくれ」

「これだぞ!一番立派で、気品もあるのだ」

 

 立派で気品というか、リムルの形に似てるだけじゃね?

 俺がそう思う中、リムルはその芋を受け取って、糸を絡ませていき、落ち葉の中に落とす。

 

「ほいっ」

「あー!」

 

 俺は、その芋を枝で良い感じに動かす中、ミリムは俺とリムルを掴み上げる。

 

「な……………な……………な……………何をするのだー!」

「ん?あっ!」

「待て待て待て待て!」

 

 ミリムはそう叫んで、俺とリムルをぶん回す。

 リムルは人の姿が解け、本来の姿に戻りながらも、ミリムに言う。

 ちなみに、俺も目を回しながら言う。

 

「焼き芋っていうのは、こうやって芋を焚き火でじっくりと焼く事で、驚くほど美味くなる調理法なんだ」

「決して、悪意はない」

 

 俺とリムルがそう言う。

 俺は人間なんだから。

 

「え?」

「あとはじっくりと待て」

「よし!ならば、出来るまで待つぞ」

 

 ミリムはそう言って、焼き芋が入った焚き火を眺める。

 次第に、歌を歌い出したが。

 一方、紅丸は、散策隊が手に入れた柿を吊るしていた。

 

「こんなもんかな」

「まあ!干し柿!」

「ああ。さっき、散策隊から分けてもらってな」

「フフフ。お兄様、甘い物が好きですものね。入ります?スイーツ同盟」

「ハッハハ」

 

 紅丸と朱菜はそう話す。

 ちなみに、スイーツ同盟は、朱菜、紫苑、ミリム、シズさんを始めとする女性陣や、俺などの一部の男性が入っている。

 紅丸は、干し柿を眺めながら口を開く。

 

「好きになったのは、父上の影響だ」

 

 そう。

 紅丸が甘い物が好きになった理由は、紅丸と朱菜の父親が、よく干し柿をくれたからだ。

 

「「父上は干し柿が好きで、戦場でも懐に……………あ……………あっ、すまん!思い出させて……………」

 

 紅丸はそう言う中、朱菜を心配してそう言うが、朱菜は変顔をしていた。

 

「何だその顔は」

「渋柿を食べてしまった時のお兄様の顔です!」

「思い出すなよ、そんなの」

「はい!そんなのしか思い出しませんでした!」

「やめなさい。嫁入り前の身で」

 

 紅丸と朱菜はそんな風に話していた。

 一方、作業は順調に進んでおり、リグルドはジャガイモを持ちながら言う。

 

「こんなにたくさん育つとは…………」

「皆、草取りを頑張ってくれましたからね」

畑を管理し、様々な植物が育つ環境を作り出す」

「トレイニー様!」

 

 リグルドとリリナがそう話していると、トレイニーさんがやってくる。

 

「ウフフ。お二人とも、植物達の声が聞こえる様になりましたね」

「作物を自分たちで育てるなど、リムル様や閻魔殿に言われなければ、考えもしませんでしたなぁ」

「気づいたら、葉を見れば苗の状態が分かるようになりました」

「ウフフ……………植物達の小さな声に耳を傾ける。はっ!」

 

 トレイニーさんがそう言う中、リグルドとリリナさんはそう言う。

 トレイニーさんがジャガイモを耳に当てると、何かを悟る。

 

「あなたは……………そう。揚げ芋になりたいのですね!揚げ芋になりたいのですね」

 

 トレイニーさんはそう言って、スナック樹羅のロゴが入った箱にジャガイモを入れる。

 それを見ていたハルナが反応する。

 

「あれ?その箱は……………」

「あ……………ああ……………ほら、焼き芋が焼けたみたいですよ」

 

 ハルナがそう言う中、トレイニーさんはそう言って、どこかへと向かう。

 一方、焼き芋が焼けた。

 

「おお〜!はふ、はふ、はふっ!んっ、んん……………!うまー!どうしたらこんなに美味くなるのだー!」

「どうしたらって言われても、そのまま焼いただけなんだけど……………」

「何!?焼いただけで!?」

「もっと食べます?」

「ふむ」

 

 ミリム、俺、朱菜がそう話す中、俺たちも芋を食べていた。

 すると、ミリムが唸りだす。

 

「ぬぬぬ…………!あんなに固くて土臭いものが、こんなにも甘くてホクホクに…………!」

「お前……………一体どういう食生活をしてたんだ?」

「きっと愛の無い環境で育ったんですね…………。わかります」

「……………ミリムちゃん。まだお芋あるからいっぱい食べてね」

 

 ミリムがそう唸る中、リムル、紫苑、シズさんはそう言う。

 確かに、どういう食生活をしてたんだ?

 一方、忘れられた竜の都では、ミリムの石像の首の部分が落ちる。

 

「おおお……………!?」

「生野菜が嫌で怒ったんじゃないすか?神罰っすよ。神罰」

「何をバカな!?最高のご馳走ではないか!!」

「はぁ……………」

 

 神官戦士団の長、ミッドレイとその配下でいるヘルメスは、そう話す。

 その頃、ミリムは。

 

「ん?なんなのだ、これは?」

「ヴェノ?」

「それはヴェノムダケだ!!」

 

 ミリムはヴェノムダケに触れそうになっており、俺はそう叫ぶ。

 一方、ゴブタ達は。

 

「おーい!」

「お?」

「芋!焼けたっすよ!」

「よっしゃー!」

「休憩、休憩!」

「おう」

 

 ゴブタが焼き芋を持ってきて、食べる事に。

 

「焼き芋なんて久しぶりだぜ!」

「自分たちで芋が作れるなんてな」

「うっめー!」

「あむっ!うめーダッスー」

「あっ」

 

 ゴブチ達がそう話す中、白老が居た事に気づく。

 ゴブタは、白老の方に向かう。

 

「師匠も食うっすか?」

 

 ゴブタはそう聞くが、白老は無言だった。

 白老は、無言で目の前にある紅葉の木を眺めていた。

 

(最近、師匠の様子が変っす。ふとした時に遠い目をしていたり、舞い散る木の葉をただ眺めていたり……………剣鬼としての過去が一体どんな物だったのか、自分にはよく分からないっす)

 

 ゴブタはそう思う。

 すると、何を思ったのか、他のメンツも含めて、白老に襲いかかる。

 だが、ものの見事に返り討ちに遭う。

 ゴブタが持っていた焼き芋が入った袋は、白老がキャッチしていた。

 

「い……………いや……………ボケちゃったのかなあと」

「ダッスね」

「おかげで充実しておるよ。……………もう一手合わせ行くかの?」

 

 ゴブタ達がそう言う中、白老はそう言うと、ゴブタ達は逃走した。

 白老は再び紅葉を見つめると。

 

「……………思いを馳せる暇も無いわ……………」

 

 そう呟く。

 一方、リリナさんは、作業をしている猪人族(ハイオーク)に、芋の差し入れをしていた。

 無論、俺もついて行っている。

 

「皆さーん。リムル様と閻魔さんから差し入れでーす」

「「「「「おおおお!」」」」」

 

 リリナさんがそう言うと、猪人族(ハイオーク)の皆は、作業をやめて、芋を食べる。

 

「こんな我らにまで有難い。」

「ほらっ!お前もこれ!」

「子供達にはもう分けてありますから、遠慮しないで下さいね」

 

 猪人族達は、笑いながら芋を食べていく。

 それをギルドとゲルドが見ている中、俺が話しかける。

 

「よっ」

「閻魔殿……………」

「皆、笑顔で溢れているな」

「ええ。これも全て、リムル様と閻魔殿のおかげです」

「お二人のおかげで、この光景を見る事が出来ました」

 

 俺がそう話すと、ギルドとゲルドの二人はそう言う。

 笑顔で溢れている猪人族(ハイオーク)を見ることが出来たからな。

 俺たちが感慨深く見ていると。

 

「閻魔さん!ギルド様!ゲルド様!一緒に食べましょう!」

「そうだな。行こう」

「「はい」」

 

 これもまた、俺たちが見たかった光景なのだ。

 その後、リムルが少し不機嫌気味だったが。

 どうやら、トレイニーさんが思わせぶりな事を言ったそうだ。

 それを、俺とシズさんは苦笑していた。

 その後、紫苑、朱菜、ミリム、シズさんがお風呂に入っていた。

 

「ふんぐーったぁ〜。ここは良いなぁ。美味い物がいっぱいあるのだ」

「フフン!そうです!凄いのです!」

「国民一人一人の努力の賜物ですよ」

「皆、頑張ってるからね」

 

 4人はそう話して、お風呂から上がる。

 

「ところで……………実は、栗とお芋を使ったデザートの試作品があるんですが…………」

「何と!食べたいのだ!」

「夜遅くのデザートとは……………なんて罪深い」

「私も食べて良いかな?」

「もちろんです!…………ん?」

 

 4人がそう話す中、ある物が視界に入る。

 そこにあったのは、体重計である。

 その横には、俺とリムルの字で別々に、『食べ過ぎに注意ね』と書いてあった。

 その翌日、ドルドが破壊された体重計を呆然と見つめる中、紫苑、朱菜、ミリム、シズさんは冷たく暗い雰囲気を醸し出していた。

 

「いやあ……………女の子はそういうの気にするかと……………!」

「良かれと思ってな!な?な?な!?機嫌を直してくれよ〜!」

 

 そんな女性陣に、俺たちはそんなふうに言う。

 秋の味覚も程々に。

 女性陣を宥めるのに、多大な時間を要した。

 そして。

 

「ホッパー!!」

「痛い、痛い、痛い!!」

「悪かったって、ホッパー1!!」

 

 俺とリムルは、ホッパー1に体当たりされまくっていた。




今回はここまでです。
今回は秋の話です。
色々と収穫を行ったりしました。
しれっと初登場するミッドレイ達も含めて。
そして、体重計の一件で、ホッパー1に怒られる閻魔とリムル。
女性に体重の話は御法度ですからね。
次回は、ユーラザニア、ブルムンド、ファルムス王国から人がやってくる話です。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今後の展開でリクエストがあれば受け付けています。
現状、閻魔は聖人になる感じです。
どんな感じに仙人になって、聖人になって欲しいとかがあれば、受け付けています。

閻魔の進化はどうするか

  • 仙人から聖人
  • 魔人になる
  • その他
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