転移したら暗黒の破壊者に変身出来る様になった件 作:仮面大佐
俺たちは、精霊の棲家へと向かい、そこで、精霊女王にして魔王であるラミリスと出会ったのだった。
彼女の協力のもと、子供達に精霊を宿らせる事に成功して、体内の魔素を安定させる事に成功した。
これでめでたしめでたし…………。
「ちょっとアンタら!何か忘れてやいませんか!?」
ラミリスはそう叫ぶ。
子供達に精霊を宿らせた後、俺たちは帰ろうとした時に、ラミリスにそう言われた。
「何か?」
「何だ?」
「ほら!約束のあれよ、あれ!アンタ達が壊した
俺たちが壊した…………?
一瞬首を傾げそうになったが、思い出した。
そうだ、
それを思い出した俺とリムルは、ほぼ同じタイミングに言う。
「「あっ」」
「あっ!ってまさか、アンタ達、本当に!?」
「嫌だなあ、ラミリス君!ちゃんと覚えていたとも!」
「そうだ!忘れてなんかないぞ!」
俺とリムルはそう言うが、心中は。
(忘れてた!!)
(そういや、そんな約束してたな!)
俺は、(多分リムルも。)そんな事を忘れていたのだ。
というより、クロエの事が気になったりと、そんな約束を忘れてしまう様な出来事があったんだから、しょうがないだろ。
ちなみに、精霊の守護像のパーツに関しては、回収してある。
ベスターと相談する為だ。
一応、原理に関しては聞いてあるので、これを使えば、少し考えていたことも再現できるかもしれない。
「ちょっと待ってくれよ…………」
「ゴーレムね…………」
「ええっと確か、こんな形だったような…………」
「こんな形だったかな…………」
「ああ……………!」
「ほい!」
「ほれ!」
「これじゃな〜い!!」
そう言って、俺とリムルが出したのは、リムルはマクロスFのヴァルキリー、俺は鎧武・スイカアームズとゼロワン・ブレイキングマンモスだ。
ちなみに、スイカアームズとブレイキングマンモスのサイズは、鎧武のフィギュアであるアームズチェンジシリーズとDXブレイキングマンモス&ブレイキングマンモスプログライズキーのセットで当時発売した物とほぼ同じだ。
そういえば、ギーツって、そういう巨大ロボ枠が居なかったんだな。
「うっひゃ〜!かっけぇ!」
「おお…………!」
「何で?ゴーレムだろ?」
「これもある意味ではゴーレムだと思うんだけどね…………」
まあ、スイカアームズとブレイキングマンモスは、ある意味でゴーレムと言える存在だろう。
だって、スイカアームズは自律稼働が出来るタイプもある訳だし。
「ああ…………いや…………その三つはかっこいいけど…………そうじゃなくて!アンタ達が精霊の守護像を壊したから、あたしの守りが居なくなったのよ!ちゃんとあたしを守れる様な物を作ってくれるまで、絶対にここから出してあげないんだからね!」
「ああ、大丈夫!俺、空間移動を覚えたから、脱出出来そうだわ!」
「ああ、待って!待ってよ!何とかしてよ!!」
リムルが、そんな非情な事を言うと、ラミリスは泣きついてくる。
ちなみに、俺とリムルが作った物は、子供達に渡している。
シズさんも、興味深そうに見る。
「ああ…………」
「とはいえ、精霊の守護像みたいな巨大なサイズの物を再現するのは、少し難しいぞ?」
「大きくなくても!あたしを守れる様な強い奴なら、何でも良いんだよ〜!」
「となると…………」
「そうだな…………」
俺たちは、考えた末に、ゴーレムのパーツを取り出す。
そのゴーレムのパーツは、リムルの魔素と俺の釜に溜まっていた魔素と魔鋼で作り出した物だ。
ただ、リムルの場合、口から吐き出すという形になっていたのだが。
俺が出したパーツは、予めリムルに作ってもらった物だ。
それを見ていたラミリスは。
「あ、アンタ達…………それを一体どこから出したのよ…………?って、もう良いわ…………」
ラミリスは、どこか呆れた雰囲気を見せながら言う。
すると、今度は子供達が口を開く。
「リムル先生!閻魔さん!僕たちも研究したいです!」
「私も!」
「こういうのが出来るのかな………?」
「リムル先生!閻魔さん!俺を最初に乗せてくれよ!」
「僕も乗りたい………!」
「ダメ〜!私のゴーレムなんだから!」
「ええ〜!?」
子供達の発言に、ラミリスはそんな大人気ない事を言って、ブーイングを食らう。
その後、シズさんが何とか宥めて、子供達は、嵐牙を枕にして、寝ていた。
「ありがとうな、シズさん」
「大丈夫だよ。慣れてるから」
そうこうしているうちに、ゴーレムの本体を組み上げる事に成功した。
「よし!完成だ!」
「さてと。ラミリス、シズさん。少し離れててくれ」
俺の言葉に、ラミリスとシズさんは下がる。
リムルは悪魔の、俺は精霊の召喚を行う。
ちなみに、ラミリスに教えてもらったのだ。
俺とリムルの前に、魔法陣が二つ出現する。
「来い!
「精霊召喚!」
俺とリムルは、そう叫ぶ。
すると、悪魔が召喚されていく。
リムルの前には、黒い服を着て、黒い翼を持つ悪魔が、俺の前には、土の騎士みたいなのが現れた。
「「「おお…………!」」」
「あの黒い悪魔…………以前、会ったのに似てる様な……………」
「閻魔も凄いじゃん!
「そうか」
シズさんが何か言う中、リムルは人間態となる。
すると、悪魔が跪く。
「お呼びでございますか?マスター。ご用件をお願いします」
「何かあれば、何なりと」
「君たちに、この妖精の守護者となってもらいたい。」
「この妖精はラミリス。こんなんだが、一応は魔王だ」
「こんなんって…………!?」
「期間は100年。代価は俺の魔素と魔鋼で作った依代のゴーレムだ。契約期間を過ぎても、この体は好きに使ってもらって構わない」
「俺の方も、リムルとほぼ同じで、期間は100年。代価は俺の魔素と魔鋼で作った依代のゴーレムだ。契約期間を過ぎても、この体は好きに使って良いぞ」
俺とリムルがそう言うと、悪魔と土の騎士は言う。
「素晴らしい…………」
「願ってもないです」
「よし。じゃあ、俺が呼んだ奴は、ベレッタの名を授ける」
リムルが、悪魔に名付けをすると、その悪魔が光る。
俺はラミリスに聞く。
「なあ、そういえば、精霊って名付けを出来るのか?」
「できるよ。精霊は魔物じゃないからね。名付けをしても問題ないよ!」
俺がそう聞くと、ラミリスはそう言う。
精霊の場合は、特に問題ないのか。
なら。
「それじゃあ、お前の名前はイングラムだ」
「はっ!」
俺はそう言う。
すると、近くの柱に置いてあったゴーレムが、悪魔と精霊とは融合する。
光が収まると、悪魔と精霊がいた。
「おお…………!」
ラミリスはそんな声を出す。
リムルが召喚したベレッタの方は、仮面を着けていたが、俺が召喚したイングラムの方は、騎士みたいな風貌になっていた。
「我は
「これから、よろしくお願いします。ラミリス様」
「お、おう!お任せするよ、頼んだわね!頑張って…………威厳を保ってくれよ…………」
ベレッタとイングラムはそう言う。
イングラムに関しては、顔は出ているが、まあ、大丈夫だろう。
俺たちは、精霊の棲家の外に出た。
ちなみに、色々と褒めまくって、ゴーレムの設計図などを手に入れる事ができた。
それにしても、色々あったよな。
この世界の故郷であるテンペストでは、皆は上手くやってるのかな?
懐かしく感じるよ。
今回はここまでです。
今回は、救われるラミリスの話です。
イングラムとは、クレイマンリベンジで出てきたゴーレムです。
それを、出す感じにしました。
精霊は魔物ではないので、名付けをしても大丈夫ですし。
ラミリスから設計図を受け取ったので、本格的にドレットルーパーの作成に入ります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
コリウスの夢も近くなりましたが、どんな風に閻魔を動かして欲しいというのがあれば、よろしくお願いします。
ヴィオレとどんな風に絡むのかも含めて。
ドレッド終式を出すのが楽しみです。