最近、ポケモン映画を見返しておりました。
個人的にはラティアスと、シェイミ、みんなの物語が好きです。
「海馬くん、君はホウエン地方に行ったことがあるかい?」
リザードンの炎を頼りに坑道を歩いて数十分が経過した頃。ダイゴはふいにそう切り出した。
彼の前方を進む海馬は、振り返ることなく淡々と訊き返す。
「何故そんなことを聞く?」
「さっきの話の続きさ。君も気になっている、噂話の真相について話そうと思ってね」
「ふん、既に言ったはずだぞ。オレは信憑性の欠片もない噂話などに興味はないと……」
「わたくしは知りたいです、ダイゴさん!」
その話を待ってましたと言わんばかりの勢いで、ツツジが海馬の言葉を遮って割り込む。先ほどからそわそわとタイミングを見計らっていたらしい。彼女の声には一段とハリがこもっていた。
「歩きながらずっと考え込んでいたんですもの! 勿体ぶらずに早く教えてください!」
「ハハ……そうせがまれちゃ、話さないわけにもいかないよね」
苦笑しつつも、ダイゴは海馬にもの言いたげな目配せをする。視線を背中に感じた海馬は「勝手にしろ」とだけ呟き、また黙々と歩き始める。
こうして海馬の了承を得たダイゴは、一呼吸おいてから口を開いた。
「じゃあ、さっきの話に戻るけれど……ホウエン地方はボクたちの出身地でね。機会があれば海馬くんにも見て欲しいけど、透き通る海が広がる、とても綺麗な場所なんだ。おススメだよ」
「…………」
「それでまぁ、住むにも観光するにも良い場所なんだけれど。自然が豊かなせいかな。どういうわけか昔話にも縁があってね。各地に面白い話が伝わっているんだけど……この辺りはツツジちゃんの方が詳しいだろうね。ひとつお願いしてもいいかい?」
「構いませんわ」
自慢げに胸を張ってツツジが微笑む。
「考古学はわたくしの専門分野の1つですもの。それで、何をお話すればよいのでしょう?」
「そうだね。ホウエン地方の各地に封印されたという、伝説の巨人たちの話がいいな」
「……‼ まさか……‼」
伝説の巨人。何気なく発された言葉を耳にしたツツジの声のトーンが上ずった。驚きいった様子で目を丸くしながら、ダイゴの顏を見つめる。
そんな彼女の動揺した素振りに、これまで沈黙を貫いてきた海馬も興味を惹かれたらしい。背後の二人をちらりと窺い口を挟んだ。
「たかが御伽噺で、一体何を騒いでいる? 話したいならさっさと話してみせたらどうだ」
「……あ、すみません。わたくしったら、少し取り乱してしまいましたわ」
不遜な態度ながらも、急に話を聞く姿勢を見せ始めた海馬の言動を前に、若干戸惑うツツジ。
しばらく目をパチクリさせていたが、横で頷くダイゴを見るとすぐに平静を取り戻し、改めて語り部としての体裁を整える。
最後にコホンと咳払いをすると、まるで教鞭を振るう教師のようにハキハキとした口調で語り始めた。
「では僭越ながらお話させていただきますわ。ホウエン地方に伝わる、伝説のレジポケモンたちについて……‼」
広大な海と豊かな森林。大自然に恵まれたホウエン地方は、古代から人間とポケモンが共生して暮らす土地であった。
その繋がりは、やがて人間の文明が発達し、集落や街を形成するようになっても変わらない。古代の人々は自然の中で生きるポケモンを尊重し続けた。
だが、そんな彼らですら恐れ戦くほどのパワーを秘めたポケモンが、かつてこの地には存在していたのだという。
地層を征する岩山の巨人――レジロック。
低温を操る氷山の巨人――レジアイス。
万力に耐える黒鉄の巨人――レジスチル。
具体的な理由は未だ不明であるが。『レジ』の名を冠する3体のポケモンは、彼らの力を恐れた古代の人々の手によって各地に封印されてしまった。
そうして巨人たちは未だに日の目を浴びぬまま、残された伝承のみが語り継がれるようになったのだという。
「――これがホウエン地方に伝わる巨人たちのお話です。けれども」
一通りの説明を終えたツツジが、ふぅと小さく息をつく。
しかし次の瞬間には、眉をひそめたままダイゴの方を向いていた。
「ダイゴさん、このお話を今する必要はあったのでしょうか? これでは、まるで……」
「そのレジ何たらとかいう連中が原因とでも言いたいのか?」
ツツジに被せて海馬が「ふん」と鼻を鳴らす。
「何をするかと思えば、そんなくだらん伝説を持ちだして来るとは……やはり時間の無駄だったな。仮に貴様の言う御伽噺が事実だったとして、その巨人どもに何ができる? 大方封印されたまま、遺跡の下にでも埋もれているだろうよ……‼」
荒唐無稽と思える話を嫌う海馬の、歯に衣着せぬ酷評が響く。
だが、無理もないだろう。少しずつ明らかになってきたダイゴの主張は、彼を良く知るツツジですらにわかには信じがたいものとなっている。
やがて海馬が元の沈黙状態に戻ると、改めてツツジは問い掛けた。
「ダイゴさん、わたくしも海馬さんほどではないにしろ――何だか腑に落ちない感覚ですわ。地質が似ていると言っても、ここはイッシュですし」
「うん。君しかり、海馬くんしかり、そう感じる方が普通だよ」
二人からいっぺんに疑問をぶつけられたダイゴが言った。苦笑こそしているものの、まる両者の反応を予め想定していたかのような落ち着きぶりである。
彼は海馬の背中を横目で一べつすると、視線をツツジの方に戻して話を続ける。
「でもボクは、やはりレジポケモンたちが騒ぎの原因なんじゃないと思っていてね」
「何故です?」
「さっきも話した坑道の地質。そしてもう一つが、レジポケモンにまつわる他の伝説さ」
「伝説って……?」
「あぁ。レジポケモンの昔話はホウエン地方以外にも残っているだろう?」
そう言って、ダイゴが意味ありげに微笑んだ時である。
これまで照明役に徹し続けてきたリザードンが、突如として低い唸り声を上げたのだ。
「どうした、リザードン?」
「リザァ……‼」
何かを発見したように指をさし、燃え盛る尻尾の炎を前方へ向ける。
リザードンの示す方を見れば、徐々に荒削りの岩肌が露出し始めてきた空洞の先に。とても自然によって生み出されたとは思えない、奇妙な造形物が照らし出されていた。
「あれは……!」
「馬鹿な、人工物だと……?」
海馬が思わず狼狽えた通り、洞窟の突き当りにある岩壁には、巨大な門が鎮座している。石造の扉が固く閉ざされているため、奥の風景を確認することはできない。半分ほど天井に埋もれた門屋根や二本の太い円柱には、崩れかけの彫刻や規則正しく並んだ点字の数々が彫られており、誰かの手で形作られたことを如実に物語っていた。
「何だか面白いことになってきたね。ちょっと見てみようか」
素直な好奇心に駆られたためか。ダイゴは迷うことなく門の前まで歩み寄ると、柱の表面に象られた点字を指でなぞる。
その後に続いて来たツツジは、ダイゴの指先を覗き込みながら、不思議そうに首を傾げた。
「これ、おそらく古代文字だと思うのですけど……初めて見るタイプですわ」
「ふむ。トレーナーズスクールきっての優等生でも知らない古代文字か。なるほど……!」
黙然として少し考え込んだ後。ダイゴは柱の表面から手を離すと、背後に佇む海馬に向かって笑いかける。
「……海馬くん。こうなるとボクはむしろ、君の方に興味が湧いてくるな」
「ふん、貴様の興味などどうでもいい。それより重要なのは、この門の奥に何があるかだ」
海馬は苦虫を噛み潰したような言い方をしつつ、目の前の巨大建造物に両眼を細める。
「癪に障るが今、オレには……この先に何かがあるような気がしてならない」
「というと?」
「細かいことは分からん。だが、オレの勘がそう告げているのは確かだ」
海馬はホウエン地方の昔話や、柱に刻まれた古代文字なんて、端から認知していない。この世界の住人でないのだから当然の話だ。
しかし地下に建てられた荘厳な門を目の当たりにした時、彼の心に形容し難い感情が疼いた。まるで門の奥へ誘われているような衝動に駆られたのだ。
その衝動の源泉が何なのかまではハッキリと分からない。だが、それでも直感的に何かを感じ取ったのは事実だった。
「……勘か。君のはよく当たるのかい?」
「当然だ、決闘者ならな」
そう言って海馬は、傍に控えていたリザードンに目配せをする。
主人の言わんとしていることを瞬時に理解したのか。リザードンは無言のままに首肯すると、そのまま門の前に歩み寄り、門戸の隙間に鋭い爪を食い込ませる。
「ザァァァァド‼‼」
雄々しい咆哮とともに、固く閉ざされた門戸がゆっくりと開き始めた。
初めは抗うようにキツく噛み締められていた石扉だったが、リザードンの怪力には敵わず。すぐにギギギ……と力負けしたような音を立て、徐々に口を開いていく。
やがて海馬たちが通れるほどの隙間ができると、リザードンは満足気に鼻息を吐きながら引っ込んだ。
「リザァ……‼」
「上出来だ」
ニヤリと口角を上げ、海馬は悠々と歩き出す。それに気づいたツツジが思わず止めようとするも、彼の視線は扉の奥を見据えて動かない。
そうして躊躇うことなく扉の奥へ足を踏み入れた海馬の後を、リザードンも追って行った。最後に残された二人は思わず顔を見合わせる。
「どうしたのかしら? 海馬さん、眼の色が変わったように……」
「この門の向こうに何かが見えたんだ。……不思議なトレーナーだね。けど、騒動は確実に解決に向かってるはずさ」
「……それも勘ですか?」
「もちろん。よく当たるって有名なんだよ、ボクの勘」
ダイゴの確信に満ちた言葉に、ツツジもそれ以上は何も言えず。海馬たちに続いて、恐る恐る門の先へ進むのだった。
〇●〇●〇
いつの時代に誰が築き上げたのであろうか。門戸を潜り抜けた先には、ドームほどもある広大な空間が拡がっていた。
まず視界に飛び込んでくるのは、空洞に満たされた仄かなオレンジ色の灯り。見上げれば、両端の石壁には松明が掛けられ、ゆらりと炎を揺蕩わせている。
どう見ても人為的に建造されたとしか考えられない不自然な空間――地下に遺された古代の遺跡と考えて違いない。
その証拠に、空洞の中心部にはこれまた奇妙な巨像が三体、侵入者の行く手を阻むように陣形を組んで置かれてある。
「こいつらは……?」
一足早く遺跡に乗り込んだ海馬がその石象を眺めていると、不意に背後から、ツツジの甲高い声が上がった。
「凄い……‼ 地下にこんな精巧な像が遺されているなんて……‼」
これまでのキリッとした表情からはかけ離れた興奮ぶり。足早に海馬の下へ駆け寄ると、解説を織り交ぜながら、眼を輝かせて石象を眺めまわす。
「海馬さん! これぞ正しく、さっきお話した三体のレジポケモンたち‼ その姿を象った石像ですわ‼」
「なに?」
「見てください、像の顏に位置する部分に、点字のような模様が刻まれているでしょう? あれがレジポケモンたちに共通する特徴なんです‼ その意味はまだ解読されていませんが……」
「ふん、点字か。どいつも微妙に異なるな。こいつらは別種のモンスターか?」
「そうですわ! 手前にいるのがレジロック、左奥にいるのがレジアイス、そして右奥にいるのがレジスチル‼ それぞれ岩石、氷山、鋼鉄を司るレジポケモンと言われていますわ‼」
「…………」
考古学は専門分野と豪語するだけあって、この手の遺構については詳しいようだ。大学教授さながらの説明を聞く海馬はしかし、心ここにあらずといった表情で、石像の更に奥を見据えていた。
「何か気になるものでもあったかい?」
遅れてやってきたダイゴが問いかける。この空間に入ってから、海馬の様子がおかしい。元より破天荒な性格だったがそれ以上に、何かを強く探し求めているような苛立ちを顕わにしているのだった。
海馬はダイゴを見ることもなく、石像の後方に視線を注いだまま、そっと顎で示す。
「……あれだ」
遺跡の最奥、松明の光が届かぬ薄暗い闇のなかに、ぼんやりと浮かぶシルエット。よく目を凝らせば、地面から一段せり上がった玉座に腰を下ろす何かがいた。
遠目でもはっきりとわかるほどの巨体。これだけでも異様の存在だが、暗闇に目が慣れるに連れて、その全体像が少しづつ明らかになっていく。
レジポケモン同様に点字のような模様の顏。俯いた胴体からは太い腕がだらりと伸びており、並みの生き物とはかけ離れた歪なフォルムをしている。どのくらい放置されていたのか定かではないが、硬直した全身の汚れ具合や、肩と足に繁茂する植物からして、相応の時をここで過ごしていたことは想像に難くないだろう。
「…………」
威圧感漂う巨人の風貌に釘付けの海馬が、ごくりと喉を鳴らす。
見開かれた彼の瞳は激しく揺れていた。だが、それは決して恐怖や緊張によるものではない。
(何だ? この、得体の知れぬ高揚感……! 懐かしさすら覚える魂の戦慄は……‼)
それは武者震いとでも呼ぶべきか。久しく忘れていた心の昂りに、思わず拳を握り締める。
気付けば、無意識のうちに海馬は足を進めていた。ひび割れた瓦礫を踏みしめ、一歩また一歩と、玉座まで近づこうとした。
その時である。
「―――‼」
海馬が石像の横を抜けようとした瞬間、突如としてサイレンのような、奇妙な音が鳴り響く。
その音に思わず首を上げれば、素通りしかけた中央の石像――レジロックにあたるものが、点字の模様を不規則に赤く発光させていた。まるで、侵入者に対する警告をするかのように。
「……ッ‼ 危ない‼」
その状況を見たダイゴが咄嗟に声を張り上げたのも束の間。ピシリ、と鋭い亀裂が走ったかと思うと、石像が轟音を立てて動き出す。
岩石の腕を振り上げて砂埃を払い、足を踏み出し付着した石膏を砕き――あたかも脱皮の如き変貌を経て、レジロックは力強くその身を起こしたのだ。
「なに……⁉」
ざざ、ざり、ざ……‼ 点滅する顔の模様とともに、岩と岩が擦り合うような轢音が響く。
物言わぬ石像とは打って変わって、動き出したレジロックは威嚇するような仕草で眼前の海馬を見下ろしていた。
「海馬さん、逃げて‼」
「リザァ‼」
「くっ……‼」
ツツジとリザードンが叫ぶよりも早く、海馬はすぐさま後ろへ飛び退いた。
直後に振り下ろされたレジロックの腕が、床を打ち付ける。轟音が部屋中に響き渡り、その衝撃に揺れる地面から砂塵が舞う。
「う、わっ⁉」
「何てパワーだ……‼」
その振動に足を取られ、体勢を崩す一行。
なんとか踏み留まるものの、ダイゴは冷や汗を流して顔を引き攣らせている。
「騒ぎの元凶と睨んではいたけど、ここまでとは……‼」
「ええい、小癪な真似を‼ このオレを襲うというなら、決闘で挑んでくるがいい‼」
「リザァ‼」
怒れる海馬の背後から、すぐさま血気盛んなリザードンが飛び出した。猛々しく翼をはためかせ、得意の『かえんほうしゃ』を浴びせようと息を吸う。
だが、そうしてバトルに移行しようとする彼らをツツジの声が制止する。
「待ってください‼ あれ……‼」
更なる驚きに満ちた表情で彼女が指を差した先には、残された二体の石像が、レジロック同様に模様を激しく点滅させていた。
その様子にリザードンが攻撃を躊躇した瞬間、石像たちはけたたましい轟音とともに起動し始める。
急な肌寒さに洞窟の気温が下がったかと思うと、左奥の石像の表面に付着した土ぼこりが振るい落とされ、その下からは青白く尖った氷塊のボディが露わになる。
続いて右奥の石像は、容易く前進を包み込んでいた岩石を引きはがすと、極限まで磨き抜かれたような眩い光沢を放つ鋼色の鎧を見せつけ前に進み出る。
それぞれレジアイスとレジスチル。先に目覚めたレジロックと肩を並べて、レジポケモンたちが集結する。
この圧倒的な光景を目の当たりにした海馬の脳裏にふと、過去の記憶が蘇った。
――
――三体のモンスターを生贄に、オレは神を召喚することができる‼
――見るがいい、遊戯‼
(……まさか‼)
すぐさま視線を切り替えた海馬の予想は、ある意味正しかったかもしれない。
場に出揃った三体のレジポケモンたちは静止したまま、一行に襲いかかることもなく、模様を不規則に明滅させているのみだ。
しかし、その真意にいち早く気付いた海馬の眼は、既に遺跡の最奥に位置する玉座を捉えていた。
(今ここに、神が召喚される……‼‼)
稲妻の如き直感が海馬にそう訴えかけた直後。
空間が、揺れる。
「―――――‼‼」
玉座に坐した巨人の点字模様がひと際眩い光を放つや否や、地響きのような振動が、遺跡を大きく震わせた。
次いで、左腕の指がピクリと動いたかと思えば、その巨体は一息に腰を上げて立ち上がり、全身に付いた砂や石ころが煙となって舞い散る。
両肩に茂る緑色の草木をゆすり、ゆっくりと玉座の手前まで歩み出た巨人は、長くたくましい両腕を天に向かって広げながら、
『レェェェェェジィィィィィギィィィィィガァァァァァスゥゥゥゥゥ――――』
と、重機のようなくぐもった雄叫びを眼下の人間たちに向けて発した。その凄まじい声量に天蓋を覆っていた巨大な岩々が割れ落ち、遺跡の一部を巻き込んで四散する。
まさしく、神話の世界から現れたような圧巻のスケール。無機質ながらも威圧感もある巨躯を前に、誰もが言葉を失う中――
「フ……フフフ……‼ フハハハハハハ……‼」
一人だけ、心底愉快そうに笑う海馬の姿があった。
「『オベリスクの巨神兵』……‼ まさか、この世界にも神が存在していたとはな……‼」
思いも寄らぬ破壊神との遭遇に双眸をギラつかせながら。
海馬は挑戦的な笑みを崩すことなく、古の巨神を真っすぐ見据えるのだった。
【レジギガス】(オベリスクの巨神兵)
「破壊の神」の称号を持つ三幻神のひとつ。
バトルシティ編では社長のエースとして活躍した、印象深いモンスターです。
色合い的にはゴルーグとかの方が近いのですが、やはり三幻神というポジションなので、伝説枠のレジギガスを充てました。見た目もカッコいいですからね。
特性スロースタート? 社長なら何とかしてくれるさ!