弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中)   作:サクータ

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RIDE,110 仰ぎ見た空

 

 

山岳ラインまで残り40m

 

 

 

手嶋 「ハァ! ハァ! ハァ! ハァ!」

 

手嶋 (きついきついきつい! もう手の感覚ねぇ! 握ってんのか握ってねぇのか分かんねぇ! 足の感覚もねぇ! 痛い通り越して鉛みてぇだ けど、脳は命令してる「進め!」と 前向いて!)

 

 

葦木場 「アッ! アッ! アッ! アッ!」

 

葦木場 (行くんだ…行くんだ行くんだ! 身体バッキバキで全身つりそうだ 行くんだ…行くんだ行くんだ! 顔を上げて!)

 

 

手嶋・葦木場 (目の前のラインまで‼️

 

 

手嶋 (進めェェ❗️)

 

葦木場 (イッケェェェ❗️)

 

 

「並ぶ‼️」

「どっちだ‼️」

「まだ並ぶ‼️」

 

 

 

学園のバス内

 

愛 「イッケェェ‼️」

 

しずく 「先輩❗️」

 

歩夢 「頑張って❗️」

 

せつ菜 「踏んでください❗️最後まで❗️」

 

果林 「もうすぐそこよ❗️獲って❗️純太くん❗️」

 

 

 

 

手嶋 「おおおおお‼️(届けぇぇ‼️)」

 

葦木場 「あああああ‼️(超えろォォ‼️)」

 

 

 

「ラインが‼️」

「近づく‼️」

 

「残り10m‼️」

 

 

手嶋 (獲れ❗️獲るんだ手嶋純太❗️止めるな❗️止めるな脚❗️この勝負に一片の体力も残さなくていい❗️もがけ…もがけ…もがけ❗️もがけ手嶋純太ァァ❗️

 

葦木場 (この戦いにひとつも後悔があっちゃいけない❗️出し切れ❗️出し切るんだ全部❗️すぐそこだ❗️全身で…獲る❗️

 

 

 

彼方 「‼️」

 

彼方 (純くん!…純くん純くん! すぐそこだよ! 来て!来て 純くん!  見てるからね! 純くんが最初に横切るところ! だから、もう一度言うよ! 1日目の時に言った言葉!)

 

 

彼方 「勝って! 純くん!」

 

 

 

手嶋 「もがき切れぇぇ‼️」

 

葦木場 「俺は強いよォォォ‼️」

 

 

手嶋・葦木場

うあああああ‼️あああああ‼️)』

 

 

 

葦木場 「ッハ! うああああ‼️」

 

 

 

 

ライン手前まで横並びだったが、手嶋が少し前に出たのを見えて 葦木場が自転車を前に投げ出し そして

 

 

 

両者、ライン通過

 

 

「決まっ…た」

 

 

 

小野田・鳴子・今泉 『っ!』

 

黒田・真波・悠人 『・・・』

 

 

 

侑・幹 『っ❗️』

 

杉元・段竹 『っ❗️』

 

古賀 「・・・」

 

 

 

歩夢・せつ菜・愛・しずく 『っ‼️』

 

果林 「純太…くん」

 

 

 

 

 

 

第一救護所

 

 

青八木 「純……………太」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼方 「‼️」

 

***************

 

彼方 「彼方ちゃんは2人ともっと仲良しでいたいな これからも たくさんお出かけして たくさん遊んで お料理を振る舞って たくさんライブして楽しませたい」

 

手嶋 {わがままだな}

 

彼方 「うん! 彼方ちゃんとってもわがままなのです!」

 

手嶋 {彼方らしいよ}

 

彼方 「えへへ 純くんは何かある?」

 

手嶋 {俺は……俺個人の話しになるけどいいか?}

 

彼方 「ん? なに?」

 

 

 

手嶋 {俺、これからずっと彼方のそばにいたい 引退した後も 彼方のファンとしてスクールアイドル活動を支えて 卒業した後もずっと…1人の男として}

 

彼方 「え? それって…」

 

***************

 

 

 

ふたりの山岳賞

 

 

 

長い時間の想いを遂げて

 

 

 

最後の空を仰いだのは

 

 

 

何度も倒れて這い上がった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平凡な男だった

 

 

 

手嶋

うああああああああああ‼️

 

 

 

 

 

{3日目山岳賞争いを制したのは 虹ヶ咲学園ゼッケン5番! 不屈の男❗️手嶋純太選手です❗️

 

 

 

手嶋 「ハァ!ハァ!ハァ!ハァ!」

 

 

 

 

田所 「や、や…やりやがった!」

 

金城・巻島 『っ!』

 

 

田所 

手嶋ァァ❗️大金星ダァァ❗️」(´°̥̥̥̥̥̥̥̥o°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

 

 

 

 

{繰り返します 3日目最終日の山岳賞争いを制したのは 虹ヶ咲学園3年 キャプテン 今大会初出場 手嶋純太選手です!}

 

 

 

 

 

手嶋 「ハァ! ハァ! ハァ! ハァ!」

 

葦木場 「アッ… アッ… アッ…」

 

手嶋 「ハァ…ハァ…ハァ…ハッ あ…すげぇ 最高の…」

 

 

手嶋 「青空じゃん…」

 

 

手嶋 「インターハイで…ゼッケン獲った? 俺が…? 嘘だろ…? ファンタスティックだ…本当に…自転車は何が起こるかわからねぇ…」

 

葦木場 「純ちゃん」

 

手嶋 「っ!」

 

葦木場 「獲ったね 山岳賞 やっと獲れたね…2人で山岳賞」

 

手嶋 (っ! 葦木場(しきば)…)

 

葦木場 「強かった…よ 今日の純ちゃんは 今までのどんな瞬間より ギリギリまで並んでて 最後のライン前で俺はバイクを前に投げた 正直、俺の方が先着だと思った けど純ちゃんは最後まで踏みやめなかった 俺の左側を抜けていく虹色のジャージの背中を見て俺は すげぇって思った 悔しかったけど 同時に…やっぱり純ちゃんかっこいいって思った」

 

手嶋 「・・・褒めすぎだよ 葦木場(しきば)、俺は…」

 

葦木場 「素直になってよ…純ちゃん 観客を味方につけて みんなに魅せる走りをして 1番にあのラインを駆け抜けたのは純ちゃんだよ 並んで走ってる時、歓声あびるたび 純ちゃんのプレッシャーが上がっていくのを感じてた 観客の力を自分の力に変えることが出来るのは 才能なんだよ まぁ、昔から純ちゃんがカラオケとかでよくやってた事だけどね」

 

手嶋 「もっと調子に乗れって?」

 

葦木場 「うん、そう言う事」

 

手嶋 「フッ……クッ…ッ!」

 

 

手嶋

「いよっしゃあ! 山獲ったぁ! 俺すげぇ! インハイの山岳賞! 俺は天才クライマー、手嶋純太ダァ!」ガッツポーズ

 

 

手嶋 「って こんな感じか?」

 

葦木場 「ハハッ そう!」

 

手嶋・葦木場 『ハハッ』

 

手嶋 「昔なら、こんくらい調子に乗ってたんだろうけど 俺も色々経験してきた 辛いことも沢山あったからな 後からじんわり嬉しくなるんだろうけど 今は感謝しかねぇわ サポートしてくれた仲間に…送り出してくれた後輩に…たくさんのことを教わった先輩…最後まで俺を信じて応援してくれた…アイツ(・・・)に…そして…一緒に走ってくれた…おまえに」

 

葦木場 「っ! うん」

 

手嶋 「ありがとう 俺が今ここにいんのは葦木場(しきば) お前やみんなのおかげだ 何がひとつ欠けてもここには来れなかった キセキだと思ってるよ」

 

葦木場 コクッ

 

手嶋 「まっすぐに走ってるのがやっとなくらい ボロボロだけどな」

 

葦木場 「ハハッ きっとみんなも この結果を知って同じくらい純ちゃんに感謝してるよ」

 

 

 

 

サポート車内

 

侑・幹・杉元・段竹 『うおおお‼️』

 

杉元 「手嶋さぁぁん!」

 

段竹 「すげぇ! すげぇっすよ手嶋さん!」

 

侑 「やったぁ! すごいです純太さん! 私今すごくトキメイちゃった!」

 

幹 「アハハハ! うん!」

 

 

古賀 「うっ……」(T_T)

 

 

 

学園のバス内

 

せつ菜 「やりましたぁ!」

 

歩夢 「すごい! 山岳賞!」

 

しずく 「わたし、心が震えて涙が…」

 

愛 「愛さんもだよぉ〜!」T^T

 

果林 「ええ…私も…よ…」(/ _ ; )

 

 

 

 

田所 「うおおお❗️手嶋ァァ❗️」

 

金城 「アイツ、本当にやりやがった!」

 

田所 「うおおお❗️」

 

 

巻島 (・・・手嶋)

 

 

 

(登りってのは誤魔化しは効かねえ だから登れ)

 

 

 

巻島 (よくやった けど、まだレースは終わってねぇ こうなりぁ黙ってないのが箱学の残りの連中ッショ 葦木場ってので有利だと思った戦況が 怪しくなったって事になる 残るタイトルは1番でっけぇ…)

 

 

巻島 (ゴールだ)

 

 

巻島 (動き出すはずッショ 箱根学園は本気で 最後のゲートに向けて!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒田 「引け! 悠人!」

 

悠人 「はい! 分かってますよ!」

 

黒田 (拓人が山岳で⁉️ クソッ 計算が違ってきやがった‼️)

 

悠人 (葦木場さんが負けるって 一体何者なんだあの5番の人⁉️)

 

 

 

鳴子 「あいつら、サインボード見た途端ペース上げてきよった! 引き離されるや小野田くん!」

 

小野田 「うん!」

 

今泉 「気を抜くなよ鳴子! 小野田! ここからは完全にゴール争いになる!」

 

小野田 「うん!」

 

鳴子 「当たり前やろ! 最後の…総合優勝のかかった1番おもったいゴールや! 獲ったる 獲らせたるっちゅうねん…このワイが…」

 

 

鳴子

なんと引き換えにしても❗️おっるらあああ‼️

 

 

今泉 (鳴子⁉️)

 

小野田 (鳴子くん 前へ⁉️)

 

 

鳴子 「るらあああ‼️」

 

 ドン!

 

悠人 「っ!」

鳴子 「威勢ええやないか 新開弟!」

悠人 「近いっすね鳴子さん! あなたも元気っすね 昨日今日と ここまで仕事してるのに 元スプリンターなのに!」

鳴子 「おまえにもスプリントの血 流れとるやろ!」

 

悠人 「っ…!」

 

 ドン! ドン! ドン! 体をぶつけ合う音

 

鳴子 「図星か! ハハッ 分かるでワイには! またどっかの平坦レースで会った時勝負しよかぁ?」

悠人 「・・・」

鳴子 「ヘッ」

 

 

悠人

「勝負? いやぁ、ここでやってもいいですよ 登りですけど 俺、クライマーなんで」

 

 

鳴子

「そら奇遇やなぁ ワイも今は オールラウンダーに転向したんや」

 

 

 

 

 

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