弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中) 作:サクータ
3日目ゴール地点
先頭の小野田達の映像を見ていた同好会メンバー達
同好会メンバー 『・・・っ‼️』
しずく 「先輩達の後ろから誰か来ました!」
果林 「今度は2人じゃない しかも!」
歩夢 「私たちの…虹色のジャージ!」
せつ菜 「あのシルエット…そしてあの赤い自転車! あの人は!」
愛 「ん〜!」
先頭
小野田 「・・・っ! 今泉くん!」
今泉 「ああ、見えてる 正直驚いてるよ 青のジャージでもねぇ 紫のジャージでもねぇ まさかの 俺たちの 虹色のジャージだったからな」
鳴子 「・・・っ! かっかっか! 天才なにわの
鳴子 「派手に‼️ 帰還したデェ‼️」
小野田 「鳴子くん❗️」
今泉 「鳴子❗️」
愛 「やったァァ❗️鳴っちィィ❗️」
今泉 「よく戻った❗️」
鳴子 「驚いたかスカシ! めまいしたか ワイの派手さに! ええで! それでええ! ワイが見たかったのは そのビックリ顔や!」
今泉 「ああ、素直に驚いてるよ! 俺と小野田を行かせて 箱学に蓋したタイミングで追いついた京伏の2人 あの混戦の中から1人抜け出して来たんだからな 計算と体力だけじゃあ出来ることじゃない!」
鳴子 「すまんなぁ、言うたやろ? ワイ天才なんや ヒラメキと発想力 天性の勝負勘ちゅうのが溢れとるんや」
今泉 「・・・ヒラメキと発想力って同じじゃないのか?」
鳴子 「フフン・・・って❗️スマした顔でツッコむなぁ❗️」
今泉 「国語力がねぇなと思って」
鳴子 「うっさいボケ! ええところなんやから「へぇ〜」とか「ほー」とか感心せぇ!」
今泉 「へー」
鳴子 「心込めて!」
今泉 「へ〜」
鳴子 「んー60点」
今泉 「今のは俺的に100点だ」
鳴子 「今ので100!? 感情うっす! うす味! せんべえのサラダ味か!」
今泉 「何の例えだ」
小野田 「ハッハハ! あの、でも…あのホント あの鳴子くん! ありがとう❗️」
今泉 「ん? 何に対するだ?」
鳴子 「お前が言うな!」
小野田 「すごく大変だったと思う」
今泉・鳴子 『っ!』
小野田 「ここまで来るのに 今泉くんが言ったみたいに すごく大変だったと思うんだ 背中…」
鳴子 「ん?」
小野田 「汗でゼッケンまでビショビショになってる」
鳴子 「…まあな いやいやいや! 大したことなかったわ! ひとひねりや」
今泉 「何と戦ったんだ?」
鳴子 「山の新幹線や」
今泉 「はあ?」
小野田 「すごく頑張ってくれたと思うんだ そのおかげで見て! ほら!」
小野田
「ぼくらは3人で今 インターハイの先頭を走っているんだよ!」
「来たぞ! 先頭!」
「虹学3人だ!」
「えっ! 1チーム!?」
「そうだ! トップ独走してるぞ!」
「このままいけば3位まで独占だ!」
今泉 「ハッ! そうだな小野田 ゴールまで残り7キロだ」
ゴールまで残り7キロの看板を通過
今泉 「7キロ走り切れば そのままトップゴールだ」
小野田 「うん!」
鳴子 「ハッハハハ! ああ、分かっとるわ! ヤボや、みなまで言うなやスカシ!」
「
鳴子 「…ヒッ!」
小野田・今泉 『っ❗️』
***************
去年の夏
インターハイ直後、練習前の部室
巻島 「夢を見ろショ 小野田」
小野田 「え? 夢…ですか?」
巻島 「叶いそうもねぇ夢を見ろショ」
小野田 「それって、レース中って事ですか?」
巻島 「…そうショ」
小野田 「いやっ! でもレース中は流石に…冷静な判断と ビシッとした決断力が重要なんですよ き、金城さんのように!」
巻島 「心配すんな 一生かかってもお前は金城のようにはなれねぇ」
小野田 「ハハッ…ですよねぇ」
巻島 「俺は現実主義者だ ごちゃごちゃ考えるし 夢も見ねえ けどお前は違う」
小野田 「っ!」
巻島 「お前は今まで何度も山を現実してきた 1年生レースで今泉に追いつき インハイで田所っちを連れ戻し 俺たちのジャージを1番に届けた 不可能を可能にしてきたその根源は こうなりたい ああなりたいって 夢を見ることショ お前は、その力が誰よりも強いショ」
小野田 (力? ぼくに力?)
巻島 「だから見ろ 途方もねぇ あり得ない夢を それは時に失敗し 時に叶わねぇ けどそいつは その積み重ねは 周りを巻き込んで…」
「前に進む強い力に変わるショ!」
***************
小野田 「・・・」
小野田 (強い力・・・夏のまだ暑いあの日、巻島さんに部室で言われた「夢を見ろ」って言葉 あの時はよく分からなかったけど 今はすごく分かります ‘3人でゴールする’ )
鳴子 「ッハハハハ! そん時はワイがセンターやな」
今泉 「センター? 3人でゴールする時の? 俺だろ普通」
鳴子 「何でやねん❗️」
今泉 「じゃあ、ゴール前で俺だけ抜け出そう」
鳴子 「仲間やのに⁉️」
小野田 (その可能性があるっていうだけで すごく胸がドキドキする 力と勇気が無限に湧き出てくるような感じがする まだ7キロある 敵も後ろにいる 決まったわけじゃない 分かってはいるけど 夢を見る力を全開にすれば どんな大変なことだって立ち向かっていける気がする!)
小野田 「も〜ケンカしないでよ なんの話し?」
鳴子 「センター どっちがいいと思う?」
今泉 「ゴールする時の」
鳴子 「ヒヒッ」
小野田 「えっ えーと…どっち…どっちだろう…えーと…」
果林 「あら、みんな何を話しているのかしら?」
しずく 「センター…誰が良いのか それを決めてるみたいですね」
歩夢 「センター…」
せつ菜 「それはもう…」
愛 「センター? そんなの決まってるじゃん!」
愛・せつ菜
『鳴っちだよ!(坂道さんです!)』
・ ・ ・ ・ ・ ・
愛・せつ菜 『ん?』
愛 「え〜!? 絶対鳴っちだよぉ〜せっつー!」
せつ菜 「いえいえ愛さん! ここはゼッケン1番の坂道さんが 最後の山にふさわしく「山王」…山の王様である坂道さんが センターであるべきです!」
愛 「それもあるかもしれないけど そもそもアレは鳴っちが1番やりたがってた事なんだしー!」
せつ菜 「歩夢さんはどっちが良いと思いますか!?」
歩夢 「えっ! わ、わたし!? どっち…えっと わたしは…えっと…しゅ、駿輔くんが 良いと…思うなぁ だって、チームのエースなんだし」
愛 「歩夢ぅ? それ、背丈で決めてない? 今っち、背高いしねぇ?」
歩夢 「そ、そんな事ないよぉ〜!///」
果林 「あらあら やっぱりバラバラね ふふふ」
鳴子 「ハッハハハ ひとまずどっちでもええわ…いくで❗️」
小野田 「あっ…うん!」
鳴子 「まだレースは途中や!」
今泉 「おう!」
小野田 「うん!」
鳴子 「この平坦で敵を引き離す!」
今泉 「大そうな仕事をしてきた割には 威勢がいいじゃないか 鳴子」
鳴子 「ハハッ 繰り返さすな 天才やっちゅーねん! なんなら残り7キロ 全部ワイが引いたろうか?」
今泉 「ああ、それは助かる 頼んだぞ」
小野田 「今泉くん⁉️ いいや、ローテーションで行こうよ!」
鳴子 「カッカッカ!」
鳴子 ( ‘3人ゴール’ が近づいて来よるな いよいよ…けど、残り7キロか…)
鳴子の両脚
鳴子 (燃料…足りひんかもな)
鳴子 (スカシ…小野田くん…同好会のみんな…愛ちゃん ワイは今こうして夢見れただけでも幸せやと感じとるわ)
「虹学の独走か!?」
「このまま決まるの!?」
「マジかよ!」
今泉 「鳴子! 小野田! 平坦はここまでだ 下に入る! 離されるなよ!」
鳴子 「誰に言うとるんやボケ!」
今泉 「いくぞ‼️」
小野田 「うん‼️」
鳴子 「カッカッカ‼️ 行ったれスカシ‼️」