弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中)   作:サクータ

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RIDE,118 波乱の展開(3)

 

 

小野田 「来てる…箱学の後ろから…御堂筋くんが!」

 

今泉 「くっ❗️」

 

 

 

 

御堂筋 「トゥカ…トゥカ!…トゥカ❗️」

 

 

 

御堂筋 トゥカまえた(捕まえた)‼️ 箱根学園(ハエ)虹ヶ咲学園(ベンジョバエ)‼️

 

 

 

今泉 (クソ! 忙しい時に限って! 御堂筋!)

 

黒田 (チィ! 京都! やっぱりお前も来やがったか! この下りで!)

 

 

 

御堂筋 「‼️」 ザアアアア‼️

 

 

御堂筋、箱学の2人に追いつく

 

 

真波 「黒田さん 並ばれた!」

 

黒田 「くっ!」

 

 

黒田 (速え!)

 

 

御堂筋 「ハエ ハエ…カス キモ! キモォ‼️」

 

 

 

 

御堂筋 「キモッキャアア‼️」

 

 

 

真波 「行かれた❗️黒田さん❗️

 

 

 

 

小野田 「御堂筋くんが後ろの箱学を追い抜いた!」

 

今泉 「 ‘もう’ か!」

 

鳴子 (御堂筋!)

 

小野田 「コーナーのすぐ後ろまで来てる! 追い抜くつもりだ僕らにも! この下りの間に!」

 

 

 

黒田 (速え! けど御堂筋 そら突っ込みすぎだ! その先は…)

 

 

黒田 (角度のついた270度コーナーだ!)

 

 

黒田 (その速度のままいきゃあ すっ転ぶ!)

 

 

 

御堂筋 ハアアアアアア‼️

 

 

 

黒田 (っ⁉️ お、おいまて どうした!? 速度を落とさねえ! 御堂筋! そのまま!? コーナーに入る!…なんだ!? なんだその 飛び込むような……)

 

 

黒田 (ダイブバンク‼️

 

 

 

御堂筋 「ギェエエエエ‼️

 

 

 

バンクとは、バイクがカーブを曲がる際に車体をカーブの内側に傾ける角度のこと この角度が大きいほど、より急なカーブを曲がることができる 一般的なスポーツバイクでは40度程度

 

御堂筋の場合 車体のみならず 自分の体も傾け、ほとんど地面とスレスレになるぐらいまで傾けてコーナーを抜けようとしていた

 

 

 

御堂筋 「ギェエエエエ‼️

 

 ガチん‼️ ガチん‼️ ペダルが地面に当たる音

 

 

 

 

 

 

歩夢・せつ菜・愛・しずく 『ええええ⁉️

 

果林 「な、何よこれ!?」

 

歩夢 「な、なんで!?」

 

せつ菜 「なんでそれで転ばないんですかぁ⁉️

 

愛 「しかもペダルが地面に当たって火花散ってんじゃん!」

 

しずく 「あわわわ! なんてコーナーの曲がり方をする人ですか! 怖いもの知らずにもほどがありますよ!」

 

せつ菜 「しかもかなりのスピード出てますよ!」

 

愛 「よく曲がれるねっていうレベルじゃないよ!」

 

歩夢 「こ、これもゴールに対する執念なのかなぁ 恐ろしくて見ていられないよ!」

 

せつ菜 「と、とにかく 逃げてください! 駿輔さん! 坂道さん! 章吉さん!」

 

 

 

 

 

 

 

 ガチん❗️ ガチん❗️ ガチん❗️

 

 

御堂筋 「ギェエエエエ…」

 

 ボン! 下ハンドルが地面に当たる音

 

 

御堂筋 「ギェエエアア‼️

 

 

コーナーの終わる手前、左下ハンドルを地面に当て、その反動で起き上がりそのままの速度を維持して虹学を追いかけていった

 

 

 

 

黒田 (有り得ねぇ速度と角度でコーナーを曲がっていきやがった‼️

 

 

 

 

御堂筋 「ハッ! ハァッ! ヒイッ!」

 

 

 

小野田 「っ‼️ すぐ後ろまで来られた‼️

 

今泉 (マジかよ‼️ 早えんだよ‼️

 

今泉 「大丈夫だ! もうすぐこの下りも終わる! 後は直線だ 緩めるな! 登り返しまでもうすぐだ! 向こうは速いが こっちとは大差はない! このままいける!」

 

小野田 「うん❗️」

 

鳴子 「逃げ切れスカシ❗️

 

 

 

今泉 (このままこっちがミスなく進めば追いつかれることはない!)

 

 

 

今泉 「っ! 路面が一部荒れてる! 気をつけろ!」

 

小野田 「うん!」

 

今泉 「登りに入る❗️入ると同時にギアを軽くしろ❗️

 

小野田 「うん❗️」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   ガッ‼️

 

 

鳴子 「くっ…‼️」

 

 

小野田 「っ⁉️」

 

今泉 「っ⁉️」

 

 

 

 

歩夢・せつ菜・しずく 『っ‼️』

 

愛 「な、鳴…っち…」

 

 

 

 

御堂筋 「キィモオオオオオ‼️

 

 

 

鳴子 「くっ‼️」

 

今泉 「鳴子‼️」

 

小野田 「鳴子くん‼️」

 

鳴子 「すまん‼️ 段差ひろうてもうた‼️

 

今泉 「御堂筋‼️

 

小野田 「抜かれた‼️

 

 

 

小野田 (抜いていったこの下りで‼️ 先頭を争ってた5人全員を‼️ まるで獰猛な昆虫がエサを捕食するように‼️

 

 

 

 

御堂筋 (捕食…捕食した❗️…抜き去った❗️ 箱根学園(ハエ)も…虹ヶ咲学園(ベンジョバエ)も 予定通り‼️ この下りで‼️

 

 

御堂筋 (警戒心 緊張感 全身のありとあらゆる神経を研ぎ澄まし さぐる! 泥の中から手探りで小石を探し出すように! 常に捨てられるものを考え 選び 不要なものは 使えんものは…)

 

 

御堂筋 「知恵も 称賛も くだらん主張 ましてや見栄え 勝利に必要のない一切を躊躇なく捨てる‼️ そして勝利……「勝利」につながる勝機だけをさぐる! 見つける 捕まえる 実行する! 仲間のスリップ お友達のピンチ? 心配して振り返る? レース中にぃ? ププ…言うとるやろ? 何度も繰り返しィ!」

 

 

御堂筋 「 ‘友情’ ォ? それ…」

 

 

御堂筋 1番最初に捨てるヤツやよ‼️

 

 

 

今泉・小野田・鳴子 『‼️』

 

 

 

「うおお! 111番イエローゼッケン!」

「最初に入って来たのは 京伏御堂筋だ!」

「この男! 初日2位! 昨日優勝! 今日も優勝を狙う気だ!」

「先頭で登り返しを駆け上がる!」

「ゴールまで残り…」

 

看板

[インターハイロードレース LAST 5500m]

 

「5.5キロ!」

 

 

 

今泉・小野田・鳴子 『ハッ ハッ ハッ ハッ』

 

 

「虹学も追う!」

「ああ、けど差がひらいてる!」

「100…いや 200mだ❗️」

 

 

 

今泉 「くそ‼️ 想像以上にひらいた‼️

 

小野田 「今泉くん‼️ もうあんなところに‼️

 

今泉 「やられた‼️

 

 

 

御堂筋 (ププ…無様やね ニジガクゥ 3人も揃って 登り返しまでについた差は そのまま登りの差に反映される そしてなかなか追いつけない ピヨ泉くんもそう考えたんやないの? そうや 正解や! その小さな登り返しは大きな勝機の場やった さやから僕は全力で全員をパスした全神経を使うて 残り5.5キロで200m…十分や ゴール前 30m差50m差で逃げ切るなんて場面 ロードレースではよくある事や 3人で友情はぐくんでぇ 助け合ってぇ 夢なんかみてぇ 無駄な時間過ごしてたんやないのぉ⁉️ 捨てな…さっきのお友達のスリップ アレは 一瞥(いちべつ)もせず 「軽なったわ」言うて 全速力で進まなあかんとこやったんやよ!)

 

 

 

 

 

 

 

 

しずく 「そ、そんな…」

 

歩夢 「せっかく 3人で先頭走っていたのに…」

 

せつ菜 「後ろの箱根学園とウチを抜いて…しかもたった1人で」

 

しずく 「こ、このまま決まってしまうんですか!?」

 

愛 「……ヤダ」

 

せつ菜 「そ、それは…」

 

愛 「もうすぐ夢が叶うところ…見られそうだったのに…」

 

果林 「っ! 愛?」

 

愛 「ヤダ…これで決まっちゃうなんて…ヤダヨォ!」

 

歩夢 「愛ちゃん!?」

 

愛 「せっかく3人で独走してたのに! みんな揃ってゴールできそうだったのに! こんな形で全て決まっちゃうなんて…ヤダヤダヨォ」(/ _ ; )

 

歩夢 「愛ちゃん…」

 

果林 「大丈夫よ愛…大丈夫 きっとまた追いついてみせるわ あの子が言った「1-2-3フィニッシュ」愛が1番見たがってたじゃない まだ諦めるのは早いわよ」

 

愛 「かり〜ん」(/ _ ; )

 

 

 

 

 

 

 

 

鳴子 「距離………200か」

 

 

小野田 「今泉くん❗️今すぐ僕が出て「今泉 いや…まて!」追いかける‼️」

 

今泉 「ここは俺が…いや…」

 

 

今泉 (後ろには箱根学園がいる! 真波と黒田さん! 小野田をここで出す!? 真波はどうする!? いや! 迷うな今泉駿輔! こう言う時こそ細心の注意を払って…)

 

 

  ボカッ‼️

 

今泉 「っ!」

 

鳴子 「フン! 何をつべこべ考えとんねん スカシが!」

 

今泉 「っ!?」

 

小野田 「っ!?」

 

鳴子 「出たら追う! それでええやろ! 細かいところ気にしすぎや そう言うとこお前 ホンマにアカンとこやな」

 

今泉 「っ!?」

 

鳴子 「計画立てても 思い通りにならんのやったら…立てへん言うのもひとつの手やで 言うたやろ?」

 

 

 

鳴子 「 ‘ 時に大胆’ にや!〈 ‘時に大胆’ にや!〉」

 

 

 

鳴子 「3人で追いつきゃええだけの話しやろ つかまっとけや2人とも ワイが引いたる! ここから先は….」

 

 

小野田 「鳴子くん…」

 

今泉 「鳴子…」

 

 

鳴子 「鳴子特急 急速発進や‼️

 

 

今泉・小野田 『・・・』

 

今泉 (視線が…こっちを見れてない…お前、目がまた!)

 

小野田 「鳴子くん…目が…」

 

 

鳴子 「ヒヒッ」

 

 

小野田 (え? それで…さっきから何度も・・・っ!)

 

小野田 「鳴子くん 下がっ…」

 

  バッ‼️ 今泉が左腕を横に出した

 

小野田 (えっ!)

 

今泉 「・・・引くってのか お前が…鳴子」

 

鳴子 「ヘッヘヘヘ チョローとやってスアーや」

 

今泉 「・・・」

 

小野田 (今泉くん・・・はぁ!)

 

今泉 「くっ!」

 

 

今泉 「頼めるか!」

 

 

小野田 「っ‼️」

 

 

鳴子 「ああ まかせとけ」

 

 

小野田 「今泉…‼️」

 

今泉 「・・・」

 

小野田 (もう 分かってるんだ 今泉くんも この先鳴子くんがどうなるか・・・)

 

 

小野田 (分かった上で‼️)

 

 

 

鳴子 「お代はツケにしとくわ 乗っていきや小野田くん ついでにスカシ」

 

小野田 「っ!」

 

今泉 「くっ!」

 

 

 

 

 

鳴子

ヘッヘヘ…鳴子列車の1番ド派手な最終便に‼️〈ヘッヘヘ…鳴子列車の1番ド派手な最終便に‼️〉」

 

 

 

 

 

 

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