弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中) 作:サクータ
ゴール地点
侑 「ここが、3日目のゴール ここで…総合優勝が決まるんだ」
歩夢・せつ菜 『侑ちゃん!(侑さん!)』
侑 「歩夢! せつ菜ちゃん!」
せつ菜 「待ってましたよ 侑さん!」
侑 「うん! みんな、後少しのところまで来てるからね 最後まで精一杯応援しなくちゃ!」
歩夢 「そ、そうだね・・・」
せつ菜 「・・・」
侑 「ん? どうしたの?」
愛 「ゆうゆゥゥ‼️」 ギュゥ‼️
侑 「あ、愛ちゃん!?」
愛 「うわあああ‼️ 鳴っち…鳴っちがあああ‼️」
侑 「・・・泣かないで愛ちゃん」
愛 「だってもうすぐ鳴っちのやりたかった事が出来そうだったんだよ‼️ 愛さん、それがすごく楽しみで待ってたのに 後少しのところでリタイア…こんなの…こんなのってあんまりだよぉ〜‼️ うぅぅ」
侑 「そうだね…章吉くんの事はとても残念に思う 私も見たかったよ 1-2-3フィニッシュ これがロードレースなんだって痛感してる 自分のやりたい事が簡単に実現出来る訳じゃない でもね、こういう時だからこそ 応援しなくちゃいけない どんなに辛くても 前を向いて 坂道くんと駿輔くんがゴールを獲ってくれる事を信じて 最後まで精一杯応援する それが私たちの役目だよ」
愛 「ゆうゆ…」
侑 「今日のレースが終わったらさ たくさん褒めてあげなよ 愛ちゃんがそれだけ涙を流したって事は それだけ章吉くんの走りが凄かったんだよね 愛ちゃんの心に響いたって事だよね」
愛 「っ!」
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〜スマホの映像〜
鳴子 {御堂筋! 来たわ! お前がいうてた…余計なもん捨てな実行して! 捨てたわ! ボトルも…サドルも…ゴールすることも! いろんなもん捨てて走って捨てて…最後残ったんは…お前が1番最初に捨てろいうた…}
鳴子 { ‘友情’ やったわ‼️}
愛 (っ‼️ 友…情)
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愛 「うん、凄かったよ ゆうゆの言う通り心に響いた それでね 鳴っちから「友情」って言葉が聞こえた時 思い出したんだ 鳴っちが前に言ってた事を」
(鳴子)
(どんな事があっても 一緒に戦ってくれる、応援してくれる仲間がいればどんな事も乗り越えられるんや)
(鳴子)
(ワイは今年のインハイで証明したいんや)
愛 「鳴っちが本当にやりたがってた事って これの事じゃなかったのかな どんな時でも1人じゃない 支えてくれる仲間がいればいろんな事を乗り越えられるって それが「友情」なんだって 最初は京伏の人に向けて言ってるのかなって思ってたけど あの走りを見て 鳴っちに教えられたように感じる」
侑 「そっか」
せつ菜 「そうですね ですがこれは 私たち同好会にも言える事だと思います これからの活動でそう言う試練があると」
歩夢 「そう言う時こそ支え合う 私たちはソロアイドルだけど、決して1人じゃない 私たちも章吉くんに改めて教えられたように思うよ」
愛 「せっつー、歩夢…ありがとうみんな! ゆうゆ、愛さんレースが終わったらめいいっぱい褒めようと思う! 「凄かった」って「カッコよかったよ」って めいいっぱい」
侑 「うん!」
歩夢 「侑ちゃん 愛ちゃん」
せつ菜 「後は おふたりが無事にゴール出来る事を祈りましょう」
愛 「うん」
侑 「そうだね 残り5キロ、ゴールに辿り着ける事を祈ろう 章吉くんの想いは あの2人が1番に伝わってる」
歩夢 「そうだね」
侑 (頑張って 駿輔くん 坂道くん)
御堂筋 「ゴール目前の仲間のリタイアに一瞥もせず なんやのそれ? 「大丈夫かぁ?」言うて掛けよんのが「友情」ちゃうのぉ〜!? 悲しがって泣き叫ぶんがお友達ちゃうの!?」
今泉 「鳴子はそれを望んではいない ‘’振り返らずゴールに向かって進め” 」
今泉 「それが鳴子の最後の意地だ!」
小野田 「・・・」
今泉 「出ろよ好きなだけ 止めてやるよ そしてお前より先にゴールしてやる」
今泉 「エースであるこの俺が‼️」
御堂筋 「…止める? ボクを? キミが?」
御堂筋 「去年弱々なって 一年だって少しは強うなったと思うたら 今年も判断間違うて ピヨったり ポキッたり 「うっ!」とか「なっ!」とか言うたりして…」
御堂筋 「なんも変わっとらんキミが〜このボクを‼️」
ドン‼️
「虹学と京伏ぶつかった!」
「超
御堂筋 (ハンドル当ててもたじろぎもせぇへん うな泉の癖に!)
今泉 「どうした?」
御堂筋 「っ!?」
今泉 「もっとこいよ ここはレースの先頭だ レースの先頭は常に戦場だ もっと…」
今泉 ✨「削り合おうぜ御堂筋‼️」✨
御堂筋 「‼️」
小野田 (なんだ、今泉くんの体から何か圧が! すごいプレッシャーだ)
御堂筋 「プクッ…うな泉 なんやのこのプレッシャー ププ なんやの? 今までかけられとった制限が今外れた顔してぇ ほな…
御堂筋 「キィモォォォォ‼️」
今泉 「うおおおおお‼️」
ゴール前2キロ地点
審判車 {まもなく、交通制限がかかります しばらくしたら選手たちが来ますのでコース内には立ち入らないでください 前の一般車両も急いで進んでください}
田所 「いやぁ、ギリギリ交通制限かかる前に移動できて良かったな」
巻島 「ギリギリ過ぎッショ! てっきり最後まであそこで応援するのかと思ってたショ」
田所 「ガッハハハ! やっぱゴールは見ねぇとな ゴールは あいつらの 最後の集大成だからな」
金城 「ああ、勝っても負けても…な」
巻島 「切ない言い方するなショ ドリームくらい一緒に見てやれショ 見るだけはタダだ」
金城 「ふっ 珍しいな巻島 お前が「夢」なんて言葉を口にするなんて」
巻島 「クハッ! あいつら3人は夢みがちだったからな 小野田、鳴子、今泉 あいつら3人キャッキャ騒いで 言い合って 難しいこと起こっても前向いて 力合わせてなんとかしようともがいて 途方もねぇドリームばっか見てた そいつにアテられてんだよ」
金城・田所 『フッ』
巻島 「鳴子は…残念だったけどな けど多分、前の2人に想い届けて 背中を押してドリームを託したんショ」
田所 「ああ…そうに違いねぇよ」
巻島 (結局 今年もゴール見れなかったか…鳴子 けど、きっとやりきって倒れたんだろう お前の事だからな 今年も言うッショ)
巻島 (見事だ 鳴子!)
しばらく車は進み1キロ地点を過ぎた頃
金城 「・・・つ! ちょっと止まってくれ 田所!」
田所 「ああ?」
金城が何かを見つけ車を停止させた
田所 「なんだ? どうした金城」
金城 「知り合いがいたんだ 大学の」
田所 「大学?」
車の助手席から身を出す金城
金城 「おい! ゴールへ向かうのか? だったら乗ってけ!」
? 「ああ!? 金城!? なんでテメェがココに」
金城 「せっかくだ 一緒にゴールを見よう」
? 「チッ 渡りに舟かよ」
巻島 「誰だ?」
田所 「さあ?」
? 「そこどけ観客!」
金城 「お前たちもよく知る男だよ 元箱根学園エースアシスト 洋南大学1年…」
金城 「荒北靖友だよ」