弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中) 作:サクータ
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今年5月下旬
神奈川県藤沢市 湘南海岸公園 駐車場
小野田 「うわあ〜! 海ですねぇ!」
ピエール 「ドウゾぉ〜行ってきてくだサーイ! 今日のレースは終わりましたノデ 今から自由時間デス」
小野田 「でも…あの…」
ピエール 「行ってきなサイ…」
湘南海岸公園 砂浜
鳴子 「自由時間って ワイら中学の修学旅行か! レース終わったんやしそのまま学校直帰でええのに」
今泉 「休ませるつもりだろう ピエール先生は、俺らここんとこ力入れすぎだったからな」
鳴子 「・・・今日も負けたしなぁ」
今泉 「なんだ 気にしてたのか」
鳴子 「たりまえや! 富士川の大寒寺っちゅう訳の分からん奴にゴールかっさられた! ワイらが揉めてる間に! 1番アカンやつや! それにアイツ、レース終わった後…」
(大寒寺)(富士より高い山はねぇ!)
鳴子 「なんやそれ‼️ 普通や! 普通の情報! 富士山より高い山はない! そんだけや! 腹立つわぁアイツ」
今泉 「俺に言うな まぁ、まだ結果より 今は重要なのは内容だ インハイまでにピークを持ってこれればいいんだ」
鳴子 「にしてもやなぁ・・・はぁ、これが休んで来い言う理由か」
今泉 「だろうな 正直俺も焦りはある」
鳴子 「・・・手嶋さん達は?」
今泉 「青八木さんと同好会の近江先輩とエマ先輩でカフェに行くって言ってた」
鳴子 「手嶋さんと青八木さんのバイト仲間っちゅう先輩と スクールアイドルをしにスイスから来たっちゅう先輩かぁ その人最近青八木さんとよく一緒にいるところ見るなぁ・・・カブは?」
今泉 「段竹と同好会の1年達とサーフショップだ 同好会の桜坂の家が鎌倉にあるらしく この辺りもよく来るんだそうだ」
鳴子 「ほぉ〜 遠いとこからよう来るなぁ」
今泉 「お前が言うか」
鳴子 「んで? ワイらはどうする?」
今泉 「水族館だ」
鳴子 「はあ⁉️」
今泉 「水族館だ ピエール先生からタダ券をもらった」
鳴子 「今時の高校生が水族館で喜ぶかい‼️」
小野田 「え⁉️ 水族館⁉️」・:*+.\(( °ω° ))/.:+
鳴子 「うわあああ⁉️ 小野田くん喰いついた! 目ぇキラッキラや!…っくたくもう しゃあないなぁ!」
小野田 「ふふふふん♪」
鳴子 「あんなん魚が泳いどるだけやろ 大騒ぎするとこちゃうと思うで」
新江ノ島水族館
超巨大水槽エリア
鳴子 「わあああ‼️ すごおおお‼️」
鳴子 「めちゃでかいデェ 見てや小野田くん‼️」
小野田 「え? う、うん」
鳴子 「うおおお‼️ カメや‼️ カメ発見‼️」
今泉 「・・・」(・_・;
鳴子 「うわっ‼️ クラゲ‼️ 不思議な動きやわぁ〜何時間見とってもあきひんわ! 小2以来や 凄いな最近の水族館は…」
近くにいた小学生 「・・・」(・_・;
今泉 「おい鳴子 子供が引いてるぞ」
小野田 「た、楽しそうで良かったよ鳴子くん」
今泉 「摘み出される前に連れ戻さないとな」
小野田 「あ、僕ジュース買ってくるよ」
今泉 「ああ、頼むよ小野田」
別エリアへ続く廊下の自動販売機
ゴトン!
小野田 (良かった…鳴子くん最近ピリピリしてたから やっぱり去年と勝手が違うからだよなぁ メンバーも違うし…手嶋さんも言ってた 去年は上の人の言う事を聞いていれば良かったけど 2年生になると自分たちで決めなきゃならないことも増えるって…不安だらけで…なかなか思い通りにはいかない…僕も今日全然動けなかったし…っ!?)
別の巨大水槽エリア
キョロキョロ
小野田 「あ、あれ!?」
キョロキョロ
小野田 「え!? あれ〜!?」
小野田 (考え事してたらはぐれた)
小野田 「まずいまずい! すぐに電話…携帯は…」
小野田 (車に置いてきたぁ〜)
小野田 「どうしようどうしよう! 出発の時間もあるのに…うわっ!」
ボトン ゴロゴロゴロ
小野田 「あわわ 何やってんだボク…連絡どうしよう 携帯がないとぉ〜 携帯…携帯がぁ」
? 「携帯…必要なの?」
小野田 「え?」
真波 「俺の携帯…使う?」
小野田 「・・・えっ? ああ!?」
真波 「あ!?」
湘南海岸公園 駐車場
ピエール 「リフレッシュ、楽しんでマスかねぇ皆さん 一生懸命ヤルコトも大切デスが ソレばかりだと疲れて 前に進めなくなってシマイマス 自然の中にいるコト 自分の足で歩くコト 自分の頭で考えるコト 自転車をちゃんと好きでいるコト 時々休むことも大事デスヨ 自転車はよく人生に例えられマス 人生を豊かにオモシロくするのに必要なモノは 2つ……アイデアと…」
「出会いデス」
新江ノ島水族館
小野田 「真波くん?」
真波 「坂道くん?」
小野田・真波 『なんでここにいるの?』
小野田・真波 『あっ! 声が揃った!』
真波 「あはは! 「揃った」まで揃った!」
小野田 「ご、ごめん 声あっちゃった…ほ、本物だよね? 真波くん」
真波 「あはは! 君こそ! すごいね こういうことあるんだね 偶然だね…久しぶり」
小野田 「っ!」
小野田 (あの雪の日以来会ってなかったからか 真波くんがすごく大人っぽく見えた)
真波 「ん? なに?」
小野田 「ああいや 何でもないよ ハハッ」
真波 「坂道くん 何だか大人っぽくなったねぇ」
小野田 「いやっ! えっ!? そんなボクが!? ボクが!?」
真波 「1年生はたくさん入った?」
小野田 「うん、たくさん入った」
真波 「うちも すっごい数だよ でも全然覚えてない あはは」
小野田 「ははは」
真波 「インターハイだね 夏になったら」
小野田 「っ!」
真波 「出るんでしょ?」
小野田 「うん…そのつもりだけど まだメンバー決まってないんだ」
真波 「じゃあ出れたらさ やろうよ 勝負」
小野田 「ぁ…」
勝負
小野田 「うん」
真波 「うん! 期待通りの返事だね どこにする?」
小野田 「どこ⁉️ 勝負の⁉️」
真波 「そっ 1日目のいろは坂かなぁ?
小野田 「ええ!? 今決めるの!?」
小野田 (ぺ、ペースが早いよ真波くん)
真波 「榛名とかどお?」
小野田 「あ、榛名山」
真波 「そう、2日目の山岳賞」
小野田 「・・・」
真波 「想像すると燃えてくるよね!」
小野田 「うん! 大変そうだけど楽しそう!」
真波 「ははは ああ、携帯必要なんだっけ?」
小野田 「そ、そうだった! 借りていい?」
真波 「うん」
小野田 「えーと 今泉くんの番号は…」
真波 「今泉くん?」
小野田 「う、うん 実はレースの帰りでね 今泉くんと鳴子くんと来てるんだ 先輩達とは違う場所で あの、リフレッシュで」
真波 「リフレッシュ?」
小野田 「新チームでレース出たんだけど 負けちゃってね ピエール先…監督さんが気を遣ってくれて いつもはニコニコしてて何も言わないけど ちゃんと大事なところは見ててくれてる感じがするんだ」
プルプル プルプル
真波 「・・・」
真波 (へぇ…その監督さんが やっぱり今年の虹学も ちゃんと手強くなりそうだね)
ガチャ!
小野田 「あっ! 出た 良かった あのどこ? 今ボク」
今泉
{誰だお前は‼️ 知らん番号だ‼️ かけ直せ‼️}
ガチャン‼️ ツー ツー
小野田 「あ…そ、そうだった 知らない番号からになっちゃうのか 鳴子くんなら」
真波 (手強いかな?)(・_・;
その後鳴子にかけて話しを聞いてくれた
小野田 「電話ありがとう おかげで助かったよ じゃあ、行くね」
真波 「うん じゃあね」
真波 (たまたまだったけど 楽しい時間だった)
小野田 「あ、あの 真波くん 今日は…」
真波 「ワクワクしてるよ オレ」
真波 「そして、このワクワクは自転車の上でしか解消できないと思ってる この偶然を必然にしようよ 坂道くん 待ってるよ インターハイの 自転車の上で その時はオレは たとえどんな状況でも 10mでも 1mでも」
真波 「やろうよ勝負」
真波 「出し惜しみのない勝負を」
小野田 「・・・」
小野田 「うん!」
小野田を見送ったあと
真波 「スケッチの課題 ここで正解だったよ」
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ゴールまで残り1750m
真波 「あの日の約束覚えてる? オレは」
真波 「今すごくワクワクしてる‼️」
真波 「3日間走って来て今が1番だ‼️ キミは⁉️」
小野田 「ボクは…ボクは3日間入って来て…1番」
小野田 「ドキドキしてる‼️」
真波 「あの日の偶然が ここでようやく必然になったね!」
「インターハイ ゴールまで残り1700m!」
「先頭は箱根学園の真波!」
「その後ろに虹ヶ咲学園 山王!」
「両者ゆずらない!」
ゴールゲート
侑 「坂道くん…」
侑 (もうすぐ決まるんだ…2人とも、この大きなゲートを目指して…先にくぐった方が…インターハイの総合優勝になるんだ)
せつ菜 「う〜!」
愛 「頑張れ坂道ィ!」
歩夢 「坂道くん苦しそう けど、今すごく頑張ってるのが伝わるよ」
せつ菜 「はい、皆さんの想いを 1枚のジャージを届けるために」
愛 「愛さんドキドキするよぉ!」
侑 「わたしもだよ愛ちゃん けど、1番ドキドキしてるのは…」
小野田 「ハァ ハァ ハァ」
小野田 (ドキドキする 今まで3日間走って来た中でボクは)
小野田 (今が1番ドキドキしてる‼️)
小野田 (何でだろう 期待? 不安? 真波くんと戦えてるから? ゴールが近いから? みんなに託された最後のジャージを預かってるから?………そうだ…たぶん…きっと)
小野田 (
ギュイイイイイ‼️
小野田 「あああああ‼️」
真波 「っ⁉️」
「虹学、箱学に並んだ!」
「すげぇ!」
「虹学1番、真っ向から戦う気だ!」
小野田 「今からキミを抜く‼️」
真波 「…ハハッ いいね やばいね そうこなくちゃ そうでなくっちゃ いいね最高だよ」
小野田 「あああああ‼️」
「虹学小野田、箱学真波を抜いたァァ!」
「先頭に出た!」
「何だあのケイデンス!?」
「すげぇ山王!」
「山王は脚の回転がやばいんだ!」
「入れ替わった! トップは虹学1番!」
ゴールゲート
愛 「抜いたァァ!」
せつ菜 「すごいです坂道さん!」
侑 「あの真波くんを抜いた! そのまま行っちゃって坂道くん!」
歩夢 「速い! すごく速いよ!」
せつ菜 「これが山王 坂道さんの走り!」
「箱学が下がる!」
「どうした箱学!」
真波のファングループ
「真波くん!」
「キャア」
「元気出して!」
真波 「ハァ ハァ…ほんと」
真波 「最高だよ‼️」
真波 「はは! あはは はははは!」
「え!? 箱学」
「笑ってるぞ」
真波 「そうでなくっちゃ! 最高だよ坂道くん キミは、この残り2キロを過ぎて 勝負が始まってオレはペースを上げてみた ついてこれるかと思ったらついてきた それどころか抜いてきた! 心が 逸るよ 心が逸って思わず…」
カチッ! ガコン!
真波 「ギアが上がっちゃうよ‼️」
小野田 (っ⁉️ もう並ばれた‼️)
「箱根学園、一気に並ぶ!」
「真波強ええ!」
真波 「すっげぇ楽しいね 登り!」
カチッ! ガコン!
小野田 (またギアを!)
真波 「そおおれええええ‼️」
「箱根学園、一気に抜き去ったァァ!」
「しかも笑顔で!」
「軽やか あざやか!」
「そしてさわやか! 強ええ!」
「あれが
小野田 「ハァ ハァ ハァ」
小野田 (強い! 真波くん! でも…)
(今泉)(強くあれ‼️)
小野田 「うん…」
小野田 「大丈夫 まだいけるよ‼️」