弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中)   作:サクータ

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RIDE,136 全てを出し切る勝負〈オールアウトクライム〉

 

 

 

小野田 「うあああああ‼️

 

 

  うおおおお‼️

 

「山王! 虹学山王!」

「前との差を詰めてる!」

「インターハイ3日目最後なゴールまで残り」

 

 

ゴールまで残り350m

 

 

小野田 「あああああ‼️

 

 

 

「残り350mで」

 

「先頭、箱学真波に追いついた!」

 

 

  うおおおお‼️

 

 

 

真波 「参ったね さっきまで決まったと思った」

 

小野田 「ハァ!…ハァ!…ハァ!」

 

真波 「正直イケるって思った キミはもう全部出し切ったと思ったのに…どこにそんな力を隠し持っていたのさ」

 

小野田 「ハァ!…ハァ!…これは…この力は…もらった…物だ…友達から…先輩から…後輩くんから…いろんな人から」

 

 

小野田

「これまでの道の中で想いと一緒に みんなから貰ったものだ!」

 

 

真波 「へぇ、なるほどね そうやっていろんな人からの助けをもらって 常に成長し続けるってこと? 限界なくステップアップするってこと? キミらしいね 面白いよ 坂道くん」

 

小野田 「真波くん!」

 

真波 「・・・じゃあつけよう…最後の勝負を…あの黄色いゴールゲートのところまで」

 

 

 

真波 「残り300mだよ」

 

 

 

  うおおおお‼️

 

 

 

小野田 「・・・」

 

真波 「・・・じゃあ始めようか」

 

 

 

真波 「全開でいくよオレ‼️

 

小野田 「ボクも全力でいく‼️

 

 

小野田 (真波くん‼️

 

真波 (坂道くん‼️

 

 

 ザアアアア‼️ ザアアアア‼️

 

真波 (最後の…

 

小野田 全てを出し切る勝負(オールアウトクライム)だ‼️

 

 

 

「両者加速!」

「始まった!」

「箱学と虹学全開バトル!」

 

 

真波 「うああっ‼️

 

 

「箱学、イン側をギリギリを攻める!」

 

  ガン‼️ ガン‼️ ガン‼️

 

「うわっ! 近っ!」

「ハンドルがボードに当たってる!」

 

 

 

真波 (どんどん強くなっていくねキミは オレ正直、さっきのアレで決まりだと思った けど一方で 少し寂しいとも思ってた あっけない終わり方だな…と 良かったよ…キミが追いついてくれて…もったいないでしょ‼️

 

 

真波

(こんな限界の勝負…2度は出来ないんだから‼️

 

 

 

 

せつ菜 「坂道さん!」

 

歩夢 「来るよ! 侑ちゃん!」

 

侑 「2人の姿見えてる!」

 

せつ菜 「残り300mです!」

 

愛 「ああもう! 頑張れ坂道ィィ!」

 

歩夢 「坂道くん!」

 

侑 「坂道くん! 今年も…」

 

 

侑 「今年も1番獲って 坂道くん!」

 

 

 

 

 

奇しくも今年のインターハイのゴールもこの2人‼️ 虹ヶ咲学園小野田坂道選手と箱根学園真波山岳選手‼️

 

 

今年もこの2人の一騎打ちです‼️

 

 

 

真波 (近づいてる! ゴールライン!)

 

小野田 (ゴールゲート!)

 

 

小野田・真波 『ハァ! ハァ! ハァ!』

 

 

小野田 「ハァ ハァ ハァ」

 

小野田 「はあああああ‼️

 

 

真波 「くっ………」

 

真波 「うおあああああ‼️

 

 

「虹学小野田、箱学真波を抜いて」

「箱学真波が虹学を抜き返す!」

 

 

小野田 「ぐぅぅ!」

 

小野田 「ううああああ‼️

 

 

「真波に抜かれてもすぐ」

回転数(ケイデンス)上げて抜き返えす!」

「すげぇ攻防だ!」

 

 

真波 「あああああ‼️

 

 

 

「真波、右側から抜いていく!」

 

 

   ガン‼️

 

 

小野田・真波 『ぐぁぁ……』

 

 

「うわぁ! ホイールが当たったぞ!」

「ヤバい! 2人とも倒れるぞ!」

 

 

小野田・真波 『………くっ!』

 

 

  キュイッ! ザアアアア‼️

 

 

小野田・真波

あああああ‼️うおあああ‼️)』

 

 

「すげぇ…なんとか倒れずに持ち直したけど」

「あの2人、もう前しか見てないんだ!」

「聞いたことがあるぞ 集中力が極限まで増した自転車の選手はゴール前で相手の位置を ‘肌’ で感じとるって!」

「分かってるんだあの2人には…お互いがどれくらい後ろにいて どちら側にいるのか」

「そして目で見てるのはあの」

 

「頂にあるゴールゲートだけだ!」

 

「ゴールまで残り200mだ!」

 

 

ゴールまで残り200m

 

 

 

真波 (残り‼️

 

小野田 (200m‼️

 

 

真波 (勝つ‼️

 

小野田 (届ける‼️

 

 

 

 

 

歩夢 「残り200mだよ!」

 

侑 「坂道くん!」

 

 

 

 

 

田所 「来るぞ金城! 残り200m!」

 

荒北 (真波ィ!)

 

金城 (小野田!)

 

金城 「ロードレースとは残酷なスポーツだ 100人以上走るロードレースで勝者は常に1人だけ 出来ることならあの2人を今すぐ止めて「よくやった」「2人とも勝者だ」と言ってあげたい だがあの2人は分かってる! それを覚悟して走ってる! この後確実にあの2人のどちらかが」

 

 

金城 「勝者か敗者になる!」

 

 

 

 

 

 

 

真波 「………」

 

 

 

限界の……

 

 

 

 

 

最後の一滴まで争うような戦いをしようよ…

 

 

 

 

 

楽しみだね…

 

 

 

 

 

やろうよ…

 

 

 

 

 

出しおしみのない勝負を…

 

 

 

 

 

 

    インターハイで

 

 

 

 

真波 「そおれえええええ‼️

 

 

小野田 「ああああああ‼️

 

 

 

「ゴールまで残り160m!」

「ここから先は斜度が変わる区間がある その区間を抜ければすぐにゴールゲートだ!」

 

 

 

真波 (斜度が!)

 

小野田 (変わる!)

 

 

 ガチッ! ガチャン!

 

 ぐるぐる ギュイイイイイン!

 

小野田 「ああああああ‼️

 

 

 

「山王! ギアを軽くして回転数(ケイデンス)だけで駆け上がる!」

「速ええ!」

 

 

 

愛 「イッケェ! 坂道ィィ!」

 

しずく 「回してください! 先輩!」

 

せつ菜 「そのまま行ってください 坂道さん!」

 

 

 

 

「真波は!?」

「どうした!? 山王のペースについていけない!?」

 

 

真波 「………っ!」

 

 

 ガチッ! ガコン!

 

 

「ええ!? ギアを…1枚あげて」

「自転車を振りながら駆け上がる!」

 

 

 

真波 「そおれえええええ‼️

 

 

 

「すげぇ! 力技だ!」

「今年の箱根学園は」

 

「本気で王者の称号取り戻しに来てる!」

 

 

「ギアの差はそのまま速度の差になる 斜度の変化が終わって…」

 

 

「車体1台分、真波が前に出た!」

 

 

 

真波

そのままイケェェ‼️ 後は100m踏むだけだ‼️

 

 

 

小野田 「ハァ……ハァ……」

 

小野田 (ついた…差が! ここでの差は…大きな差になる けど…けどボクは)

 

小野田 (まだ諦めないよ…真波くん‼️

 

 

 

真波 「ハァ……ハァ……」

 

真波 (もうすぐだよ…坂道くん…もう少しで…)

 

 

 

真波 (約束の勝負が終わる‼️

 

 

 

 

ゴールまで残り100m‼️

 

 

 

  ガシッ‼️ ガシッ‼️

 

 

小野田・真波

あああああ‼️うおあああ‼️)』

 

 

 

「両者下ハン握ってスプリント体制入った!」

「ゴールまで全開ダッシュ!」

「踏めぇ山王!」

「逃げきれ箱学ゥゥ!」

 

 

 

 

真波 (振り切る…振り切る‼️

 

 

 

真波 (跳ね除ける‼️

 

 

 

真波 (絶対に‼️

 

 

 

 

 

 

愛 「坂道ィィ‼️

 

せつ菜 「踏んでください‼️ 坂道さん‼️

 

歩夢 「坂道くん‼️

 

侑 (坂道くん…坂道くん坂道くん!)

 

 

 

 

侑 「坂道くゥゥん‼️

 

 

 

 

 

 

 

 

   坂道くゥゥん!

 

 

小野田 「…………」

 

 

 

 

心臓が爆発しそうだ…

 

 

 

 

 

背中が痛い…体中が痛い…

 

 

 

 

 

骨も筋肉もバラバラになりそうだ…

 

 

 

 

 

苦しい…

 

 

 

 

 

けど不思議だ…変な感覚だ…

 

 

 

 

 

頭じゃ分かってるのに…

 

 

 

 

 

みんなはもう…役目を終えて後ろにいる…

 

 

 

 

 

分かってるはずなのに…なぜだろう…

 

 

 

 

 

あの黄色いゲートの下で…

 

 

 

 

 

「何やってんだよ」って…

 

 

「早く来いよ」って…

 

 

「最後は気張れや!」って…

 

 

「ここですよ!」って…

 

 

 

 

 

みんながボクを…

 

 

 

 励ましてくれてる気がするんだ‼️

 

 

 

 

小野田 「ぁ……は…」(°▽°)

 

 

 

小野田 「はいい‼️」

 

 

 ぐるぐる ギュイイイン‼️

 

小野田 うあああああああ‼️

 

 

 

 

虹学小野田ァァ‼️

「土壇場で箱学真波に」

 

並んだァァ‼️

 

 

 

 

 

杉元 「小野田ァァァァ‼️

 

 

幹 「小野田くん‼️

 

しずく 「先輩‼️

 

果林 (気のせいかしら…あの子、一瞬笑った?)

 

 

古賀 「見てるか…純太…」

 

 

果林 「ぁ…」

 

古賀 「大会前から何度も「最後のゴールを獲る気はあるか」「自信はあるか」と問われ 一貫して「ない」と答えて来た男だ…おまえに託された3人の後輩のうちの1人が今…その意思を受け継いでゴールスプリントを走ってる」

 

果林 「公貴くん…」

 

古賀 (小野田…今おまえに「自信はあるか」と聞かれたらどう答える?・・・ふっ、聞くまでもないか…おまえはそのジャージを託されるたびにその表情を変えていく…不思議なヤツだ…任されるたびに強くなるその顔はもう…)

 

 

古賀

(自信に満ち溢れているのだから!)

 

 

 

 

小野田 あああああああ‼️

 

真波 うおああああああ‼️

 

 

 

 

杉元 「小野田ァァ‼️

 

幹 「小野田くん‼️

 

愛・せつ菜 『坂道ィィ‼️坂道さぁん‼️)』

 

侑・歩夢 『坂道くん‼️

 

 

 

 

箱根学園の生徒たち

 

真波さぁん‼️

 

真波ィィ‼️

 

 

 

 

 

小野田・真波

はああああ‼️うおあああ‼️)』

 

 

 

 

 

 

 

こうして坂道くんと真波くんはゴールにとびこみ

 

 

 

 

 

そして2度目の

 

 

 

 

 

みんなの想いが詰まった3日間の戦いが

 

 

 

 

 

終わる

 

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