弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中) 作:サクータ
ライブ前日
果林 「練習 始める?」
侑 「でも璃奈ちゃんが!」
果林 「来ないでしょう 連絡しても繋がらないんだから」
『・・・』
かすみ 「なんでですか!? りな子のライブは明日なんですよ!? あんなに頑張って準備してたのに!」
果林 「決めるのは璃奈ちゃんよ」
かすみ 「ぅぅ」
果林 「今日もう解散にしない?」
『え!?』
エマ 「果林ちゃん拗ねてる?」
果林 「んな!? なんで私が!?」
エマ 「明日はモデルのお仕事入れないようにしてたもんね」
彼方 「本当は璃奈ちゃんのライブ楽しみにしてたんじゃない?」
果林 「わ、私はライブの内容に興味があっただけよ!」
かすみ 「そうなんですかぁ? 果林先輩も可愛いところあるんですねぇ」
果林 「お黙り!」 かすみの両頬をつねる
かすみ 「ふぇーん ゆるひて下さーい」
愛 「ちょっと行ってくる!」
かすみ 「え!? 愛先輩!?」
侑 「私も!」
歩夢 「侑ちゃん!」
かすみ 「どこ行くんですか!?」
しずく 「璃奈さんのところだよ」
彼方 「まぁ ほっとけないよねぇ」
果林 「結局 みんなで行くのね」
せつ菜 「行かないんですか?」
果林 「行くわよ!」
璃奈の部屋
璃奈 「・・・」
ピンポーン!
璃奈 「っ? あ…」
マンション入り口のインターホン越しのカメラ
愛 {りなりーいる?}
せつ菜 {愛さん! いきなり"りなりー"はどうかと思いますよ!}
愛 {ああ ごめんごめん りなりーいつもこの時間1人って聞いてたから}
エマ {今 璃奈ちゃんの声が聞こえた気がしたよ}
かすみ {ほんとですか?}
愛 {りなりー? ちょっとだけ良いかな?}
暗くしている璃奈の部屋
侑 「お邪魔します 璃奈ちゃん?」
璃奈 「ここだよ」
『え!?』
かすみが部屋の電気をつけると
ダンボールの中に入っている璃奈の姿があった
かすみ 「ええ⁉️ なんでダンボール⁉️」
侑がかすみの口をふさぐ
かすみ 「ムウゥゥゥ」
愛 「りなりー?」
璃奈 「ごめんね 勝手に休んじゃって」
愛 「ほんとだよ 心配したんだぞ どうしたの?」
璃奈 「自分が恥ずかしくて 私は何も変わってなかった 昔から楽しいのに怒ってるって思われてて 仲良くしたいのに誰とも仲良く出来なかった 今でもクラスでの友達はいないよ 全部私のせいなんだ もちろんそれじゃダメだと思って 高校で変わろうとしたけど 最初はやっぱりダメで でも そんな時に 愛さんに会えた」
愛 「ぁ」
璃奈 「スクールアイドルの凄さを知る事ができた もう一度変わる努力をしてみようって思った 歌で沢山の人と繋がれるスクールアイドルなら私は変われるかもって でも みんなはこんな事でって思うけど」
璃奈 「どうしても気になっちゃうんだ 自分の表情が ずっとそれで失敗し続けて来たから」
璃奈 「ぅぐ ああダメだ 誤解されるかもって思ったら 胸が痛くてギュウウって こんなんじゃ このままじゃ! 私はみんなと繋がる事なんて出来ないよ ごめんなさい」
『・・・』
侑 「ありがとう」
璃奈 「え?」
侑 「璃奈ちゃんの気持ち 教えてくれて」
愛 「うん 愛さんも そう思うよ」
侑 「私 璃奈ちゃんのライブ 見たいな」
璃奈 「っ!?」
侑 「今はまだできない事があってもいいんじゃない?」
璃奈 「え!?」
しずく 「そうですね 璃奈さんが出来ること沢山あるのに」
璃奈 「そんなの!」
歩夢 「頑張り屋さんのところとか」
果林 「諦めないところもね」
侑 「機械に強いし」
せつ菜 「動物にも優しいですよねぇ」
愛 「みんなぁ! どんどん言っちゃってズルいよぉ!」
愛 「よーし‼️ 愛さんも‼️」
ガシッ‼️
璃奈 「うわっ⁉️ ちょっと…」
愛 「ん?」
璃奈 「恥ずかしい」
かすみ 「りな子」
璃奈 「ん?」
かすみ 「ダメなところも武器に変えるのが 一人前のアイドルだよ」
璃奈 「っ!」
愛 「そうそう! 出来ないことは 出来ることでカバーすれば良い いっしょに考えて見ようよ?」
歩夢 「まだ時間あるしね」
璃奈 「ありがとう」
せつ菜 「璃奈さんとこう言うお話しするのは はじめてですね」
璃奈 「あ!」
彼方 「そういえばそうだねぇ」
璃奈 「ああ もしかして!」
ガサ‼️
勢いよく立ち上がる璃奈
『うわ!?』
シャーー! カーテンを開ける
璃奈 「コレだ!」
ライブ当日
ジョイポリス 入り口
悠人 (なんだかんだで来てしまったけど まぁ ちょっとした息抜きだし うん 息抜き ここに誰かいるわけないし)
鳴子 「かっかっか! いやぁ手嶋さんに許可もらって 来た甲斐があったなぁ 小野田くん」
小野田 「うん 鳴子くん 楽しみにしてたもんね」
鳴子 「明日はインハイの予選や ここでストレスを発散して 明日のレースに望むで!」
小野田 「うん!」
ジョイポリスステージ前
今日子 「うわぁー!」
色葉 「結構集まってるね」
浅希 「天王寺さん 昨日休んでたけど大丈夫かな?」
ステージ裏
侑 「よし! OK!」
侑・歩夢・愛 (がんばれ)
エマ・果林・しずく (がんばれ)
彼方・かすみ・菜々 (がんばれ)
会場が暗転して
[にゃにゃーん! はじめまして虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の 天王寺璃奈です 今日は私の出来る精一杯のライブを見てもらいたいです 楽しんでくれると嬉しいな](^∇^)
正面のスクリーンが左右に開き璃奈が姿を表す
『うおおおお❗️』
鳴子 「おお⁉️ なんやアレ⁉️」
小野田 「ボード?」
璃奈 「…あ」
反射で床に写った自分の姿を見て
(・_・)→ (^_^)
♪「ツナガルコネクト」
『うおおおおお❗️』
璃奈 「はぁ はぁ はぁ」
璃奈 (みんなと…繋がれた!)
最後に決めポーズをきめて
璃奈
「璃奈ちゃんボード にっこりん!」^_^
ライブ後
鳴子 「凄かったなぁ まさか顔を隠して披露するとは思わんかったで」
小野田 「素顔を明かさないアイドルって言うのも なんか良いよね」
鳴子 「ワイはあの子の顔何度か見た事があるけど 最初無口先輩の女の子バージョンを見てる感じやったで」
小野田 「うん 青八木さんの逆を見てる感じよね」
鳴子 「無口先輩は顔には出すが口は出さない 対してあの子は顔には出さないが口は出る 一見良くないように見えるけど それを武器に変えて
あのボードで表現した すげぇ努力したのがビンビン伝わってきよったわ!」
小野田 (鳴子くん 凄く熱弁してる)
鳴子 「ほな 学校に戻って明日の準備しよか?」
小野田 「うん あ、僕向こうの自販機で飲み物買ってくるよ」
鳴子 「おう 頼むで小野田くん ワイは先に駐輪場におるで」
小野田 「うん」
自販機
ゴトン!
小野田 (はぁぁ 楽しかったなぁ 明日の予選前にいくって言うのも 良いかもしれない 明日は久しぶりのレースだし 平坦も強くなってきてるし…)
ジョイポリスの反対側の出入り口に来てしまった
小野田 「ってあれ? あれ?違うこっちじゃない ああどうしようって うわ!」
ゴトンゴトン
小野田 「ああ何やってんだ僕 鳴子くん待たせちゃってるし…あ、あれ? もう一本…あ!」
悠人 (やべぇ 思った以上に楽しんじゃった これじゃ偵察なんか行けるわけがないよ)
ゴロゴロ ゴツン
悠人 「うん?」
足にペットボトルが当たって拾う
小野田 「ああ! すいません それ僕のなんです」
悠人 「あ そうなんですね はいどう…っ⁉️」
悠人 (この人 もしかして!?)
小野田 「ああ すいません ありがとうございます すいません」
悠人
(やっぱりそうだ‼️ この人…虹学の…小野田坂道さんだ‼️)
悠人 (やばい! こんなところで 前年度優勝者に会えるなんて)
小野田 「ああ すいません 失礼しました」
振り返って鳴子のところに戻ろうとした途端
悠人 「ッフ 噂を聞きつけて会いにきたことごとくが 気づかなかったって言う噂 ほんとだったみたいですね」
小野田 「え?」
小野田 (はああ! カッコいい人だぁ)
悠人 「ガチャ」
小野田 「え?」
悠人 「ズキュン! フッ これ兄貴がやってた必ず相手を仕留めるって合図」
小野田 「え!?」
悠人 「あれ? ズキュンじゃなくてバキュンだったかなぁ? 知ってるでしょ? 新開隼人 隼人くん 俺の兄貴です」
小野田
「・・・ああ‼️ 新開さん⁉️」
悠人 「俺 悠人っていいます 箱根学園の1年生です」
小野田 「あ、はぁぁ と、どうも」
悠人 「みんなには内緒ですけど 俺 あなたと勝負してみたくて 今年のインターハイメンバーになりました」
小野田 「え!?」
悠人 「本当は偵察の為にここまで来たんですけど ここでやったライブですっかり時間を忘れてしまいまして 今から行けば誰かしら見られるのではないかと思ってたんですけど まさかここであなたと出会えるなんて思わなかったです」
小野田 「え? えっと あの」
悠人 「しましょう? 勝負 今年のインターハイのどこかで」
小野田 「え? しょ 勝負?」
悠人 「さぁ 答えはYESですか?」
悠人 「山王?」
小野田 「やま…おう?」
悠人 「あだ名ですよ あなたの」
小野田 (あだ名 おおお!)
小野田 「あだ名! ついに僕にも!? 良いですね! 山"追う"ですか! 山を追いかけて登るって感じでしょうか? 悪くないですね! ああでも 動物か虫が入ってる感じが良かったなぁ」
悠人 「いいえ 山の王様ですよ 頂点に君臨する王です」
小野田 「王…様?」
小野田 (山…王)
悠人 「強いんですよあなたは 俺去年のインターハイ見に来てましたけど ロードを始めたばかりの初心者が最後の富士のゴールであの真波さんを抜いてトップを取った 普通できることではありませんよ」
小野田 「…ああいや! あの時は今泉くんにゴールを取れって言わたからであって それにチームのお陰でもあるし だから僕は…」
悠人 (これが山王 自覚なきクライマー)
小野田 「でも」
悠人 「ん?」
小野田
「やっぱりあだ名は動物がよかったなぁ」
悠人 (そこかい?)
侑 「坂道くん!」
小野田・悠人 『っ!?』
小野田 「高咲さん」
歩夢 「ライブ見に来てたんだ」
小野田 「は、はい 鳴子くんと一緒に」
愛 「おお! りなりーのライブどうだった?」
小野田 「ボードを使ってライブするなんて 思い切った事をして驚いたけど すごいライブでした えっと」
愛 「そういえば初めましてだよね 情報処理学科2年 宮下愛だよ よろしくね 坂道」
小野田 「よ、よろしくお願いします」
侑 「ところで君は?」
悠人 「え、えっと 俺は…」
エマ 「おーい! 侑ちゃん 歩夢ちゃん 愛ちゃん!」
歩夢 「エマさん 果林さん しずくちゃん」
悠人 「しずく?」
果林 「どうしたの? もう璃奈ちゃん戻ってきたわよ」
しずく 「これから璃奈さんのライブの打ち上げをしましょうって話しになったから 先輩達を探しに来たんですけ…ど」
歩夢 「しずくちゃん?」
しずく 「ゆ、悠人くん⁉️」
悠人 「やぁ」
しずく 「どうしてここにいるの⁉️」
侑 「しずくちゃん 知り合い?」
しずく 「え、ええ 彼は新開悠人くん 家が近いもので はい 今は箱根学園に在籍しているんです」
愛 「箱根学園⁉️ あそこ超名門じゃん‼️」
エマ 「もしかして璃奈ちゃんのライブを見に来たの?」
悠人 「え? あ、いや 散策がてら寄ってみただけですよ」
果林 「へぇ寄ってみた ねぇ」
悠人が小野田の顔に近づき
小野田 (顔 近い!)
悠人 「噂になる前に退散します 続きは道の上で」
小野田 「ぁぁ」
悠人 「じゃあな しずく」
しずく 「う、うん」
小野田 「・・・あっ! あの! 新開くん!」
悠人 「そういえばまだでしたね 勝負の返事 YESでしょ?」
侑 「勝負?」
小野田 「いや」
悠人 「ん?」
小野田 「君にもあるの? あだ名!」
悠人 「ありますよ まだそれほど有名ではありませんが」
悠人
「頂上の雀蜂〈ピーク・ホーネット〉」
小野田 「ピーク・ホーネット」
悠人 「チクッと痛いみたいです では」
果林 「ど、どう言う意味? エマ」
エマ 「頂上のスズメバチって意味だよ」
侑 「え!? カッコいい何そのあだ名!? ねぇ坂道くんはあだ名ないの? 坂道くん?」
『ん?』
小野田 (新開 悠人くん…か 強そうだな)
目つきが変わり右肘を上げ 拳を強く握り 見届ける
2日後
今日子 「あ! 天王寺さん」
浅希 「ライブ凄かったよ!」
色葉 「沢山感想を言いたいんだけど お昼一緒にどうかなぁ?」
璃奈 「・・・っ!」
璃奈がカバンからノートを取り出してピンクのマジックで何かを描く
『ん?』
描き終わりノートを顔の前に立てる
璃奈 「うん! 一緒に食べたい!」^_^