弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中) 作:サクータ
アルバイト終わりの帰り道
彼方 「なんか久しぶりだね 3人で帰るの」
手嶋 「だな 俺たちが部を任されるまではこうやってよく一緒に帰ってた」
青八木 「うん」コク
・ ・ ・
青八木 「今日はどうした?」
彼方 「え?」
手嶋 「バイト中にボーッとしてるところ 久々に見たからな 同好会でなんかあったんだろ?」
彼方 「・・・ 実はね」
・ ・ ・今日の出来事を説明中・ ・ ・
青八木 「…いもうと」
手嶋 「確かにそりゃ心配はするよな」
彼方 「帰ったら遥ちゃんともう一度話してみようと思う 話してスクールアイドルを続けてもらえるように」
手嶋 「・・・やめといた方がいいぜ」
彼方 「え?」
手嶋 「そんな背負い込んだ状態で無理に引き戻そうとしても逆効果だ」
彼方 「で、でも! このままじゃ遥ちゃん 本当にスクールアイドル辞めちゃうんだよ 彼方ちゃんが心配を掛けちゃった 遥ちゃんを幸せにするためなら 遥ちゃんじゃなく彼方ちゃんがスクールアイドルをやめぅ!?」
彼方の口から言ってはいけない事を言ってしまう前に青八木が彼方の肩に手を置く
青八木 「それ以上はダメだ」
彼方 「はじめん?」
手嶋 (青八木)
青八木 「…どうしても続けてもらいたいか? スクールアイドル」
彼方 「つ、続けてもらいたいよ もちろん」
青八木 「だったら言っておく ひとつ」
彼方 「え? う、うん」
翌日 お昼休み
侑 「あ、あの 昨日は」
彼方 「昨日の夜ね 話そうとしたんだけど」
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彼方家
彼方 「…ねぇ スクールアイドルの事なんだけど」
遥 「その話題はもうおしまいにない? お姉ちゃんと喧嘩をしたくてやめるわけじゃないから 今度のライブ絶対来て」
彼方 「ぁ」
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彼方 「って言われたら 何も言えなくなったちゃって」
彼方 (結局、純くんの言う通りになっちゃった ごめんね はじめん)
彼方 「遥ちゃんせっかくスクールアイドルになったのに 心配掛けちゃって 遥ちゃんが辞めるくらいならいっそ彼方ちゃんも」
侑 「それはダメ!」
彼方 「っ!」
エマ 「彼方ちゃん」
彼方 「ん?」
エマ 「それは本当に彼方ちゃんが望んでいる事なの?」
彼方 「・・・違う 彼方ちゃんの望みは ずっと探してた夢は ここにある 同好会が再会してから ずっと楽しかったんだぁ やりたい事がどんどん増えていって それを一緒に目指す仲間がいるのがすごく幸せで みんなとの同好会は 彼方ちゃんにとっても 大事な 失いたくない場所なんだよ でも 遥ちゃんの幸せも守りたいの そんなのワガママだよね」
果林 「そうかしら? それはワガママじゃなくて 自分に正直って言うんじゃない?」
エマ 「うん 自分に嘘をついてるより ずっと良いと思うよ」
歩夢 「きっと遥ちゃんも 彼方さんの幸せを守りたいんだと思います」
璃奈 「似た者姉妹なんだと思う」
彼方 「似た者姉妹?」
愛 「だって2人とも言ってる事一緒だよ」
菜々 「そうですね お二人とも自分1人で解決しようとしてます」
彼方 「でも遥ちゃんは彼方ちゃんが守らないと!」
侑 「彼方さん 遥ちゃんはもう 守ってもらうだけの人じゃないと思う」
彼方 「え?」
侑 「だってそうじゃなきゃ お姉さんを助けたいって あんなに真剣にならないよ」
彼方 「・・・っあ」
******************
青八木 「だったら言っておく ひとつ」
彼方 「え? う、うん」
青八木 「やめるな 今本気でスクールアイドルの活動している中で 成果が出ないからやめるって事はよくある けど 誰かがやめるからやめる 誰かの為ならやめると言う決断は 同好会のみんなも許さないし俺たちも許さない!」
彼方 「はじめん…」
青八木 「…俺と純太は田所さんていう先輩からロードのいろはを教わった 走り方 レースのやり方 礼儀や挨拶 食事の取り方 勝つ意思 ゴールを狙う大切さ それだけじゃない背中を見て学んだこともたくさんある」
彼方 「…」
青八木 「田所さんだけじゃない 去年の主将の金城さん 巻島さん あの人たちの背中を見て そしてあの人たちの意思を受け継いで 俺たちは今年のインターハイに望む」
彼方 「背中を見て?」
青八木 「後輩は先輩の背中を追いかけて成長する 笑えば笑う 頑張れば頑張る 弟 妹だってそうだ 兄 姉を追いかけたくなるものだ 妹さんはスクールアイドル活動を頑張ってる彼方の姿を見てスクールアイドルを始めたんじゃないのか?」
彼方 「っ!」
青八木 「俺たちは支え繋げてくチームだ 自分が倒れそうだったら誰かが支える 誰かが倒れそうにしてたら自分が支える お互いを支え合って目標〈まえ〉に進む そう言うチームだ 今日妹さんは1人で家計を守ろうとする姉が倒れそうに見えたから支えようとした けど それでも1人で頑張ろうとするからスクールアイドルを辞める決断に至った 今度は自分が背負う番だと悟ったんだろう」
彼方 「けど彼方ちゃんは」
青八木 「さっき幸せにする為ならって言ったけど 彼方がやめたら妹は本当に幸せになるのか? 妹がやめたら彼方自身幸せになるのか? それとも」
彼方 「それとも?」
青八木 「代わりを探すか? スクールアイドル以外で幸せにする方法を」
彼方 「え!? 代わり!? ぅぅ…」
青八木 「答えはもう 出てるだろ?」
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彼方 「…なんとなく分かった気がする」
彼方 「遥ちゃんにちゃんと伝えなきゃ!」
お台場 ヴィーナスフォート
ライブステージ前の観客スペース横のボードから顔を出して彼方を探す遥
遥 「・・・」
奥の通路から東雲学院スクールアイドル部のメンバー クリスティーナが遥に声をかける
クリスティーナ 「遥さん お客様ですよ」
侑とせつ菜が顔を出してくれた
遥 「わぁ! 来て頂いてありがとうございます! あの お姉ちゃんは一緒じゃないんですか? 今日はどうしても来て欲しいんです だって」
侑 「遥ちゃん、彼方さんが待ってるよ 来て!」
遥の手を取りステージ前まで連れてく侑
遥 「え!?」
2人がステージ前に向かう姿を見て お互いの顔を見て微笑み合うせつ菜とクリスティーナ
遥 「あの なんなんですか?」
会場の照明暗転
遥 「え!?」
ステージ中央 天井からスポットライトが照らされそこに向かって歩いていたのは ライブ衣装を着た彼方だった そして遥に向けて
彼方 「ふふ」(^_-)
遥 「あ!」
♪「butterfly」
ライブ後のステージ裏
遥 「お姉ちゃん! 素敵なライブだった!」
彼方 「遥ちゃん ごめんね遥ちゃんの事分かってなくて 遥ちゃん彼方ちゃんの事とても大事に思っててくれてたんだね ありがとう あのね 2人とも同じ思いなら お互いを支え合っていけると思うの」
遥 「支え合って」
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青八木 「学校は違えど同じスクールアイドル仲間だ 血が繋がっている姉妹だ 寄りかかれ 支え合え そうすればきっと」
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(夢を叶えられる)
彼方 「これからはお家の事いっぱい手伝ってね お互い助け合ってスクールアイドル続けていこ? 2人で夢を叶えようよ」
遥 「お姉ちゃんはそれで良いの? アルバイトしながらスクールアイドルって やっぱり大変だよ」
彼方 「平気平気 だって遥ちゃんがスクールアイドルをするのも 彼方ちゃんの夢なんだもん」
遥 「…お姉ちゃん」
彼方 「あれぇ? 遥ちゃんは彼方ちゃんがこんな素敵なライブをしたのに 今日で辞めるなんて悔しいと思わないの?」
遥 「それは…思う」
彼方 「スクールアイドルではライバルだよ お互い頑張ろう」
遥 「うん!」
横で見ていた侑とせつ菜のもとに
クリスティーナ 「続ける決心をしたようですね」
せつ菜 「急なお願いでステージを貸してくださりありがとうございます」
支倉 「お陰でメンバーの危機が救われたよ それに とっても素敵はライブで やる気もらっちゃった」
侑・せつ菜 『^_^』
翌朝 彼方家
机の置き手紙
かな、はる へ
次のライブは 絶対に教えてね‼︎ 行ってきます。
♡母♡
ジューー
遥 「あちゃー」
彼方 「それ彼方ちゃんが食べる」
遥 「お姉ちゃんはもっと上手にできたやつを食べて」
彼方 「気にしないのに」
遥 「私が気にするの! やっぱり私がアルバイトをしてお姉ちゃんが料理をした方が良いんじゃ」
彼方 「遥ちゃんはアルバイトはだーめ!」
遥 「ムゥ」 ぷくぅ
彼方 「良いんだもん 遥ちゃんの手料理を食べられて幸せなんだもん」
遥 「も〜う! 夕飯の時作り方教えて」
彼方 「ぁぁ もちろん^_^」
お昼休み
中庭のベンチで昼食をとっていた手嶋と青八木のもとに
彼方 「純くん はじめん」
手嶋 「彼方」
彼方 「彼方ちゃんも一緒にいい?」
青八木 「うん」コク
手嶋 「おう ここ座れよ」
彼方 「うん!」
・ ・ ・
彼方 「ありがとう 純くん はじめん」
手嶋 「え?」
青八木 「ん?」
彼方 「おかげで私たち 続けることにしたよスクールアイドル お互い支え合って頑張るよ お互いの夢を叶えるために」
手嶋 「…そっか でも今回は青八木のお陰で 俺は何も言ってないよ」
青八木 「困ってる奴がいたら支える 当たり前の事をしただけだ」
彼方 「はじめん…うん ありがとう」^_^