弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中)   作:サクータ

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しずく 「ある町のある劇場に1人の少女がいました。彼女の夢はこの町1番の歌手になる事。そして、たくさんの人に歌を届ける事あなたの理想のヒロインになりたいんです。」

しずく(黒) 「無理よ、わたしの歌なんて誰にも届かない。本当は分かっているんでしょ?あなたはわたしだもの」

しずく 「っ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


校内新聞用の写真撮影中

歩夢 「えへへ」

侑 「かわいいよぉ 歩夢ぅ!」

カシャ!

果林 「うふふ」

侑 「果林さん 素敵!」

カシャ!

愛 「イェーイ!」

侑 「愛ちゃん 最高!」

カシャ!

侑 「みんな すっごくいいよぉ!」

かすみ 「ハイハイ! 次はかすみんの番です! えへへ」



写真部部員 「では次に 桜坂さんがどんなスクールアイドルを目指しているのか教えてください」

しずく 「わたしは愛されるスクールアイドルを演じたいと思います」

新聞部部員 「…と言いますと?」

しずく 「みなさんにとっての理想のアイドルを想像して その子になりきるんです」

新聞部部員 「では今この瞬間も 桜坂さんの理想のスクールアイドルを演じている と言う事ですか?」

しずく 「はい」

新聞部部員 「なるほど 演劇部に所属している桜坂さんらしいスクールアイドル想ですね」

しずく 「うふ」

新聞部部員 「そういえば今度 藤黄学園との合同演劇祭が開催されるとか?」

しずく 「ええ 藤黄学院と虹ヶ咲はそれぞれ別々の演目で公演を行うんです」

新聞部部員 「虹ヶ咲の主役に抜擢されたのは桜坂さんだそうですね 是非とも校内新聞を読む生徒たちにひと言お願いします」

しずく 「精一杯演じますので是非見に来て下さいね♪」



演劇部部室

しずく 「こ、降板ですか!?」

演劇部部長 「今回の役は しずくとはちょっと違ったみたいだから」

しずく 「ダメなところがあれば言ってください 私頑張りますから」

演劇部部長 「この役は自分をさらけ出す感じで演じてほしかったの」

しずく 「さらけ出す?」

演劇部部長 「役柄も歌手って設定だし、スクールアイドルのしずくなら適任かなって思ってたんだけど」

しずく 「もう一度チャンスをください!」



RIDE,21 演技

 

かすみ 「自転車部は明日から合宿なんだって?」

 

段竹 「ああ 伊豆に4日間 内容は現地で発表するんだと」

 

かすみ 「現地で発表って なんで?」

 

段竹 「さぁ 毎年1年には教えないみたいだし 2年生の杉元さんって先輩が言ってたんだけど 超過酷な合宿らしい 特にインハイメンバーである一差はもっと追い込まれるらしい」

 

かすみ 「え? 大丈夫なの?」

 

段竹 「俺は多分大丈夫だけど 一差の心が折れないか心配だ」

 

かすみ 「一差ってああ見えてメンタル弱いからねぇ」

 

段竹 「心配いらない いつも通り2人でいればなんとかなるさ きっと」

 

かすみ 「うん そうだね」

 

 

段竹と別れ、1人で廊下を歩いていると

誰もいない教室のドアの窓にしずくの姿が見えて

 

しずく 「私、歌いたいの たくさんの人に歌を届けたい 私が歌に込めるのは喜びと感動と少しの熱狂を… はぁ」

 

演技の練習をしていたしずくの様子がどこか気になったかすみ

 

かすみ 「うーん しず子?」

 

 

 

 

侑 「じゃーん! みんなの初めてのインタビューが校内新聞になりました!」

 

歩夢 「わあー!」

 

愛 「みんなめっちゃいい感じじゃん!」

 

果林 「結構評判良いみたいよ」

 

エマ 「またインタビューしてもらえるといいね」

 

盛り上がっている中 かすみがしずくの方に顔を向けてみる

 

せつ菜 「今度は練習風景をメインに取材してもらう と言うのはどうでしょう?」

 

しずく 「それすごくいいアイデアです せつ菜さん!」

 

かすみ 「なんだいつも通りじゃん」ボソボソ

 

侑 「ねぇ 演劇部の公演の事も載ってるよ」

 

愛 「どれどれ?」

 

  『おおおお』

 

しずく 「ぁ…」(・・;)

 

かすみ 「っ?」

 

侑 「それにしても主役なんて凄いよねぇ」

 

彼方 「彼方ちゃん絶対見に行くよぉ〜」

 

しずく 「はい、ありがとうございます」^_^;

 

かすみ 「・・・」

 

 

休み時間 璃奈の教室

 

璃奈 「しずくちゃんの様子がおかしい?」

 

かすみ 「うん なんかねいつものしず子より しゅーん(-_-;) って感じの」

 

璃奈 「うーん そうだった様な そうじゃなかった様な」

 

色葉 「そういえば 主役降ろされちゃったって聞いたけど」

 

かすみ 「ええ!? なにそれ!?」

 

淺希 「演劇部の子が言ってたの それでもう一回オーディションがあるって」

 

かすみ・璃奈 『・・・』

 

 

自主練の終わり、屋上のベンチでストレッチしているしずく

 

しずく 「・・・」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

しずく(黒) 「私の歌は誰にも届かない 子供の頃の事覚えてる? みんなと少しだけ違う ただそれだけの事だったけれども 私はいつも不安だった 誰かに変な子って思われたら 嫌われたらどうしよう いつもそんな風に怯えていた だから本当の自分を隠すようになった そしたら少し楽になれた あの日からずっと 私は嘘の私のまま 自分を偽っている人の歌は 誰かの心に届くわけがない」

 

しずく 「うう…」

 

しずく(黒) 「そうでしょう」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

放課後

 

 

しずく 「・・・」

 

 

かすみ 「しず子 確保!」

 

しずく 「か、かすみさん!? な、何?」

 

かすみ 「りな子」

 

璃奈 「ラジャー 璃奈ちゃんボード拘束」(>_<)

 

しずく 「ちょ!? ちょっとこれじゃ前が!」(>_<)

 

かすみ 「それじゃあ出発!」

 

しずく 「え? ええええ⁉️

 

 

正門

 

鏑木 「おせーな かすみのやつ」

 

段竹 「そう言うな一差 ほら言ったそばから来…た」

 

鏑木 「あ? なんだありゃ?」

 

かすみ 「お待たせ! 2人とも」

 

段竹 「お、おう それよりも」

 

鏑木 「なんでしずくの顔を隠しているんだ?」

 

しずく 「その声は一差くんと竜包くん? 私もわからないのぉ!」(>_<)

 

かすみ 「りな子 もう外して良いよ」

 

璃奈 「ラジャー はい」

 

しずく 「っは! い、一体なんなのかすみさん!?」

 

かすみ 「ふっふっふ これからこの5人である場所に向かいたいと思います!」

 

段竹 「ある場所?」

 

鏑木 「こう言う時のかすみって ろくな事を考えていない事が多いよな」

 

かすみ 「何か言った一差」

 

 

 

 

 

お台場 ヴィーナスフォート内の喫茶店

 

   『おおおおお!』

 

鏑木 「でっけぇ!」

 

璃奈 「コレが伝説の」

 

しずく 「ほ、ほんとに食べるの?」

 

段竹 「う、嘘でしょ?」

 

かすみ 「マウンテンパンケーキ 0勝無敗のかすみんが 4人に完食の極意を教えてあげる」

 

璃奈 「勝ててない」

 

かすみ 「ひたすら食べ続けるべし! いざかかれぇ!」

 

璃奈 「いただきます」

 

かすみ 「はむ」

 

璃奈 「はむ」

 

かすみ 「美味しい!」^_^

 

璃奈 「フワフワすぎる!」[≧∀≦]

 

鏑木 「うめぇ! 美味いぞこのパンケーキ! 段竹!」

 

段竹 「お、落ち着いて食べろよ一差…ん?」

 

しずく 「・・・」

 

段竹 「食べないのか?」

 

しずく 「え?…ぁ」

 

かすみ 「ほら しず子も」

 

しずく 「 ・・・はむ …っ! 美味しい!」

 

かすみ 「でしょう!?」

 

璃奈 「ハッピー!」[≧▽≦]

 

かすみ 「いくぞー 目指せ完食!」

 

 

 

璃奈 「璃奈ちゃんボード お腹パンパン」[o ̄_ ̄o]

 

段竹 「俺もだ」

 

鏑木 「この俺様でもギリギリだったぜ」

 

しずく 「ふふ けど美味しかったね」

 

かすみ 「初勝利 イェーイ!」

 

しずく 「やったね!」

 

璃奈 「イエイ!」

 

かすみ 「ほら2人も」

 

鏑木 「はは」

 

段竹 「おう」

 

  5人で勝利のハイタッチする

 

その後 雑貨店、家電店、ヴィーナスフォート内の噴水広場で写真を撮り、他の客の連れた大型犬と触れ合って

 

しずく 「この子 うちのオフィーリアに似ています♪」

 

 

外で止まっていたキッチンカーでメニュー表を見ているかすみ

 

かすみ 「うーん どうしよかな〜 可愛いかすみん困っちゃう」

 

段竹 「まだ決まらないのか?」

 

かすみ 「うん」

 

鏑木 「そういう時はな 1番最初に気になったやつを選べばいいだよ」

 

かすみ 「うーん じゃあ」

 

 

 

その頃しずくは店の窓ガラスに貼られた映画のポスターをじっと眺めていた

 

しずく 「ぁぁ」

 

璃奈 「好きなの? 昔の映画?」

 

しずく 「え?」

 

璃奈 「もしかしてしずくちゃんが演技を始めたのって こう言うのを見てたから?」

 

しずく 「そうかな それもあるけど 私ね演じてる時が1番堂々としていられるの 誰の目にも気にならないし 自分が桜坂しずくだってことを忘れられるの」

 

璃奈 「自分が嫌なの?」

 

しずく 「ご、ごめんね 変な話をして 忘れて」

 

かすみ 「ああああ‼️

 

しずく 「っ!?」

 

かすみ 「また暗い顔をしてる! スマイルだよしず子 エヘ」

 

しずく 「かすみさん」

 

かすみ 「今日は嫌な事全部忘れてパーっと遊ぼ それで元気出たらオーディション頑張って主役取り戻そう!」

 

しずく 「ぁ…ぁぁ知ってたんだ」

 

かすみ 「うん でも別に内緒にしなくてもいいじゃん 私たち応援するし それに もししず子が落ち込んでいるなら話を聞くぐらいなら」

 

しずく 「大丈夫!」

 

かすみ 「え⁉️

 

しずく 「心配しないで 私は平気だから2人ともありがとう」

 

璃奈 「しずくちゃん」

 

しずく 「今日はもう帰らなきゃ じゃあね!」

 

 

キッチンカーの前で購入したドリンクを飲む鏑木と段竹

 

鏑木 「さっきみてぇな喫茶店とか こういうドリンク飲むのも良いな 段竹」

 

段竹 「大体いつもコンビニかラーメン屋だったしな」

 

しずく 「竜包くん、一差くん 私先に帰るね 明日から合宿なんだって? 頑張ってね」

 

鏑木 「ん? もう帰っちゃうのか?」

 

段竹 「おう そっちも今度舞台があるんだってな 頑張れ」

 

しずく 「え? う、うんありがとう」^_^;

 

 

かすみ・璃奈 『・・・』

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

しずく(黒)「やっぱり怖いの 本物の自分を見せる事が」

 

しずく 「だって!」

 

しずく(黒)「嫌われたくない そうでしょう?」

 

しずく 「っく」

 

しずく(黒)「私、歌いたいの みんなの心に届く歌を そのために 自分をさらけ出さないと 受け入れて」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

しずく 「出来ないよ さらけ出すなんて 嫌い こんな私」

 

 

 

 

しずくが帰って数分後

今のしずくの現状を2人に話す

 

段竹 「そうだったのか」

 

鏑木 「別に隠す事じゃねぇのにな」

 

かすみ 「うん 今日その話を聞いて 元気づけようと無理矢理しず子を連れ出して それに明日からしばらく2人に会えなくなるし だからこうしてみんなで遊んで 元気出してオーディションに望んでほしいし 合宿も過酷とはいえ元気に行って来てほしいの」

 

鏑木 「大丈夫だかすみ どんなに過酷でもこいつと一緒にいれば 合宿を乗り越えられるぜ…と言いたいところだけど」

 

かすみ 「え?」

 

段竹に頭を下げる鏑木

 

鏑木 「俺からお願いする! 明日からの合宿 一緒に走ってくれ段竹 ここんところの練習で痛感しているんだ お前がいないと腹が痛くても頼るやつがいない 俺が俺様でいられるのはお前がいるからだ段竹」

 

段竹 「ああ、言われなくても 俺はお前と一緒に走るさ一差」

 

璃奈 「そんなに大変なの? 合宿」

 

段竹 「大変っと言っても何をやるのか知らないんだけどね」

 

璃奈 「そうなんだ」

 

 

2人の思いはそう上手くいかなかった

 

 

 

 

綾 「動画の再生数勝負?」

 

幹 「うん、去年のインターハイで今泉くんと鳴子くん それぞれ活躍したシーンをまとめた動画をね これから投稿するところなの」

 

杉元 「1週間経ってどっちの動画の再生数が多いかの勝負をするんだってさ」

 

綾 「へぇ〜 メガネの動画も作ったんだって?」

 

小野田 「は、はい 僕が最後の山のゴールを取った所の動画しかなかったから 新しく作ってもらったんです」

 

幹 「みんなの動画の編集は杉元くんがやってくれたもんね」

 

綾 「へぇ〜 意外な才能」

 

小野田 「新しく作った僕の動画もやってくれたしね」

 

杉元 「ま、まぁね 経験者の僕からしたら朝メシ前だよ うん」

 

今泉 「そんな事より」

 

杉元 「え? そんな事?」

 

鳴子 「早う投稿してくれマネージャー うずうずが止まらん」

 

幹 「はーい じゃあ投稿するね」

 

鳴子 「おう 頼むで」

 

幹 「はい 投稿したよ♪」

 

今泉 「楽しみにだな 1週間後」

 

鳴子 「そやなぁ どちらの動画の再生数が多いか勝負」

 

今泉 「負けたら」

 

 

今泉・鳴子

一日中勝った方の言う事をなんでも聞く‼️

 

 

今泉・鳴子 『ん?』

 

 

今泉・鳴子 『声を揃えるな‼️

 

今泉 「お前が揃えてきたんだろうが!」

 

鳴子 「いいや! ワイが0.1秒先に喋った お前が揃えてきたんや!」

 

今泉 「いいや俺が0.01秒先だ!」

 

鳴子 「いいやワイが先や!」

 

 

綾 「やっぱあの2人仲がいいよね」

 

幹 「ねぇ!」

 

 

 

今泉・鳴子

だから違うだろう‼️やろう‼️)』

 

 

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