弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中)   作:サクータ

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ここは、本当の弱い私を抱きしめてくれた大切な場所 でも、もっと もっと!


1年生a 「果林先輩」

果林 「ん?」

1年生b 「あ、あの サイン お願いできますか?」

果林 「良いわよ」

2人にサインを書いてあげる果林

果林 「はい どうぞ」

1年生b 「ありがとうございます」

1年生a 「今度ライブありましたら見に行きます」


果林 「モデルじゃなくてスクールアイドルの方なのね」

せつ菜 「はぁ はぁ はぁ」

突然メガネをかけたせつ菜が走ってきて果林の後ろに隠れる

果林 「どうしたの?」

せつ菜 「着替えてる途中で 他の生徒に見つかりそうになって」

果林 「別にいいんじゃない? 生徒会長ってバレても」

せつ菜 「それじゃあ困ります! それに最近 正体を明かさないスクールアイドルって 変身ヒーローみたいで良いかなと思いまして」

果林 「そうかしら? ん」

 気づくと他の生徒たちが周りに集まっていて 少しざわついていた

果林 「良い感じに上がってるみたいね 同好会の人気」

せつ菜 「ぁぁ」


同好会部室

かすみ 「みなさーん 可愛い写真が撮れたので おすそ分けしちゃいますね」

 ピンクの巨大パンダのぬいぐるみに抱きついている写真

歩夢 「わぁー!」

璃奈 「キュン!」(╹◡╹)♡

果林 「あら 可愛いわね」

かすみ 「えっへへ もっと褒めてくれても良いですよぉ〜」

果林 「パンダの話よ」

かすみ 「かすみんを見て下さいよ!」

彼方 「最近ねぇ いろんな人に声を掛けてもらう事が多くなってきている気がするよぉ」

果林 「みんなもそうなのね」

しずく 「最初の方は自転車部の存在が大きくて、同好会の存在すら知られてなかったのに PVと璃奈さんのライブの影響でしょうか?」

愛 「みんな頑張っているもんねぇ この間だって鳴っちが りなりーのライブめっちゃ絶賛してくれてたし 今虹ヶ咲って言ったら ウチか自転車部って言う人増えてるんだって」

エマ 「うん 良い感じだよねぇ」

せつ菜 「順調だからこそもっと先の事を考えなくては 少しずつではありますが 私たちはソロアイドルとして 成長していると思います ですが同好会としての私たちは まだ何も成し遂げていません」

彼方 「私たちのライブ」

しずく 「活動を再開した時にみんなで話し合いましたもんね」

エマ 「今なら実現できるかな?」

愛 「もう一度みんなで話してみようよ」

   『はい❗️』

彼方の携帯 ピロン!

彼方 「ん? ああ!」

エマ 「どうしたの?」

彼方 「遥ちゃんだぁ!」



遥 「お邪魔します」

彼方 「いつでも大歓迎だよぉ〜」

遥 「ふふ」^_^

愛 「今日はどうしたの?」

遥 「実は」

綾小路 「大事なお話がありまして」

果林 「あなたは?」

綾小路 「はじめまして、藤黄学園スクールアイドル部の綾小路姫乃と言います」

しずく 「藤黄って」

綾小路 「突然ですが、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のみなさん 私たちと一緒にライブに出ませんか?」

   『えええええええ⁉️』



RIDE,26 ソロアイドル

 

かすみ 「ダイバーフェス?」

 

果林 「毎年お台場で行われている 音楽イベントよね?」

 

遥 「はい 色んなジャンルのミュージシャンが参加するんですよ」

 

綾小路 「今年はスクールアイドル枠に 藤黄学園、東雲学院が呼ばれたんですけど 遥さんと相談して 虹ヶ咲学園の皆さんを推薦させて頂いたんです」

 

彼方 「遥ちゃーん! ありがとう!」

 

遥 「えへへ」

 

しずく 「でもどうして綾小路さんが?」

 

綾小路 「うふふ この間の合同演劇祭であなたの歌を聞いたのがきっかけです」

 

しずく 「っ!」

 

綾小路 「皆さんがどのようなライブをするのか 見たくなったんです 特に朝香果林さんは雑誌でよく拝見していましたし 人気読者モデルがスクールアイドルをするなんて 特に魅力的ではありませんか」

 

果林 「・・・」

 

かすみ 「ここここ、これって すっごくお客さんが来るんですよねぇ!?」

 

遥 「はい 3,000人くらい」

 

かすみ 「3,000!? ひょええ〜 出ましょうよ こんなライブ 出る機会そうそうありませんよ!」

 

遥 「でも、ひとつだけ問題があって」

 

かすみ 「え!?」

 

遥 「私たちスクールアイドルが曲を披露できるのは 3曲だけなんです 東雲と藤黄はグループなので問題はないんですけど 虹ヶ咲の皆さんはソロアイドルですから」

 

侑 「9人で9曲」

 

遥 「正直お誘いをするかどうか迷ったんですけど」

 

綾小路 「でも、出来たばかりの同好会にとっては悪い話ではないですよね」

 

璃奈 「それは」

 

しずく 「確かに」

 

 

屋上

 

エマ 「リレー形式でどうかな?」

 

愛 「それなら1曲だよね」

 

しずく 「9人でやったら10分は軽く超えてしまいますよ」

 

  『うーん』

 

侑 「どうしたもんだろうね」

 

果林 「あれこれ考えるだけ無駄よ 今回のステージに立てるのはこの中の1人だけ 誰が出るか決めましょうよ」

 

 ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

歩夢 「く、くじ引きとかどうかな?」

 

エマ 「そ、それが良いと思う」

 

果林 「互いに譲り合ってからの運頼み そんなので言い訳?」

 

せつ菜 「ですが私たちは」

 

果林 「衝突を怖がるのは分かるけど それが足枷になるんじゃ意味ないわ それで本当に ソロアイドルとして成長したと言えるの? 遥ちゃんはともかく 綾小路さんは行為だけで私たちを誘ったわけじゃなさそうしね」

 

彼方 「え?」

 

璃奈 「そうなの?」

 

果林 「いずれにしても、今回は同好会が試されるライブになる だから 本気でそれに立ち向かえられるメンバーを選ぶべきよ」

 

 ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

果林 「今日は帰るわね」

 

エマ 「・・・果林ちゃん」

 

 

翌日

 

秋葉原 撮影スタジオ

読者モデルの仕事をこなす果林

 

果林 「お疲れ様でした」

 

ある場所に向かう為、携帯でマップを見ながら向かうが

 

果林 「うーん? 一本間違えたかしら?」

 

次の一本道

 

果林 「・・・え?」

 

また次の道

 

果林 「うーん? はぁ エマに助けて貰おうかしら」

 

侑 「あれ?」

 

果林 「っう!」

 

せつ菜 「果林さん」

 

歩夢 「お買い物ですか?」

 

果林 「いいえ」

 

せつ菜 「もしかして、果林さんもこう言うの好きだったんですか!?」

 

果林 「え?」

 

 

秋葉原 宝田中央通り ゲーマーズ本店

 

果林 「あー」

 

 

 

数分前

 

部室棟裏

 

 自転車の洗車をしている小野田

 

♪ 「恋のヒメヒメぺったんこ 鼻歌ver」

 

小野田 「ヨシ! ふふふ やっぱ自転車がピカピカ✨だと気持ちが良いなぁ はぁ 暑い もうすぐ夏が来るんだな」

 

小野田 (インターハイがある夏が また あの時みたいに走れたらいいね 真波くん)

 

 ピロン!

 

小野田 「ん? あれ? 着信履歴がきてる」

 

 

着信あり 真波山岳

 

 

小野田 「ええ⁉️ 真波くん⁉️ どうして⁉️ 普段全然掛かって来ないのに」

 

{プルル プルル プッ}

 

小野田 「ご、こめん!真波くん電話に気づかなくて」

 

{ピーという音の後にメッセージを}

 

小野田 「あっ、なんだ留守電か{ピー}あの、小野田です 電話ありがとう 大会行けるよ また一緒に走れたら良いね 楽しみにしてるよ」

 

 

 

 

 

真波 「うん、俺も楽しみにしてるよ」

 

 

 

 

 

小野田 「うわぁ‼️ 真波くん⁉️ どうして」

 

真波 {着信があったからとったけど? ちょっと時間かかったけど}

 

小野田 「あ、ああ そっかぁ」

 

真波 {俺たちの方は先週予選があってさぁ 泉田さんすごく気合い入れてて 2位の学校より10分差をつけて勝ったよ 大会レコードだってさ}

 

小野田 「すごい!」

 

真波 {ああ! 違う違う その事で電話したんじゃないんだ 今、どこにいると思う?}

 

小野田 「え?」

 

真波 {前さ 坂道くんが好きだって言ってた場所}

 

小野田 「まさか!?」

 

真波 {そう}

 

 

 

真波 「秋葉原だよ」

 

 

 

小野田 (アキバ⁉️

 

真波 {これからインハイのコースの下見に行くんだけど、葦木場さんって先輩がスマホの充電器を忘れたって言って寄り道しているんだ}

 

小野田 (真波くんがアキバに 真波くんがアキバに!)

 

真波 {それにしても、どこもかしこもお祭りみたいで賑やかだ}

 

小野田 「すぐ行く!」

 

真波 {え? ごめん、後10分もいないよ?}

 

小野田 「それでも 行くから!」

 

 

小野田 「はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ」(汗)

 

 

 

 

 

秋葉原 ゲーマーズ 店舗内

 

商品棚に並ばれている小説 「紅蓮の剣姫」

 

 

せつ菜 「ありました! 買って来ますね」

 

果林 「・・・あ」

 

 

スクールアイドルのグッズコーナー

 

果林 「コレって」

 

侑 「最近スクールアイドルのグッズも取り扱い始めたらしくて」

 

歩夢 「だから、せつ菜ちゃんに連れて来てもらったんです」

 

侑 「ああ! 東雲も藤黄のもある 綾小路さんだ すごいなぁ」

 

せつ菜 「お待たせしました」

 

果林 「ねぇ? あなたのグッズはないの?」

 

せつ菜 「え? な、ないですよぉ ちょっと悔しいですけどね いつか私たちもここに並べられるようになりたいです」

 

果林 「うん」

 

 

ゲーマーズを離れ、大通りに出る

 

侑 「わたし、みんなのグッズが出たら絶対コンプリートするね」

 

果林 「うっふふ 本当に侑は私たちのこと大好きなのね」

 

侑 「はい!」

 

歩夢 「けど1番最初にコンプリートするのは私のグッズからにしてよね 侑ちゃん」

 

侑 「あはは もちろん」

 

果林・せつ菜 『ふふふ』

 

ふと果林が横を向いた時何かに気づく

 

果林 「あら、あの子」

 

侑・歩・せつ 『ん?』

 

 

小野田 「はぁ はぁ はぁ はぁ」(汗)

 

 

歩夢 「坂道くん?」

 

小野田 「あ、上原さん みなさん はぁ」

 

侑 「どうしたの!? すごい汗だよ!?」

 

せつ菜 「何かあったんですか!?」

 

小野田 「あ、あの! こ、こ」

 

果林 「こ?」

 

小野田 「この辺りで、箱根学園のバスを見ませんでしたか!?」

 

歩夢 「え? 箱根学園のバス?」

 

侑・歩夢・せつ菜 『・・・』

 

侑 「どうだったかなぁ? ここに来るまでの間 結構バス通てたと思うけど 果林さんはどうですか?」

 

果林 「ごめんなさいね 私も見てないわ」

 

小野田 「そう、ですか バカだな ぼく」

 

せつ菜 「坂道さん?」

 

小野田 「はぁぁぁ ん?」

 

歩夢の後ろ ガードレールの下 一本のボトルが置いてあるのに気づきそれを拾う

 

 [神奈川県立箱根学園高等学校]

 

歩夢 「ボトル?」

 

侑 「箱根学園って書いてあるね」

 

せつ菜 「お忘れ物でしょうか?」

 

果林 「という感じではなさそうよ」

 

せつ菜 「え?」

 

 

小野田 「ハァ…真波くん」(嬉)

 

 

侑 (坂道くん 喜んでる?)

 

 

 

走行中の箱根学園のバスの中

 

真波 (また渡しに来てよ 坂道くん 今度は 笑顔で受け取るから)

 

 

記者A 「我々も下見にご同行させていただいて悪いね」

 

泉田 「いえ、むしろこの形であれば効率が良いと思いましてね」

 

記者B 「そう言ってくれて助かるよ それで今年は虹学に勝てるかな?」

 

泉田 「勝てるかどうか ではありませんよ 彼らが」

 

銅橋 「そうだ! アイツらが付いてこられるかどうかさ 一瞬だよ箱根学園だぜ俺たちは 俺が引きちぎってやるよ 俺が!」

 

泉田 「それぐらいにしておけ銅橋 繰り返しになりますが 王者という称号は失われましたが 誇りは失ってはいませんよ 僕らは強い! そして」

 

記者A・B 『おお』

 

 

泉田 「僕は強い…ッフ」

 

 

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