弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中) 作:サクータ
城下町、栃木県宇都宮市 かつては江戸五街道と日光街道と奥羽街道 17の宿場を経て奥羽と日光へと分かれていた 現在は国際的な観光地「日光東照宮」「中禅寺湖」「天川の滝」の他 有数の温泉地を抱える日光国立公園 日光火山群を北に控え その玄関口を賑わっている 今大会、インターハイ栃木県大会は ここ、宇都宮からスタートする
手嶋 「始まるな」
青八木 「うん」
3日間の灼熱のレース…「インターハイ」が!
会場に向かうバスの中
杉元 「いよいよだ! いよいよだよ ここからが本番だ みんな!
合宿も練習も 全てはこの日の為にやって来た インターハイ当日僕らは走らない だけど 僕ら無しではメンバーも走れない 胸を張れ1年 僕らはサポート! そう 僕らは7人目のインターハイメンバーなんだ」
1年生 『はい!』
杉元 「分からないことがあれば僕に聞いて なんでもね」
1年生 『はい!』
杉元 「そう 僕は去年のインターハイ経験者だから」
定時 (兄ちゃん かっこいい)
侑 「へぇ〜 照文くんって結構1年生たちに定まれているんだね」
幹 「うん、杉元くん 努力家だから 1年生たちもついて来てるの」
侑 「やっぱり気合い入ってるねぇ 自転車部 インターハイ行くんだもんね」
小野田 「……zzz…ん ううん?」
侑 「えへへ」^_^
小野田 「うわぁ! た た 高咲さん!? どうしてここに!?」
侑 「私だけじゃないよ」
小野田 「え? ど、同好会のみなさん!?」
愛 「オッハー 坂道!」
しずく 「おはようございます♪」
せつ菜 「おはようございます坂道さん! ついにインターハイですね!」
小野田 「は、はい!///」
小野田 (顔近っ!)
小野田 「で、でも どうして一緒にバスに」
かすみ 「そんなの決まってるじゃないですか!」
歩夢 「私たちみんな 自転車部の応援をしに来たんだよ」
小野田 「お、応援」
せつ菜 「フェスティバルをサポートしてくれたお礼です」
侑 「だから、今度は私達かみんなを応援する番だよ って言うのもあるけど」
小野田 「え?」
侑 「実はあの時の予選が終わった後、心が熱くなってときめきを感じて、インターハイに行ってみたいなって思ってたんだよね えへへ」
歩夢 「侑ちゃん」
侑 「だから あの時みたいな走りを見せて私をときめかせて」
小野田 (高咲さん…確かはじめて見たレースだったんだよね 相当心が熱くなってたんだ高咲さんは じゃあそれに応えないといけないね)
小野田 「お、応援お願いします」
侑 「うん!」
今泉 「着くぞ!」
小野田・鳴子 『っん(ヒィ)』
栃木県宇都宮市
インターハイ1日目 会場駐車場
エマ 「彼方ちゃん 起きて」
果林 「もう着いたわよ」
彼方 「ん〜 ふああ〜」(´○`).。oO
かすみ 「あ、あれって皆んな ギャラリーの方ですか!?」
歩夢 「こんなにたくさん」
しずく 「それに目の前にいるのは 取材人じゃないですか?」
鏑木 「マジ!? おおおお! ん?」
虹学のバスより大きいバスが隣に止まる
鏑木 「ああもう! 何だよ!?」
今泉 「っ!」
小野田 「ん?」
鳴子 「ああ?」
愛 「隣のバス デカっ!」
璃奈 「このバスって」
神奈川県 箱根学園
小野田 「箱根…学園!」
プー! プシュー
「来たぞ! 絶対王者」
「神奈川県代表箱根学園だ❗️」
「キャプテン泉田 髪伸ばしてるぞ!」
「すげぇ迫力!」
「葦木場デケェ!」
「こっち向いて」
「黒田だ! 新人戦総なめにした 黒田だ!」
黒田 「取材人、去年より少ないんじゃないかって言ったのは誰だ 塔一郎?」
泉田 「宿命だよ
銅橋 「俺は銅橋だ 俺を写せ! 俺は最速を受け継ぐ男だ」
葦木場 「
黒田 「どうした?」
葦木場 「また携帯の充電器忘れた」
黒田 「いいよ もう」
真波 「っふふ」
「真波く〜ん!」
きゃあああ‼️
真波 「っお!」
「きゃー! こっち向いた!」
「真波くん! こっちにも!」
「目線くれる?」
黒田 「大人気じゃねぇか 真波」
黒田 「何ででしょうね?」
「あれ? 12345… 1人足りない?」
箱学のバス内
悠人 「・・・やっと着いたか」
鳴子 「よっと って! 待たんかい! 取材人!」
「っお!」 パシャ! パシャ!
鳴子 「ニッヒヒ」
「泉田くん こっちに目線もらえる?」
鳴子 「ああ」
かすみ 「あれ? 興味がないんですかね?」
鳴子 「コラコラ! 去年優勝したのはワイらやで! 忘れたんかい!あの熱い戦いを!? ここに虹学おりますデェ! ここに1番の
璃奈 「去年優勝したんだよね?」
小野田 「え? う、うん」
侑 「どうして箱学の方が?」
鳴子 「っは! まぁ分かっとったけどな」
愛 「え? なにが?」
今泉 「まぁそう言う事だ鳴子 取材人の動きがそのまま俺たちの評価って事だな」
鳴子 「っははは! わーとるがな 要するに 目立ち方が足りひんっちゅう事やろ」
手嶋 「高みへ行く時人は必ずこう言う 1度目はまぐれ 2度勝たなきゃ 認めてなんてくれないさ」
古賀 「出来るさ 俺が全力でサポートしてやる!」
侑 「わたしもサポートします!」
歩夢 「わたしも!」
せつ菜 「私たち同好会も皆さんのこと支えますよ!」
同好会メンバー 『はい!』
杉元・幹 『うん』
鏑木・段竹 『うん』
手嶋 「取るぞ! 今年も!」
チームニジガク
「おおおお‼️」
各学校の控えテントエリア
鳴子 「おお! 来とる来とる わんさかおる ぎらついとる」
せつ菜 「凄いですね これがインターハイの空気ですか」
璃奈 「たくさん集まってる」
鏑木 「さすがインターハイ」
鳴子 「全国から来とるで」
小野田 「全国」
鳴子 「この日の為、たった3日間のレースの為、命懸けや そりゃそうや、1年間の想いがここにたーっぷり詰まってるんや そや、手嶋さん」
手嶋 「なんだ?」
鳴子 「受付済ましてゼッケン貰った後、ワイ用事があるんで消えますわ」
手嶋 「用事?」
鳴子 「っははは まぁ ちょっとした野暮用ですわ」
虹学のテント
小野田 (はぁぁ 緊張するなぁ でも、鏑木くんの方がもっと緊張してるはず、ここは先輩として笑顔で)
小野田 「か、鏑木くん、緊張するよね? 僕も1年生の時は…って あれ?鏑木くんがいない」
かすみ 「ああすみません、一差は今」
今泉 「イキリか? あいつなら いつもの場所だ」
ギュルルル!
鏑木 「うぉぉぉ やべぇ〜」
「新鮮だな」
「ああ 去年の順位で今年のが決まるからな」
「常勝王者箱根学園が 二桁ゼッケンなんて」
数分後
手嶋 「安全ピンでしっかりとめとけよ」
今泉 「はい」
歩夢 「あ、貸して 私がとめてあげる」
今泉 「おう、悪いな」
手嶋 「小野田」
小野田 「はい」
侑 「坂道くんのは私がとめてあげる」
小野田 「あ、はい お願いしま…」
え?
鳴子 「かーかっかっか! 分かっとったけど この一桁ゼッケン! ワイはゼッケン[3] まじテンション上がるわー ちょ! 写真撮ってやマネージャー バシーっと ビシーっとな!」
幹 「はーい」
かすみ 「テンション高」
しずく 「そんなに凄いんですか? その一桁ゼッケンって?」
幹 「うん、見て 他のチームは2桁とか3桁のゼッケン付けてるでしょ?」
かすみ 「はい」
幹 「左の数字(十の位いと百の位い)は去年のおおよその順位 一桁って事はそのレースで優勝したって言う証なの」
しずく 「へぇ〜」
幹 「右の数字(一の位い)はチームの位置付け、1チーム6人で走るから 1〜6 特に1は特別な数字でそのチームのエースナンバーなの」
しずく 「面白いですね自転車 ね?かすみさん?」
かすみ 「え? う、うん」
幹 「でしょう!?」
しずく 「1がエースナンバーって事は 私たち虹学のゼッケン1は 駿輔先輩って事ですよね?」
幹 「ううん 今年、1を付けて走るのは」
かすみ・しずく 『ん?』
侑 「坂道くん? ゼッケンを」
小野田 「あ、あの! 手嶋さん!」
手嶋 「ん?」
小野田 「このゼッケン」
手嶋 「いいんじゃないか? 似合ってると思うぞ」
小野田 「だってコレ 今泉くんが付けるんじゃ」
今泉 「ん?」
侑 「ううん? っあ」
手嶋 「どのレースも同じだ 前大会優勝者が出る場合 それが与えられる 優勝者の証」
手嶋 「ゼッケン[1]だ」
小野田 「っ⁉️」