弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中)   作:サクータ

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{虹ヶ咲学園 集団から2名飛び出しました! 3年スプリンター 青八木一選手 1年生鏑木選手 ゼッケン6! 虹学は今年も2人でスプリントを取りに出ました!}


しずく 「はじめ先輩と一差くんが出ました」

果林 「ウチは2人で勝ちに行くのね」

歩夢 「今年もって言ってたけど去年も2人で出たんだ」

せつ菜 「昨年の1日目、章吉さんと卒業された田所さんって方が出まして うちが勝利しているんですよ」

愛 「今年は鳴っち出ないんだ 鳴っちが出たら確実だと思うけど?」

せつ菜 「作戦ですかね?」

璃奈 「スプリント・・・あ」

歩夢 「どうしたの? 璃奈ちゃん?」

璃奈 「合宿の時に言っていた 平坦道最速の証」

エマ 「あの時はじめくんが言ってたやりたい事だ!」

愛 「それを取りに出たんだ!」

しずく 「一差くんはそのサポート」


彼方 (頑張れはじめん やりたい事 叶える時だよ)




RIDE,42 ふくらむ青八木

 

 

鏑木 「なんで俺がスプリンターの戦いに!? 手嶋さん間違えたのかなぁ 何度も俺オールラウンダーだって言ってるのに オール“バインダー”って聞こえたのかな? バインダーは閉じるやつだしな」

 

「っく 虹学が追いついて来た」

「2人!? 今年も2人出したのか スプリンターを」

 

青八木 「うん」

 

鏑木 「はあああ! 俺はスプリンターじゃない! いいかお前!」

 

「お前って 俺は2年生だぞ!」

 

鏑木 「構わん! 俺は虹学の隠しエース オールラウンダーの鏑木一差様だ!」

 

「構わんって」

 

青八木 「すまない」

 

「あ、いえ いいですけど」

 

青八木 「さて鏑木」

 

鏑木 「ん?」

 

青八木 「まだこの集団は先頭集団じゃない さっきの合図で出たスプリンターは43人」

 

鏑木 「数えてたんですか!?」

 

青八木 「ここまで13人抜いて来た つまり」

 

鏑木 「残り20人!」

 

青八木 「30人だ」

 

鏑木 「ぁ、ん? ん?」

 

青八木 「ここにいる8人を除いて22人前にいる そしてその中に箱根学園が1人混ざっている」

 

鏑木 「ほぉ〜」

 

青八木 「1日目、このコース119号線を北上する 街中の広い車線を通りほぼ直進する 途中から一車線になって高速の下をくぐり、杉並木が始まり、その先に3線に広がる区分がある そこがファーストリザルトライン グリーンゼッケンのラインだ」

 

鏑木 「へぇ〜」

 

青八木 「ライン手前の杉並木 風の影響はほとんどない 22人を早めに抜かないと持ってかれる 1番に」

 

鏑木 「なるほど」 キリッ!

 

青八木 「っ!」

 

青八木 (目つきが変わった)

 

青八木 「引け 次はお前の番だ」

 

「ヤバい!虹学動くぞ!」

「させるか」

 

 

鏑木 「させられるかぁ‼️

 

 

「速い!」

 

鏑木たちが加速すると同時に集団から1人上がってくる

 

清水 「この先の90度クランク 腹を捩じ込む! 俺は高知土佐海高 スプリンター清水 コーナーの魔術師と呼ばれた男! コーナリングの切れ味は誰にも負けんのじゃ!」

 

右へ曲がる90度クランク 鏑木の前に出て進路を塞ぐも

 

鏑木 「ぐぅぅぅぅぅぅ!」

 

清水 「え? ええ⁉️」

 

 

鏑木 「ほるらぁぁぁぁ‼️

 

 

土佐海校、清水の左から抜いてさらに加速

 

清水 「嘘やろ!? あの精密さ あの切り返し あの立ち上がり ありゃ…」

 

 

清水 「必衰のスプリンターやいか!」

 

 

 

鏑木 (え? おかしいな? 何でみんな オールラウンダーの俺に着いてこられないんだ?)

 

青八木  ニヤ

 

 

 

 

 『おおおお❗️』

 

しずく 「すごい! 一差くん!」

 

愛 「あっという間に抜いて離した!」

 

果林 「凄いわね 彼」

 

エマ 「はじめくん 一瞬嬉しそうな顔してた」

 

璃奈 「璃奈ちゃんボード「にっこりん^_^」」

 

彼方 「レースになるとああいう顔になるんだ はじめん」

 

 

 

 

 

鏑木 「第二か第三か分かんないっすけど前の集団に追いつきました!次は青八木さんっすよぉ」

 

青八木 「分かった」

 

矢倉丸 「っへ! 来たか虹学 俺は北のスプリンター 新潟上越東の矢倉丸! 去年は田所がいたが 今年の虹学は やれやれ 小振りだな」

 

青八木 「はぁぁ」

 

矢倉丸 「あ?」

 

 

青八木 「はぁぁぁぁぁぁぁ」

 

ッボン‼️ッボン‼️ッボン‼️

 

 

青八木の上半身が丸太のように膨らむ

 

集団の選手たち  『っな⁉️』

 

矢倉丸 「こ、小振りじゃない!こいつ身体が変化しやがった!」

 

青八木 「体幹だ 筋肉と言うのは使う時に膨張する 俺はその落差がちょっとばかり激しいらしい その体幹を今最大に膨らませてる つまり今から」

 

矢倉丸 「っ!?」

 

青八木 「本気で踏むってことだ‼️

 

 

青八木 「田所さん直伝‼️酸素音速、肉弾丸‼️

 

 

青八木 「はあああああ‼️

 

 

 

矢倉丸 「あれ? もう見えない」

 

 

 

 

せつ菜 「こ、これは!? 以前予選の時に見た」

 

彼方 「はじめんの必殺技」

 

エマ 「ニクダンガーン♪」

 

愛 「なんか前より大きくなってない!?」

 

しずく 「私も思いました」

 

果林 「彼の変化にはほんと驚かされるわ」

 

璃奈 「他の選手の人たちも驚いてた」

 

歩夢 「さっき、筋肉の膨張がちょっと激しいって言ってたけど」

 

果林 「ちょっと激しいって言うレベルじゃないわね」

 

しずく 「中継のカメラも見失う程の速さでした」

 

エマ 「一瞬だったね」

 

彼方 「すごい! はじめん!」

 

璃奈 「でも、それに着いていく一差くんもすごい」

 

せつ菜 「これならすぐに先頭に追いつきますよ!」

 

 

 

 

鏑木 「スッゲェ! あっという間に引き離しましたよ! インターハイでこういう事をすると気持ちいいっすねマジで でも 後ろの事も考えて下さいよ青八木さん 俺、スプリンターじゃないんですから 一瞬千切られそうでしたよ」

 

青八木 「っふ 矢倉丸もトップレベルのスプリンターだ」

 

鏑木 「うん?」

 

青八木 (こいつ、ついてきた)

 

***************

スタート前

 

青八木 「全開?」

 

手嶋 「そうだ 機会があったら試してみてくれ やつを引いて全開ダッシュしろ」

 

青八木 「100%でもいいか? もし千切れたら」

 

手嶋 「置いていけって事になるな 残念だがその程度の実力ではどの道」

 

 

手嶋 「先頭では戦えない」

 

 

***************

 

鏑木 「なに言ってんですか? あの矢倉さんトップじゃないでしょう?」

 

青八木 (100で引いてもついて来たぞ 純太 しかも)

 

鏑木 「あの人 クライマーなんじゃないですか?」

 

青八木 (おしゃべり好きだ つまり こいつは先頭で戦えるということだな)

 

鏑木 「見えて来ました前の集団 追いついたら俺の番ですね へへへ いよいよ」

 

青八木 「行くぞ鏑木 先頭まで!」

 

鏑木 「どうしたんですか青八木さん 嬉しそうですね!」

 

青八木 「つべこべ言わずに着いてこい!」

 

鏑木 「はい!」

 

青八木 「肉弾丸‼️

 

 

 

メイン集団

 

「スプリント争いに絡めなかったスプリンターが下がって来たぞ」

「やっぱトップは箱学の銅橋か」

「すごい勢いで飛び出したからな」

「いや福岡の大振も調子いいみたいだぞ」

「今年のスプリンター最速は誰だ!?」

 

 

鳴子 (メッチャ飛び出したぁぁぁい‼️)

 

 

鳴子 (アホか! なにこんな所でのんびり走ってんねんって体が言うとる 今なら行けるんちゃうか? 横からすり抜けて前へ! インターハイやぞ! 今年のファーストリザルトで今、トップ争いしとるんやぞ あかん、騒ぐ! もう行こ)

 

 ポン

 

鳴子 「っい‼️」

 

今泉 「よく耐えたな」

 

鳴子 「・・・ま、まあな これくらい平気やっちゅうねん」

 

鳴子 (危なかったぁぁ)

 

今泉 「派手好きのおまえからしたら 出られないのが辛かったか」

 

 

鳴子 「余裕や全然」( ̄◇ ̄;)

 

 

今泉 「顔と言葉があってないぞ 何はともあれ、おまえがオールラウンダーに転向したことに感謝してる」

 

鳴子 「ッハ! おまえの為ちゃうわボケ」

 

 

泉田 「出ないんだな 虹学、鳴子章吉」

 

 

鳴子 「箱学 まつ毛くん!」

 

鳴子 (探りにいれに来よったか)

 

鳴子 「ワイが出たらぶっちぎりでスプリント取っちまっておもろないから 先輩と後輩に譲ったんや」

 

泉田 (作戦か、調子が悪そうでは無さそうだ)

 

泉田 「うちは春先から調子のいい銅橋を出した」

 

鳴子 「とか何とか冷静ぶって 本当は出たくてたまらんのちゃうか?」

 

泉田の左大胸筋  ッド!

 

泉田 (左大胸筋(フランク)

 

泉田 「隠す意味もないようだね その通りだよ鳴子くん僕のアブアブの叫びが聞かなくて寂しいかい?」

 

鳴子 「景気づけには持って来いやからなぁ ワイも新兵器見せたかったけどなぉ」

 

鳴子・泉田  『っ‼️』

 

小野田 「あわわわ」

 

 

泉田

ならばひと勝負とするかい❓鳴子くん‼️

 

鳴子 「望むところや‼️ まつ毛くん‼️

 

 

泉田 「騒いでいる‼️ 体中の筋肉たちが❗️

 

鳴子 「血が沸騰しそうや‼️ 思い出すわ1年前の戦いを‼️ あそこのでかい旗のところまで約200m! どっちが速いか」

 

泉田 「良いだろうアブ‼️

 

 

鳴子・泉田

勝負やぁ‼️勝負だ‼️)』

 

 

 

今泉・黒田 『待て鳴子(待て塔一郎)』

 

鳴子・泉田 『っ!』

 

今泉 「体力の無駄遣いはするな まだレースは始まったばかりだ」

 

鳴子 「ぐぬぬ」

 

黒田 「飛び出してんじゃねえよ塔一郎 バッタか 草むらの」

 

泉田 「筋肉が喜んでいる このインターハイに帰って来れたことに、それを表現したんだ」

 

黒田 「変態か」

 

泉田 「褒め言葉か? 雪成(ユキ) 僕の筋肉はしなやかになっている 去年より 遥かに」 ジリジリ

 

鳴子 (っは そんなもんジャージの上からでも分かっとったわ)

 

泉田 「勝負はお預けだよ 鳴子くん」

 

鳴子 「ああ」

 

泉田 「ところで、今年の虹学はどんなスプリンターをだしたんだい?」

 

鳴子 「ん?」

 

泉田 「うちの銅橋 彼は僕をも凌ぐ変態だ」

 

小野田・今泉 『ぇぇ(っ!)』

 

鳴子 (変態?)

 

泉田 「彼は努力を尾変わらない 箱根学園としてのプライドを十分に熟視している もし、そこらの頑張りや努力だけで挑もうとするなら彼には勝てない 全身から溢れ出すプレッシャーに呑まれ、足がすくむ」

 

 

 

泉田 「彼は、僕より変態だ!」

 

 

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