弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中)   作:サクータ

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スタート前

{スタートまで後15分になりました 選手の皆さんは準備をお願いします}


鏑木 「じゃ、もう行くわ」

しずく 「うん! 頑張って 一差くん!」

璃奈 「頑張って 璃奈ちゃんボード “ ファイト! ” *\(^o^)/*」

段竹 「俺は出られないけど、お前は精一杯はしゃいで来いよ インターハイ 一差!」

鏑木 「ああ! やってやるさ 見ててくれ!」

かすみ 「一差」

鏑木 「お?」

かすみ 「その・・・頑張ってね」

鏑木 「なんだなんだ!? せっかくのおもしれぇ顔が台無しだぞ かすかす」

かすみ 「か、かすかすじゃない! かすみん! それに面白い顔じゃなくて可愛い顔! もう! こんな時にからかわないでよ!」

鏑木 「ハハ! いつものかすみに戻った」

かすみ 「え?」

鏑木 「そんな心配な顔すんなって みんなと一緒に見ててくれ 段竹、しずく、璃奈と一緒によ」

かすみ 「一差・・・うん! 頑張って 一差! 勝ったら沢山コッペパンを作ってあげるからね!」

鏑木 「ああ!」



RIDE,46 鏑木全開!

 

 

 

ラインまで残り300m

 

 

鏑木 「分かりました神様 やりましょう! 貴方に教えられたこと全てを駆使して このスプリントを取ってみせます!」

 

 

 

銅橋 「!?(プレッシャーが跳ね上がった!? このオレンジ、さっきまで自分がスプリンターって事に気づかず青八木のアシストの面をしていたのに トップを狙う顔に変わりやがった!)」

 

 

 

 

 

スプリントライン手前の観客スペース

 

古賀 「ここなら十分 選手が見えるはずだ」

 

幹 「先頭3人 ラインまで残り300mです」

 

侑 「あの緑色の線がファーストリザルトのラインなんだね」

 

幹 「うん あのラインに1番最初に通過した選手が」

 

杉元 「今大会最速のスプリンターの称号を与えられる もう数分の内に」

 

侑 「もうそこまで来てるんだ」

 

かすみ 「か、勝てますかね 虹学は」

 

侑 「勝てるさ 私はそれを信じて応援したい」

 

かすみ 「侑先輩…はい! かすみんも精一杯応援します」

 

段竹 「一差」

 

 

寒咲 (始まるな インターハイ1日目、ファーストリザルト 最後のスプリントが)

 

 

 

 

ラインまで250m

 

銅橋 (始まるぜ 最終スプリント!)

 

カチッ ガコン! ギアを一段上げる

 

 

銅橋 「ブオオオオ‼️

 

 

箱学銅橋加速 それに続き

 

 

青八木 「行けぇ‼️ 鏑木ぃ‼️」

 

 

青八木が鏑木の背中を押して送り出した

 

 

鏑木 「はい❗️」

 

 

背中を押され、箱学銅橋に向かって加速する

 

 

鏑木 「ほるらあああああああああ‼️

 

 

 

 「虹学4番 6番を送り出した!」

 「1年生にスプリント取らせる気か!?」

 「でもあいつ 速え」

 

 

 「ラインまで残り200mで 並んだ!」

 

 

 

鏑木 「ハッ ハッ ハッ ハッ ふぅ」

 

銅橋 「っ!」

 

 

 「虹学 休んだ!?」

 

 

銅橋 (なんだこいつ!? 余裕か!?)

 

鏑木が銅橋の後ろに入り、一旦息を整え、汗を拭い、そして

 

鏑木 「ほるらあああああ❗️

 

もう一度加速して銅橋を抜いた

 

銅橋 「加速かぁ❗️」

 

すぐに加速して前を抜いて行った鏑木の後ろに追いつく

 

銅橋 (こいつ、一旦俺の後ろで休んでからもう一度加速しやがった 2段加速 読めねぇこいつの動き けどこの状況、こいつを風除けにして後ろに着いていれば 次はどう動く? 動かない? 考えなしか? このオレンジ得体の知れねぇスプリンターだが)

 

 

銅橋 「バカだ❗️」

 

 

 「箱学 ピッタリ後ろに着いたままだ!」

 「虹学を風除けにして 足を溜めているんだ!」

 

 

銅橋 「見せてやるよ! 俺の怪物スプリント! 俺は負けねぇ 俺は箱学だぁ!」

 

 

 「決まる 今年最速のスプリンターが」

 「残り100m」

 

 

 

愛 「ヤバいよ! せっかく前を抜いたのに」

 

歩夢 「さっきと青八木さんの時と同じ状況だよ!」

 

彼方 「このまま抜かれて終わりなんて嫌だよ」

 

せつ菜 「ちょ、ちょっと待ってください 一差さん何か呟いていませんか?」

 

歩夢・愛・彼方 『え?』

 

エマ 「確かに、何かつぶやいてる」

 

果林 「よく聞こえないわ」

 

 

 

コーナーの途中で何かをつぶやいていた鏑木

 

鏑木 「入れ 入れ 入れ 入れ」

 

 

 

璃奈 「入れ?」

 

しずく 「入れってなんだろう」

 

 

 

銅橋 (何だ? 入れ? ギアか? ギアがトップに入らないのか? メカトラか? ついてなかったな それでいまひとつの加速だったんだな オレンジ トラブってないお前と全開で勝負したかったぜ)

 

 

 「箱学銅橋 前に出た!」

 

 

鏑木 「入れ」

 

 

この時鏑木は2つの大きな歯車を思い浮かんでいた、その歯車は回りながら少しずつ近づいていく

 

 ゴ ゴ ゴ ゴ 

 

***************

 

鏑木 「え? ゴール前いつも何を考えているか? ですか? 歯車です 大きな」

 

青八木 「え?」

 

鏑木 「イメージなんですけど 頭の中で大きな2つの歯車が繋がると すげぇパワーが出るんです」

 

***************

 

 

 ゴ ゴ ゴ ゴ 

 

 

鏑木 「入れ 入れぇぇぇぇ‼️

 

 

  ガシン‼️

 

 

鏑木 (入った! 良し!)

 

 

青八木 (行け! 鏑木!)

 

銅橋 (メカトラじゃない!)

 

 

 

 ギュイイイイン‼️

 

 

頭の中の歯車が繋がって高速回転すると同時に鏑木自身全開加速

 

 

鏑木 「ほるらああああ‼️

 

 

銅橋 (リザルトラインまで残り80m!)

 

鏑木 (俺が!)

 

銅橋 (俺が!)

 

 

鏑木・銅橋  (俺が獲る‼️)

 

 

鏑木 「豚ァァ❗️(イケる!)」

 

銅橋 「オレンジ❗️(来やがった!)」

 

 

鏑木・銅橋 (スプリント‼️)

 

 

 

 

 

古賀 「見えた!」

 

杉元 「先頭2人 鏑木と箱学銅橋です!」

 

かすみ 「一差!」

 

幹 「残り50m!」

 

侑 「頑張って!」

 

 

段竹 (一差 すげぇよお前 全国の猛者たちが集うインターハイで、しかも先頭で最速のスプリンターが決まるグリーンゼッケンをかけた戦いをしてんだ 俺も来年、あのジャージを着てお前と一緒に出たい いや出る! 今年俺はサポートだ 俺はお前のことを全力で応援するぜ一差 お前の勝利を願って だから)

 

 

かすみ (一差、スタート前少し心配してたんだ かすみん、一差がどれだけ努力して練習して来たのか分かるよ だって毎日新しい傷を作って来るんだもん いつか倒れちゃうんじゃないかって でも)

 

 

 

鏑木 「ほるらあああああ‼️

 

 

 

かすみ (あんなに必死で走ってる一差の顔を見てたらかすみん)

 

段竹 「勝て!」

 

かすみ 「勝って!」

 

 

段竹・かすみ  『一差ァ‼️』

 

 

 

鏑木 (今一瞬段竹とかすみの声が聞こえた あいつら近くで見てくれてるのか 勝て? ああ当然だ やってやるさ段竹、かすみ!)

 

 

 「残り30m!」

 

 

鏑木 「勝つ 勝つ 勝つ 俺が勝つ❗️」

 

 

青八木 (行け鏑木 イケる!お前なら!)

 

 

鏑木 「ほるらああああ‼️

 

 

 「おお! また並ぶ!」

 「最後のスプリント!」

「あの銅橋って見た目もっとラフプレイかと思ったけど、すごく真っ直ぐな走りだ!」

「俺、あいつの出てるレースほとんど見てる 口や態度はデカいけど 勝ち方は力の真っ向勝負 いつだってフェアプレイなんだ だから」

 

 

銅橋 「ブオオオオオ‼️

 

 

 うおおおおお‼️

 

 「ファンが多いんだ!」

 「銅橋!」

 「行けぇ! 箱学銅橋!」

 

 

箱根学園自転車部の生徒たち

 

 「銅橋先輩 ねばって!」

 「踏んでください 先輩!」

 

 

銅橋 (分かってるよブハッ! やっと出れたインハイなんだ これを穫れなきゃ春先の全勝がなんだったんだってなっちまう だろ⁉️ )

 

 

鏑木・銅橋  『ほるらああああ‼️ブアアアア‼️)』

 

 

鏑木 「ハッ ハッ ハッ(数十センチ 豚に出られたクソッ! ラインはすぐそこ 見えてる 砕けそうな筋肉 だけど分かってる この試練乗り越えろって事でしょ?    神様    何で一瞬青八木さんの顔が浮かんだんだ? 分かんねぇどうでも良い 最後のひと踏み❗️)」

 

 

鏑木・銅橋 『ハッ ハッ ハッ(フッ フッ フッ)』

 

 

鏑木 (待てこの野郎❗️)

 

銅橋 ブアアアアアアア‼️

 

 

 

  両者 スプリントライン通過

 

 

 

同好会のメンバー達  『⁉️』

 

サポートメンバー達  『⁉️』

 

 

 うおおおおお‼️

 

 「決まった! ファーストリザルト!」

 「箱学銅橋だ!」

 「虹学が最後 追い上げた!」

 「箱学逃げ切ったよ」

 「虹学だ!」

 

 

鏑木 「はぁ はぁ はぁ へへッ!」

 

銅橋 「ブア!? いやバカ! 今のはお前じゃねぇだろ!」

 

鏑木 「間抜けめ 見てなかったのか? 最後、俺に刺されたところを」

 

銅橋 「刺されてねぇよ! 今のは俺だろ!」

 

鏑木 「俺様だ」

 

銅橋 「お前じゃねぇよ」

 

鏑木 「俺様がお前ごとき補欠に負けるはずがない!」

 

銅橋 「レギュラーだよ! バカ!」

 

 

 

璃奈 「揉めてる」

 

歩夢 「ど、どっちが勝ったの!?」

 

せつ菜 「ウチですよ きっと」

 

愛 「そうだよ!」

 

果林 「結果が出るまで待つしかないわ」

 

 

 

 「揉めてるぞ どっちだったんだ 今の?」

 「箱学でしょ?」

 「虹学に見えたぞ 俺」

 

 

{只今の結果についてお知らせします 非常に僅差の勝負になりましたが 審判の 写真判定の結果}

 

 

青八木 (鏑木 よくやった)

 

 

{ファーストリザルト グリーンゼッケンを手にする勝者は}

 

 

段竹 「一差」

 

かすみ 「お願い お願い お願い」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 {箱根学園 銅橋正清選手❗️}

 

 

 うおおおおおおおお‼️

 

 

 

銅橋 「ブアアアアアアアアアア‼️」

 

 

 

 

 

 

 

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