弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中) 作:サクータ
黒田 「来たかよ虹学、大したもんだ流石去年を沸かせた2人だよ」
今泉・鳴子 『いや俺(ワイ)の方が沸かしました(わ!)ぶっちゃけ!(絶対!)』
今泉 「まとめないでくれます?」
鳴子 「こんなんと一緒にしないでください」
黒田 「知らねぇよ!まとめるだろ普通!」
葦木場 (さすが幸ちゃん、ツッコミが早い)
鳴子 「去年のインハイはそりゃワイの方が目立って大人気」
今泉 「バカいえ、俺の方が静かな人気だ」
鳴子 「お前の方はわーきゃーうるさいやないか!」
今泉 「お前のファンは男ばかりだな」
鳴子 「か、関係ないやろ!ボケ!」
今泉 「そういえば前にやった動画再生数勝負 俺の圧勝だったもんなぁ」
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幹 「動画再生数勝負 勝ったのは・・・今泉くん!」
鳴子 「んな⁉️」
今泉 「っふ 当然だ」
幹 「ちなみに今泉くんと鳴子くんの再生数はこんな感じだよ」
鳴子 「んな⁉️ワイが6,000回再生でスカシは3.6万回再生⁉️」
今泉 「圧倒的だな」
鳴子 「いちいち言わんでええわ❗️」
今泉 「6倍だな ッフ」
鳴子 「ぐっぬぬぬ(ホンマ性格悪いなぁこいつ)!」
今泉 「俺の命令を1日だけなんでも聞くって約束だったもんなぁ いや、今じゃなくてインハイの時にでも良いかもしれないなぁ」
鳴子 「っぐ!(こいつ、絶対ロクでもない事を考えとるなぁ!)」
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鳴子 「い、今関係ないやろ!その話し!」
黒田 「おいおい、こんな時に自分たちの自己主張かよ 余裕だな(作戦か?仲間割れか?どっちでもいい)ロードってのは 心理戦なんだよぉぉ‼️」
今泉 「出たぞ箱学!」
鳴子 「見たら分かるわボケ!」
今泉 「しかも登りでだ!あの黒田さん 転向したとは言え元クライマー 登りは一級品だ」
「出た!登りの黒田 あいつ勝負を決める時はいつも登りで仕掛けるんだ!」
「速ええ!」
黒田 「来いよ❗️来てみろ虹学❗️俺が引きちぎってやる、ここで❗️(知ってるぜ赤い頭の鳴子、今前を引いてるお前は元スプリンターだ)」
鳴子 「登りで仕掛けてくるとは!おい!まじかあの半目くん!」
「虹学は鳴子が引いてる 俺、去年も見に行ったけどあいつはスプリンターだ!」
「追いつかないぞ、ここで離される!」
鳴子 「・・・ヒィ」
「ええ!?わ、笑ってる」
鳴子 「登りで仕掛けてくるとは美味しいことしてくれるやんけ」
上ハンから下ハンに持ち替え、サドルからケツを上げてダンシング体勢に入る
鳴子 「ワイの大好物を知っとるか?「お好み焼き」と「おでんの牛すじ」と「もんじゃ焼き」 もうひとつは ワイの凄さに驚くみんなのビックリした顔や! おるらああああ‼️」
鳴子 「鳴子必殺自家開発「アームストロングクライム バージョン2」や‼️」
「すごい速度で駆け上がって行くハンドルを左右に振って」
「虹学鳴子 あいつ派手だ 派手だぞ」
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インハイ予選直後 峰ヶ山
鳴子 「はぁ はぁ アカン、腕の力で推進力に変える「アームストロングクライム」も限界出て来た これ以上タイムが伸びん はぁ はぁ はぁ インパクトが足りん!更にパワーアップする為に使えるもんは? 腕は使うとるし、脚はもちろん使うとる あるからには派手にバァーっとやりたいねん!アーっと驚くような常識では考えられんみたいな あ〜う〜ん っあ 何か物事を変える時には「枠をつくらない事」だって師匠も言うとったわ 常識を疑う事」
鳴子 (脚、もちろん使うとる・・・もちろん?いや、使うと思うてる所にまだ使うてへん所があるんとちゃうか?・・・っは!)
自分の脚のある部分を見て確信がついた鳴子
鳴子 「アカン!ひょっとして見つけてもうた!やっぱしワイは…」
「天才やぁぁぁぁぁ‼️」
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鳴子 「バージョン2で使うところは「つま先」や!たかがつま先、されどつま先 足の先っぽが常識を変える!自転車のクランクを回して推進力に帰る時、有効なゾーンは始めの4分の1、そこから下向きの力に変わるから力を入れてもロスが大きい その大事な4分の1に最初に到達するのはつま先 せやからワイはつま先を鍛えた」
今泉 「・・・」(・_・;
鳴子 「そうやってパワーを増幅!ペダルを…軸を押すように 通常前下がりのつま先を上げる、押す かけたパワーを逃がさんように全てを推進力に変える 登りで仕掛けてくれてありがとさんや!身晒せこいつがアームストロングクライムバージョン2!」
「 “つま先進むくん” やぁぁ‼️」
虹学鳴子と今泉、先行していた黒田達の横に並ぶ
黒田 (っく!こいつ!)
「虹学鳴子 追いついた!」
「登りで!」
わあああ‼️
「まじかよすげぇ!」
「良いゾォ鳴子ォ派手だぞー!」
ゴール地点
愛 「良いゾォ鳴っち!」
歩夢 「上級生相手に負けてないよ」
せつ菜 「章吉さんの派手差で観客の皆さんを味方につけていますよ」
愛 「そのまま抜いちゃえ 鳴っち!」
鳴子 「どうや? “ペーパーどやどやクライム” いうのもあるで 試してみるか?」
黒田 「いや、やめとこう よく分かった(なるほど、自己主張の仲間割れじゃなかったか やっぱ「スイッチ」入れなきゃ勝負にはならないって事か こいつらのチームワークを崩すには)最後にひとつ確かめておきたい事がある 虹学、お前ら2人…」
黒田 「エースはどっちだ?」
今泉・鳴子 『‼️』
葦木場 「幸ちゃんそれは決まっているでしょう!?後ろが…」
鳴子 「かーかっか!気になるか?」
今泉 「決まってるでしょ」
鳴子 「作戦やから教えんって言いたいところやけど 大サービスや教えたるわ エースは」
今泉・鳴子 『俺です!(ワイや!)
・ ・ ・
今泉・鳴子 『ん?(ん?)』
鳴子 「ハァ!?スカシ!お前何言うとんねん!」
今泉 「ちょ!?鳴子、本気か!?」
鳴子 「当たり前や この赤い弾丸天才鳴子章吉様が虹学のエースや」
今泉 「落ち着け鳴子、エースは俺だ手嶋さんも言ってた」
鳴子 「っは!ははは!あれはお前が変に気張り過ぎんようにする為の口実や・・・多分」
今泉 「違う❗️エースは俺だろ❗️」
鳴子 「忘れたんか?合宿の時に勝ったのはワイや 実力の差がハッキリした」
今泉 「っう!あれは僅差で…」
鳴子 「僅差で勝った」
黒田 (ビンゴだ この2人、今日初めて組んだ急ごしらえのコンビだ)
今泉 「待て!俺の前を走ってるのは俺の脚を溜める為じゃないのか!?普通前にいる方がアシストだろ!」
鳴子 「アホか!目立ちたくてやっとるだけや!ゴール前はお前が引け!」
今泉 「ああ⁉️」
鳴子 「そもそもなんや?ワイが飛び出す時…」
(今泉 だから用意しといたよ 最速の男を)
鳴子 「言うたやろ!お前なんかに用意されてへんわ!」
今泉 「用意したんじゃないか俺が❗️チームの戦力の事を考えて!それはお前がアシストとして働いてもらう為だ❗️」
鳴子 「なんでワイがお前のアシストをしなきゃアカンねん❗️」
今泉 「とにかく落ち着け エースは俺だ」
鳴子 「ワイや!」
今泉 「スプリンターのお前にオールラウンダーになれと言ったのは俺だ!」
鳴子 「決めたのはワイや!」
黒田 (怯んだ レースにはこうやって慌ててコンビを組んでしまうエースとアシストは そういう奴らは大抵 バラバラ!)
箱学黒田、隙をついて加速するが
鳴子 「待たんかコラボケ!」
今泉 「待てよ箱学!」
鳴子たちも反応してすぐに追いつく
鳴子 「逃げんな!」
今泉 「どこに行くつもりっすか!」
黒田 (反応した!?2人揃って)
鳴子 「しゃ!ほな勝負やスカシ」
今泉 「ああ?」
鳴子 「ゴールまでこの箱学さんを張り切って」
今泉 「ほう」
鳴子 「先にゴール入った方がエースでどうや❗️」
黒田 (ああ!?それって)
今泉 「望むところだ❗️」
今泉と鳴子、箱額を抜いて加速する
葦木場 「幸ちゃん!」
黒田 「分かってる!上げるぞ葦木場!加速する!」
葦木場 「おお!」
黒田 (俺たち箱学を無視してお前らだけで勝負だと!?)
黒田 「舐めんな❗️虹学がぁぁ‼️」
今泉 「手嶋さんはほんのり俺推しだ 手嶋さんも一緒に来た同好会のみんなも俺をエースだと思ってるぞ!」
鳴子 「アホか!時代はいつでもニュースターを求めておるんや!」
黒田 (こいつら、マジで言い合ってやがる)
今泉 「さっきから声が大きいぞ鳴子 俺たちが初組だとバレるぞ」
鳴子 「なにぃぃぃ!?良しほな仲良しのふりをするぞ」
今泉 「いや、それはちょっと…」
鳴子 「おいいい❗️」
せつ菜 「さ、さっきからなにを揉めているんですかあの2人は!?」
しずく 「虹学のエースは駿輔先輩じゃなかったんですか!?」
エマ 「私もそう思ってたよ」
歩夢 「今、章吉くんなんて言ってた?何の勝負?」
璃奈 「先にゴールに入った方がエースだ って言ってた」
愛 「ええ!?こんな時に!?」
せつ菜 「それで負けてしまったら反省文ですね!」
歩夢 「あははは」(^_^;)
黒田 (ゴール前、大切なのはコンビネーションだ それを欠けている奴らをバラバラにするのは簡単だ)
黒田 「葦木場ぁぁ‼️」
葦木場 「おう!」
エース葦木場、飛び出して鳴子達の左側に入る
葦木場 「かああああああ‼️」
鳴子 「デカい!」
今泉 「箱学葦木場、エースが出るのか!?」
葦木場 「かああああああ‼️」
鳴子と今泉が驚いている隙に、黒田が反対側から
今泉 「いや!」
鳴子 「そっち!?デカい方に気を逸らしといて反対側から気配を消して一気に前に出た!っく!アカンこっちもや!」
黒田の方に向いた隙に葦木場が2人を抜いて黒田の後ろにつく
鳴子 「形勢一気に逆転された」
黒田 「元通りだな虹学」
鳴子 「マジか」
黒田 (今のは葦木場の一瞬のフェイクと俺の瞬発力で出来る 葦木場はデカい、誰もが目に引っかかる 俺たちにしか出来ないコンビネーション 俺たちは春先から8戦8勝!実績が違う!)
今泉 「なに抜かれてる鳴子!油断するな!」
鳴子 「お前の方こそボーッとしとったやないか」
今泉 「おまえが❗️」
鳴子 「おまえやろ!」
黒田 「(急拵えのコンビをバラバラにするのは簡単だ 窮地に追いやってやれば良い そうすればミスをお互いのせいにするもんだ 「スイッチ」出すまでも無さそうだな)エースは3位争いで決めろ!デタラメは何も生まねぇんだよ❗️」
鳴子 「また先に行かれた」
今泉 「あの黒田さん、とにかく瞬発力が桁違いだ」
しずく 「あ〜せっかく抜いたと思ってたのに」
璃奈 「形勢逆転されちゃった」
愛 「そもそもウチのエースって今っちなんでしょ?」
歩夢 「坂道くんも駿輔くんの事エースって言ってたよ」
エマ 「純太くんもそう言ってた どういう事かなぁ?」
せつ菜 「もしや、これも作戦…とかですか」
しずく 「作戦 ですか?」
歩夢 「作戦ってなんの?」
せつ菜 「本当は章吉さん、エースである駿輔さんにゴールを獲らせる為にわざと演技をして、箱根学園の人達の気を逸らしているその内にゴールする…とか」
璃奈 「芝居をしながら走ってるって事?」
しずく 「芝居…それが本当なら是非お2人を演劇部に来て頂きたいですね!」
エマ 「それか本当に決まって無かったりして」
愛 「こんな大事な時に?まっさかぁぁぁ」
後方の手嶋と小野田
手嶋 「どっちが獲る…かな?」
小野田 「え?どっち?箱学とウチですか?ウ、ウチ ウチですよきっと」
手嶋 「いや、鳴子と今泉…どっちが獲るかなって」
小野田 「え?」
手嶋 「あいつらには「エースは自分達で決めろ」って言ってあるからな」
小野田 「ええええ⁉️ え、え!?」
手嶋 「デタラメなオーダーだと思うか?小野田 そうだな、去年お前達はそうやって虹学を優勝まで上り詰めてくれたからな」
小野田 「・・・」
手嶋 「信じてんだあの2人の力を あいつらは仲悪いし、いつも言い合ってる けど」
小野田 「はい」
手嶋 「なにを成すべきかを1番分かってる2人だからな」
今泉 「何やってる鳴子!行っちまうぞ箱学!」
鳴子 「うっさいわボケ!荷物背負ってるからゆっくり走っとるんや」
今泉 「ああ‼️荷物だと❗️」
鳴子 「山ではアホみたいに前引いとったやろ」
今泉 「っ!」
鳴子 「スカシのくせに無理しよって」
今泉 「してない」
鳴子 「変わるって言っとんのに「下がれ」とか言いよって、ああカッコつけは腹立つわぁ せやから今、前引いとるんや なのになぁ!人が親切にしとんのにお前はリアクションが薄い!ワイの新必殺技「つま先進むくん」を見ても じーっと、ぼーっとして「すごっ!」とか「ヤバっ!」とか「こんなん隠してたんか!」とか「ヤバすぎてう○こ漏れタァ」とか なんかあるやろ色々!」
今泉 「ああ、あれか 当然だと思ってたからな 驚かなかった」
鳴子 「っ!」
今泉 「インハイまでにそれぐらいの必殺技ひとつふたつぐらい用意するだろうと思っていたからな俺は」
鳴子 「・・・っは!分かっとるやないかスカシのくせに!しゃあない追いかけようか お前と2人でって言うのはホンマはいややけどな」
今泉 「俺もだ」
鳴子 「このジャージを1番にゴールに届かなきゃいかんからな」
今泉 「当然だ」
鳴子 「行くデ箱学 そんでもって抜く❗️」
手嶋 「当たり前だ❗️」
手嶋 「あの2人の力の全てを出さなければ、いや出せなければあの王者には絶対勝てない それに思惑渦巻くインターハイだ ゴール前の敵は ひとつとは限らない」
その頃、手嶋の感じてた通り、大集団から2名の不穏な影が先頭に追いつこうと動いていた
紫のジャージが