弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中) 作:サクータ
葦木場 「引くよ俺が、もう俺たちに箱根学園に失う物は何もない❗️」
今泉 「箱学エース 葦木場さん動く!」
箱学エース葦木場、前に出て2人を引く
葦木場 「だあああああ‼️」
今泉 (エース葦木場さんが前に出た 3人で追いつく気か、前の御堂筋に 鳴子に 速い、そしてデカい身長180cmある俺から見ても圧倒的される 今大会最もデカい202cm 風圧が凄い!)
黒田 「拓人!頭の中クラシック鳴ってるかよ?」
葦木場 「うん、鳴ってるよ」
♪「交響曲第9番」
葦木場 (ベタに第九だ!「交響曲第9番❗️」)
黒田 「そのまま行け!拓人ォ!」
「追走来たぁ!」
「箱学はエースが引いてる!」
「追いつくのか?ローテーションで前を追いかけてるけど?」
「ゴールまで残り1キロだぁ!」
葦木場 (追いつく、追いつく ジリジリ詰めてる 幸ちゃんが俺を休ませてここまで運んでくれた クラシック鳴ってる、心も弾んでる 一生出られないと思ったインターハイというレースで俺はペダルを回せてる しかも、箱根学園のゼッケン1を付けて 最強の洗濯係だった俺が!)
***************
福富 「お前は何になりたい?」
葦木場 「ぁ…最強の…せ、選手です」
新開 「君の好きな物はなんだい?」
葦木場 「ピ、ピアノです」
新開 「そりゃ良い だったらそれで走れ 弾むように」
数週間後
おおおお❗️
葦木場 (やっと結果を出せた)
だけど
あるレースで
葦木場 (嘘だ なんでだ 勝てない ジャージ着てるのに 福富さんと約束したのに)
あの時俺は、状況が理解出来ずに頭がパンクしてて全てをリセットしようとしていた せっかく、恩を返そうとして走ったのに なにも考えられなくなって
葦木場 (あ、ぁぁぁ!)
「きゃぁぁ!」
「逆走してる!危ないぞ!」
期待を裏切った俺
福富 「お前は無期限謹慎だ レースには出さない インターハイにも出なくていい」
葦木場 「すみません」
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葦木場 (目まぐるしい3年間だった 褒められたもんじゃない3年間だった コース逆走、レース無期限の出場停止 めちゃくちゃやった俺 なのに支えてくれたみんな 許してくれた先輩)
(福富 葦木場、ゴール前は肉体の戦いであると同時にメンタルの戦いでもある 念じろ、何度でも強く、自分はエースだと、俺は強いと)
葦木場 (俺は強い!だからこの手足は、この体は、このゼッケンは、このチャンスは俺のもんじゃない)
黒田 (行け拓人 お前がどれ程悩み、苦しみ、どんな思いを抱え込んでここまで来たか)
葦木場、立ち上がりダンシング体制に入る 体を大きく左右に揺らす葦木場特有のダンシング
葦木場 (俺はこのレース!俺をエースだって言ってくれる!みんなに恩返しする為に!走ってるんだぁぁぁ‼️)
「出た!箱学エース葦木場の “メトロノームダンシング ”」
「デカい体を左右に振るまるでメトロノーム!」
「デッカ!」
「速ええ!」
葦木場 「ああああ‼️(俺は、強いよ!)近づいた、近づいてるよ!前の2人に!」
黒田 「変われ!拓人ォォォ❗️」
「箱学黒田が前に出た!」
「イッケェ!黒田!」
黒田 「見せてやるよ!俺の引きを、箱学最後の意地を!しなれ!猫足ィィィ❗️だああああ‼️(絶対追いつく、京都御堂筋、虹学鳴子!)」
今泉 (獲れよ鳴子!)
葦木場 (絶対!)
黒田 (追いつく!)
鳴子 (もうすぐ!)
御堂筋 (ゴールや!)
「後続3人、追ってきてる」
「前の2人を視界に捉えた!」
「5人のゴールスプリントだ!」
「後ろは3人、前は2人 確実に有利!」
「いや、せめて残り1000mくらいあればなぁ けどゴールまでは 残り500m!圧倒的に武が悪い!」
御堂筋 (ッブククク!無駄やよ箱学、そんなに汗流して、筋肉震わせて、必死になって追いかけても届かへんよ ゴール前残り500mで付けたこのマージン! ここまで計算して来たんやから!このトサカくんは予想外やけどなぁ)
御堂筋 「ハァァ‼️」 ギロッ!
鳴子 「どうしたん御堂筋?そんなにワイを見つめて ゴール前、意地、全力、派手 ワイの派手さは男も惚れる!お前も惚れたか御堂筋!」
御堂筋 「あんまり赤いんで、目チカチカさせて、眼球の運動をしとっただけやよ!トサカ❗️」
ドン! ドン!
御堂筋 「キモォォォ❗️」
鳴子 「おるらああああ❗️」
御堂筋 「どこまでも邪魔をするんやな!僕のゴールを!」
鳴子 「邪魔するどころかワイがゴールするっちゅうねん!」
御堂筋 「邪魔や❗️どけぇ❗️」
鳴子 「お前が邪魔やボケェ❗️」
ガシャん‼️
「ゴール前でぶつかり合い!?」
「すげぇ」
御堂筋 「強いなぁ ホンマに強いわ 僕は、こうやって君と走る度に思うんや」
鳴子 「・・・」
御堂筋 「君がもし、高校に上がっても大阪に居てくれて、僕と京都伏見に入って、もし僕と同じチームに居てくれたら こんな時こんな事を言うのも変かもしれへんけど 最高の友達になれたんやないかて いつも思うんや 鳴子くん なぁ?思うやろ?君も、僕らふたり」・:*+.\(( °ω° ))/.:+
鳴子 「つくり話はそれでおしまいか?御堂筋 ええ感じの雰囲気で敵の緊張感切らしてぶち抜いてゴールすると言うブラフか?勝利の為ならなんでもする 大したもんや御堂筋 ッハ!騙されるかボケ!思ってないやろ?最高の友達だなんて!」
御堂筋 「ブックククク!そやな!1ミリも考えた事さえなかったわ!トサカ❗️」
ドン‼️
鳴子・御堂筋 『っぐぅぅ‼️』
今泉 (そう言う事か鳴子 あの日、大阪から帰ってきたお前は誰かと戦って来たって言った)
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去年の冬
今泉 「誰と走ったんだ?」
鳴子 「別に まぁお前の知らんヤツや」
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今泉 (その相手ってのは 御堂筋だったのか!だからさっきの混乱に乗じてアタックした御堂筋から絶対に目を離さずについて行ったのか そして今奴とゴール前にいるったく言えってそう言う大事な事は鳴子!)
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今泉 「スプリンターになれと言ったのは俺だ!」
鳴子 「決めたのはワイや!」
鳴子 「ほな、勝負やスカシ」
今泉 「ああ?」
鳴子 「この箱学さんを引きちぎって」
今泉 「ほう」
鳴子 「先にゴールに入った方がエースでどうや!」
今泉 「望むところだ!」
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今泉 (そう言う事か イケ!鳴子!もし、ゴール前ギリギリでお前に追いついたら俺が全力で、おまえの背中を押してやる)
今泉 (今日のエースはおまえだ鳴子!ゴールを獲れ!)
「先頭 残り400mのラインを通過」
「虹学、鳴子が前だ」
御堂筋 「(絶対譲れんと言う意思やな)ほな、しょうがないな」
鳴子 「!?」
御堂筋 「ゴール前は… “ 飛ぶ ”しかないなぁぁ‼️」
鳴子 (“ 飛ぶ ”ここでアレを出す気か御堂筋!真のとっておきを!?)
「後続、残り400mのライン通過!」
「箱学イケェェ!」
黒田 「はあああああ‼️(全開で追ってるが、当然前も全開 そう簡単には縮まらない けど、けどなぁ!簡単じゃねぇけど!)やってられねぇ事はねぇ!うおおおお‼️」
箱学黒田、もう一度左のこめかみに手をあて爪で思いっきり引っ掻く
黒田 「だぁぁぁぁ‼️」
「残り300!後続迫ってるぞ!」
「逃げ切るのか?追いつくのか?」
御堂筋 (せやから追いつかん言うとるやろ いや、コーナー直前やったら追いつかれたかもなぁ
1日目ゴール前は国道120号線から広い駐車場にあるゴールゲートに引き入れる為、テクニカルなコーナーがあるんや ふたつ)
鳴子 「おるらああああ‼️(コーナーの頭取ったぁ❗️もう見える ゴールゲートや❗️)」
御堂筋 「さぁ飛ぼうか」
鳴子 「!?」
御堂筋 (増えすぎた虫は 新天地に向けて、羽を変態させて飛ぶ!)
御堂筋が首を下に一直線に曲げ、それと同時に肩甲骨の間から競り上がって出来たコブが腰の辺りまで移動する
鳴子 (おい!コーナーの途中やで御堂筋!ここでやる気か!?アレを!?)
御堂筋 (これが僕の…)
そして御堂筋の背中の肩甲骨から虫の羽が生える
御堂筋 (変態やぁぁぁ‼️)
葦木場 「コーナー先に入られたよ!」
黒田 「黙ってついて来い!拓人ォ!(良かったよ、ゴール前にコーナーがふたつもあって)拓人!てめぇの言った通りだ 俺たち箱学に失う物はなにもねぇ!全速力で突っ込むぞ❗️」
葦木場 「おおおお❗️」
黒田 「見せてやるよ!俺のギリギリのコーナリングを❗️」
「先頭2人がコーナー曲がるぞ!」
「虹学!」
「京伏!」
「ゴールまで250m!」
「虹学鳴子、キレッキレのコーナリングだ!」
鳴子 「っく!おるらああああ‼️」
ドン! ドン!
「あ!今ボードに当たったぞ!」
「立ち上がり、全開で踏んでる フォーム美しい」
「京伏も追う!離れない!」
「ああ!?なんだアレ!?」
「一直線に引いたような異様なフォームは!?」
観客たちが御堂筋の異様なフォームを見ていると
ブブブブブブブブ
「ええ!?あいつの背中に…」
「虫みたいな羽が見えた!」
御堂筋 「ブブブブブブブブ!」
「京伏、虹学に並んだ!」
「あいつ速え!」
御堂筋 「ブブブブブブブブ!」
鳴子 (来た! ‘ 飛ぶライド ’こいつのコレは速いんや 知っとる、鼻血出るぐらいに!確かに速いけど!同じシチュエーション、同じ相手、しかもインハイのゴール前、これで負けたら男やないわ!)
鳴子 「ワイはなにわの派手男!鳴子章吉やぁぁ❗️」
「虹学、前に出た!意地の走りだ!」
すぐに御堂筋も加速して鳴子の横に並ぶ
「京伏も譲らない」
御堂筋 「どこ行くのぉ?鳴子、なるっなるなる鳴子ォ!また出すの?必殺技 ざわ」
鳴子 「あいにくや、そんなもん無いわ けど、ワイは詰んだ お前に負けてから詰んだ 勝つ為に、その日の為に ワイが見せるゴールスプリントはありふれたもんや」
御堂筋 「ざわ…ざわ」
鳴子 「自転車を振り、体重を乗せ、全力を出し切る 特別な事はなんも無い」
御堂筋 「ざわ」
御堂筋 「けど!磨きに磨いたこの体から繰り出されるスプリントや!」
御堂筋 「ざっわ!」
鳴子 「よう身晒せ!ゴール前特に後半、ジェットコースターみたいに伸びるねん❗️」
御堂筋 「ジェ⁉️プクッ あるやないの ざわ」
「先頭2人が最終コーナー入るぞ!」
「ここを曲がれば」
「ゴールラインだぁ❗️」
歩夢 「もうそこまで来てる!」
せつ菜 「あそこから曲がれば、ゴールゲートまで一直線です!」
エマ 「っあ!来たよ!」
愛 「鳴っち!」
鳴子 (残り150m‼️)
歩夢 「来た!章吉くん!」
せつ菜 「そのすぐ後ろに京都伏見の御堂筋さんが迫ってます!」
愛 「頑張れ鳴っち!そのまま突っ走れぇ!」
黒田 「うああああああ‼️」
箱根学園黒田、ボードに肩を擦りながら全速力で最初のコーナーを曲がる
「なんだ!?箱学のあのコーナリングは!?」
「肩、擦りながら曲がって行ったぞ!」
「え?血?」
『え!?』
黒田 「(今のコーナーで0.5秒削った!肩削れて血出てる?んな事どうでもいいんだよ!前に追いつく!追いつくんだ!絶対に!次のコーナーで0.5秒削る!)うおおおおああ‼️(いや、もっと削る、削るんだ!)」
葦木場 (幸ちゃん、伝わるよ幸ちゃんの気持ち 痺れるよ、泣きそうだよ でも泣かないよ 俺は、1番を背負っているから!)
葦木場 「俺は強いよぉぉぉぉ‼️」
黒田 「拓人!最終コーナー過ぎたらすぐ前に出ろ!2秒削る!そこで背中を押す、もう1秒削る!」
「後は頼むわ」
葦木場 (え!?)
黒田 「そこまでが黒猫の仕事だ 振り向くなよ拓人」
黒田 「うおおおおお‼️」
「後続3人最終コーナーに入った!」
「!?あの速度で突っ込むのか!?」
黒田 (削る、削るんだ!前を追いつくのに3秒削るんだよ!)
ドン❗️ ズズズズ❗️
「うわ!?肩当たってる!」
黒田 「(まだ、まだだ!)うああああ‼️(まだ削れるだろうが!)」
黒田 (黒田幸成ィィィ‼️)
黒田 「っく!(暴れるなよ!あと少しだ)」
ズズッ!
「あ!ヘルメット当たってる!」
黒田 「ぐぅぅぅぅ❗️(2秒❗️)」
黒田が右手を横に上げた 前に出ろと言う合図を
今泉 (!? ヤバい!一瞬頭で考えるより体が反応した 反射的に、この隊列のまま進んだら危険だと)
黒田 「今だ❗️出ろ拓人ォォ‼️」
葦木場 「かあああああ‼️」
バン❗️ 黒田が葦木場のゼッケンに手を置いて
黒田 「残り1秒、持ってけ拓人ォォォ‼️」
今泉 (‼️)
黒田 「(3秒❗️)振り切れぇぇ‼️」
箱学黒田、葦木場を押して発射させる
「箱学 エース出る❗️」
葦木場 「ああああ‼️」
この直後
黒田 「うわ❗️うぐっ!」
ゴロゴロ‼️ ガシャん‼️
「きゃあああ‼️」
「落車した!」
かなりの速度が出ていた為、葦木場を押した瞬間バランスが崩れて思いきり落車した
黒田 (削ったぜ 後は行けよ 拓人)
葦木場 「かあああああああ‼️」
(振り向くなよ)
葦木場 (振り向くわけないでしょ幸ちゃん 幸ちゃんが背中を押してくれたんだから 俺が、俺が何をしなくちゃならないか 分かってるから❗️)
おおおおお‼️
せつ菜 「箱根学園がゴールまで100mのこの土壇場で先頭に追いついて来ました!」
エマ 「せっかくここまで来たのに」
愛 「ていうかデカ!?」
歩夢 「の、残り90m!」
「箱根学園先頭ふたりに追いついた!」
御堂筋 (ブフゥ 追いついた必死やね箱学 ガク 追いついた ガク よう見ろやふし穴観客 まだ3メートル追いついてへんよ!)
「残り80m!」
御堂筋 (僕はキッチリ 逃げ切って勝利するよ❗️)
鳴子 (箱学か、また増えやったわ ワイの凄さを後ろから目に焼きつける観客が❗️)
鳴子 「おっるらあああああ‼️」
「虹学加速!すげぇスプリント」
「残り70m!」
鳴子 (見える、ゴール!行くデェ!あえて名付けるなら…)
鳴子 「鳴子必殺❗️
ジェットコースタースプリント‼️」
「速い!」
「ジェットコースターみたいに加速している」
鳴子 「あららああああああ‼️(絶対ワイが勝つ‼️)」
葦木場 「御堂筋、鳴子 俺は、この位置からのスプリントで 負けた事ないよ」
箱学葦木場 鳴子の右側に並ぶ
「三者ゴールスプリント体制!残り60m!」
葦木場・鳴子・御堂筋
『だああああああああ‼️』
次回 インターハイ1日目 決着