弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中)   作:サクータ

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葦木場 「うああああああああ‼️」

{インターハイ1日目、最初にゴールを割ったのは箱根学園3年の葦木場拓人選手でした❗️後続集団も続々とゴールしています!箱根学園はガッツポーズ!勝利を手にしてチームメイトは喜んでいます!}

箱根学園のサポートメンバー達
『ハッコガク❗️ハッコガク❗️ハッコガク❗️』


青八木 「・・・」

手嶋 「はぁ、はぁ、はぁ」

小野田 「鳴子くん」

鏑木 「くそっ、くっ!」




RIDE,64 揺らぐ虹学

 

{ここ、インターハイ1日目特設ゴールゲートに続々と選手がゴールしています。京都伏見高校水田選手、山口選手、桐屋選手、そして船津選手}

 

 

司会者{それでは表彰式です!インターハイ1日目、ゴールを獲得したのは箱根学園3年生エース、葦木場拓人選手です!}

 

「いいぞ箱学!」

「葦木場デケェ」

「王者復活!」

「おめでとう!」

 

 

司会者{続けて2位は同着の虹ヶ咲学園鳴子章吉選手、京都伏見高校御堂筋翔選手です}

 

鳴子 ペコッ

 

御堂筋の代理の船津 ペコッ

 

 

パシャ!パシャ!

 

記者 「こっち向いて」

 

鳴子 「お!どうもどうも!ワイが鳴子章吉やぁ!どうもぉ!かっかっか」

 

「元気だなぁ」

「いい走りだったぞ!」

「京伏は代理の選手か?」

「具合でも悪いのか?」

 

「それにしても、箱学と虹学との身長差凄いな」

「虹学、豆ツブ?」

 

鳴子 「コラァ❗️そこ聞こえてるで❗️誰が豆ツブじゃああ‼️

 

司会者 「ああ〜ちょっと!」

 

司会者からマイクを取り上げる鳴子

 

鳴子{段差や、段差のせいや❗️ぐぬぬぬ}

 

「なるほど」

 

すると葦木場が2位の台座に移動して

 

鳴子 「っお!」

 

鳴子が1位の台座に移動するが

 

鳴子 「ふふ〜ん」

 

1位の台座に乗っかっても圧倒的な身長差の葦木場には届かなかった

 

鳴子{って❗️何しとんじゃコラァ❗️バカにしとんやろ⁉️バカにしたんやろコラァ❗️

 

「ははは!おもしれぇ」

「コントか?」

 

司会者 「返してください」

 

司会者{優勝の葦木場選手にはMs.日光から花束と優勝者の証「イエローゼッケン」が与えられます。明日はこのゼッケンを付けて走ることになります。続きましてスプリント賞と山岳賞の受賞です!1日目、平坦最速の証「グリーンゼッケン」を手にしたのは箱根学園2年生、銅橋正清選手です!}」

 

「銅橋!」

「こいつもデケェ」

 

司会者{続けて1日目山岳争いを制しクライマー最高の名誉「レッドゼッケン」を手にしたのは同じく2年生の真波山岳選手です!}

 

「きゃあああ!」

「真波く〜ん!」

「なんであいつだけ普通の短パンなんだ?」

 

司会者{王者復権❗️神奈川県代表、箱根学園が1日目の全てのゼッケンを獲得しました❗️

 

 おおおおおおお‼️

 

葦木場 「獲ったよ!」

 

銅橋 「俺が箱学だぁ❗️」

 

 

泉田 (よくやった3人とも、これが箱根学園あるべき形だ)

 

泉田 「アブ!アッブだ!」

 

 

銅橋{俺達は強いぜぇ❗️俺達は正しい❗️}

 

司会者 {力強いコメントありがとうございます!銅橋選手でした!}

 

 

虹ヶ咲学園控えテント

 

鏑木 「くそっ、2位、2位2位2位!全部2位ですよ!スプリントも山も獲られて、ゴールまで2位ってどう言う事っすか!」

 

 

鳴子{豆ツブって言ったの誰やァァァァ❗️}

 

 

鏑木 「なのになんで鳴子さん!ヘラヘラ笑いを取ってるんですか!自覚ないんですか!バカですか!アホですか!悔しくないんですかあの人!」

 

段竹 「やめとけ一差!」

 

かすみ 「そ、そうだよ一差」

 

鏑木 「いや!言う!」

 

 

鏑木 「あんなんだから2位になったんじゃないっすか⁉️だから負けたんでしょ鳴子さんは❗️

 

 

ガシッ❗️ 今泉が立ち上がって鏑木の髪を思いっきりわし掴む

 

 

小野田・歩夢 『今泉くん!(駿輔くん!)』

 

今泉 「止めるな小野田、上原、バカに教えてやる」

 

鏑木 「はぁ!?バカ!?誰の事っすか?俺っすか!?」

 

今泉 「鳴子はゴール前、全力でスプリントした 俺は真後ろで見ていたから分かる ゴールラインギリギリで御堂筋が先に仕掛け、それに鳴子は反応した、正確に且つ確実に勝つ為に自転車を前に投げた タイミングは間違いなかった 俺も勝ったと思った」

 

鏑木 「っ!」

 

今泉 「だが全く同じタイミングで箱学葦木場が自転車を投げた 結果、葦木場が勝った 理由は分かるか?鳴子が悔しくないかだって?1番悔しいのはあいつだよ あいつの身長の差、リーチで負けたんだ」

 

 

 

鳴子{笑いをとれる男、鳴子章吉!よろしゅうにな!明日もパワー!}

 

 

鳴子 「ほい」 ポイっ

 

司会者 「ああああ!」

 

 

今泉 「どうしようもない体格の差、それを分かってそれを噛み殺してステージに立っているんだよ あいつは強い男だ」

 

小野田 「・・・」

 

侑 (章吉くん・・・)

 

 

会場駐車場

 

田所 「・・・鳴子」

 

 

特設会場ステージ裏

 

愛 「鳴っち!」

 

せつ菜 「愛さん!」

 

鳴子の元へ駆け寄ろうとした愛をせつ菜が愛を呼び止める

 

愛 「せっつー?」

 

せつ菜 「今は、そっとしておいた方がいいかもしれません」

 

愛 「え?でも」

 

璃奈 「うん、わたしもそう思う」

 

愛 「りなりーまで」

 

 

 

 

 

鳴子 「いやぁおもろくて強い男はモテるなぁ サインと写真済みやったわぁ」

 

 

会場のステージから少し離れた倉庫に移動する鳴子

 

鳴子 「かっかっか!」

 

人気のない倉庫裏の座れるスペースに座って、花束と賞状を地面に置く

 

鳴子 「はぁぁぁ、ようやくゆっくり出来るわぁ ここならなぁ 誰もおらんやろうし・・・負け・・・クッ!」

 

 

鳴子 「クソォォォォォ‼️

 

 

 

 

虹学控えテント

 

テントのベッドでゴリ蔵にマッサージを受けている手嶋だが

 

手嶋 「っく!くぅゥゥ!」

 

ゴリ蔵 「大丈夫ですか?手嶋さん」

 

青八木 「純太」

 

彼方 「純くん」

 

手嶋 「くぅゥゥ!かぁ!はぉ、はぁ、はぁ」

 

大汗流し、やっとの思いで寝返りをするぐらいまでボロボロになっていた

 

手嶋 「だ、大丈夫だ」

 

かすみ 「全然大丈夫じゃなさそうですよこの人!脂汗すごいですよ!」

 

幹 「うん」

 

ゴリ蔵 「背筋、ほぐします」

 

手嶋 「すまねぇ、ゴリ蔵」

 

幹 「冷たい濡れタオルです」

 

手嶋 「あ、ああすまねぇ 鳴子はっう!もっと力抜いていいゴリ蔵」

 

ゴリ蔵 「さーせん」

 

手嶋 「鳴子の表彰式には誰か行ったか?」

 

幹 「はい、杉元くんと沢田くんと同好会の愛ちゃん、せつ菜ちゃん、璃奈ちゃんが写真とムービーで記録してます。それと大きな拍手も」

 

手嶋 「インターハイ総合2位、表彰台だ 帰って来たらみんなで褒めてやれ」

 

小野田 (手嶋さん、今日の山岳で真波くんと戦って出し切って、走れないくらいになって、それで無理をしてゴールしている 2度目のインターハイ、僕が頑張らないといけないのに 僕が、2年生になったのに)

 

侑 「坂道くん、何かドリンクでも・・・」

 

小野田 (いやいや!ダメだダメだ!暗くなっちゃダメだ、ここはむしろ明るくしないと!2年生としてみんなのムーブをもっとこう!)

 

侑 「ど、どうしたの坂道くん?」

 

小野田 「え?ああ!すいません、考え事をしてて ははは・・・」

 

手嶋 「小野田」

 

小野田 「は、はい」

 

手嶋 「ありがとよ、支えてくれて ゴールまで」

 

小野田 「え?ああいえ、でも本当は1日目の山を僕が行かなきゃならなかった所だったのに、すいません、その、逸れてしまって」

 

手嶋 「ゼッケン1の包囲網を抜けてよくトップまで追いついて来てくれた 大変だったろ?途中、京都の足止めを喰ったんじゃないのか?」

 

小野田 「ぁ、いえ!手嶋さんの走りに比べたら全然です あの」

 

手嶋 「おかげで6人全員無事にゴール出来たよ」

 

小野田 「はぁぁ、はい」

 

彼方 「うん、君があの時、倒れかけた純くんを助けてくれたおかげで純くん無事にゴール出来た 彼方ちゃんからもお礼を言うね ありがとう」

 

小野田 「い、いや///僕はあの///」

 

果林 「そうね凄いことよ、最下位から先頭に追いついて純太くんを助けたのだから わたし、あなたの事正直見誤っていたわ、ごめんなさい 君は凄い選手よ」

 

小野田 「は、はい!///」

 

侑 「もう!なに照れてるの?坂道くん」

 

小野田 「へ!?ああ!いや!///」

 

エマ 「凄いよね、歌いながら坂を登ってたくさんの選手を抜いて行ったんだから」

 

彼方 「あ〜あれね」

 

かすみ 「え?歌いながらってなんですか?」

 

しずく 「あれ?かすみさん中継見てなかったの?」

 

侑 「私たち、ゴール以外中継を見てなかったんだ 最初のスプリント勝負は間近で見て、その後の山岳争いは結果しか見てなかったから」

 

歩夢 「そうだったんだ」

 

エマ 「じゃあ後で見る?」

 

侑 「はい!是非!」☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

 

小野田 「ぇぇぇぇ///」

 

今泉 「っふ」

 

幹 「ふふふ」

 

しずく 「あ、あの インターハイって明日もあるんですよね?」

 

幹 「え?うん」

 

しずく 「純太先輩、この状態で明日走れるのでしょうか?」

 

小野田 「‼️」

 

今泉・青八木 『‼️』

 

幹 「‼️」

 

段竹・ゴリ蔵 『‼️』

 

侑・歩夢 「‼️」

 

かすみ 「‼️」

 

彼方・果林・エマ 『‼️』

 

しずく 「ぁ、ぅぅ」

 

その直後

 

 ボトン ボトルが地面に落ちる音

 

鏑木が持っていたボトルが手からすり抜けるように落ちた

 

かすみ 「うん?一差?」

 

 フラ〜

 

鏑木 (あれ?なんでだ?地面が近づいてる?地面に・・・俺が)

 

 ガシャん‼️

 

段竹・かすみ 『一差❗️』

 

青八木 「鏑木❗️」

 

 

鏑木 (まさか俺様がここで倒れるとでも・・・そんな事ある訳ないだろ・・・インターハイ1日目如きで・・・)

 

 

歩夢 「た、大変❗️」

 

しずく 「一差くん!」

 

小野田 「か、かか 鏑木くん!」

 

青八木 「急に起こすな小野田、気を失ってるだけか?」

 

侑 「ちょ!メンバーがまた」

 

青八木 「救護テントに連絡しろ それと冷水機!」

 

幹 「はい!」

 

今泉 (っく!さっきまで鳴子の事でイキって、捲し立ててたじゃねえか鏑木!レース中でアドレナリンが出ていたから元気にいられたんだ 自分でも気づかない、落ち着いた途端に一気に来るんだ蓄積した疲労が 無理にでもクールダウンさせなきゃならなかったか 俺も自分の事でいっぱいだったからな これほどダメージを受けていたとは くそ!)

 

青八木 「氷水!」

 

彼方 「うん!」

 

今泉 (お前もインハイメンバーの大事な1人なんだぞ!鏑木一差!)

 

手嶋 「小野田」

 

小野田 「は、はい」

 

手嶋 「鳴子を探して来てくれ」

 

今泉 「っ!」

 

青八木 「っ!」

 

手嶋 「メンバー全員に、今日の宿に行く前に 言っておかなきゃならない事がある」

 

小野田 「は、はい!」

 

侑 「私も一緒に行くよ!」

 

歩夢 「侑ちゃん、私も一緒に行く!」

 

 

 

会場内

 

小野田 「はぁ、はぁ(どこだろう鳴子くん、もう表彰式終わったのに)っく!いってて、脚が、筋肉痛だ」

 

歩夢 「坂道くん、章吉くんは私たちで探すよ」

 

侑 「坂道くんはテントで休んでて」

 

小野田 「ううん、大丈夫! はぁ、はぉ」

 

侑 「坂道くん」

 

 

小野田 (話ってなんだろう?重要な事かな?)

 

(手嶋 俺と鏑木は明日走れない、4人で頑張れ)

(鏑木 頑張ってください)

 

小野田 「(あわわわわ!)ダメだダメだ!悪いイメージは悪い結果を引き起こすって巻島さん言ってた!はぁ、はぁ(6人で走るんだ)」

 

侑 「坂道くん、戻ろう?今度は坂道くんが倒れちゃうよ」

 

歩夢 「テントに戻って休もう? ね?」

 

 

小野田 「きっと大丈夫!虹学は、ひとりひとり支え合って走るチームなんだ!去年金城さんも言ってた!」

 

 (金城さん)

 

目をつぶって下を向いてしまう小野田

 

歩夢 「坂道くん」

 

小野田 (っ!)

 

ふと小野田が何かを感じとったかのように顔を上げると

 

小野田 「っ!」

 

侑 「坂道くん?どうしたの?」

 

顔を上げるとそこにはある人物が立っていた、自分より背が高く、たくましい体つきで坊主頭の男の人

小野田にとって偉大なる人物のひとり

 

歩夢 「ん?だ、誰?」

 

 

小野田 「え!?」

 

 

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