弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中) 作:サクータ
かすみ 「ちょ!章吉先輩、1人で行ってしまいましたよ!」
愛 「無茶だよ鳴っち! 1人じゃ勝ち目ないって」
璃奈 「このままだと章吉さん、なにも出来ずに体力が尽きてゴールを獲られちゃう」
果林 「せめて純太くんが来るまで待ってれば良かったのに」
しずく 「ど、どうなってしまうんでしょうか今日のレース 一差くんとはじめ先輩が集団を抜けたとはいえ チームに合流するまでどれだけの時間が掛かるか」
彼方 「純くん、はじめん」
せつ菜 「だ、大丈夫です きっとまた揃えられますよ 坂道さん言ってました 虹学はいつもギリギリなんですって だから、わたしは信じます もう一度チームが揃う事を」
かすみ 「せつ菜先輩」
エマ 「それ、はじめくんも同じような事を言ってたよ ギリギリな時だからこそ支え合うんだって だから私も信じるよ」
果林 「エマ」
歩夢 「駿輔くん…」
手嶋 「ハァ ハァ ハァ ハァ」
小野田・今泉 『っ!』
「虹学、合流したぞ」
「遅れていたもう1人が追いついた」
手嶋 「すまねぇ 遅くなった」
小野田 「手嶋さん すぐ加速出来ますか箱学が!」
手嶋 「ハァ ハァ 5秒くれ 息整える」
今泉 (大丈夫だ 落ち着け駿輔 間違ってない、俺の判断は間違ってない 手嶋さんと合流して加速する 途中で先行した鳴子と合流する それで良い 去年感情さんも言ってた 虹学は支え合うチームだと人数がいないと支え合えねぇ)
今泉 「行きますよ!」
小野田・手嶋 『うん!(おう)』
今泉 「はああああ❗️」
(金城 本質は自分の中にしかない)
今泉 (っ!)
(金城 自分と向き合い 現状を知り 打破する方法を考え試す 他人を真似ても答えは出ない)
今泉 「(本質、答え 自分の中にある答え この判断は自分で出した答えか)っく!迷うな(手嶋さんを待った判断は正しい 俺の判断だ)」
小野田 「今泉くん!」
今泉 「っぁ!」
小野田 「ペース早過ぎだよ 手嶋さんがついていけない」
今泉 「すまない(焦っているな俺 くそ、元々他人のペースに合わせるのは苦手なんだ 自覚はある って言っていられる場合じゃない インハイの最中だ)とにかく今は箱学を追う」
小野田 「はい!」
手嶋 「おう」
その後、小野田と手嶋の後ろから上がって来る人影
今泉 「⁉️」
***************
今泉 「2年生になってから一度も思いっきり走ってる感じがしないんだ」
幹 「あれ?今泉くん、珍しく弱気発言」
今泉 「違えよ、率直な感想ってやつだよ 2年に上がって下も入って来て ガチャガチャうるせぇし、やる事も増えたし ひとりで練習したい時もあるのに自由に出来ないんだよ 後輩とか いまいちそう言うのは苦手でさ」
幹 「友達少ないもんね 今泉くんは」
今泉 「うるせぇよ少数精鋭なんだよ 2年に上がったんだから当たり前なんだけどな 慣れるしかないってのは分かってる 去年は上の人もいたから伸び伸びやってたけど今年は なんかずっとここら辺に「リミッター」がかかってる感じかするんだ」
幹 「…でもさ 去年と比べても峰ヶ山のタイム伸びてるよ」
今泉 「分かってるよ 調子は良い だから感じって言ってるんだ そう」
「気のせい…だよ」
***************
今泉 (なにこんな時に訳の分からない事を思い出しているんだ俺は! 俺の目に写っているあの紫色のジャージは 上がって来ているアイツらは 御堂筋はさっき、単に鳴子を追って出ただけじゃなかったのか 合流する算段があって)
(御堂筋 なんで動かへんの?虹学2人で逃げ切るチャンスやよぉ〜)
今泉 (チャンス 俺はそれを見過ごして捨てたのか 俺の判断で)
小野田 「今泉くんどうしたの?後ろになにか…」
岸神 「虹ヶ咲のエース肉❗️」
今泉 「うっ なっ」
小野田 「き、京都伏見が来ました!追いついて、追い抜いていきます!」
岸神 「アハっハハ❗️」
今泉 「‼️」
岸神 (今泉さん、いい肉なのに…ざらついてる人だ❗️)
今泉 「小野田!手嶋さん!加速だ!京伏のケツにつく こいつらのケツにつけば先頭の箱学まで追い…⁉️」
手嶋 「ハァ ハァ ハァ ハァ」
今泉 「早く回復してくれよ手嶋さん❗️あんたクライマーだろ❗️」
今泉 「ぁ・・・」
小野田 「・・・」
手嶋 「ハァ ハァ すまねぇ」
今泉 (違う、手嶋さんじゃない 判断を間違ったのは…俺だ)
カチン!
今泉 (なんの音だ)
御堂筋 「ハァァ❗️ボキ泉ィ❗️」
小野田 (っ!今泉くんのペースが急に落ちた)
手嶋 (今泉)
小野田 「今泉くん 大丈…」
手嶋 「小野田 今泉は今まで先頭にいて疲れてる…疲れてる それだけだ」
小野田 (今泉くんは疲れてる だけじゃないのか)
手嶋 「戦況は最悪だ 京伏に先行されて箱根学園にも行かれて フルメンバーじゃない俺たちがそいつらと戦わなくちゃならない」
小野田 「はい」
手嶋 「前を追わなきゃ話しにならない 引けるか小野田」
小野田 「・・・っ!」
ギュ❗️ ギュイーーーン❗️
小野田 「はい!」
「虹ヶ咲が上がって来たぞ」
「京伏からも遅れて やっとトンネルに入る!」
金精トンネル
小野田 (今泉くん)
手嶋 (虹学は支え合うチームだ今泉 こういう時こそ)
手嶋 「大丈夫だっていうのも気休めかもしれないが 今泉、信じよう 俺たち3人で回せばきっとチャンスは巡って…」
ペシン❗️
手嶋が今泉の肩に手を差し伸べようとしたが、今泉が手を振り払った
手嶋 「・・・だよ…な そもそも俺が箱学に抜かれていなければこんな事には オッケーその通りだ 回復が遅いのもお前のいう通りだ」
今泉 「だからなんで笑ってるんすかアンタは‼️」
小野田 「!?」
今泉 「箱学にも京伏にも元々アンタが追いついていれば問題起こってないんだ❗️なのにベラベラ喋って❗️」
手嶋 「今泉、つらい状況こそ…っあ」
今泉 「もういいっす すいません 全部俺のせいですから 俺の判断のミスです 俺もすいませんでした」
今泉 (あの時、前を追った鳴子の判断が正しかった)
カチン!
今泉 (また、この音だ)
小野田 「・・・」
手嶋 (虹学にチャンスはないと思うか今泉 そういう時だからこそ…なんだろうな)
[ようこそ 群馬県]
鳴子 「‼️」
水田 「フェイズ6から7へ移行 合流完了 作戦通り登りで集団を飛び出し、トンネルを抜け下りに入った4キロ地点 ここで 追いついたで御堂筋くん!」
鳴子 (っく まじで揃えおった6人 京都伏見!)
御堂筋 「ああ、ご苦労やったねザク で、どうやった?あの泉くんはなんか言うてた? 抜かれる時」
鳴子 (スカシ!)
木利屋・船津 「・・・」
木利屋 「いや、特には」
船津 「驚いた顔で「う〜」とか「なぁ〜」くらいしか」
御堂筋 「やって 鳴子くん…」
鳴子 「っ!」
御堂筋 「虹学もう完全にバラバラやねぇ!ほぉら行くよ!フェイズ8 箱学追走加速開始や!」
鳴子 「くっそぉ〜❗️(やっぱりそう来たか)」
御堂筋 「予定のペースで回して 5分以内に捉えて 早めに潰すよ王者‼️」
京都伏見メンバー 『はい‼️』
鳴子 (加速、けどワイは意地でもついていく!)
鳴子 「先頭に 箱学の所に行かんとならんねん❗️おおるらああああ‼️」
泉田 「来たようだね 追走」
御堂筋 「ブッ ククク」
泉田 「・・・」
京都伏見メンバーと鳴子 先頭の箱根学園に追いつき横に並ぶ
泉田 「讃えようか御堂筋くん よく追いついたって」
御堂筋 「いや、ええよまつ毛くん そなに気ぃ使わんでも」
泉田 「1年前、このタイミング 知ってて追いついたんだろう? 君のことだから」
御堂筋 「はて?なんの話しやろうか 僕らは全開でペダルを回して追いついただけやよぉ〜」
泉田 「分かっているだろう この先5キロに2日目のスプリントラインが設定されてある事 そしてこの状況 昨年度箱根学園は人災を舐めた 全く同じ状況である事…さぁ!」
ジリジリジリ 泉田がジャージのジッパーを閉める
泉田 「リベンジと行こうか」