弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中) 作:サクータ
ロードレース2日目
スプリントラインまで残り 5000m
「箱学頑張れ!」
「いけぇ京伏!」
泉田 「やろうじゃないか御堂筋くん そのつもりで来たのだろう? 早めに王者を潰すと言って追いついて来たんだろう この先5キロのスプリントラインまで」
御堂筋 「いや、いやいや
御堂筋 「ボウフラ王者に❗️」
泉田 「とても胸を借りる者の態度ではないな 出すと良いスプリンターを そのことごとくを薙ぎ払って見せよう この箱根学園を…銅橋!」
銅橋 「ブハァ!」
山口 (銅橋正清…こいつを出すんか グリーンゼッケン昨日のファーストリザルトを獲った男 道の怪物 怪道銅橋 スプリンターの俺から見てもやつの走りは別格 箱根学園の重量級のスプリンター)
泉田 「頼んだぞ」
銅橋 「ブハァ」
泉田 「チームを」
水田・山口 『っ!』
泉田 「僕は少し留守にするからね 5キロほど
ジリジリ ジャージのジッパーを下げる
泉田 「この泉田塔一郎が」
御堂筋 「・・・」
水田 (い、泉田)
山口 (エーススプリンターが自ら出るんか!?)
左大胸筋 ドッ!
泉田 「ほぉら」
右大胸筋 ドッ!
泉田 「ほぉら見えるかい?」
泉田 「右大胸筋のアンディ 左大胸筋のフランク 興奮している この状況、この勝負に❗️」
銅橋 「出た!泉田さんの大胸筋スクワット!アレを出してからの泉田さんは負け知らず」
銅橋 「別名【死の大胸筋スクワット❗️】」
銅橋 「これを見た選手は必ず笑うんだ 一見の滑稽さに だが、そいつは瞬く間に恐怖に変わる バネのようにしならせた筋肉で光の如く射抜く 笑いから急転直下 震えながら立ち尽くす 泉田さんは変わった さらに強くなったんだ!」
泉田 「君も笑うかい?この
御堂筋 「笑わんよ 人を見た目の滑稽さで判断出来ひんやつは 本質が見抜けんカスや ほなこっちも出そうか とっておきを」
泉田 「もったいぶらなくていい 君なのだろう?」
御堂筋 「ハァァァ❗️」
泉田 「京都伏見111番エース 御堂筋くん」
御堂筋 「ブッ キモぉ〜 君も銅橋くん使うてもったいぶってたやないの」
泉田 「スタート前のデモンストレーションだ その方が盛りあがるだろう?」
泉田・御堂筋 それぞれチームの先頭に移動する
泉田 「リベンジだ 1年前と全く同じ状況」
御堂筋 「似とるだけや 去年と今年は全てが違う」
泉田 「ジッパーははじめから閉めておく 君が相手なら全力でいかなければ」
「閉めるな」
黒田 (っ!? なんだ、1番後ろからひとり飛び出して来る)
岸神 「閉めるな そのジッパー❗️」
黒田 「(あいつは116番岸神小鞠 狙いは)気をつけろ 塔一郎!」
岸神 「ハァ!ハァ!ハァ!に…に」
泉田 「⁉️」
岸神 「にくぅぅぅ‼️」
黒田 「そいつは身体に触れて来る❗️」
岸神が泉田の左側に迫って、ジャージの袖口に手を突っ込んで
ガシッ❗️
泉田の左大胸筋を鷲掴んだ
岸神 「肉だ…肉 にっくだぁぁぁ❗️」
岸神 「アハァァァァ‼️」
山口 「岸神❗️」
水田 「おまえ何しとんのや⁉️」
泉田 (僕の
ギュッ
岸神 「ああ! すごい♡」
泉田 「くっ!」
岸神の腕を振り払う
泉田 「・・・」(・_・;
岸神 「すいません ちょっと、暑さでふらついて」
黒田 「テメェ1年!また同じ言い訳を!」
岸神 「ていうか、そんなに肉をチラチラチラチラ見せつけられて…」
岸神 「じっとしていられる訳ないじゃないですか❗️」
泉田 (⁉️)
黒田 (⁉️)
鳴子 (な、なんやあいつ⁉️)
御堂筋 「ブッ」
岸神 「これは、良き肉 やっぱりだぁ❗️ アッハァァ❗️」
岸神 「御堂筋さん、この肉の人 僕が追いかけても良いですか?」
泉田 (⁉️)
山口 (スプリント勝負に出る気か⁉️)
黒田 (この116番)
ロードレース2日目
スプリントラインまで 残り4000m
御堂筋 「ブッ!ほんまに君は 我慢の出来ん男やねぇ」
岸神 「アッハッ!」
泉田 (岸神小鞠…)
***************
1日目スタート前
箱根学園控えテント
泉田 「京伏がメンバーを入れ替えた?」
高田城 「これが新しいリストです」
泉田 (3年の広西を抜いて1年岸神…広西は体調不良か)
泉田 「どう思う高田城」
高田城 「策略かと」
泉田 「っ!」
高田城 「正直、広西は弱い選手です 今年の京伏は選手層が薄い そう判断していましたが その広西がピンポイントで外された これで御堂筋を除く選手の足並みが揃います」
泉田 「この1年についてのデータは」
高田城 「ありません ですが噂では各レースに帯同して…」
銅橋 「補欠は補欠だろう!どうせ大したことはないんだ 気にする事はねぇよ泉田さん」
泉田 「いや、聞こう(台風の目になるかもしれない)」
高田城 「この岸神という男 各レースに帯同して筋肉をほぐすマッサージャーをしていた…と」
***************
岸神 「肘の方まで感触残ってますよ 泉田さん! アハッ❗️」
泉田 (単なるマッサージャーという訳ではなさそうだ 未知数、データの無い男 だがそれも)
黒田 「塔一郎、レースはまだ長い スプリントは6人で通過しよう さっきのやつの触れ方尋常じゃねぇ 何かされる前に」
泉田 「大丈夫だ幸 僕らは王者だ 箱根学園だ どんな相手が来ようと正面から蹴散らす それが王者だよ 敵のデータが無いのなら…」
泉田 「戦って知れば良い アブ‼️」
山口 (泉田のアブ!すごい、ここまで圧が届く 泉田強なっとる 去年より遥かに)
御堂筋 「ヒィ!」
山口 (大丈夫か岸神)
泉田 「もっと聞きたいかい岸神くん 僕のアブアブの雄叫びを」
岸神 「ええ、もっと❗️」
泉田 「アブReady❓」
山口 (いよいよ出る 箱根学園のエーススプリンターが❗️)
御堂筋 「ほんまに 我慢の出来ひん男やわ❗️」
泉田 「GO‼️」
泉田 「アブ❗️アブ❗️アブ❗️アブ❗️アブ❗️アブ❗️アブ❗️アブ❗️アブ❗️アブ❗️アブ❗️アッブゥ❗️」
「箱学は、エーススプリンターの泉田だ」
「京伏は誰だ?」
「116番
「泉田について行ってるぞ」
「すげぇ、
泉田 「よくついて来ているけど 少し飛ばし過ぎたかな? もしかしてもう息があがってるかい?」
岸神 「え? なんですか? 息? そりゃもう ハァハァ物ですよ あなたの肉の動きを間近で見られて…」
岸神 「ハァハァならない訳ないじゃないですか!」
泉田 「(そっちか)ならばこれはどうだ!」
泉田 「アブ❗️アブ❗️アブ❗️ブア❗️ブア❗️ブアァァァ‼️」
岸神 「ブア! ブアも良いですね!」
泉田 「アアアアア‼️」
泉田 (いくよ
泉田 「ブアアアアアア‼️」
泉田 「っ!(ついて来た)なるほど、どうやら君は反応速度が早いようだ 僕が加速する構えに入ったと同時に追走の動きに入っている」
岸神 「分かるんで 肉の動きで 細かい動きでどれくらいの加速するか そういうの見逃さないんです」
泉田 「どんな加速でも反応し遅れないと」
岸神 「だって、こんな間近で見られる事など2度とないですから」
左大胸筋 ドッ! ドッ!
泉田 (
岸神 「今、反応しました?
泉田 (なぜこの男が
岸神 「そうですねぇ 彼慎重派ですか?あらゆる危険を察知する、一方で心臓を加圧する 慎重且つ大胆…」
岸神 「そんな性格ですか
泉田 (この男 触れただけでそこまで分かるのか❗️)
泉田 「すごい感覚だ 勝敗についても分かるのかい?」
岸神 「分かりますよ おおよそは 肉の動きを見れば」
泉田 「このスプリント勝負どちらが勝つ」
岸神 「僕です」
泉田 「・・・」(・_・;
岸神 「あれ? 少し息あがってます?」
インターハイ2日目
スプリントラインまで 残り3000m
2日目スプリント勝負は前後編に分けます
しばらくの間は泉田と岸神のスプリント勝負がメインになります
なるべく早く手嶋達と青八木達を合流させて、同好会メンバー達と色々絡めたいのでしばらくの間お付き合いください