弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中) 作:サクータ
泉田 「君が勝つ?面白い仮説だ 京伏1年岸神小鞠 よくついて来る それに君はよく口が回る」
岸神 「泉田さん、アブアブってもっと聞かせてくださいよ もっと聞きたいんですけど僕!」
スプリントラインまで残り3000m
岸神 「鞭のように躍動する あなたのその肉達の熱い頂きを! ハァ!ハァ! 収縮され、解き放たれる それを繰り返す 気高く、誇り高く 何千回も何万回も アパァァ❗️ 肉は美しい❗️肉が成長するには過程が重要 大切にされ、上手に育てられた肉は上質だ 見た目、触れ心地、弾力、耐久性 どれも輝かしい見せる しかし、乱暴に育てられた肉はバラバラ 品位などかけらもなく触れれば泥のような感触だ 肉には持って生まれた素質と それを上手に育てるマエストロが必要だ ハァ!ハァ!ハァ!ハァ!ハァ!たまらない! 泉田さん!あなたの肉は美しい!」
泉田 「!?」
岸神 「あなたは才能のマエストロです!」
京伏岸神、泉田を抜き先行する
泉田 (っ!)
岸神 「僕はそれを喰らう美食家だ❗️」
岸神 「限界を迎え、引きちぎれる筋繊維 そこに僕は、肉の仕上がりがあると思うんです 触れるんです僕は この指先で あなたが仕上げた最高の肉料理を」
泉田 (岸神小鞠…僕を追い込んで落とすつもりか 1日目、後続から飛び出して御堂筋と共に先頭に追いついた 未知数と言いながらも実力は持っている)
泉田 「つまり京伏は隠し玉を出した お陰で果たせるよ 胸の底に固く誓った 昨年のリベンジを! 御堂筋くんはスタート直前、計画的に君をラインナップさせたみたいだね」
岸神 「ええ、全て計画通りやって言ってました そして、レースが始まったらもう我慢しなくていいとも」
銅橋 「てっきりあの
黒田 「ああ、動かないな」
銅橋 「捨てたってことかぁ? あいつらはこのスプリントを」
黒田 「いや、わざわざライン手前5キロで追いついて来た 意識している この勝負に 岸神ってのを行かせたって事は…」
黒田 「おい御堂筋」
御堂筋 「ハァ!?」
黒田 「少なくともテメェは考えてるって事だろ? あの1年が塔一郎に勝つって事を」
御堂筋 「・・・」
銅橋 「ああ!?泉田さんに!?」
御堂筋 「そやね、彼が出たのは予定外やったけど ブブブッ 勝つよあの男は そうやったら去年と同じやなぇ 王者箱学のエーススプッ リンターが1年生に破れる 負けたら立ち上がれへんとちゃう? あの、リベンジまつ毛くん」
泉田 (離されてる この男、フォームが美しいだけじゃない 確実に回すその脚は、力をほとんどロスする事なく駆動力を伝えている 見た目の脚とは裏腹に自転車の基本的な乗り方が上手い 速い)
スプリントラインまで 残り2000m
「残り2キロのラインを通過 箱学泉田、散り散り離されてる」
岸神 「アッパァァ❗️泉田さん!前回大会2日目のリベンジをするんでしょ?もっと、もっと聞かせてくださいよアブアブの肉の頂を!」
泉田 「リベンジか…少し勘違いさせてしまってるようだね」
岸神 「え?」
黒田 「御堂筋、ちぃとばかり勘違いしている様だな あいつは、塔一郎はリベンジと言った それは去年の新開さんとオメェとの勝負の事じゃあない 俺たちは1日目を圧勝した調子も良い だけどあいつにとってはまだ 去年敗北した、そのままなんだ 奴へのリベンジは…」
黒田 「箱根学園敗北へのリベンジだ」
御堂筋 「⁉️」
黒田 「覚悟が違う だから奴は負けねえ どんな野郎が相手でも 奴は今から最速の槍になる」
泉田 「岸神くん、僕がジッパーを閉める意味を知っているかい?」
岸神 「え?ジッパーを閉める意味?に…くが見えなくなる以外…ない」
スプリントラインまで 残り1500m
「スプリントラインまで残り1.5キロ!」
泉田 「神奈川最速屋のジッパーには気をつけろ…かつてよく言われたよ(ジリジリジリ)閉めるんだよこうやって…」
泉田 「本気の時は」
下ハンに持ち替え、腰を上げてスプリント体制に入る
岸神 「っは!」
加速される前に少しでも距離を離そうとする岸神
岸神 「アッパァァァァ‼️」
泉田 「アアアアッブゥゥゥ‼️」
一気に加速して岸神の横に並ぶ
岸神 「っは⁉️」
泉田 「追いついた一瞬でって顔をしているね ついて来い1年、まだ上げるよ」
岸神 「ハァ!」
岸神を抜いて前に先行する
泉田 「この程度の加速では倒せん 箱根学園…4番を背負うエーススプリンターを!背負っているんだ4番を そして、箱根学園のキャプテンの想像出来ない程の重積を! まだ飛ばすよ」
岸神 「ハッ!」
泉田 「キャプテンを背負い、4番を背負った者の加速はこの程度はないからね」
岸神 「っ!」
黒田 (いけ、塔一郎 オメェが作り上げたこのチームで そしてこの一年で背負って来たもんを全てぶつけてやれ)
葦木場 (知ってるだろう?塔ちゃんなら 罪を償える時が必ず来るって)
葦木場 「今だよ塔ちゃん…突っ走れ!」
泉田 (ありがとう幸、拓人 2人がいてくれたお陰でここまで来れたんだ)
泉田 「痛みを知り、罪を背負い 負けない情熱をこの身に 僕は今…」
泉田 ✨「最速の槍になる❗️」✨
「速い!あれが箱根学園4番のスピード!」
「光?今光が見えたぞ!」
「京伏、離されてく」
岸神 「あああ!そんなぁ!ハァっ!ハァァァァ!ダメだ、ダメだァァ!見えなくなっちゃう 肉がァァ! こうなったら…これしかない」
岸神のヘルメットの先端にはある物が付けてあり それに手をつける
岸神 「アイウェア…紫外線や飛び石から守るための役割だけではない けどそれだけじゃない(カチャッ)光の乱反射から防ぎ、鮮やかな景色を作り出す 最後まで、みずみずしく輝きを舞って 映し出すことができるんだ! この景色を、肉を! あはっ!まるでお花畑だ お花畑の向こうに、光り輝く肉が見える!」
岸神 「アッパァァァァ‼️」
岸神 「お花畑には誰もが駆け出したくなる物だ❗️」
「なんだ!?さっきあいつアイウェアを掛けた途端速度が増した!そんな事あるのか!?」
「・・・あるかも」
「はぁ!?」
「人間が運動時に判別する情報は85%死角とも言われている その情報がアイウェアにより劇的に変化すれば、運動に変化することも 十分にあり得る!」
岸神 「花 肉 花 肉 花 肉 花 肉」
岸神 「花ァァ‼️」
泉田 「っ!(なに!?あれほど引き離したつもりなのに、この男一体)」
岸神 「アハァ!くっきり見える 間近に!」
岸神 ✨「肉畑だァァ‼️」✨
泉田 (肉畑とは)(・_・;
岸神 「やっぱり躍動している肉が1番美しい 汗、重弱、緊張感 ハァ、ハァァ しかもその、究極のスプリントバトルの筋肉の躍動を 2度と見られないかもしれない!」
岸神 (すいません御堂筋さん アイウェアをつける時は)
(御堂筋 ラインまで1キロを通過してからにしぃや とっておきは)
岸神 (って言われたのに)
インターハイ2日目 スプリントラインまで残り 1000m
岸神 (1キロより前に着けちゃいました)
岸神 「アッパァァァァ‼️」
泉田 (っく この男、相手が強くなればなる程 プレッシャーを跳ね上げてついて来る)
岸神 「肉…畑!」
泉田の左右の大胸筋 ドッ!
泉田 「ああ、分かっているとも
岸神 「あれぇ?さっき言いませんでしたっけ?肉の動きで分かるんですよ この勝負、僕が勝ちますよ」
泉田 「肉の動きで勝敗が決まるというのなら 僕は去年負けていない 知らないのかい?ロードレースとは常に、予想出来ない困難を上越した者が勝つんだ」
「おおおお❗️」
「あいつ、あの泉田について行ってる 俺116番
「京伏
「頑張れ
「イケェ
泉田 「残念だね 直前でメンバー変更したから間違えてるよ 君の名前を!」
岸神 「ええ?良いですよ別に 僕、人の声が力になるなんて思ってもいませんから」
審判車から後方集団の箱根学園、京都伏見、鳴子に現状をボードで伝える
スプリントのこり1Km通過
14 泉田 116 岸神 0,秒
鳴子 「っ!(まつ毛くんが⁉️)」
水田 「ええ⁉️残り1キロで秒差0⁉️ すごっ! ま、まぁ意外に頑張りやるなぁあいつ まぁまぁや」
銅橋 「くそ、泉田さん!」
御堂筋 (強いよあの男は あの男に解放を教えたのは 僕やから)
岸神 「アアア❗️本当に先頭には良い肉がウヨウヨいますよ御堂筋さん!」
「スプリントラインまで残り700m!」
「箱学3年泉田と京伏3年広西 3年同士の戦いだ」
「いや、ちょっと待て!パンフレットと新しいリスト よく見たら違うぞ!」
「岸神?誰だ?」
「交代してたんだ116番は!」
「ええ!?」
京伏の応援サポーター
「あいつ岸神小鞠や!ちょっと前まで全くの素人で、自転車もギアも知らん様な あいつは まだ1年生や!」
「マジかよ!」
「1年と3年 すげえ!」
「うわあああ‼️」
「イケェ岸神ィィ❗️」
「京伏ィィ❗️」
泉田 「観客も気付いた様だね この大声援を受けても士気が上がらないかい?」
岸神 「ええ 大して!」
先行していた泉田の横に並び
岸神 「アパッ❗️」 ガン❗️
わざとぶつかりにかかった
岸神 「すいません ちょっと暑さでふらつきました」
「なんだあれ?宣戦布告か?」
「1年が3年に!?」
泉田 「ほう つまりやれるっと」
岸神 「あれぇ? そう聞こえました? ええ、勝ちますよ僕が 躍動する肉に触れる為には 後ろからラインを割っては届かない 究極に仕上げた肉を触れるには 先にラインを割らなければ触れられないんですよ!」
「残り600m!」
岸神 「ラインを割るまでこの手は、ハンドルの上は封印ですよ 心配して頂かなくても大丈夫です 僕…」
岸神 「長い間包み隠して来たんで こう見えて我慢強いんです❗️」
泉田 (圧、選手としての圧ではない 人としての圧 この男強い)
泉田 「面白い、相手として不足はないよ 勝つ、箱根学園は真の1勝目をあげふ!」
岸神 「肉は嘘をつかない!」
泉田 「勝負だ岸神くん!どちらかが先にラインを割るか! 準備は良いかい?行くよ
「2日目のスプリントラインまで残り500m!」
泉田 「(スプリントを獲るよ!)アブ❗️アブ❗️アブ❗️アブ❗️アブ❗️アブ❗️ブアアアア‼️」
泉田 (僕はスプリンター ゼッケン14、誇り高く4番を背負う者 同時にキャプテンとして部を背負う者 常に正しい判断を強いられ 決断を求められ そして結果を求めない 強い、凄いから、それが当たり前 当然の結果として評価となる それを継続する為に 歩ます努力 時間を削り、精神力を削り 強く速く走る為に捧ぐ だけど、箱根学園自転車競技部は古くからこんな言葉がある 「誰からも褒められない覚悟」それがなければ 箱根学園のキャプテンにはならない 勝つ、いかなる時も スプリンターは尖ってても良い 僕はこの一年、磨きに磨いた 誰も見ていない所で)
泉田 「僕の槍は誰よりも美しく ラインを貫く」
泉田 「アブ❗️アブ❗️アブ❗️アッブゥゥア❗️」
岸神 「たがら動きは読めるんですって 言ったでしょ?さっき!」
泉田 (⁉️)
「116番、反応速い!」
「加速したのに並んだ」
「動き出す前にもう動き出した感じだったぞ」
岸神 「肉は素直です フェイクは効かない 動きを命令して動作に入る 動作するゼロコンマ数秒早く動き出すんです 特に泉田さん、あなたの肉はとても素直だ 僕は決して見逃しません」
岸神 「僕は勝ちます❗️あなたのゴール前の戦略は全て読めるから❗️」
泉田 (⁉️)
岸神 「アパァァァァ❗️アパ❗️アパ❗️アパ❗️アッパァァァァ‼️」
泉田 (先行⁉️)
「京伏加速したぞ速え」
「箱学少し出遅れた」
「スプリントラインまで残り300m!」
泉田 (一瞬の隙を突かれた ここで先行してくるとは 残り100mあたりで脚を貯めて 僕のペースに合わせてくる 最後に仕掛けてくる だからその前に、全開ではないペースで踏めば 僕の筋肉のほんの僅かな筋肉の震えを見抜いたというのか 岸神小鞠!)
「距離を保ったまま京伏逃げる!」
岸神 「アッパァァァァ❗️」
泉田 「アブ❗️アブ❗️アブ❗️」
「残り200m、この先の右コーナーを抜けたら 残り80mでスプリントラインだ」
「おいおい!このまま行くんじゃないのか!」
「大金星だ!1年岸神!」
『うおおあお‼️』
岸神 「(声援なんてどうでもいい 僕は肉が触りたい それだけ もう僕に遮ぎる物はなにもない!)僕はもう包まない!」
「スプリントラインまで残り100m!」
本来重要である泉田と岸神の回想は省きました
泉田と岸神の回想が知りたい方は弱虫ペダル本編へ
次回でスプリント勝負決着をつけさせます。
その次から総北メンバーと同好会メンバーのやり取りを書いていきますのでしばらくお待ちください