弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中) 作:サクータ
歩夢 「え?それ本当?侑ちゃん?」
侑 {うん!今頃坂道くん達と合流して先頭追ってると思うよ}
歩夢 「そっか、良かったぁ」
愛 「歩夢、ゆうゆ なんだって?」
歩夢 「はじめさんと一差くん 坂道くん達と合流して今頃先頭に向かって追いかけてるって」
『おおおお❗️』
せつ菜 「本当ですか!? 良かったです!」
璃奈 「これでひと安心だね璃奈ちゃんボードハッピー(^_^)」
しずく 「良かったね かすみさん」
かすみ 「一差のバカ かすみん、どれだけ心配したと思ってんのさ バカ」(T ^ T)
愛 「よしよし」なでなで
彼方 「また純くんとはじめんが一緒に走るところ もう一度見られるね」
果林 「ええ、無事に合流出来たみたいで安心したわ ほんとに」
エマ 「そうだね 本当に良かったよ・・・(はじめくん//)」
彼方 「エマちゃん 顔、赤いよ?」
エマ 「へ? そ、そうかな?」
せつ菜 「これで先頭に 章吉さんと合流すれば6人揃いますね!」
歩夢 「そうだね それにもうすぐ山だよ」
しずく 「はい、ついに見られるんですね」
かすみ 「ああ!もしかして合宿の時 坂道先輩が言っていた」
せつ菜 「はい!坂道さんがこのインターハイでやりたい事 今日ですよ! 昨日見られなかった坂道さんと箱根学園の真波さんとの山岳賞争いです!」
愛 「楽しみだなぁぁ ね?りなりー?」
璃奈 「うん、璃奈ちゃんボード「ワクワク」」
侑 (みんな、すごく喜んでた 私もすごく楽しみだよ 今日の山岳賞争い ヤバい、ドキドキする あの日聞いた坂道くんのやりたい事 それがもうすぐ見られるんだ)
***************
RIDE,28 「夏突入 小野田のワガママと鳴子の意思」より
侑 「早く見たいなぁ みんなのライブ」
愛 「ねぇ ゆうゆはどんなライブを見てみたい?」
侑 「え? うーん私は みんなのステージが見られるだけで ときめいちゃう ^_^」
小野田 「ひと通り収まったみたいだね」
今泉 「ああ すごいな みんなやりたい事があって」
鳴子 「何個かツッコミたい物があったけどな」
古賀 「やりたい事…そうだ 聞きそびれだが、お前たちに聞いておきたい事がある」
小野田・鳴子 『ん?』
古賀 「インターハイで試したいことはあるか?」
「!?」
愛 「っお こっちもなんか始まったぞぉ」
古賀 「守ってばかりでは勝てない 挑戦無くしてチャンスは生まれない これは純太の言葉だ どんな絵空事でも良い 精査して可能性がある物にはオーダーに組み込もう 自由に話せ」
今泉 「とりあえずゴール‼️」
鳴子 「あ! こらスカシ! そらワイや! 早い者勝ちちゃうぞ!」
鏑木 「俺エースで 取ります! オールラウンダーですから」
かすみ 「え!? そうなの!?」
青八木 「まぁ スプリントは狙いたいな」
璃奈 「スプリントってなに?」
青八木 「平坦道最速の証を狙うってことだ」
エマ・璃奈 『おおおお』
鳴子 「ワイ エースって事で!」
今泉 「良いじゃないか お前は頭で十分目立ってる」
鳴子 「まぁな って! ゴールが1番目立つちゅうねん!」
愛 「アハハ! 鳴っちのノリツッコミ面白い! アハハ!」
しずく 「流石大阪出身の方ですね」
鏑木 「俺行きます! マジ どこでも!」
鳴子 「ワイが!」
今泉 「お前はいい」
鏑木 「なんでですか!? 行けますって!」
歩夢 「こっちもバラバラだね」
侑 「うん なんだか同好会のメンバーが増えた感じがする」
せつ菜 「そうですね ふふふ 賑やかでいいじゃないですか」
彼方 「これは 収集つくのかなぁ?」
果林 「どうするの? 古賀せんぱい♪」
古賀 「あ、ああ 思ったより まとまらないなぁ (・_・; 」
古賀 「ん?」
小野田 「あっはは」
古賀 「小野田」
小野田 「あ、はい」
古賀 「お前はないのか?」
小野田 「え? あ、いえ 僕は一生懸命走って 皆さんのお役に立てればそれで…あ、でも」
古賀 「ん?」
小野田 「もし、もしも ひとつだけ、ひとつだけ言って良いのなら 冬に少し約束をしたので ですから」
小野田 「箱根学園の真波山岳くんと勝負がしたいです! どこかで」
古賀 ( " 勝負 " この言葉が小野田の口から出るとは)
小野田 「ああ! いやその 真波くんとたまたま会った時に 2日目の山が良いよねぇ なんて話しをしたんですけど でも出来たらで良いです 全然 大切なのはチームの勝利ですし ただ 全力を出して 出し切って」
『ん?』
小野田 「最後の一滴を絞るような そんな走りを真波くんと2人でもう一度してみたいって それだけなんですけど」
古賀 「…」
バン! 古賀が小野田の後ろに回って背中に手を当てる
小野田 「ひゃい!」
古賀 「去年最大の放浪者が何を言っている 1番わがままを言って良い立場だ」
鳴子 「ッハ ハハハ ったく小野田くん」
今泉 「ああ わがままだな」
青八木 「なんとかしよう そうできるように」
小野田 「…っは! いえいえみなさん! もし なのでいいです! いいです!」
今泉 「遠慮するな」
かすみ 「そうですよ先輩」
せつ菜 「やりたい事があれば 遠慮せず言うべきですよ!」
小野田 「え!? あ、いやその」
古賀 「純太には話しておこう 状況次第だろうが 考慮しておくよう伝えておくよ」
小野田 「ああいえ そんな」
古賀 「山だな 2日目の」
***************
手嶋 「次だ!鏑木前を引け!」
鏑木 「はいっす!」
手嶋 「いいペースだ集中しろ!絶対に追いつくぞ先頭に」
鏑木 「はい!」
小野田 「次は僕が引きます!」
手嶋 「待て」
小野田 「え?」
手嶋 「小野田はローテーションに入らなくていい この平坦は温存しろ」
小野田 「え、えっと」
手嶋 「オーダーだ小野田 お前は今日…」
手嶋 「2日目の山を獲れ!」
小野田 「!?ええと僕が今日の山を ええと」
手嶋 「可能性がでてきた 先頭に追いつける その可能性に賭けるみんなのモチベーションになれ小野田」
小野田 (モチベーション)
手嶋 「苦しい時に必要なのはたったひとつで良い 達成目標なんだ! 俺たちはお前を山まで送る!」
今泉 「そうだな 俺もお前を山まで運ぶ」
小野田 「今泉くん」
今泉 「小野田!お前は何も言わずについて来い!」
手嶋 (今泉!)
小野田 「・・・みなさん、ありがとうございます 分かりました 僕は…僕は…」
小野田 ✨「全力で温存します!」✨
青八木 「ふっ」
鏑木 「ハハッ!小野田さん」
手嶋 「温存は全力でやるもんじゃねぇよ 行くぞ虹学!」
チーム虹学 『おおおお❗️』
「来たぞ先頭!」
「最初に山に入って来たのは箱根学園!」
「続いて京伏、その後ろひとり虹学が混ざってる!」
「先頭は13人だ!」
泉田 「下がれ銅橋、よくやった」
銅橋 「ブハァ」
泉田 「悠人、前に出ろ お待ちかねの山だ」
悠人 「は〜いっす」
「クライマーを前に出した」
「箱学、完全に山の陣形だ」
泉田 (コースはこのまま幅の広い観光道路が続く山岳区間に入る その先に聳えているのは伊香保温泉の中腹に従える群馬の名峰標1391mの「
真波 「・・・」
黒田 「なに後ろをチラチラ見てんだ真波?レースに集中しろ」
真波 「・・・いや〜天気いいなぁって思って景色を…なんて誤魔化せられないですよね?」
黒田 「ねぇな 後ろの京伏を気にしているって訳じゃなさそうだな その後ろか?」
真波 「・・・ええまぁ」
黒田 「ハッ インハイで、レース必死になって走ってるのに自分の勝負の算段か」
真波 「そういう事になりますねぇ 勿体無いでしょう?ここでやっとかないと チームも調子良いし、俺は1日目の山をオーダー通り獲ったし」
黒田 「虹学の眼鏡か」
真波 「ええ、そうです ちょっと約束事があるんで」
黒田 「・・・」
黒田 「ダメだ」
真波 「っ!」
黒田 「山での指揮は俺に一任されている この先は10キロ以上ある登りだ お前は休め 出すのなら悠人を出す インターハイは3日目まである 今日エースクライマーであるお前を出して 今日疲れたんで明日はリタイアしますって言われたんじゃ 策略も何もねぇ」
真波 「・・・ハハッ」
黒田 「ああ!?」
真波 「黒田さん 俺、今日頑張ったから明日は頑張らない なんて…」
真波 「そんな覚悟で このレース走ってないですよ」
黒田 (っ! こいつ、この先の山に向けて集中力を上げて来てやがる)
真波 「すいません だから俺、彼が来たら出ますね」
黒田 「くっ」
銅橋 (だからってどんな理由だよ真波! 黒田さんを押し切りやがった)
黒田 (もとより、口でこいつを理解させようとするのは無理だったか 理屈じゃねぇ走り それがこいつの真骨頂だ)
黒田 「オメェのやりたい事は分かった だが だがな真波 2つだけお前が出られねぇ条件がある ひとつは虹学がここまで追い付かない事 当の眼鏡が来ない場合だ(そもそも、虹学が追いつくって発想する事自体ありえない事だけどな まぁこいつは不思議ちゃんだからな)」
真波 「ふたつ目は?」
黒田 「ふたつ目は、今日最後の山に入って ここまで何のタイトルを獲れていねぇ京伏 御堂筋 ヤツが仕掛けて来てそれどころじゃなくなる事だ」
御堂筋 「ハァァ‼️」
黒田 「っ❗️」
水田・木利屋 『ぬああああ‼️(うおおおお‼️)』
銅橋 「黒田さん!京伏動いた!3人だ!2年クライマー木利屋と発射台水田を従えて エース御堂筋だ!」
御堂筋・水田・木利屋
『ハァァァァ‼️(ぬああああ‼️)(うおおおお‼️)』
黒田 「悠人 真波 抑えろォォ❗️」
後ろから飛び出した京伏の御堂筋・水田・木利屋の3人
箱根学園の横を通過して
黒田が悠人と真波を送り出す
2人で先行した京伏を追いかけ
悠人 「行かせませんよ」
真波 「そういう事(確かに、この人達に行かれては 勝負どころの話しじゃありませんね 黒田さん)」
水田 「はやぁ!」
木利屋 「あっという間に蓋された これが箱学のクライマー」
御堂筋 「もういっかいや…」
御堂筋 「仕掛けるヨォ〜❗️」
水田 「え?」
木利屋 「ま、待ってくれ御堂筋くん!息も整のってへんし、もういっかいいわれても!」
御堂筋 「いーくーよぉ〜❗️」
御堂筋 「木利屋くん、君あの前の2人より強いん?」
木利屋 「え?そんな訳ないやろ 2人ともエース級や スピードもパワーも…」
御堂筋 「そやろ? だったら君が出来る事はひとつちゃうの? 全てに負けてる思ってるなら 出来るんわぁ 死ぬ気で回すだけちゃうのぉ? 今、そのときやろぉ?」
御堂筋 「フェイズ28再稼働や❗️脚壊れるまでまわしや❗️」
「京伏、また飛び出した!」
「もういっかいアタックだ!」
御堂筋 「このアタック必ず成功させぇや ザク‼️」
水田・木利屋 『ぬああああ‼️(うおおおお‼️)』
黒田 「悠人、真波 追ええ❗️」
悠人 「はい!」
真波 「分かってます 必ず止めますよこのアタック こっちにも都合があるんで」
真波 「そおおれぇぇ❗️」
木利屋 「ひと息で追いつきおった!」
ザワ ザワ ビュウッ
ビュウウウ‼️
木利屋 「そして、追い抜きよった」
水田 (なっ!風?)
木利屋 (今一瞬、羽根みたいなのが見えた)
真波 「残念ながら行かせないよ 御堂筋くん」
木利屋 (バケモンや こいつら格が違う! こんな所にいて勝てるわけがない!)
御堂筋 「まーなーみ 久しぶりやな」
真波 「話しするのは去年のインハイ以来だね」
御堂筋 (戦いを好む男、勿体無いと言う男、ザクやない男)
御堂筋 「去年坂道に…」
御堂筋 「負けたおとこ❗️」
真波 「・・・」
水田 「えげつなぁ!痛いとこ突きよるぅ! 俺があの立場やったら絶対に聞きたくない言葉や」
真波 「なぁ〜んだ その話しか」
水田 「!?」
真波 「敗北を気に病むならジャージを脱げばいい そう言ってくれた けど俺は着ている 今こうして その時気づいたんだ これまだ途中なんだって 終わりじゃないって 終わらせなくて良かったって 俺より登りの速いやつが この峠の先にいる こんなワクワクする事ないでしょう? 峠で全力出せるんだから それって今までよりもっと…」
真波 「生きてるって感じられるってことでしょう⁉️」
御堂筋 (この男真波、てっきり去年のアレで傷負って動けんなってると思い込んどったけど 今ので分かったわ この男完全状態! このアタック部が悪い)
御堂筋 「けど、フェイズ28再再稼働やザク❗️」
水田 「え!」
木利屋 「む、無理やもう 御堂筋くん一旦引こう!無謀や!」
水田 「おいこら木利屋」
木利屋 「こんなアタックが成功するわけ…」
ギュゥゥ!
木利屋 「うう!」(゚Д゚) 片手で思いっきりほっぺを鷲掴みされる
御堂筋 「ぼーくはぁ! 今やる今やる言うてんねん 理由があるんや けど今君が知る必要はない 必ず 今成功させるんや」
うおおおおおおお❗️
御堂筋 「ハァ!?」
御堂筋 (歓声が後ろから?まさか、ほう
黒田 「おい、聞こえたか?」
銅橋 「ああ、黒田さん」
船津 「下が騒がしいです!山口さん!」
山口 「選手が上がって来とるいうんか!?」
黒田 「まさか 虹学か⁉️」
泉田・葦木場 『⁉️』
鳴子 「⁉️」
銅橋 「数が多い!1人じゃない あれは!」
真波 「ハッハハ」
伊勢 「見えたばい先頭 肥後モッコス❗️」
真波 (虹学じゃない⁉️)
黒田 「く、熊第!」
伊勢 「そうたい❗️肥後の超特急、熊本第一じゃい❗️ハハハハハ❗️」
水田 「まさかこいつらが!?」
銅橋 「虹学じゃねぇのかよ!」
御堂筋 「ブッ あいつら集団内で後半追いつく算段をしていたとかザクから報告があったけど ほんまにやりよるとは (最高のタイミングや 勝利の為なら何でも利用する 今や)この混乱、乗るデェ」
伊勢 「フハハハハ! これが噂の熊本第一キャプテン「鬼軍曹」伊勢慎哉! 驚けぇ! これが熊第チーム力はどこにも負けん! 不可能を可能にするチームゾォ!」
「おお!すげぇぞ熊第!」
「この山で追いついて来た!」
黒田 (マジか熊第 こいつら虹学を抜いて来たのか)
伊勢 「藤原、合流したらタイミング見て飛び出せぇ 山岳賞は頼むばい」
藤原 「お任せください伊勢さん!俺は熊第の旗に傷をつけない走りを見せますばい!」
黒田 (って、気を逸らしてる隙に京伏に行かれてる事は…ねぇか)
御堂筋 (ロードレースにおいて大切なのは 混乱の中で先を予測しどれだけ冷静に敵を欺けるかや 黒田くんは僕の事を警戒しとる まずはその警戒を解く)
御堂筋 「フェイズ飛ばして108 きついふりしろ」
水田 「おう」
木利屋 「はい」
御堂筋 「うちのザク全員にいいや水田くん なるべくコースの右側に寄って 合流する熊第を箱学との間に入れさせろて」
水田 「ええ、良いんか?あっさり合流させて 今年の熊第はチーム力はどこにも負けんって さっきあいつらが」
御堂筋 「ハァァ? チーム力? そりゃ自分で言うとるだけやろ」
京都伏見、コースの右側に寄って箱根学園との間をあける
伊勢 「フハハハハ!ようやっと先頭に合流したばい!」
真波 「・・・」
真波 (違った、君だと思った坂道くん そして、誰も飛び出してないこの状況なら 2人で行けると思ったのに)
黒田 「・・・」
御堂筋 チュゥゥ
黒田 (補給中か すぐには動き出しそうにないな)
黒田 「おいこら真波!いつまで後ろを…」
黒田が後ろを向いた途端
御堂筋 「っ!」
御堂筋 「ハァァァァ❗️今やよザク❗️」
御堂筋 「物音ひとつ立てんように静かに、息を止めて全力で飛び出せ!」
木利屋、水田、御堂筋 集団から飛び出して加速
泉田 「っ!京伏 ユキィィィ‼️」
黒田 「⁉️」
伊勢・藤原 『⁉️』
伊勢 「・・・」
手嶋 「くぅぅぅ!」
青八木 「行けそうか 純太」
手嶋 「多分、相当高い確率で」
青八木 「…そうか」
手嶋 「全員、良いモチベーションで上がれている おそらくあと1〜2分で先頭が見えてくる」
「見ろ!虹ヶ咲だ!」
「前回大会王者が山を駆け上がってく!」
おおおお❗️
「一度はバラけたのに またまとまってる!」
「こりゃ先頭に追いつくぞ!」
手嶋 「小野田ァァ!」
小野田 「はい!」
手嶋 「温存は出来たか?」
小野田 「はい、十分に」
手嶋 「オーダーだ」
手嶋 「合流したら飛び出せ!箱学真波を蹴散らし 2日目、山岳ラインを先頭で通過しろ!」
小野田 「はい!」
鏑木 「見えましたよ!人影!」
手嶋 「っ!(チクショ〜 追いついた箱学、京伏、そして鳴子 来たぜ)」
手嶋 「待たせたなァァァァ❗️」
手嶋 「⁉️」
小野田・今泉 『⁉️』
青八木・鏑木 『⁉️』
手嶋 (なんだ?熊第が?)
小野田 「手嶋さん 僕らを追い抜いたはずの熊第がバラバラに」
手嶋 「ああ、ペース緩めるな このまま進むぞ」
小野田 「はい」
手嶋 (どうした 一体何があったんだ!?)