弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中) 作:サクータ
インターハイ2日目、山岳ラインまで残り500m
御堂筋 「ギィィィ!」
「京伏、残り500mで追いつかれた!」
「虹学と箱学ぎ睨みを効かせてるから飛び出してもすぐに潰される」
「虹学も小野田はゴールスプリントに絡めないから実質1人」
「箱学だけがゴール前のカードを2枚残してる 今この状況、箱学が圧倒的に有利!」
水田 「ムッヒィィィ! なんやのこいつら、この迫力! 今泉も!新開も! 俺の山岳賞を 残り400mで 俺の夢を奪おう言うん…ヴッ」ギュ❗️
御堂筋 「うるさいよ水田くん! きみのくだらん夢なんかどうでもええんよ」
水田 「え」
御堂筋 「山岳賞なんてそな小さなもん どうでも良い」
水田 「小さ」
御堂筋 「誰もそんなもんの為に戦ってへんよ」ギロッ
水田 (え? そんなんか)
御堂筋 「・・・ええでもう落ちて」
水田 「え?どしたん?」
御堂筋 「きみの役目はここで終わりや…よ?」
水田 「ぉ〜〜〜〜」
御堂筋 (山岳賞? 圧倒的不利? 終わり? そうか? この状況、ほんまにそうか? 追いつかれて、並ばれて、このゴール前の状態で 箱学が圧倒的に有利 ほんまに万策尽きたか…いや、違う! この状況 逆や! 今はゴール前であると同時に 山岳賞まで残り400mや ひょっと する❗️)
ガシッ❗️
水田 「え!?」
グイッ❗️
水田 「おお!?」
御堂筋 「誰が落ちてええ言うたん?」
水田 「え、御堂筋くんが」
御堂筋 「きみ、夢よう諦めん方がええで」
水田 「え?」
御堂筋 「獲って来い山岳賞…」
水田 「ええ!//」
御堂筋 「出ろザクゥ‼️」
水田 「うおお‼️」
今泉 「⁉️」
悠人 「⁉️」
小野田 「⁉️」
葦木場 「⁉️」
「京伏、112番を出したぞ」
「山岳賞狙いか?」
水田 (なんや急に でもマジか やっぱ俺のこと、期待してくれてたんやな 俺、獲るで 御堂筋くん!)
今泉 (どういうことだ御堂筋 あの程度の脚ならすぐに捕まる 意味がない それとも、チームとして本当に山岳賞が欲しいのか)
御堂筋 (これは撒き餌や 釣りをする時 エサによって来させる為の 大物をこさせる為の撒き餌や 山岳賞のためになんか誰も戦ってへん 僕はそう言った でもこの中で、すました顔で追いついて山岳賞を喉から手が出てくる程に欲しいやつがおる そいつは、この状況を見過ごす訳にはいかんはずや ゼッケンを獲られるだなんてそんな屈辱的状況を許す訳ないんや 喰いつけ、喰いつけ、喰いつけ、喰いつけ!)
ポン
悠人 「っ!」
葦木場 「追え悠人 やつに赤ゼッケンを獲らせるな」
御堂筋 (喰いついた❗️)
悠人 「葦木場さん? 今ゴール前ですよ? カラーゼッケンにこだわってる場合じゃないでしょ?」
葦木場 「いいから行け 獲って来い」
悠人 「ここからだと全開アタックになってしまう 今それをやったら脚使い果たしてアシストとして使い物にならなくなってしまいます せっかくここまで有利な状況に持って来たのに 箱学のカード2枚のうち1枚を失うことになってしまいます」
葦木場 「出ろ 悠人」
悠人 「薄々不利になる必要ないですよ 赤ゼッケン? そんなの京伏に与えれば良いんです どうしたんですか葦木場さん」
葦木場 「そうか、悠人はまだ1年生だから分からないな」
悠人 「え」
葦木場 「俺たちは箱根学園なんだよ 誇りを持って戦ってるんだよ!」
悠人 「ちょ! 葦木場さん!」
葦木場 「俺が出る❗️京伏のエースが出たらお前が対応しろ❗️」
小野田 「3年葦木場さんが!」
御堂筋 (狙い通りや❗️)
水田 「ハァ ハァ ハァ」
「速ええ!」
「一瞬で追いついた!」
御堂筋 (ここまで箱学は全てのゼッケンを手に入れとる 王者としての復権、プライドもある せやから山岳賞も欲しいはずや そんなくだらない事を考えとるから大切なもん失う事になるんやよ カラーゼッケンなんて僕からしたらゴール前の紙切れ当然 喰いついた エサに 見事に アシストの新開くんが飛び出す思うたら それを痺れさせて出たのはエースの方)
葦木場 「あああああ‼️」
御堂筋 (箱学のカード1枚を失うかもしれないこの土壇場の策 何があったのか知らんけど ブクククッ 狙い通り…いや、それ以上ヤァ❗️)
{インターハイ2日目の山岳賞は箱根学園のエース葦木場拓人選手 一気に追い上げる全力クライムでした!}
葦木場 「ハァ、ハァ、ハァ」
箱根学園のサポートメンバーたち
「やったぁ!葦木場さん!」
「やっぱ最強だよ俺たち!」
「スプリントに続いて山岳賞!」
「このままゴールも獲ってぇ!」
葦木場 (全力クライム…使い物にならなくなる だよね 悠人)
{各選手次々と山岳ラインを通過していきます! このゲートを過ぎるとまもなくゴールです!}
水田 「くそぉ! なんやあのノッポの箱学! 俺の山岳賞を! っあ 御堂筋くん 俺は力の限り走ったんやけど あいつが ってあれ? まぁ」
葦木場 「ハァ ハァ ハァ」
御堂筋 「ヒィ❗️ おめでとう山岳賞! ブククッ いや、敵わんやったわきみの全開アタックには すごいすごい 山岳欲しさにウチのキャプテン出したんやけどなぁ ブククッ! きみに出られるとはなぁ ブッキャキャ! きみ、エースなのにええの? 脚使い果たしてええの? この先の坂下ったらすぐに…」
御堂筋 「ゴールやよぉ〜」
今泉 (こいつ、あの時水田を出したのは 箱学のカード1枚を削る為だったのか 有利な状況だったのが一変、不利な状況になった)
小野田 「い、今泉くん 葦木場さんはなんであのまま先行しなかったの? あっさり並ばれて」
今泉 「距離は短いが、先行しても人数の差で捕まると踏んだんだ 逃げ切る可能性は薄いが 一旦下がってアシストの後ろに下がって脚を貯めて休んだ方が賢い」
御堂筋 「さらっと獲ろう思っとったんやろ? 箱学は 山岳なんて狙ってない涼しい顔して 集団のままラインに近づいて ライン間際で集団から飛び出してゼッケン獲ろう思っとったんやろ? ブブブッ 良かったなぁ! 別の形になったけど 代償払ったみたいやけど 誇り、言うの? ブゥゥゥ! 吹けば飛ぶようなそう言うの 守れてぇぇ」
悠人 「ちょ! あんたさぁ! って」
葦木場 「ああ、良かったよ…」
葦木場 ✨「後悔はない」✨
小野田 「空気が変わる!」
御堂筋 「ええよその目 決して負けん、譲れんって言う顔や 気持ちだけはあげときや こっからは…」
御堂筋 「真のゴール争いが始まるで❗️」
悠人 「‼️」
葦木場 「‼️」
今泉 「‼️」
小野田 (ゴール争い)
今泉 「下がれ坂道」
小野田 (今泉くんが前へ!)
今泉 「今まで引いてくれてありがとよ こっからは俺の仕事だ」
小野田 「うん、頑張って 今泉くん!」
山岳ライン
巻島 「いやぁ クッハ すげぇ攻防っしょ これだからロードレースってのは この2日目のゴールはどこが獲るのかは分からねぇ ハッ 負けんなよ虹学!」