弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中)   作:サクータ

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ゴールゲート手前 200m地点


歩夢 「みんなお待たせ」

侑 「良かったぁ 間に合って」

かすみ 「侑先輩!」

せつ菜 「待ってましたよ 侑さん」

愛 「すごいでしょ ゴール前のこの雰囲気」

侑 「すごいね ここに来ている人たちみんな興奮してる この感じ…ダイバーフェスやスクールアイドルフェスティバルの時のような 誰かを応援するみんなの声援が」

果林 「ほら侑、前に来なさい」

侑 「え? え?」

彼方 「いいから、いいから」

璃奈 「もうすぐ先頭来るよ」

歩夢 「侑ちゃんが1番ゴールを見たがっていたのみんな知ってるんだよ」

せつ菜 「はい 私たちだけでなく自転車部の方達にもサポートをされている侑さんが1番近くで見せてあげるべきだと思いまして」

侑 「みんな」

エマ 「今日はみんなで一緒に応援しようね」

侑 「はい」


 おおおおおお‼️


侑 「な、なに!?」


「箱学がエース入れ替えてるらしいぞ!」
「マジか!?」
「長身のエース葦木場じゃなく あの箱学4番、新開隼人の弟が今日のエースだってよ!」
「すげぇ、箱学の1年が今日のゴールスプリントすんのか!」



しずく 「え! 悠人くんが!?」

侑 「その子って確か 璃奈ちゃんのライブ見に来ていた子だよね?」

歩夢 「うん」

かすみ 「坂道先輩と最初の山で競ってた人ですよね!? クライマーを!?」

せつ菜 「クライマーを今日のエースにするとは やはり侮れませんね 箱根学園」

しずく 「箱根学園は昔からこう言われているんです「6人全員がエース」って だから誰がゴールを獲ってもおかしくはないんです」

かすみ 「え? なにそれ」

彼方 「しずくちゃん?」

しずく 「けれど悠人くんが エースとして走るだなんて思わなかったです あの悠人くんが」

璃奈 「しずくちゃん 悠人くんの事はまた後で考えよ」

エマ 「今は 駿輔くんを応援しよ?」

果林 「そうよ ウチが勝つところを見に来たんでしょ?」

しずく 「は、はい」

彼方 「しずくちゃんはその子の事心配なんだね」

しずく 「え?」

彼方 「インターハイはまだ明日もあるよ その子とどんな過去があるかはわからないけど インターハイが終わったら たくさんその子の事を思えば良いよ」

歩夢 「そうすればきっと その子もしずくちゃんの想いは分かってくれるよ」

しずく 「みなさん」

侑 「今はみんなで駿輔くんの事応援しよ」

しずく 「先輩…はい!」



RIDE,87 リミッター

 

 

「ゴール前600mで再び箱学が追いついた!」

「もう一度三つ巴になる!」

 

 

御堂筋 「ブッ! 16番新開悠人 上機嫌やねぇ ハァァ 使えんエースの代わりに一年生クライマーを出すとか ブッ 意表を突かれたわ!」

 

今泉 (追いついてきた 新開 クライマーがゴール前の戦場でどこまでやれる)

 

 

ゴールまで残り600m

 

 

葦木場 (良かった並べた もしあの下りで芝居しないで悠人を引っ張ってたら エースって見抜かれてあの2人に潰されてた 冴えてる俺 それにしても飛び出す時 悠人のあの楽しそうな顔 初めて見たよ)

 

 

 おおおお‼️

 

「この先はゴールへ向かう残り500mの右に曲がる直角コーナーだ!」

 

 

 ギュ! ギュ! ギュ!

 

 シューーーーー❗️

 

「三者、超加速からのフルブレーキ!」

「ブレーキング勝負だ!」

「まだ横並び!」

「コーナーを抜ければ ゴールまで直線!」

「3チームともここで先頭に出ておきたいはずだ!」

 

「どこが先に抜けるんだ!」

 

 

今泉 「‼️」

 

悠人 「‼️」ニカッ

 

御堂筋 「‼️」

 

 

「譲らねえぇ!」

 

 

 ガン❗️

 

「超接近戦!」

「虹学と箱学のハンドル当たってる!」

 

 

今泉 「うおおおお‼️」

 

悠人 「しゃああああ‼️」

 

御堂筋 「キモォォォ‼️」

 

 

「そのままコーナーを抜けたァァ!」

 

 

今泉 (ついて来た16番 今のハイリスクなコーナリングに どうやらただのクライマーじゃなさそうだ やはり油断できねぇ 箱根学園)

 

御堂筋 (覚悟はできてる言う事か箱学16番! あの男、コーナーの時ほんのり笑っとった 完全に落ちたと思った箱学が! 新開弟 あの新開の弟 ええやろ もう一度絶望を味合わせてやろか 今度は 今度はゴールで❗️)

 

悠人 (葦木場さん 勝ちますよ俺 答えは)

 

悠人 「イエスです❗️」

 

 

御堂筋 「ゴールまで❗️」

 

今泉 「残り❗️」

 

悠人 「400m❗️」

 

 

 

 

 

杉元 「見えた! 今泉!」

 

幹 「3人横並び!」

 

かすみ 「駿輔先輩!」

 

侑 「頑張れ 駿輔くん!」

 

せつ菜 「の、残り400m!」

 

歩夢 「頑張って!」

 

 

 

悠人 (見えた! 今日のゴールゲート! 残るは!)

 

 シューー❗️

 

新開、御堂筋の後ろに下がる

 

御堂筋 「⁉️」

 

今泉 「⁉️」

 

 

悠人 「るっしゃあああああ‼️」

 

悠人 (残り400mのこの直線だけだ❗️)

 

 

「飛び出した! 16番新開悠人!」

 

 

今泉 (なんだ!? 一旦御堂筋の後ろに下がって 回り込むように加速した! 御堂筋を一瞬風除けにしたのか こいつ読めない 動きがトリッキーすぎる そしてワンテンポ速い!)

 

 

今泉 (残り400mのここから)

 

御堂筋 (ゴールスプリントする気か!)

 

 

今泉 「させるかよ❗️」

 

 

御堂筋 「モォォラァァァ‼️」

 

今泉 「うあああああ‼️」

 

 

今泉、御堂筋 新開に追いつき並ぶ

 

悠人 「ヒュー 流石だ」

 

今泉 「何処へ行く 16番新開 いい加速だったが ここからゴールスプリントはちょっと早いな 焦りか」

 

悠人 「ふっ」

 

 

悠人 「牽制です」

 

 

御堂筋 (牽制⁉️こいつ、こっちの動きを見るためにわざと仕掛けたというんか 飛び出した時は ゴールスプリントを知らない苦肉の策かと思うたら やはり あの新開隼人の弟 これは、警戒レベルを6くらいまであげんとならんな!)

 

悠人 「400じゃ早かったですか? 今泉さん なら 300ならどうですか!」

 

 

ゴールまで残り300m

 

 

悠人 「しゃああああ‼️」

 

 

今泉 (仕掛けて来た! ここから行く気か 第2波!)

 

 

今泉・御堂筋

うああああ❗️(モォォラァァ❗️)』

 

 

今泉 (くっ! なんだこいつ! ゴールスプリントの常識が通じねぇ)

 

今泉 「うあああああ‼️」

 

 

今泉、御堂筋 再び新開に追いつき横に並ぶ

 

今泉 「捕まえたぜ! 急ぐなよ!」

 

悠人 「いやぁ、今のは決まったと思いましたよ! 速いっすね2人とも!」

 

御堂筋 (スプリントと見せかけてからの牽制 牽制と見せかけてのスプリントか)

 

 

御堂筋 「新開悠人ォォォ‼️

 

悠人 「なんすか御堂筋さん❗️

 

 ドン❗️

 

御堂筋・悠人 『グゥゥ❗️』

 

 ドン❗️ドン❗️

 

御堂筋 「侮れん男!」

悠人 「近いっすよ」

御堂筋 「読めん男!」

悠人 「近いのは俺の専売特許ですけど!」

 

御堂筋 「そして、キモい男❗️」

 

悠人 「なんすかそれ? 褒め言葉っすか?」

 

御堂筋 (これは 最大レベル10まで上げんとならんな この男、これだけやられても目ぇを逸らさへん 戦う気全開や)

 

 

御堂筋 「ブクッククク こんなとこにもまだ残っとったとはなぁ 去年消えて亡くなったと思った」

 

 

御堂筋 「新開くんの亡霊がァァ❗️」

 

 

悠人 「いいや、生きてますよちゃんと 脚、ありますよぉ〜」

 

 

悠人 「いきましょうか第3波❗️」

 

御堂筋 「モォォラァァァ❗️」

 

 

 

「残り250m!京伏と箱学 ゴールスプリントに入る!」

 

 

今泉 「うああああ❗️」

 

 

悠人 「⁉️」

 

御堂筋 「⁉️」

 

 

「いや一瞬早く虹学が動いた!」

「今泉、先頭でゴールスプリントに入る」

 

 

今泉 (今だ、頭で考えるより体が反応した 俺は行く! 俺は先頭で勝つ! 今だ行け! 今泉駿輔!)

 

今泉 「うあああああああ‼️

 

 

御堂筋 (モォラ!)

 

悠人 (ちっ! マジっすか! 一瞬あっちが早かった! ヤバい意表を突かれた!)

 

御堂筋 (弱泉のくせに! ボキ泉のくせに! ピヨ泉のくせに! くせ泉ィィ! いや、どうでもええわそなん事 どうでも! 目の前にハエがおる! それを叩き落とす! それだけやァァ!)

 

 

 

今泉 (俺は勝つ! 今までいろんなレースで何度もゴール争いをして来た けど、あの時とは今と同じ 本能で体が反応したパターンだ 御堂筋も新開も払い落とす 先頭は俺が走る! だから だから外れろ 外れろ外れろ!)

 

今泉 「俺のリミッタァァ❗️」

 

 

 

幹 「今泉くん 来てる!」

 

杉元 「先行してます!」

 

寒咲 「先に仕掛けた!」

 

段竹 「イッケェェ! 今泉さぁん!」

 

しずく 「先輩!」

 

愛 「そのままイッケェェ! 今っち!」

 

 

 

今泉 (外れろ 外れろ!)

 

 

幹 (今泉くん)

 

***************

 

今泉 「2年に上がったんだから当たり前なんだけどな 慣れるしかないってのは分かってる 去年は上の人もいたから伸び伸びやってたけど今年は なんかずっとここら辺に「リミッター」がかかってる感じかするんだ」

 

***************

 

幹 (リミッター)

 

 

 

「後続追い上げて来たぁ!」

 

 

侑・歩夢 『駿輔くん!』

 

 

 

今泉 (外れろ 外れろ外れろ!・・・リミッターだと? ふざけるなよ今泉駿輔 くだらねぇよ あいつらがやってくれたことと比べりゃちっせえんだよ はずれねぇなら外してやるよ 力づくで このジャージは 全員で限界まで繋いできたジャージなんだよ!)

 

 

今泉 「吹き飛べ リミッタァ‼️

 

 

「虹学加速!」

「速え!」

「なんだあのスプリント!?」

 

 

今泉 「うあああああああ‼️

 

 

今泉 (先進で進め! 今泉駿輔!)

 

 

 

愛 「何あの気迫 今っちってあんな熱い感じだったっけ!?」

 

杉元 「今泉はいつでも熱い男だよ! 部内で1番頼りになる男だ! そして、強い男なんだ くっ!」

 

 

杉元 「勝てぇぇ❗️ 今泉ィィ❗️

 

 

今泉 「ああ 当然だよ❗️」

 

 

幹 (いつもの強気な今泉くんに戻ってる!)

 

 

 

 

「残り150m!」

 

 

今泉 (残り150m 全身全霊、全開で踏むだけだ!)

 

 

今泉 「うおおおお‼️」

 

 

「すげぇ虹学! 2番今泉!」

「速ええ!」

「もう虹学の勝利は確定だ!」

 

 

愛 「イッケェェ今っち!」

 

かすみ 「すごいです駿輔先輩!」

 

エマ 「そのままいけば」

 

せつ菜 「私たち虹学の勝利は確実です!」

 

 

 

御堂筋 「!?(はぁ!? 確実? はぁ!? なんも見えてへんふし穴観客と虹学のサポーター共 自分の見た哀れな浅い予想を まるで世界のことわりの如くを 大声で語りよる くだらん)モォォラ!(真実なんか)モォォラ❗️(分からんよ!)」

 

 

御堂筋 モォォラァァァ‼️」

 

 

御堂筋 (真実なんか! 全てを出し切って、削って、結晶化して、己の脚で進んだもんにしか変わらんヨォ‼️)

 

 

悠人 「っ!?」

 

悠人 (御堂筋の「飛ぶライド」葦木場さんが言ってたやつだ !? いや、背筋を更に伸ばして まさか その進化版なのか!?)

 

 

御堂筋 「モォルホッギャァァ‼️」

 

 

悠人 「はぁぁ!?」

 

 

 

御堂筋 「ホッギャァァァァ‼️」

 

 





インターハイ2日目のゴールスプリント 決着まて残り2話
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