弱虫ペダル Rainbow Ride (全話編集中) 作:サクータ
幹 (朝が来た 工芸の朝 爽やかな朝 最後の朝)
歩夢 「おはよう幹ちゃん」
幹 「おはよう歩夢ちゃん」
ピピピピ! ピピピピ! ピッ
侑 「う〜ん」(´-`).。oO
歩夢 「あっごめん侑ちゃん 目覚まし止めてくれた?」
侑 「う〜ん」
歩夢・幹 『アハハ…』
侑 (-_-)zzz
幹 「あっ」
歩夢 「もう侑ちゃん 時間だよ」
侑 「起きる 起きるよ でもあとちょっとだけ」(-_-)zzz
歩夢 「ダメ! 起きて!」
幹 (2年目のインターハイ みんな、一生懸命練習して来た 無駄な時間なんて1秒もないくらい 新入生が入って来て 2年生になって 新しい出会いがあって 夏になって 苦しい時間を過ごして みんな、すごく強くなって レースでも強かった けど、まだこのインターハイでカラーゼッケンを1枚も獲れていない 今日は最後のレース 2年生として走る 最後のインターハイ 最後の願いを叶えてほしい 私には応援とサポートしかできないけど)
幹 (頑張って チームニジガク❗️)
RIDE,93 インターハイ3日目 最終日
3日目のスタート地点 特設会場の駐車場
うおおおお❗️
「おっ! 来たぞ!」
「出て来たよ!」
「王者箱根学園!」
記者a 「泉田くん 昨日僅差だったねぇ けど、ゴール前にふたり送り込んだのは箱学だけ かたちは完璧だったねぇ」
泉田 「ええ」
記者b 「オールゼッケンコンプリート 惜しかったねぇ 今日はいけそう?」
泉田 「今日のゴールで総合優勝が決まります もしスプリントや山岳を欲しがってるチームがあれば伝えてください くれてやると」
泉田 「黄色いゼッケンだけを箱根学園は獲りに行きます」
記者b 「ゴールだけを…」
記者a 「おお! 箱根学園ははじめから全力で狙ってくるって事だ 今日のゴールを 王者としての復権を!」
泉田 「今日は全てを捨てて走るよ 幸」
黒田 「っ!」
黒田 (全てを捨てて? って事は塔一郎 おまえ)
泉田 「キャプテンとして最後の役割だ 幸」
黒田 「塔一郎」
泉田 「僕たちは」
黒田 「ああ」
パン❗️
泉田 「強い❗️」
黒田 「ぜっ❗️」
銅橋 (ぜってぇ獲るぞ 優勝!)
悠人 「・・・」
葦木場 「真波は…遅刻か」
箱根学園の宿泊ホテル
真波 「いやぁ〜 寝過ぎたねぇ」
虹ヶ咲学園 選手控えテント
手嶋 「いくぞニジガク❗️」
手嶋が手を前に出し、他の5人はその手の上に重ね合っていく
手嶋 「最後だ 最後の日まで来た 6人で全員で繋いで来た 鳴子!」
鳴子 「はいな!」
手嶋 「今泉!」
今泉 「うす!」
手嶋 「小野田!」
小野田 「はい!」
手嶋 「鏑木!」
鏑木 「はい!」
手嶋 「そして青八木」
青八木 「っ!」 コクッ
手嶋 「奇跡を信じるか?」
小・今・鳴・鏑・青 『‼️』
手嶋 「今まで死ぬほど積んで来た そいつを爆発させるのはもう今日しかない! 全てを出し切ってコースに倒れても 奇跡を信じる力は届く 想いを繋げ もし最終ライン前、誰かが数センチの差で競う事になったら」
手嶋 「その想いが背中を押すはずだ!」
青八木 (純太)
鏑木 (手嶋さん)
鳴子 (へへっ 当然っすわ)
今泉 (ふっ)
小野田 (手嶋さん)
手嶋 「いくぞ❗️最後のレースだ❗️ニジガクゥ❗️ファイ」
チームニジガク 『おおおお‼️』
幹 「頑張ってください 今年も精一杯!」
手嶋 「・・・っ!」
パァン! 幹にハイタッチ
手嶋 「ああ!」
パァン!
今泉 「サポート頼む!」
幹 「はい!」
パァン!
鳴子 「へへっ 行ってくるわ!」
パァン!
小野田 「お願いします!」
パァン!
鏑木 「しゃぁす!」
最後、青八木もハイタッチしようとしたが
幹 「青八木さん 大丈夫ですか? 脚の具合」
青八木 「・・・気づいてたのか」
幹 「マネージャーですから 無理しないようにしてくださいレース って言っても無理ですよね? 救急箱のサポーターや痛み止め 全部なくなっていました」
青八木 「仕方ない 俺にはまだやるべき仕事が残っている」
青八木の左脚
青八木 「・・・心配する必要はない 俺はこの3年間、憧れたこのジャージでインターハイの最終ステージに立っている それだけで…」
パァン!
青八木 「俺の望みは全て叶ってる」
《1年生組》
しずく 「頑張って、一差くん!」
璃奈 「頑張って 璃奈ちゃんボード「ムン!o(`ω´ )o」」
かすみ 「最後だよ一差 かすみん、優勝するところ楽しみに待ってるからね!」
段竹 「おもいっきりはしゃいで来いよ 一差!」
鏑木 「ああ、行ってくるぜ!」
《2年生組》
小野田 「行って来ますね」
歩夢 「うん、頑張ってね みんな」
愛 「今年も優勝だぞ」
今泉 「ああ」
侑 「坂道くん、駿輔くん、章吉くん ゴールで待ってるからね!」
せつ菜 「皆さんが無事にゴールできる事 そして、優勝できる事を心から願っています そして章吉さん」
鳴子 「お?」
せつ菜 「あの日、章吉さんがやりたいって言っていた試したい事」
鳴子 「へっへへへ ああ、分かっとる 実現させたる 見せたる!」
侑 「楽しみにしてる」
《3年生組》
彼方 「純くん、はじめん ふたりが走るところを見るのがこれで最後になるなんて 彼方ちゃん寂しいよ」
青八木 「彼方」
手嶋 「ありがとよ ここまで支えてくれて 今日のレースで俺たちは引退だ だけど、俺たちは死ぬほど練習を積んで来た たった15センチの表彰台に上がるために そして、優勝するところを見せてやるという約束を果たすために 信じて待っててくれ 見ててくれ 俺たちが表彰台に上がるところを」
彼方 「うん」
果林 「純太くんが作り上げたチームなんだもの みんな、それを信じて待っているわ」
手嶋 「うん」
{スタート20分前になりました 選手の皆さんは準備をお願いします}
手嶋 「じゃあ行くわ」
彼方 「うん! いってらっしゃい」
果林 「頑張ってね」
青八木 「行ってくる」
エマ 「ぁ・・・」
果林 「エマ、私たちは出発の準備をしましょう」
エマ 「う、うん」
エマ (・・・っ!)
果林・彼方 『エマ!?(エマちゃん!?)』
ガシッ❗️
青八木 「っ❗️」
手嶋 「えっ!」
エマ 「はじめくん」
青八木 「エマ?」
果林 「ちょっとエマ どうしたの!?」
彼方 「エマちゃん?」
エマ 「わたし、今日のレースではじめくんを走らせてほしくない」
手嶋 「えっ」
果林 「エマ!? ちょっと、なにを言って」
エマ 「だって 今も痛いんだよね? 脚」
手嶋・青八木 『っ!』
彼方 「え? どういうこと?」
青八木 「知ってたのか」
エマ 「昨日、そう話しているところを聞いちゃって」
果林 「え? 脚に痛みって はじめくん」
彼方 「はじめん それ、本当なの?」
青八木 「…ああ ちょっと無理をしてな」
エマ 「今も痛いその脚で走ったら はじめくんの脚が動かなくなってしまうんじゃないかって心配で 無理をしてほしくなくて そんな姿のはじめくんの姿見たくなくて だから…」(-_-)
果林 「エマ…」
青八木 「確かにこのまま走ったら俺の脚は動かなくなってしまうかもしれない でも俺にはチームのためにやらなきゃいけない事がある チームの勝利の為に無理をしてでもやらなきゃならない」
彼方 (はじめん)
エマ 「で、ても」
青八木 「フッ…純太に似て優しいな エマは その優しさのお陰で俺は救われてるんだ」
エマ 「え?」
手嶋 「青八木、そろそろ」
青八木 「うん、行ってくる」
エマ 「はじめくん…」
彼方 「はじめん、ほんとその一年で頼もしくなったよ 彼方ちゃん、嬉しいな はしめんはあまり顔には出さないけど 心の中ではエマちゃんの事すごく尊敬していたんだね チームを任されてからもそうだったけど はじめん、エマちゃんと出会ってからはじめん凄く変わったよ 沢山話すようになったり 色んな表情を見せるようになって 誰かに寄り添って想いを伝えてくれたりしてくれるようになって」
果林 「人の心をポカポカにするスクールアイドル」
エマ 「ぇ」
果林 「わたし以上に心を変えられちゃったようね 見届けましょう最後まで」
エマ 「果林ちゃん・・・うん!」
{インターハイ栃木県大会3日目最終日 スタートまで残り10分です!}
「箱学!」
「いけ王者!」
「神奈川最強!」
「虹学!」
「今年も応援してるぞ!」
「箱学の1年生が先頭なんて初めて見たぞ」
「インターハイのスタートは前日のゴールをした順だからな」
「あいつの弟なんだろ? 去年の4番新開の」
「ヤベェ 強そう!」
手嶋 「スゥーー ハァーー」
手嶋 (ドキドキが止まんねぇ やばいな3年最後の あ、いや 最初で最後のインターハイだから 出たい出たいって心焦がしたインターハイ もがいて出れなかった2年生 3年になって必死になってようやく手にしたインターハイメンバーゼッケン・・・震えるよ 脚も手も 俺の心臓ちっせっ 終わる インターハイの 虹学の全てが今日のレースで決まる 最後の日だ 全てをやって来た 積んで来た この3年 眩しい空だ あの空は今日のゴールへと繋がっている あの先にゴールゲートがある けど…)
手嶋 (多分今日 俺はゴールできない)
手嶋 (それで良い ジャージを繋いで 託された誰かが そいつの目のゴールを見られればそれで良い 行くぜ手嶋純太 俺は凡人 目立った才能もセンスもねぇ けど、努力だけはして来た! 5人の仲間と共に!)
手嶋 (お前を お前たち箱根学園を倒す 葦木場!)
葦木場 (・・・)
手嶋 (葦木場)
葦木場 (純ちゃん)
葦木場 「望むところだよ」
手嶋 「えっ! ええ?」
葦木場 「あれ?」
黒田 「どうした? 誰と話してる拓人 妖精か」
葦木場 「ああいや、純ちゃんが何か言った気がして答えてみたんだけど」
黒田 「何も言ってなかったぞ」
葦木場 「そっか」
手嶋 (すげぇな葦木場 研ぎ澄まされた感覚ってやつだろう 天然だと言われてるけど レースでは底知れないパワーに変わるんだ)
{スタートまで残り5分!}
「ヤベェ!緊張して来た」
「お前が緊張してどうする? 選手じゃないだろ」
「だってよぉ」
「っていうかさ さっきから気になってたんだけど いなくないか?」
「なにが?」
「足りないだろ1チーム 昨日のゴールを制した 京都伏見が」
「おお! 来たぞ! 昨日優勝した 京都伏見だ!」
御堂筋 「ちょっと通してや」
「なんだ!?」
「うわあ!?」
御堂筋 「ブブッ そなに驚かんでも ちょっとした軽量化やよ」
「京伏、全員坊主になってる!?」
御堂筋 「捨てな捨てな つまらんプライドやつまらん祝福ムードやつまらんカッコつけや 勝利を目の前にあるからこそ 全てを捨てて望まなぁ」
「昨日優勝してトップに立ったっていうのに!」
「そこまでやるのか!?」
御堂筋 「今日もいただくヨォ❗️」
今泉 「‼️」
悠人 「‼️」
小野田 (御堂筋くん!)
{スタートまであと1分!}