フェアリーテイルの傍観者   作:雨人提督

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どうも撫で肩原人です。

今回も相変わらずの駄文ですがよろしくお願いします

それでは本文をどうぞ!


第七話 S級に

 

キョウヤside

リサーナを助けてから一週間くらいたった。僕は今、ギルドから少し離れたとこに借りた借家の部屋ににいるんだけど...........

 

「な、なんでリサーナが僕の部屋にいるの?」

 

起きたらリサーナが僕の部屋のキッチンにたっていたのだ。リサーナは僕の質問に頬を朱に染めながら恥ずかしそうに

 

「き、来ちゃった」

 

自分の顔が熱くなるのを感じる。とっさに手で顔を隠す。リサーナと僕との身長は結構な差があり、自然とリサーナは上目遣いになる。意図してやってるわけじゃないからタチが悪い。

 

「..............」

 

「キョウヤ?どうしたの、顔を隠して。や、やっぱり来たらダメだった?」

 

「だ、ダメじゃないけど事前に連絡は欲しかったかな」

 

「キョウヤとはまだ一回しか会ってないのにどうやって連絡を取れば良かったの?」

 

ぷくーと頬を膨らませて拗ねたように言うリサーナ。でもそう言われてみればそうだ。まだリサーナとは一回しか会ってないし、最後は眠らせたから連絡のとりようがないか。

 

「ん?でも、そしたらどうやって僕の家がわかったの?」

 

「マスターに聞いた!」

 

マスターぁぁぁあああ!!!。まぁ別に秘密にしてる訳じゃないからいいけどさ。せめて本人に確認ぐらいとって欲しかったなぁ。それに改めて考えてみると、マスター、ギルダーツさん、リサーナが僕の家の場所を知っているんだよな。これ以上広まるのはいやだなぁ。ギルダーツさんは多分忘れてるからいいとして、マスターとリサーナには口止めしなきゃな。

 

「なぁ、リサーナ」

 

「なに、キョウヤ?」

 

「俺の家のことは他の奴らには黙っといてくれないかな?」

 

「なんで?」

 

「そんな深い理由はないよ。ただあんまり知られるのは嫌だからね」

 

「うーん。あ!別にいいよ、黙っていても........」

 

あれ?なんかリサーナがどこかの悪代官みたいな顔になっているよ?嫌な予感がするのは気のせいだよね?

 

「その代わり、いつでもキョウヤの家にきてもいい?」

 

「.........」

 

「だ、ダメ?」

 

「いやいや、別にいいよ。ただそんなことでいいの?」

 

「うん!私はこれがいいの」

 

「そっか。なら秘密にしといてね」

 

悪代官みたいな表情してたからどんな無茶をさせられるかと思ったらそんなことか、よかったよかった。

 

「そう言えばキョウヤ。マスターがギルドのわしの部屋まで来いって言ってたよ。なんだか重要な話だって」

 

「マスターが?」

 

重要な話ってなんだろう。クエストのこと?それとも何かヤバイこと?でも、不意に目に入ったカレンダーを見たらそんなの疑問すぐに解けた。

 

「あー、もうそんな時期か.........」

 

「なんの時期なの?」

 

「そう言えばリサーナは最近ギルドに入ったから知らないのか。この時期はS級魔道士昇格試験があるだよ。」

 

「S級?」

 

「簡単に言えば通常のクエストより遥かに難しく危険なクエスト。S級クエストを受けることのできる魔道士のことだよ。年に一回、そのS級魔道士になれるかを試験するのが今の時期なんだよ」

 

「この時期にマスターに呼ばれるってことは昇格試験を受けることになるの、キョウヤ?」

 

「多分そうだと思うよ」

 

やっとだ。やっとギルダーツさんと同じ所に立てる。三年前敗北してから僕はひたすら自分を鍛えた。血反吐を吐くくらい、ひたすら。その結果が身を結ぼうとしている。

 

「必ず合格してみせる」

 

「それよりもキョウヤ、マスターの所に行かなくていいの?」

 

「あ!?ちょっと行ってくる!!」

 

「キョウヤ待って!部屋のか、ぎ.....................行っちゃった。どうしよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リサーナが何か言ってたような気がするけどそれよりも急がなきゃ。眠り魔法を使うのもめんどくさい。ギルドに突っ込み、酒場を通り抜ける。

 

「誰だあいつ!?」

 

「あんな奴ギルドにいたか?」

 

周りから声が聞こえるが今は無視だ。マスターのいる部屋の前まで行ってノックもせずに入る。

 

「マスター!!すみません遅れました!!」

 

「ぬぉ!?誰じゃ!?.............ってキョウヤか、遅かったのう」

 

「すみません。リサーナと話し込んでしまって.......」

 

素直に遅れてきた理由を話すと突然マスターの顔が緩んできて

 

「そうか、そうかお主もそういう年頃かのぉ」

 

「は?」

 

ニヤニヤしながらそう言った。なぜだろう、行っている意味はわからないがとてつもなくこのニヤけた顔を殴りたくなった。

 

「.........で重要な話ってなんですか?」

 

「おぉ、忘れとった。お主も感づいておるとおもうが今年はキョウヤ、お主一人が受験者じゃ。一週間後にハルジオンの港に来い。試験会場にはそこからいくからのう。それまでに準備しとくのじゃぞ」

 

「はい、わかりました。そう言えば試験会場はどこですか?」

 

「今年はお主だけじゃからのう。試験内容が少々特殊じゃから何もない無人島でする予定じゃ。試験内容はまだ言えないがのう」

 

「それだけで充分です。それでは一週間後に」

 

僕はそう言い残してマスターのいる部屋から出たのだが、

 

「あの、あなたたちは何をしているんですか?」

 

部屋から出た先にはおそらくギルドメンバーと思われる人達がいた。そう言えば眠り魔法を使わなかったんだっけ、ヤバイ。この状況はヤバイよ。

 

「なぁお前!?」

 

上半身裸の少年が質問をしようとしたが

 

「皆さんすみません!二重魔法陣『催眠霧(スリープミスト)』」

 

「な、なにをし、..........」

 

とっさに眠り魔法を発動させ、全員を眠らせる。危なかった。このまま質問攻めとかされたらたまったもんじゃない。でもこれで僕の顔はバレてしまったなぁ。はぁ、終わってしまったことはしょうがない。それよりもS級魔道士昇格試験だ。僕はそのまま帰路につく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すみませんでした」

 

僕は今、家に帰ってきて謝罪の最中だ。だれにかって、リサーナだよ。鍵を閉めていくのを忘れたらしく僕が帰ってくるまでずっと留守番してくれていたらしい。

 

「もう、突然飛び出して行っちゃうんだから」

 

案の定リサーナは怒っていて頬を膨らませている。

 

「本当にすみませんでした。僕に出来ることなら何でもするから..........」

 

「なんでも!?」

 

あ、なんか選択間違えたかも........

 

「う、うん。僕に出来ることならね.......」

 

「それなら許してあげる。キョウヤに何をしてもらおうかなぁ」

 

許してくれて嬉しいけど、僕は大丈夫なんだろうか........




最後まで読んでいただきありがとうございます

いよいよS級になる!.........かもですね

次回は戦闘回になるとおもいます。多分



これからもこの作品をよろしくお願いします
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