睡眠ちゃんと取らないとダメ
一年一組の教室、そこでシュレディンガーと大尉が話ていた。
「大尉、今日一年二組に転校生が来るらしいですよ」
「………」
転入生に興味がないのか大尉は無言でアイスを食べる。
「興味ないみたいですね、でもかなり凄い事ですよ。IS学園の転入はかなり難しいんですよ?」
「お前もその転入で来たんだろう……自慢か?」
「アハハ……別に自慢で言ったわけじゃ無いんだけどね」
シュレディンガーが転入してきたのを知っている箒がため息混じりに話す。シュレディンガーは頭を掻きながら照れた顔をする。
「話戻すけど転入生ってどんな人なんだろ?」
「「(多分アイツだな)」」
大尉と箒は転入生に覚えがあった。転入生。それは恐らく昨日の夜、大尉が箒と一緒に殴り飛ばした人物、凰鈴音だろうと二人は考えていた。
「別に誰だっていいですわ。強ければそれで結構。」
イギリス代表候補生のセシリアが金色の髪を靡かせながら大尉たちの近くにくる。その顔は不敵な笑みを浮かべていた。
「強い相手なら戦って倒しますわ。強者を倒して私はより成長できますので……ウフフ」
「(セシリア大分好戦的になったなー)」
不敵な笑みを浮かべるセシリアをシュレディンガーがニヤニヤと見る。しかし、セシリアはため息をつく。
「ですが闘えるのは随分先になりそうですわ。私はクラス代表ではありませんし、転入生が慣れない環境で全力を出せるとは思えません。」
「その心配はいらないわ!」
セシリアの声に反応するように教室の扉の近くで声がする。そこにはドアに背を預けて立っている鈴がいた。
「私は日本にいた事かあるの。日本は第二の故郷。なんなら今からでも全力は出せるわ!それに私は中国の代表候補生、実力は折り紙つきよ!」
「大尉大尉、アイツ何かカッコつけてるけどどう思います?」
「……似合ってない……ダサい」
「アハ、ダサいってさ」
「あ、あんたたちねぇ……」
大尉のダサいという発言にシュレディンガーが笑う。鈴は眉をピクピクさせて怒りを堪える。鈴は拳を握りしめて、今にでも殴りそうな雰囲気を出す。
「アハハ、ダサいって言われて怒ってるよ。だけど仕方無いよ。すごい似合ってないもん。」
「あんた……いい加減にしないと殴るわよ!?」
「いいよ、やってみてよ」
「言ったわね……後悔しても遅いんだから!」
「…………後ろ」
「ホームルームの時間だ、馬鹿者!」
「ピギャ!?」
シュレディンガーが鈴を挑発して、鈴がシュレディンガーに殴りかかろうとした時。大尉の声と同時に鈴の頭に出席簿が振り下ろされる。
「(計算通り♪)」
この時間に千冬が来るのを知っていたシュレディンガーは頭を抑える鈴を見てニヒヒと笑う。
「だ、誰よ……千冬さん!?」
「織斑先生だ!」
「ピギャ!?」
鈴が振り返ると、そこには千冬がいた。鈴が驚いて千冬さんと呼ぶと鈴の頭に再び出席簿が振り下ろされる。
「ホームルームの時間だ。教室に帰れ。二度はいわせるなよ?」
千冬が出席簿を持ったまま鈴に警告する。鈴はもし逆らったら再び自分に出席簿が振り下ろされるのを理解する。
「クッ……一夏!また後で会いに来るからね!待ってなさいよ」
「…………」
大尉が頷くと鈴は頭を押さえながら自分の教室に帰るのだった。
久々にめっちゃ寝た。12時間くらい。