IS×ヘルシング~ヴェアヴォルフの闘争~   作:心太マグナム

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鈴の父親の呼び方がわからん。


24話

昼休みになり、昼食を食べようと学食に向かおうとするが大尉はドアで待ち構えていた鈴に捕まった。早く学食へ向かいたかった大尉は鈴に一緒に学食を食べに行くように促し、学食へ向かった。

 

「あら、織斑くんじゃないかい。今日もあれで良いのかい?」

 

「…………」

 

学食に着くと学食のおばちゃんは大尉に注文を聞き、大尉が頷くと予め作っておいた山盛りを超えた山盛りのフランクフルトを置く。大尉はおばちゃんに軽く頭を下げると、空いているテーブルに向かった。

 

「い、一夏。あんた相変わらず凄い量たべるわね……」

 

「…………」

 

鈴は大尉の前に盛られているフランクフルトを見て、顔を引きつらせる。大尉は親指を突き立てるとフランクフルトにフォークを突き刺す。一緒のテーブルで食べている箒とセシリアでさえも顔を引きつらせていた。一方、シュレディンガーはフランクフルトを食べる大尉をニコニコと眺めている。箒は顔を引きつらせながら鈴の方を向く。

 

「お、おい。一夏はお前とあった時からあんなに食べるようになっていたのか?」

 

「そうよ。最初は他の人より沢山食べるけどまだ常識の範囲内だったわ」

 

鈴はラーメンを啜り、スープを飲んで再び話す。

 

「本格的にヤバイと思ったのは中学の給食の時よ。クラスの一人が一夏の食欲に興味を持って、好きなだけ食べさせてみようとしたのよ。そして先生や他のクラスメイト全員も賛成したから実際にためしてみたら……」

 

鈴は箸を置いて、その事を思い出したのか口元をひくつかせて目が半開きになる。

 

「………クラスの給食のおかずが一品減ったわ……約30人分の麻婆豆腐を一人で食べきったのよアイツ」

 

「……それは本当ですの?」

 

「マジよ……あ、もう一つ思い出したわ。あたしの家、昔食堂やってたんだけど千冬さんがいない時一夏がよく来るのよ。それで一夏の食べっぷりを気に入った父さんが一夏に好きなだけ食べさせようとしたのよ。あたしは必死に止めたんだけど父さんは聞かなくて……………翌日父さんの腕が筋肉痛になったわ……包丁と中華鍋の振りすぎで。」

 

「どれだけ食べたんだ一夏は!?」

 

「最初は父さんも笑ってたのよ……だけど段々顔に焦りが出てきてね……『え!?まだ食べるの!?ちょ!?まだ食べれるの!?りーん!!材料あるだけもってきてぇーー!!』って言いながら中華鍋振ってたわ……」

 

「コイツの食欲は底なしか……」

 

「(一夏さんと結婚する人はまず食費で苦労しそうですわね……)」

 

「アハハ、大尉はよく食べるんですね〜。んー、日本食はおいしいね〜」

 

鈴のエピソードを聞いて箒とセシリアは同様を隠せない。シュレディンガーは日替わり定食の鯖の塩焼きを食べながら笑っていた。一方、大尉はそんなこともあったと思い出してはいたが食べることはやめなかった。

 

 

______

 

放課後になり、大尉は鈴に呼び出されて屋上にいた。大尉がつくより早く鈴が屋上に立っていた。

 

「一夏、来てくれたんだ」

 

「…………」

 

大尉は静かに頷くと鈴と一緒に屋上からIS学園を眺める。

 

「一夏、久しぶりね」

 

「…………」

 

鈴は大尉を見ずにそう言うと大尉は頷く。鈴はIS学園を眺めながら微笑む。

 

「一夏、あたしはあんたに会いに来るためにここに来たのよ?わかる?」

 

「……………」

 

鈴が大尉の方を見て言うと大尉は再び頷く。大尉は鈴が自分に会いに来たのを何となくだがわかっていた。鈴は頬を赤らめながら大尉を見つめる。

 

「一夏、覚えてる?あたしとあんたが別れるときに言った約束」

 

「……酢豚……だったか?」

 

「そ、そうよ。あの約束の事なんだけど……」

 

「……あれは……やっぱりいい」

 

「え……?」

 

鈴の顔に絶望の色が浮かぶ。大尉は首を横に振りながら口を開く。

 

「……酢豚……そんなに好きじゃないから……毎日もいらない」

 

「……は?い、一夏……あれどういう意味かわかってる?」

 

鈴は大尉があの時の約束を勘違いしているのを薄々気づく。

 

「……酢豚……毎日作ってくれるんじゃないのか?」

 

「そうだけど!ちょっと意味が違うのよ!ああもう!最っっ低!このバカーーッ!!」

 

鈴は自分がした約束を蔑ろにされた気がして怒りのあまり大尉に殴りかかってしまう。しかし怒りによって直線的に振るわれた拳は大尉に簡単に掴まれてしまう。

 

「……何故……怒る?」

 

「うるさいこのバカ!犬に噛まれて腹かっさばかれて臓物食いちぎられて死ね!」

 

「……何故」

 

「うるさいうるさい!今度のクラス対抗戦で覚えておきなさいよ!あたしは2組の代表!あんたを死ぬほど痛めつけてやるんだから!」

 

「……そう」

 

鈴は大尉に宣戦布告をすると掴まれた拳を強引に振り払いと目に涙を浮かべて屋上から走って行った。

 

「……シュレディンガー……何で鈴は怒っているんだ?」

 

「アハハ……大尉、これはさすがに大尉が悪いですよ……」

 

いつの間にか屋上のベンチに足を組んで座っていたシュレディンガーは苦笑いしながら一人の女子として鈴に同情していた。大尉は何故自分に非があるのか解らず、首を傾げるのだった。

 

 




眠い。ひたすらに眠い。昼寝してもまだ寝れるわコレ。

大尉のこういうエピソードが書きたかった。反省も後悔もしない。

中学の食べ盛りにはあの量は少ない。おかわり出来ないときあったし。おかわりさせろやおかわり。

鈴と一夏の約束は原作を読んでね!書く予定ないので
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