IS×ヘルシング~ヴェアヴォルフの闘争~   作:心太マグナム

40 / 60
今回すこしおかしな所があると思いますが、書きたい小説の練習変わりなので別に作者が狂ったというわけではありません!大丈夫!作者のSAN値はまだ大丈夫!


35話

大尉とシャルルが手を組むと約束した次の日の昼休み。景色のいい場所で大尉、シュレディンガー、箒、セシリア、ラウラの5人で昼食を取ろうとしていた。鈴とシャルルは少し用があり遅れるとのことだったので先に食べることになったのだ。大尉は箒達に昼食は食堂から持ってこなくていいと言われて飯を見た瞬間に飛びつきそうな程に腹が減っていた。箒達は自分が持ってきたお弁当の包みを取るとそれぞれの弁当を見せる。

 

「い、一夏……きょ、今日はだな……お前の為に料理をだな……」

 

「はい大尉!アーンってして下さい!」

 

「ちょ!早いぞシュレディンガー!」

 

「……ザウアーブラーテンか……美味い……ソースも中々だ」

 

箒が照れた表情をしながら話している矢先にシュレディンガーがタッパーから出したドイツ料理の蒸し肉料理、ザウアーブラーテンをフォークで大尉の口に入れる。大尉は恐らく自家製であろう甘酸っぱいソースに舌鼓を打つ。シュレディンガーは自分でザウアーブラーテンを一口食べて美味しく出来たと笑う。

 

「この料理はドクから教えて貰ったのを忠実に作りました。ドクって結構こだわりあるから結構手間がかかかりましたね。まだドクのところで料理を勉強中ですけど、いずれは僕のオリジナルで大尉を満足させますよ!さ、もっとあるんで沢山食べて下さい!」

 

「……美味い……シュレディンガー良くやった」

 

フォークをシュレディンガーから受け取り大尉は先ほどまで空腹だったせいかシュレディンガーのザウアーブラーテンをあっという間に完食する。ザウアーブラーテンを完食すると大尉はシュレディンガーを褒めながら頭を撫でる。シュレディンガーはそれを嫌がる素振りもなく、エヘヘと笑いながら撫でられていた。

 

「ち、父よ!次は私だぞ!」

 

「…………!」

 

「フフフ……これは一から自分で作ってな……わざわざ器具と材料をドイツから持ってきたのだ。あとニンニクを入れたものもあるから歯磨きしないと大変なことになるぞ父よ」

 

ラウラがシュレディンガーを押しのけて自らの弁当を見せると大尉の目が嬉しそうに輝いているのが見えた。ラウラの弁当の中にはカリーヴルスト、テューリンガー、ヴァイルヴルトなどなどドイツを代表する様々なウィンナーがギッチリと詰められていた。しかもご丁寧にフランクフルトサイズの大きさのものが。大尉はフランクフルトをシュレディンガーから貰ったフォークで勢い良く食べて行く。その様子を見てラウラは嬉しそうな顔をすると、シュレディンガーの方を振り返りドヤァと言わんばかりの表情をする。そしてシュレディンガーとラウラの間に火花が起こりそうな程に互いを睨み合う。

 

「……やはり美味い」

 

ザウアーブラーテンに続き、フランクフルトをあっという間に完食して一息着いていると水筒のコップが箒により大尉に差し出される。

 

「先程から肉しか食べてないだろう。これでも飲め。大体皆肉とか脂っこいのを作ってくると思ったからな。それに良く合うお茶を選んできたつもりだ。」

 

「……感謝する」

 

大尉がお茶を飲んでいるとセシリアが箒の方に近づいてくる。どうやら箒の作ってきた料理に興味があるようだ。

 

「箒さんは何を作ってきたんですの?やはり日本料理なのでヘルシーなものでしょうか?あ、わたくしが小さい時に日本出身の執事がいましてその時作ってもらった酒蒸しときんぴらなるものが美味しかったのを今でも覚えていますわ」

 

「ず、随分と庶民的な料理を食べたものだな……令嬢がそんなもの食べていいのだろうか……ま、まぁ私が作ったのも庶民料理なのだがな……」

 

「まぁそうなんですの?あとで一口頂いてもよろしいかしら?」

 

「あ、あぁ一夏が食べてからでいいのならな。私が作ったのはこれだ」

 

「こ、これは……!」

 

箒が弁当を開けるとセシリアが驚いた表情をして弁当の中身を見つめる。そこには所狭しと唐揚げが入っていた。セシリアは唐揚げを見た瞬間裏切られたような表情をする。大尉は唐揚げを見て本当はそろそろ野菜が食べたかったと思いながらも唐揚げに手を伸ばす。大尉が食べ始めると箒とセシリアが口論を始める。

 

「どうみても肉で脂っこいやつじゃありませかぁー!ヘルシーの欠片もありませんわ!」

 

「……唐揚げか……案外悪くない」

 

「私がいつヘルシーなのを作ってきたといった!それに日本料理は別にヘルシーというわけではない!天ぷらとかよく見てみろ!外国人は日本料理に幻想を抱きすぎなんだ!」

 

「…………………」

 

「この流れはどうみてもヘルシーな料理でしたでしょう!」

 

「……美味かった」

 

「「え?」」

 

 

箒とセシリアが気づいた頃には箒が作った唐揚げは無くなっていた。大尉は箒のお茶を飲みながら一息ついている。

 

「あ……わ、私の料理がいつの間に……」

 

「その、箒さん……すみません」

 

「いやいいさ…ハハ……」

 

大尉との間に甘酸っぱいイベントが起るかもしれないと思っていた箒は自分のそんな幻想がいともたやすく打ち砕かれ最早笑うしか無かった。セシリアは箒にひたすら謝り、少々罪悪感のようなものを感じながら自らの料理を見せる。

 

「い、イギリスは料理が美味しくないなんて言われてますがそんな事はありませんわ。一夏さん、どうぞ召し上がってくださいな」

 

「……!?」

 

バスケットに詰められたサンドイッチを見た瞬間に大尉は尻にツララを刺されたような恐ろしい何かが体に走る。目の前のサンドイッチがミレニアム時代の自分を全力で殺そうと全て純銀で出来ているサンドイッチに見えてくる。大尉の直感はこれを食うなと鐘どころか大オーケストラの演奏のように鳴り響いている。しかし食べるのを拒否したらセシリアが悲しむだろう。それに見た目は結構美味そうだ、恐らく食べても大丈夫だろうと思いながらサンドイッチを手に取る。

 

「あら一夏さん手が震えていませんこと?もしかして……震えてしまうほどにサンドイッチが好きなんですの?でしたら遠慮せずに沢山食べてよろしくてよ?」

 

 

な ん で そ ん な 考 え に な る の ?

 

震えてるって恐怖してるからだよ!好きすぎて震えるってアカンでしょ!?サンドイッチに会いたくて会いたくて震えてるの!?それ麻薬中毒症状みたいじゃん!何?サンドイッチってなんかヤバイお薬で作られてるの!?違うでしょ!?サンドイッチで震えるっておかしいでしょうがぁ!!

 

 

大尉は早く食べようとサンドイッチを一口で食べる。食べて咀嚼した瞬間大尉の口の中に滅茶苦茶悪い意味で今まで食べたことの無い味覚に襲われる。これ以上食べるのをやめたいところだが大尉は今まで出された料理は完食しているのだ。残すのは食材に対する無礼だからだ。大尉は怒涛の勢いでサンドイッチを食べていく。噛む度に広がる味の地獄巡りと必死に戦いながらサンドイッチを食べていく。しかし残り少しの所で大尉の顔が真っ青になる。

 

「……もう……無理」

 

「大尉!?」

 

「父ーっ!?」

 

大尉は死にそうな声で呟くとドサっと倒れる。その様子を見てにらみ合っていたシュレディンガーとラウラが大尉の元へと駆け寄る。ラウラは大尉が倒れたのには何か理由があると分かり大尉の辺りを探ると大尉の持っているサンドイッチが目に入る。ラウラはサンドイッチを取るとそれを見つめる。

 

「特段変わった所のないサンドイッチだな……匂いも特に異常無し」

 

ラウラはサンドイッチにおかしな所がないか確認しつつサンドイッチを試しに食べてみる。するとサンドイッチをモグモグと食べて飲み込んだラウラの顔が真っ青になる。

 

「マズゴパァッ!?」

 

「何か吐き出した!?」

 

顔が真っ青になりラウラの口から何かを吐き出しながらうつ伏せに倒れる。ラウラは震えながら匍匐全身でコンクリートの所まで進むと指を噛んで血を出すとコンクリートに何かを書く。

 

"犯人はサンドイッチ"

 

「知ってるよ!!と、とにかく箒ちゃんセシリア!2人を運ぶから手伝って!」

 

保健室に大尉とラウラが運ばれる。この事件によって大尉はサンドイッチが苦手になってしまったのは後の話。そしてIS学園で千冬以外で大尉に初めて勝ったのはセシリアなのは秘密である。正確に言うとセシリアの料理なのだが……




ちょっとこういう話が書きたかっただけ。

気づいた人はいるかもしれませんが書きたいと思ってるのは銀魂のクロス小説を書きたいと思ってます。とりあえずは短いのを書いて皆さんの反応を見てからになりますけどね。

一応言っておきますが大尉の弱点はサンドイッチじゃないからね?

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。