IS×ヘルシング~ヴェアヴォルフの闘争~   作:心太マグナム

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もう一つ寝るとお正月

というわけで投稿します


43話

VTシステム事件の件が落ち着いて一年生たちは臨海学校に備えて計画を立てていた。一年生全員が余裕で入れるほどの大きさの部屋に一年生全員が集まる。椅子に座る生徒たちの前に教員たちが立ち、教員たちの中から前から六ツ輪が前に出る。

 

「皆さん、今まで色々ありましたがもう少しで臨海学校です。私は皆さんのクラスの担当ではありませんが特別に引率することができました。他の学年の私の授業は多分他の先生方がやってくれると思うので大丈夫でしょう。」

 

六ツ輪はそういいながら白衣の懐から小冊子を取り出して付箋がつけられているページを捲る。

 

「それでは皆さま、先日お配りしたお手元のしおり。海岸第一次遊泳作戦の3ページ。海岸大爆走、ぶっちぎりバトルマーメイドの貢をご覧下さぁい。」

 

「ンン……!?」

 

六ツ輪がそう言うと大尉は勿論、一年生全員が配られていたしおりを取り出して六ツ輪が指定したページを開く。しかしその中でシュレディンガーはしおりが無いのか胸ポケット、スカートのポケットをまさぐる。シュレディンガーは1組で一年生立ちの中で前に座っていた為、まさぐっているところが六ツ輪の目に入る。

 

「あ、あれ……?おろ……?おろろろ……?」

 

「あらあら、どうしたんですかシュレディンガーくん」

 

シュレディンガーの様子が目に入った六ツ輪がシュレディンガーに声をかけるとシュレディンガーがビクッと肩をあげながら顔中に汗をかいて申し訳なさそうな顔をする

 

「んん!?、僕、ご、ごめんなさい。僕、またしおり忘れて来ちゃいました……」

 

シュレディンガーが申し訳なさそうに言うと六ツ輪がため息をつく。シュレディンガーの耳は自身の気持ちをあらわすように申し訳なさそうに垂れている。その様子を見て再びため息をつく。

 

「はぁ……またですか……仕方が無いですねぇ。隣の織斑くんに見せて貰いなさい。」

 

 

「!!」

 

六ツ輪の案にシュレディンガーの目が輝き、シュレディンガーはすぐに大尉に近づく。大尉はシュレディンガーが近づくのを確認するとシュレディンガーに見やすいようにしおりを下げると大尉はあることに気づいて目線をシュレディンガーの方へ移す。

 

「……シュレディンガー……少し……近くないか?」

 

「ええー?そんなこと無いですよ大尉ー。エヘヘへ♪」

 

大尉の視界には自身の腕に抱きつきながらしおりを眺めるシュレディンガーが映っており、シュレディンガーは腕から離れる様子を見せず大尉は何も言わずに目線を再びしおりへと移す。その光景を羨ましそうに女子たちが見つめるなか、一人が行動に出る。

 

「コホン、倉持先生。恥ずかしい話ですがわたくしもしおりを忘れてしまいました。」

 

「はあ……あなたもですか。仕方が無いですねぇ。隣の篠ノ之さんに見せて貰いなさい。」

 

セシリアが持っていたしおりをコッソリ仕舞って六ツ輪に忘れた宣言をすると六ツ輪は再びため息をついて箒に見せて貰うように言うと箒はすぐ様しおりを仕舞う。

 

「すみません先生、私もしおりを忘れてしまいました。」

 

「いやあなた今さっき持っていたでしょう」

 

「突然無くなりました。妖怪のせいです。」

 

「……はぁ。デュノアさん」

 

六ツ輪が再びため息をついて今度はシャルロットに目線を移すとシャルロットはニッコリと笑うとしおりをビリビリと破り捨てた。

 

「先生、すみませんが私のしおりは破れちゃったので無理です。」

 

「今あなたが破り捨てましたからね。」

 

「いいえ、妖怪のせいなんです。僕は悪くないです。」

 

「……ボーデヴィッヒさん」

 

「燃えた。妖怪のせいだ」

 

「……布仏さん」

 

「でられんげー♪」

 

「……………」

 

「「「「私も妖怪のせいで無くなりました」」」」

 

箒がしおりをしまった事から一年生の女子たちが一斉にしおりを無くした(嘘)。六ツ輪は眼鏡の奥の目が鋭くなり、眼鏡を上げると、白衣のポケットからリモコンを取り出す。六ツ輪がリモコンのボタンを押すと六ツ輪の後ろの大型モニターに六ツ輪の指定したしおりのページが写される。

 

 

「こんな事もあろうかと対策はして置きました。織斑くん、しおりをしまって構いませんよ」

 

六ツ輪が眼鏡を光らせながら言うと大尉は1つ頷くとしおりを仕舞い、モニターへと目をむける。女子たちはその様子を見て失敗したと頭を抑えるのだった。

 

 

______

 

大尉が部屋でのんびりアイスを食べているとシャルロットが部屋に入ってくる。

 

「一夏?ちょっといい?」

 

「……………」

 

大尉はアイスを食べながら頷くとシャルロットは失礼しまーすと言ってベッドに座る。

 

「えっとさ一夏、水着って持ってる?」

 

「…………いや」

 

「あ、それならさ!僕も水着新しいの買ってないから一緒に買いにいかない?」

 

「……………」

 

シャルロットの提案を大尉はアイスを食べながら首をかしげ、しばらくすると頷いてシャルロットと一緒に水着を買いに行くという意思を伝えると先ほどまで不安気だったシャルロットほ表情が一変して明るいものになる。

 

「ほんと!?な、ならさ!明日の10時にあそこの噴水の前で待ち合わせでいいかな!?」

 

「…………」

 

大尉はシャルロットの提案に特に思うことはなく、1つ頷くとシャルロットはまたも明るい表情になり嬉しそうに手を重ねると約束だよ!っと言って慌ただしく部屋から出ていく。

 

 

 

……シャルロットが部屋から出ていって数分たっただろうか、アイスを食べ終えた大尉はあるところに電話をかけていた。

 

「……佐藤か?……俺だ……明日の件だが一人増えた」

 

……シャルロットの二人でデートをする夢は破れさったのだった。




妖怪「今回の件、誠に遺憾である」

作者「すみませんでした」

正直やりすぎました

反省してます

みなさん、よいお年を!!
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