明日仕事が休みだからさ!イエーイ!!
福音戦は「え、これで終わりなの?」って感じるかもしれません。
あと原作では福音戦は昼でしたがこの作品では夜となっております。
何故かって?夜の方が雰囲気でるし、大尉的に夜の方が映えるしいいんでね?って思ったからです。私の個人的な私情ですサーセン。
それと読めば検討はつくと思いますが福音の中の人(名前わすれた)は無事じゃすまないです。
色々とご注意を。
作戦決行当日、雲ひとつ無い夜空には綺麗な三日月が浮かび、海辺に立っている白狼を纏った大尉の身体に三日月が写っていた。静かに三日月を眺める大尉に紅椿を纏った箒が話しかける。
「一夏、そろそろ作戦開始時刻だ。私の背に乗れ。本当は男などに乗られるのは不本意だが作戦だからな。ほら、乗れ」
「…………」
箒が大尉に自分の背に乗るように促すと大尉は無言で頷くと箒の、紅椿の背に乗る。自分の背に大尉が乗ったのを確認すると箒は作戦内容を確認しつつ飛び立つ準備を始める。今にも飛び立とうとする箒の元に通信が送られてくる。
「篠ノ之、私だ」
「……何ですか織斑先生」
箒は千冬の通信に少し嫌そうな顔をするが千冬はそれを一切気にせず話を続ける。
「作戦はわかっているな?お前は織斑を目標ポイントまで運ぶだけでいい。後は織斑と白狼に任せるんだ。余計な事はするなよ?いいな」
「ええ、ですが状況次第で私は臨機応変に対応はします。それでは」
千冬の言葉の裏に自分がただの大尉を運ぶ脚でしか無いと感じた箒は眉を吊り上げて不満気にそう言うと通信を切る。しかし、再び箒の元には通信が来る。心構えをしようとした時に来た通信に箒はめんどくさ気に通信に答える。
「何ですか」
「ん〜、箒ちゃんどうしたの?なんか声がイラだってるよ?」
「切っていいですか?」
箒に通信を送ってきたのは束で、箒は更に機嫌の悪い声で答えると束は切られるより早く要件をつげる。
「あー!ちょっとタンマ!箒ちゃん!悪い事は言わないよ!いっくんをポイントまで送ったら離脱してね!箒ちゃんのためにもね!それじゃ!」
「えっ!?姉さん!それは一体どういう事……切れた……何だったんだ……どういう意味なんだ……」
束から言われた言葉に箒は訳がわからないと言いたげに眉間にしわを寄せる。そして箒が束の通信の意味を考えている時、大尉の元には千冬からの文章での通信がやってくる。
『一夏、わかっているとは思うが篠ノ之の奴は新しく手に入れた力に酔っている。これからの作戦で何かをやらかすかもしれない。それもアイツの範疇なのかもしれないが篠ノ之の事を守ってやってくれ』
文章で送られてきた通信に大尉は静かに頷いて箒の肩を掴む。大尉が肩を掴んだことで箒は考えるのを止めて飛び立つ。砂浜から飛び立つ紅椿の背に乗る大尉がチラリと下を見るとそこには束がおり、声に出さずに口パクで何かを伝えようとしていた。大尉は地上から数十メートル離れた距離で束が何を伝えようとしていたのかを理解する。
『タ・ノ・シ・デ・キ・テ・ネ』
束の口はそう動いた後、あの時少佐のように狂気を感じさせる歪な笑みを浮かべさせていた。
「(……なるほど……あんたは自らの妹すら俺を楽しませるための道具にするつもりか……いや……違うな……あの人は俺が箒を守ろうとする事を知っている……相変わらず何を考えているかわからない人だ……ほかにもまだ意図がありそうだが……)」
大尉はそう思うと対銀の福音の作戦室の出来事全てが束の計画通りだったのでは無いかと思いため息をつく。
「……何もかも…あの人の手の平の上……か」
「ん?どうした一夏?」
「……なにも」
大尉が呟いた言葉をうまく聞き取れなかった箒は大尉にどうかしたのかと尋ねるが大尉は首を横に振り何も無いと言う。箒は大尉が緊張しているのかと思いフッと笑う。
「安心しろ一夏、私とお前ならやれる。そう、私とお前ならな」
「……はぁ」
自信満々に''私''の所を強調する箒に大尉はヤレヤレと言わんばかりにため息をつく。そんなやりとりをしている二人のISのレーダーに一機のISが引っかかる。二人はそれが銀の福音だとすぐに理解し、臨戦態勢に入る。
「……箒……今から仕掛ける」
「ああ!任せぐあっ!?」
大尉は箒に仕掛けるとだけ言うと箒を足蹴にし福音の元へと加速する。福音は大尉が向かうと直ぐに戦闘態勢に入り、内蔵されている銀の金の砲口36門全てを大尉に向け、エネルギー弾を連射する。足蹴にされた箒は大尉にいら立ちを見せるも、流れ弾を避ける。その一方大尉は全砲口が自分に向けられた瞬間にNebelを起動し霧になって急接近、エネルギー弾を物ともせずに福音を捕まえる。福音は大尉に掴まれ振りほどこうとするが大尉はビクともしない。大尉が福音を捕まえたことで白狼は福音の正確なデータをインプットし、福音をより破壊するためのデータを入力する。福音を捕まえた大尉はあっけなさとつまらなさを混ぜた感情を目に写すと片足を月に向けて振り上げる。
「…………」
振り上げた足には破狼の白い破壊エネルギーが宿る。そして破壊エネルギーが宿った足を福音の肩に叩きつける。バキッゴキッ、と恐らく福音の中にいるテストパイロットの骨が砕けるような音が鳴り福音は叩きつけられた勢いのまま海に叩き落とされる。
「……あっけない」
『いっく〜ん、まだ終わらないよ〜』
大尉がつまらなそうに言った直ぐにサウンドオンリーで束の声が届く。大尉は少し眉をしかめ、落ちた福音の方を見つめる。そして海に落ちた福音を見た箒は大尉の元まで行くと苛立ちを見せながらも大尉を労う。
「一夏、まず私を足蹴にした事は許せないが、その…よくやった。福音は活動を停止した。テストパイロットとISを回収して帰るとしよう」
箒がそう言った直後、大尉の耳に海中からこちらに向かってくる音が聞こえ、大尉海中に落ちた福音を回収しようとする箒を手を差し出して止める。
「ん?どうした一夏?」
「……まだ……終わっていない」
直後、海中から水しぶきを上げて先程倒したはずの福音が現れる。大尉と箒の二人は再び現れた福音が先程と違う事に気づく。
「先程あった砲口が無くなっている?そのかわりにあるあれはなんだ…エネルギーの翼か?」
「……セカンドシフト」
福音は新しい武装の翼をはためかせる。それと同時に翼を広げから無数のエネルギー弾が放たれる。二人は直ぐに回避行動に入るが大尉は自分に向けて通常のISの瞬間加速と同等、もしくはそれ以上の速さで福音が迫ってくることに気づき手元に二天狼を一本出し、大尉もまた瞬間加速で福音に迫る。
「ーLa」
「……甘い」
拳を構えて迫る福音を剣道の抜き胴のようなカウンターを決める。しかし大尉はカウンターを決めた直ぐ後に自らが福音の翼に取り囲まれている事に気づく。
「っ!!」
「La♪」
自分がしてやられた事に気づき大尉は一瞬反応が遅れてしまう。福音の翼から至近距離で無数のエネルギー弾が放たれる。大尉はNebelを発動し離脱するが発動する時間が遅れてしまったため、翼内から出て距離を取った時には白狼のシールドエネルギーが減少している事がわかり機械に遅れを取った自分の不甲斐なさに苛立つように舌打ちをする。
「……チッ」
「一夏、あまり前に出すぎるな!的にされるだけだぞ!今度は私が行く!私に合わせろ!」
今度は自分の番だと言わんばかりに箒が雨月と空裂を両手に持ち大尉の意見、同意など関係なしに福音に突っ込む。
「ーLa」
「な!?私を相手にしていない!?」
「……俺だけが狙いか」
しかし福音は箒に目もくれず大尉に向けてエネルギー弾を放つ。大尉は二天狼を天高く放り投げると両手にロングモーゼルを展開し、向かってくる福音以上のスピードで動き、精密に福音を狙い撃つ。福音は翼の形を幾たびも変えて大尉を捉えようとするが大尉は持ち前の動体視力と戦闘における直感で福音に自分を捉えさせない。そして瞬間加速で高く飛び、自由落下している二天狼と同じくらいの高さまで行くと刀の柄を蹴り飛ばして福音に向ける。福音は翼で飛んできた刀を弾くが弾き飛ばした目の前には拳を構えた大尉が向かってきていた。
「……!」
大尉は腰を捻り全体重を乗せた拳を福音の顔面にぶつける。福音の顔部分の装甲にヒビが入ると殴られた勢いのまま下に落とされる。しかし福音は海面スレスレの所で態勢を立て直し翼からエネルギー弾を放つ。しかし大尉はワンオフアビリティNebelで霧になりながらエネルギー弾を交わし、その勢いのまま片足に破狼の白いオーラを纏わせ福音の腹部分に破狼を食らわせる。福音もまたただでは食らわんと翼で自らを守るように包み込む。福音のエネルギーの翼と白狼から出る破壊エネルギーがぶつかり合う。
「っ!!」
「La!!」
そしてエネルギー同士のぶつかり合いは直ぐに終わった。大尉の足が翼を破り、破狼は福音の腹部分にぶつかる。蹴りを食らった福音は身体がくの字に折れ曲がるとそのままパソコンがシャットダウンしたような音を立て、全機能を停止して崩れ落ち、落下する。大尉が落ちる福音の腕を掴むと箒が近づいてくる。その顔からは自信やプライドといったものはなくなっていた。
◆
箒視点
私は力を手に入れた筈だった。一夏と並び立てる力を。しかし今回の任務で私は一夏と並び立つことすらできなかった。一夏は最初から私をあてにしておらず、全て自分一人でやるつもりに見えた。それが悔しくて、情けなくて、腹が立って、そして一夏に私の力を見せつけるために私は一夏の同意も求めずに福音の元へと向かって行った。しかし私は機械にすら相手にされなかった。福音は一夏しか敵と認めておらず私は蚊帳の外だった。
私が相手にすらされなかった後の福音と一夏の戦いを私は見ることしか出来なかった。福音と一夏の戦いは二体の戦いの動きを目ですら追えない私が入っていけるレベルの戦いでは無いと直ぐにわかった。
結局また私は何もできなかった。力を手に入れてやっと一夏に追いついたと思ったのに、力を手に入れたことで一夏が遥か遠くにいる事に気付いてしまった。それを理解した時私の中で積み重なっていた自信やらなにやらが崩れ去った音が聞こえた。
倒した福音の腕を掴む一夏の元に向かうと一夏は相変わらずの無表情のままだった。
「……無事か?一夏」
何を言っているんだ私は。どうみても無事にしかみえないじゃないか。無表情で福音を見下ろす一夏には目立った外傷なんて見受けられない。呼吸も荒くない。これが無事じゃないならなんなんだ。そして一夏は相変わらず口を開かず首を縦に振る。
ああ、姉さんが作戦開始直前に言っていた言葉の意味がやっとわかった。もっと姉さんの言葉を理解して姉さんの言う通りにしていれば良かった。一夏をここまで運ぶだけであとは安全な距離で一夏が作戦を終えるまで待っていればこんな気持ちを味合わずにすんだのかもしれないのに。
立ち尽くす私に一夏が福音を差し出してくる。
「……運ぶのは頼む……早く帰りたい……腹が減った」
「あ、あぁ」
私は差し出された福音を見て、そして次に一夏を見る。一夏は相変わらずの無表情だが、本当に腹が減ったのだろう。表情に出ずとも私にはわかった。
その感情に当てられ私は崩れた自信のことを忘れ苦笑いしながら福音を担ぐ。
そして私が福音を担いだ直後、一夏が私を突き飛ばした。私はいきなり突き飛ばされて訳がわからなかったがその直後、一夏後背部に弾丸が直撃していた。
◆
大尉がいる所からかなり離れた小島、木々と茂みに隠れるように一機のISが巨大なスナイパーライフルを構えて鎮座していた。ISの目部分には一つだけのモノアイしかついておらずISは巨大なスナイパーライフルのスコープをモノアイで覗いていた。
「レールガンの着弾を確認した。とりあえずは先制攻撃成功ってとこだな。」
『流石だ。それではこれより任務を開始する』
「了解。援護は任せろ。」
『ああ、頼りにしている」
通信が切られるとモノアイのISはスコープを覗く。スコープには福音を担ぐ箒と大尉、そしてもう一機のISが映っていた。
ヤバいよヤバいよ
大尉が強くて箒を守る前に福音戦終わっちゃったよ笑
千冬の通信がパーですよこりゃ……。でも前半の箒は何かしでかしそうだったから仕方がなかったんですよ……。
そした哀れ箒=サン、調子にのって出撃したは良いものの戦闘に全く参加できず、大尉とのレベルの差を見せつけられ心がポッキー……
ドンマイ!ドンマイ!そのうちいい事あるよ多分w!
さてこれからが僕が書きたかった所。正直福音戦はウォーミングアップです。
オリジナル展開ですが頑張って書きますよー。
注意です。白狼もチートですが、これから出てくるオリジナルIS達(ネロのIS含む)はチートが多いので苦手な方は読まない方がいいですよー。理論?仕組み?なにそれ食えるアルか?状態です。