いやぁ、意外とここまで行けました。自分もビックリしました。
今回の話でも違和感を感じると思います。いろいろと知識不足なもので……すみません。
グダグダかと思います。しかし何度も言うようですがこれが自分の限界なんです……泣
箒を突き飛ばし、被弾した大尉はすぐ自分を狙撃した者の位置を恐ろしいほどの視力で特定すると、驚いて目を見開く。
「(……およそ距離は6km……!!人間であの距離を狙撃してくるとはな……それにあのライフルの大きさ……セシリアのライフルが可愛く見えるほどの大きさだ………)」
大尉が狙撃した人物に向けて行動を開始しようとした直後、突然海から水しぶきをあげてISが襲ってくる。ISはショートブレードを持って下から大尉の顎を突き刺そうとするが大尉は身体を反らせて避けると同時に拳を襲ってきたISの腹目掛けて殴ろうとするが視界に先程自分が当たったレールガンが目に入りNebelを発動して離脱する。
両者は互いに距離を取り合う。大尉たちの前に突如現れたISは顔はフルフェイスで包まれ見えず、片手にショートソード、もう片手に銃を持ち、足部分には金色の道を進むザリガニの紋様が刻まれていた。大尉は二天狼を呼び出すと遠くにいる狙撃手を警戒しながら目の前にいるISに視線を向ける。
「な、何者だお前は!さっきまで近くにISの反応は無かったのに……!」
最初に口を開いたのは大尉や襲撃してきたISではなく箒だった。箒の顔にはあからさまに動揺が浮かんでおり、目の前のISに向かって刀を向ける。襲撃してきたISはため息をついてボイスチェンジャーで加工された声で喋る。
「はぁ……すぐわかるだろう、襲撃者だ。それに最初からここいたぞ、お前たちのレーダーに反応しないように細工をしてな」
「……」
大尉は襲撃者が箒に返答している隙に瞬間加速の勢いのまま斬りかかるがすぐに逆方向にブーストをふかして急停止する。なぜなら斬りかかろうとした大尉の首元寸前の所にショートソードの切っ先が向けられていたからである。
「……!!」
「隙を突いたと思ったか?残念だったな。……そして、隙ありだ!」
動きを止めた大尉に狙撃手が撃ったレールガンが直撃し、襲撃者は銃口を箒に向けると引き金を引く。銃口からワイヤーの突いたアンカーが射出され、箒もそれに気づいて回避行動に移るが一手遅く、アンカーは福音を捕まえる。大尉はすぐに行動に移ろうとするが狙撃手の性格な狙撃により手を出しづらい状況にされる。そして福音を捕まえた襲撃者はワイヤーを引っ張り福音を手元に寄せると銃を投げ捨てコアを福音から引っ張り出す。
「コアの奪取完了」
襲撃者はショートソード持っている方の腕で福音の中にいた女性を抱え、そして手に持つコアを見て静かに言う。大尉は箒の近くまで行くと舌打ちをして襲撃者を睨む。
「……狙いはコアか」
「ああ、それが言い渡された任務だからな」
襲撃者はコアを呼び出したスクリューのついた入れ物に入れ、大尉と箒に目を向ける。フルフェイスに包まれ表情はわからないが大尉は襲撃者の顔がニヤリと笑うように見えた。大尉がそう見えた直ぐ後に襲撃者はコアと女性を同時に海へと放り投げる。
「……!」
「なっ!?」
コアと女性が放り投げられると大尉と箒はアイコンタクトして直ぐさま女性、コアを確保しようと向かう。しかし、それを待っていたかのように2人にレールガンの弾丸が襲ってくる。
「…………」
「ぐぁっ!!」
大尉はNebelを発動し霧になって避け、何とか女性を助けるのに成功するが、コアを確保しようとした箒はレールガンが直撃しコアを確保し損ねてしまう。そして箒が確保できなかったコアはそのまま海に落ちてしまう。
「ほう、女は無事だったか……つまらん。しかし任務は完了したから良しとしよう」
襲撃者が手にショットガンを呼び出しながらつまらなそうに呟くと箒は憤りを覚える。
「貴様!つまらんとはなんだ!人の命をどう思っている!」
「別に何とも思っていない。米国人が死のうと私には関係のない事だ。」
「貴様ああぁぁ!!」
箒は襲撃者の態度に勘忍袋の尾が切れ、空裂、雨月を持ち襲撃者に向かって斬りかかる。しかし襲撃者はそれを知っていたかのようにショットガンを箒に向けて散弾を箒に直撃させる。散弾が直撃した箒は痛みでその場から動けなくなり、それを見た大尉が直ぐさま箒を回収する。
「くっ……!すまない一夏」
「……」
謝る箒に大尉は首を横に振り気にするなと伝えると抱えている女性を箒に渡す。
「……箒……時間を稼ぐ……そいつを連れて逃げろ」
「なっ!?」
「……悪いが……お前とその女を守る余裕はない」
大尉は遠くにいる狙撃手と白狼のスピードにどうやってか反応した襲撃者の実力を判断し、箒と抱える女性を守る余裕が無い事を理解し、箒と抱える女性を安全な所にいる行かせようとする。大尉が女性を箒に渡しながら言うと箒は大尉の守る余裕が無いと言う言葉に心当たりがあったのか苦々しい表情を浮かべて女性を抱える。
「……わかった。……一夏」
「……何だ」
「死ぬなよ」
女性を抱えた箒は大尉にそう言うと千冬たちがいる方向へと飛び立つ。箒の死ぬなよという言葉に大尉は苦笑いを浮かべて襲撃者の方を見る。
「……あいつを追わないのか?」
「追う必要が無い。それに追おうとしたらお前が襲ってくるだろう?」
「……フッ」
襲撃者がそう言うと大尉は再び苦笑いを浮かべる。襲撃者はショットガンをしまい、ショートソードの切っ先を大尉に向ける。
「……さて、ここからは任務でもあり俺の望みでもある」
襲撃者はつけていたフルフェイスを邪魔そうに脱ぎ捨てる。フルフェイスの中には無精髭が生え、短く切り揃えられた黒髪の白人が鋭い眼光を大尉に向ける。
「俺たちと戦って貰うぞ!!化け物!!」
襲撃者はショートソードの切っ先を大尉に向けたまま大尉に突撃し大尉もまた二天狼を一振り呼び出しそれに応える。大尉は突撃してくる襲撃者の突撃を受け止め、鍔迫り合いの状態になる。
「……貴様……俺の事を化け物と呼ぶか」
「当然だ!化け物を化け物と言って何がおかしい!」
「…………」
鍔迫り合いの時にわずかな会話、大尉は襲撃者の言葉に無表情のまま鍔迫り合いから一瞬引いて襲撃者の頭部に向かって二天狼を振り下ろす。しかし、大尉の振り下ろした刀は狙撃手のレールガンに狙い撃たれ、刀身を砕かれてしまう。しかし大尉はそれを知っていたかのようにブーストを利用してムーンサルトで襲撃者の顎を襲う。
「…………!」
「読めているぞ!!」
突然のムーンサルト、普通の人間なら反応出来ずに直撃するであろう攻撃。しかし襲撃者はそれをまるで知っていたかのようにニヤリと笑って身体を反らして最小限の動きで避けると、カウンターでショートソードを大尉の腹目掛けて突き刺そうとする。
「……チッ」
大尉は腕をクロスしてショートソードを受け止めると一旦距離を置いて「……やはりか」と呟いて襲撃者を見つめる。
「……貴様……いや……貴様たちは……俺の動きを予測して動いているな……?」
大尉が呟いた一言に襲撃者は「ほう」と呟いてニヤリと笑う。
「気づくのが早いな。そうだ、俺たちは貴様の動きを予測できる。俺の相方のHIGH PRIESTESS2の持つ力だ。俺たちはお前の事をずっと見て戦闘データを集めていた。……貴様は手の内を見せすぎたのだ!しかし、そのお陰で貴様と渡り合える!貴様と戦える!」
襲撃者は腕に力を込め、ショートソードと二天狼の間に火花が散りギャリッ、ギリッと言う音が立つ。襲撃者は狂った笑みを浮かべ唾が飛ぶほど声を荒げながら更に話す。
「そして化け物であるお前を超えるッ!!そしてその先にある強さの極みへ!!使命を成すべきための強さの極みを俺は手に入れるッ!!」
「……狂っているな」
「好きな風に言え!俺には成すべき使命がある!そのためなら俺は狂ってやる!そしてお前は今後の俺たちへの脅威になる!故に!此処で倒す!!」
襲撃者は鍔迫り合いから力を抜いてクルリと横に回転すると、その直後にレールガンが大尉を襲い二天狼を持つ手にぶつかる。大尉は手から登る煙を見つめ手を振り払って煙を払って両手にロングモーゼルを展開する。襲撃者は大尉がロングモーゼルを出すまでの間に距離を取るとショートソードをもう片手に展開し、それを始めから展開していたショートソードに重ねる。重なったショートソードは鋏の様な形であるcrayfish scissorsを形成し、crayfish scissors刃と刃の間にはバチッ、バチッと恐ろしい程の電気エネルギーがたまっていた。
「(……あれを食らうのはマズイ)」
大尉がそう考えた直後、今まで1、2発しか飛んで来なかったレールガンがマシンガンの様におびただしく大尉を取り囲む様に飛んでくる。大尉はNebelで避けようとしたが今までの戦闘によりシールドエネルギーは微々たるものしか残ってないためNebelを発動できる程のエネルギーが残っておらず、レールガンで身動きが取れなくなってしまう。レールガンに気を取られた大尉は気付けなかったが襲撃者のISの胸部が大きく開き現れた砲台から巨大な電光球が発射される。
「……!!」
レールガンに気を取られていた大尉は電光球をレールガンで身動きが出来ない状況のせいもあってか直撃してしまう。するとどうだろうか、白狼が壊れた様に稼働しなくなり、更に襲撃者から撃たれたワイヤーが大尉の全身を捉える。大尉を捉えた襲撃者は作戦成功と言わんばかりにニヤリと笑う。
「どうだ化け物?このワイヤーは今までのお前のデータを基にして作られた特別製のワイヤーだ。そう簡単には千切れんぞ?それともISを捨てて霧となり逃げるか?託されたISを捨てて、な」
「ッ!!」
襲撃者の一言に大尉の表情に動揺が映る。確かに大尉がISを捨てて霧になれば空中にいる奴を倒せはせずとも逃げる事は出来る。しかし、託されたISを捨てて逃げる事だけは大尉には出来なかった。それを知っているのか襲撃者は笑みをより一層浮かべながら大尉を引き寄せ大尉の首元にcrayfish scissorsを当てると大尉の首を挟み込む。
「これで終わりだ。お前は敗北し、俺たちは白狼とそのコアを手に入れる。名前を言うのが遅れたな。俺はMOON18、そして向こうにいる相方はHIGH PRIESTESS2。お前を倒した者の名前だ。さらばだ、化け物」
MOON18はそう言うとcrayfish scissorsに力を込める。crayfish scissorsで挟まれると大尉の首は何の抵抗も無く切り取られ大尉の首は海へと落ちていく。しかしMOON18は大尉の首を落としたにも関わらず、どこか違和感を感じていた。
「(……おかしい、俺のcrayfish scissorsは絶対防御を破壊して獲物を挟む。しかしあの時奴の首を落とす時、何の抵抗も感じなかった……何故だ?)」
『どうした?奴を倒して白狼を回収したんだ。早く来い、撤収するぞ。……いや待て!』
HIGH PRIESTESS2がそう言った直後MOON18が捉えていた白狼と大尉の首から下が霧となり大尉の首を追うように霧が海へと潜っていった。
◆
首を落とされ大尉は海に落ち、やがて大尉の視界が白く染まる。そして大尉は今首から下がついた状態で地面が澄んだ水面の辺り一面白い世界に立っていた。
「……ここは?」
自分は2人の人間に首を落とされ海に落ちて敗北した筈だ。いずれ体が元に戻ろうとも、このどう見ても海ではないこの景色はおかしい。一体ここは何処なのだろうか。
大尉がそう考えている時に声が聞こえる。その声はかつて何度も聞いたことのある声だった。
『無様だな、化け物』
声と同時に現れた人物を目にして大尉の目が見開かれる。忘れるはずが無い。自分がかつてナチスドイツにいた頃に出会ったこの人物を、少佐が全てをくれてやってまで倒そうとしたこの人物を。
大尉の目の前には黒い長髪の幼女のような姿で、奇妙な紋様が刻まれている手袋をはめ、毛皮の帽子、マフラー、スーツ、コートの全てが白い服装を身につけ、こちらを嘲笑っている人物が大尉の目の前に立っていた。
大尉は苦々しい表情を浮かべながら、目の前にいる人物に向かって口を開く。
「……アーカード……!!」
ちょっとhigh priestess2のワンオフアビリティの説明をさせていただきます。
high priestess2の戦闘予測は天気予報と似て?おり、過去の戦闘データを元に相手がどう動くかを予測します。戦闘予測はデータが多いほど正確になり、彼らがどれだけ大尉を観察していたのかは想像できるかと。そしてその予測データそれを自身が許可したISに送ることができます。この戦闘予測によりhigh priestess2の視界には少し先の未来が見えています。その動きを見て自身でタイミングを合わせて対象を狙い撃っています。MOON18が大尉にカウンターまがいの事が出来たのもこれのおかげです。
MOON18についてはワンオフアビリティを発動していません。
一応わかるかもしれませんがhigh priestess2とMOON18は''普通の''人間ではありません。
人が6km先の人を撃てるわけないよねぇ……多分
あと読み方が微妙だったので英語表記にしたのですがcrayfish scissorsはクレイフィッシュシザースで合ってるんですかねぇ…