青春記録都市キヴォトス   作:とある厨病の異聞観測

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第2話 ゲヘナの日常

エデン条約まであと10日が迫ったゲヘナ学園。

風紀委員会は活動を始める。

ヒナ、アコ、チナツ、バーゲストは事務仕事に追われ、イオリ、メリュジーヌとジャンヌは、鎮圧に向かっている。

バーゲストはかつてマンチェスターにて領主を務めていた事もあり、事務仕事に関してはこなれている。

一部、万魔殿のものも混じっているが、万魔殿由来のものはバーゲストを通して密かにモルガンが引き取り、モルガンが処理を行っている。

 

「……ハァ…」

 

万魔殿が保有しているビルの一室、モルガンの執務室にてため息をつく。

藤丸がトリニティに行っている事、風紀委員会に行くはずだった万魔殿の書類の量、そしてエデン条約の展開を知っているからこそため息をつく。

 

「我が騎士メリュジーヌもまたエデン条約の行く末を知っている。

ヒナ委員長…お前が前線を引く未来は訪れない。

…だからこそ私はお前の負担を軽くしたい。」

 

(それにヒナは我が夫と深い因縁がある。

エデン条約の先に待ち受けるもの…幾星霜に渡る因縁に終止符を打つ為に倒れられては困るのです。)

 

モルガンはヒナを案じる。

かつての自分と重ねているのだろうか、それともヒナが辿る未来を想えばの話か…

それはまだ先のお話。

 

「喰らえ!」

 

ジャンヌは、火炎放射器の引き金を引く。

火炎放射器から炎が噴き出し、ゲヘナの治安を乱す者達は炎を浴び、燃えて踊る。

 

「熱い熱い熱い熱い!!」

 

規則違反者達は、体にまとわりつく炎を地面に身を転がして払う。

 

「ジャンヌ、やりすぎじゃない?」

 

メリュジーヌはオンディーヌとして最高の装備を身に纏い、ジャンヌの傍に降り立つ。

ミサイル兵器やガトリングなどが搭載され、更には飛行機能も搭載されている無名の司祭に匹敵する超遺物。

 

「フン、風紀委員会の恐ろしさを味わって貰えればいいの。

その方がアンタも仕事が減ってラクでしょ?

風紀委員会には恐ろしい魔女がいるってね。」

 

ジャンヌはそう言ってニヒルな笑みを浮かべる。

 

「まぁ、こんなことをしても規則違反者はこりないんだけどね。」

「確かに…無謀だって事なんでわからないのかな?」

「さぁ? 知らないわよ。」

 

ジャンヌがそう言うと、規則違反の生徒はメリュジーヌに向かって叫び、銃を乱射する。

 

「ハァ…」

 

メリュジーヌはため息をつき、超高速で規則違反の生徒に接近し、至近距離で機関銃を連射すると気を失い、ヘイローが消える。

 

「アンタもやりすぎよ。ランコ。」

「そう? これでも手加減したつもりだよ。」

 

二人は、そう言うと風紀委員会の生徒に後処理を任せ、次の現場へと向かう。

メリュジーヌは空を駆け、ゲヘナ自治区を見回りを行い、ジャンヌは地道にゲヘナ自治区を探る。

そしてヒナたちが事務処理が終わり、ヒナたちもパトロールへと向かい始める。

ゲヘナは彼女らによって盤石となっている。

 

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