ゲヘナ学園自治区の廃墟。
ジャンヌたちは魔術の後を追っていた。
「確かここら辺に…」
『到着したようですね。』
モルガンは、魔術による通信回路を開く。い
「モルガン陛下、ここに魔術の痕跡が?」
『そう、その周辺に痕跡が確認されました。』
モルガンは廃墟周辺の資料をホログラムとして投影する。
ホログラムに投影された場所には魔術の知識を聞き齧ったものならわかるほどの痕跡が残されていた。
「これって罠じゃない? おか…お姉様?」
『ここではお母様と呼んでよい。バーヴァンシー。
そう、これは明らかに罠…故にここから犯人を特定するので、あえて罠に乗ります。』
それを聞いてジャンヌは「はぁ?」と声を出した。
『…確かに説明しなかったことを詫びます。
ですが…急を要する案件でした。』
モルガンは一言そう謝り、頭を下げる。
『私がここからサポートします。
早速ですがあなたたちの気配を察知し、敵が現れたようです。』
数体のロボット兵が現れる。
そのロボット兵にはグノーシス社のエンブレムが刻まれている。
「これは…グノーシス社!?」
「…きな臭そうだね…」
バーゲストは、グノーシス社の兵士が現れた事に驚き、メリュジーヌはその様にロボット兵に疑念を抱く。
モルガンは、手を振りかざすとジャンヌたちが強化され、グノーシス兵士たちに魔術による妨害をかける。
四人はそれにより、一瞬にしてグノーシスの兵士を倒した。
「さぁ、貴方達がここにきた目的について教えてもらおうかしら?」
ジャンヌは、グノーシスの兵士に向けて火炎放射器を向ける。
「誰が口を割るか…」
グノーシスの兵士はそう言って何かのスイッチを押す。
「貴様ら纏めて消しやってやる! 我が命はグノーシス分校の為に!」
ロボット兵士は、そう叫び、兵士達に流れる魔力が臨界暴走し、大気を揺るがす大爆発が発生する。
ジャンヌたちはその爆発に巻き込まれるも藤丸から受け取った魔力により軽傷で済む。
「グノーシス分校…?」
グノーシス分校の名を叫んだロボットの言葉に気付き、ジャンヌは、聞いたこともない学校の名に疑問符を浮かべる。
『あー、やっぱり壊れたか。』
その時、周囲が吹き飛ばされた廃墟の地にナチスの親衛隊を思わせる軍服を着た生徒のホログラムがロボット兵士の残骸から投影された。
『まぁ、貴方達を誘き寄せられただけ御の字だね。彼らはよくやってくれたよ。』
その生徒は、誰でもない生徒。
彼女が属する学校ではありふれたものの一人。
『こんにちは。そして貴方達の力を見せてもらう。』
その生徒が指を鳴らすと、四人の周囲にナチス親衛隊、そのシャドウサーヴァントといえる軍団が現れた。