前日譚は終わった。
そしてエデン条約の時は近付く。
「これから生徒達にとっての戦いが始まる。」
運命の契機。
この世界における真の始まり。
エデン条約が近付く。
青のテスカトリポカはトリニティでの補習授業部についてのタスクを終わらせ、セイアの予知夢に呼び出された藤丸を今度はテスカトリポカの予知夢の中に呼び出したのだ。
「この運命は避けられん。いや、おまえだからこそ運命は本来想定していたものよりも過酷な状況になる。」
テスカトリポカは本来の世界とは異なるエデン条約の物語が進むと予言する。
「だが、おまえはまずもう一つのタスクを熟さねばならん。」
「あぁ、わかっている。第五の特異点だろう?」
藤丸はそう言うと青のテスカトリポカはニヤリと笑う。
「先生…さぁ、試練の時間だ。
特異点が修復し終わったら戦場で会おうぜ。兄弟。」
青のテスカトリポカは藤丸を現実へと送り返す。
送り返した後、辺りが霧に包まれ始める。
「よう、黒のオレ。そっちの調子はどうだ?」
プレナパテスと契約したサーヴァント、黒のテスカトリポカは藤丸と入れ替わるように煙と共に夢の中の万魔殿に現れ、黒のテスカトリポカが万魔殿の床を踏みしめると景色が一変してミクトランパへと変わった。
「あぁ、
カイザーの戦力を用いてキヴォトスを滅ぼす準備を整える…プレナパテス…いや、反転したシロコの願い通りな。」
「そりゃよかった…で? 約束のは?」
「ククッ…準備は出来てるぜ。」
二人のテスカトリポカを笑う。
「首尾通り頼むぜ?
あぁ、そうそう。この後のレイシフトにもう一つ…『色彩』が現れる特異点に俺達のマスターは向かう。」
「ほう?」
「その特異点は『色彩』と『遊星』が一人の嚮導者を引き連れて宇宙から飛来する極彩と共に現れる。
かの小説家が描いた遠く離れた平行世界の事象が具現化した特異点…
その名も─────。」
青のテスカトリポカはそう言うと黒のテスカトリポカは笑い始める。
「ククク…なるほど『異星』も趣味の悪い事をする。」
「どうだ? 俺と一緒にその特異点の滅亡を鑑賞するってのは…おまえら『色彩』がどうこの世界の藤丸に勝てるか…体験版って奴を味わってみねえか?」
「確かにな。この世界のマスター相手に正直言ってオレ達『色彩』では歯が立ちそうにないってのが現状だ。
よし乗った。
まさかオレが体験版を味わうことになるとはね…」
そういって二人のテスカトリポカはその場から去っていった。