終わってる世界ですが生きてみようと思います(現在書き直し中) 作:一般司書補
(筆者は退社が確定しているので)初投稿です。
追記:17:27現在感想で頂いた意見から筆者本人も変えたほうがいいと判断し、一部修正を行いました。自分が設定を覚えていないばかりに申し訳ありません。
忘れもしませぬ、あれは拙僧が職員になった頃・・・
あれから依頼をこなしたりいろんなこともあったりしたが・・・まあそれでもなんだかんだこの世界で生き残れていた。
「えーっと?今日は何を買えばいいんだ?」
今は買い物中である。今日の買い物当番は俺なので食材などの買い出しに出かけていた。ついで事務所に寄って指定された依頼があるかの確認もしに行く予定だ。
「先に事務所に寄ってその後食材を補充しに行くか。」
食材を持っていきながら事務所に行くのも面倒だし先に事務所に行くことに。短めの空間転移を繰り返して行くことでちょっと楽に事務所につくことができた。
「どうも~。誰かいる~?」
「誰が来たかと思ったらアルク、お前か。」
「オリヴィエー!今日は君一人?」
オリヴィエ、ローランの信用できる男らしい。俺ともなんだかんだよく話をしてくれるいいやつだ。
「今はな。さっきまではアストルフォたちがいたが・・・」
「まあそんなことはどうでもいいさ。」
「・・・そうか。」
そんなシュンってしないでよ、ごめんって。
「ごめんごめん。それで今俺宛の依頼ってある?」
「そのことだが、お前はいつのまにL社に申し込んでいたんだ?わざわざこの事務所に採用通知が届くようにまでしてあったがお前の家に届くようにすればよかったじゃないか。」
「・・・L社?」
いやいや、俺L社に採用されるようなことしてないし。
「人違いじゃないの?」
「少しだけ中身を見たが、完全に宛名はお前だったぞ。この封筒がそれだ。」
「いや本当に俺の名前が書いてあんじゃん。わざわざ白の幻影って二つ名まで入れてくれちゃって完全に俺じゃん・・・ん?」
よく見るともう一枚紙が入っていることに気づいた。そこに書かれていたのは
親愛なるアルク様
我が社へお越しいただくことを貴方の古き友人たちと共に、心よりお待ちしております。
「古き友人たち?アンジェラ?俺にはそんなの・・・いや・・・なんだ、この引っかかる感じは?」
なんだ・・・このモヤがかかったような感じは・・・?何かを思い出しそうなのだがあと一歩何かが足りないような・・・。
「L社にロボトミーコーポレーションに行けば何かがわかるのか・・・?」
「行ってみればいいんじゃないか?」
「・・・オリヴィエ。」
「お前なりに引っかかるものを感じたんだろう?ならば行ってみればいい。最悪なことが起きてもお前だからなんとかなるだろうしな。」
「君ねぇ、いくら俺が特色でも死ぬ時は死ぬかんね?俺も一人の人間なんだけど?」
「お前が・・・死ぬ・・・?」
「何が言いたいんだコラ、ジョークとで言いたいのか?」
「アルク・・・寝言は寝ていうものだぞ。」
「殴るよ。」
・・・まあ、行ってみればいいか。その古き友人とやらと再会しに行こうか。
「じゃあしばらくの間俺の依頼よろしくね〜。」
「いや待て!?それは無茶がすぎるぞ!大体いつもお前は・・・」
はいドアガチャー、あーなにも聞こえないなー。・・・今度あいつらに少し高くても甘いものとかあったら差し入れしてやるか。
ここがL社、ロボトミーコーポレーションの本部か。今まで支部の横を通ったりすることはあったが・・・本部は本部で意外と外見は大層なものではないけれど、確か地下が広いって書いてあったような。
「んで、どこに行けばいいんだ?そういう案内は・・・入ってないな。」
まずい。本格的にどういけばいいかわからん。とりあえず人に聞くのがいいけど・・・こんな時に限って受付いないし。
「うーん・・・ん?」
悩んでいたら人の気配を感じた。ちょうどいいやその人に声を
「あの、もしかして白の幻影様ですか?」
・・・かけられた。まあ声をかけようとしてたところだしちょうどよかったか。
「そうだよ、こんななりでもね。君は?」
「私はコントロールチーム所属のユーリと言います。貴方を案内するよう指示されています。」
「それは助かる。右も左もわからなくて困ってたんだよ。」
「こちらへ、案内します。」
よかった、案内がいなければ数時間ほどここら辺をさまようことになってただろうな。
「うっ・・・うぷっ・・・ぎ、ぎもじわるい・・・。」
「だっ大丈夫ですか!?」
地下に行くことになったが移動手段はテレポート的なものであり、慣れないこともあって気分が最悪な状態になっていた。
「す、すこし休憩したら行きましょうか。」
「・・・ユーリさんは・・・・なんで平気なの。」
「私は何回かこれを利用しているので慣れたといいますか。」
なるほど、使えばなれるのか・・・。
「えじゃあ慣れるまではこの気持ち悪いのを何回も受けなきゃいけないの?」
「・・・そうなりますね。」
「この会社やめようかな・・・。」
出来れば二度と使いたくないんだけど。
「・・・戻るときも使いますよね。」
「あっ・・・・・ハァ。」
・・・しばらくはここにいるか。
「さて、そろそろ移動しようか。体調も戻ってきたし。」
「はっ早いですね・・・。私なんて最初体調が良くなるまで1時間もかかったのに。」
「まあ経験の差かもね。いろんな事をやっていくうえで体調なんてすぐ直さないとだからね。」
「特色の方はすごいですね・・・。」
「さ、行こうか。」
体調も治ってきたし代表さんに会いに行くとするか。
「ここが管理人室です。一般の職員達は立ち入りを制限されているので私はここまでです。」
「そっか。ありがとうユーリさん。また何かあったらよろしくね。」
そういうとユーリさんは来た道を戻っていった。
・・・さて。
「このボタンを押せば中の人と話せるんだっけ。よし。」
ピッ
『要件をどうぞ。』
「アルクと申します。アンジェラさんはいらっしゃいますか?」
『・・・ドアを開けます。中に入ってきてください。』
・・・行くか。
「お待ちしておりました、アルク様。ロボトミー社への入社を心よりお待ちしておりました。私は秘書AIのアンジェラと申します。」
「特色フィクサー、白の幻影アルク。それで?なんで俺はここに呼ばれたのかな。」
「あなたにはここの業務を手伝っていただきたいのです。」
業務を手伝う?おれ専門的なことは何一つわからないけど。
「安心してください。貴方には事務的作業ではなく実務的作業を・・・主に脱走した幻想体を連れ戻していただきたいのです。」
「幻想体を連れ戻す?あいつらがそんな良い子には見えないけどね。」
「もちろん幻想体によっては素直に言うことを聞いてくれない幻想体もいるでしょう。それらに関してはその幻想体を倒していただくことにより元の収容室に戻すことができます。」
「じゃあめんどくさかったらその幻想体を殺せばいいのね。」
「その通りです。その作業と併用して警備員としての業務もしていただきます。」
「警備員?この施設にコソ泥が入るとでも?」
「念のためです。ですがネズミ一匹たりとも通してほしくはないのです。」
「了解。」
「ちなみにですが幻想体を収容室に戻す作業ですが、これは管理人による指示にしたがって指定された幻想体のみを収容室に戻していただきます。」
「まあ何かしらそちらの意図があるんだろうね。わかったよ。」
「・・・そろそろ新しい管理人が来ます。貴方には一緒に挨拶をしてもらいます。」
アンジェラがそう言うのと同時にドアが開かれる。
「・・・?」
「こんにちは、X。ロボトミー社への入社を心より歓迎します。」
そこからはアンジェラが一方的に話すだけだった。というかこの管理人X何もしゃべらないじゃないか。こいつコミュ障かよ・・・・・何というか・・・既視感があるような・・・?
『全然似てないですね。』
『さすがに嘘だろう・・・アルクはどう思う。』
『ごめんアインさん、あなたの目はいつ腐ったのかな。』
『我々の目には彼女とこれは何一つ似てないように見えます。』
『これ本当にカルメンさんを模して造られたの?』
『・・・そうだ。』
『ふーん・・・・・』ジィー
『どこを見ているんですアルク君。』
『アインさん。』
『・・・なんだ。』
『盛った?』
『・・・。』ギクッ
『?』
『盛ったよね。』
『・・・。』メソラシ
『・・・?』
『明らかに盛ったよね。』
『・・・。』(滝汗)
『・・・・・あっ(察し)』
『・・・多少は大きくなったかもな。』
『いや、カルメンさんの時と比べて明らかに違うじゃん。なに?アインさんの好み?』
『・・・。』
『アインさん・・・個人のフェチズムにとやかく言うつもりはありませんがこれは・・・。』
『・・・男は大きいほうが好きだろう。』
『『もう黙ってろ(ください)。』』
なんだ今の記憶は・・・目の前の管理人Xとアンジェラ、白い眼鏡をかけた男がいたが・・・。
「それと管理人の業務を安全かつ速やかに済ませられるように外部から特色フィクサーを呼びました。」
「っと俺か。初めまして・・・かな?管理人。俺は白の幻影アルク、まあよろしくね。」
「彼には脱走した幻想体を管理人の指示のもと、職員の代わりに制圧してもらいます。ですが彼の本来の業務はこのロボトミー社の警備ですので回数は制限させていただきます。」
「・・・。」
本当にしゃべらないのねこの管理人。まあつべこべ言われずに済むしいいか。・・・それにしてもこの管理人、さっき出て来た記憶の中に似たような奴がいたけど・・・あっちはアインだったしまた違うのか・・・?
「ではアルク、警備する場所の書かれた書類を渡しておきます。基本的なルートは書類の通りです。余裕がある場合は施設内を自由に見回りしてもらっても構いません。」
「ん、ありがとう。じゃあ俺はこれで。管理人も何かあったら指示をくださいね。」
そう言って俺は管理人室を出た。
「ん、ユーリ。」
「アルクさん。戻ってきたんですか?」
「優秀な秘書さんから業務内容をまとめた紙をもらってね。とりあえずこれ通りにやったら指定の部屋で休むようにってさ。」
「そうなんですか。」
「そういえばまだ幻想体がしまわれているのってこのコントロールチームしかないんだっけ。」
「そうですね、それも安全なZAYINクラスの幻想体なんです。」
ザザッ『職員ユーリ、O-03-03へ*1愛着作業。』
「私たちはこの通信機から指示が出るのでこの指示に従って業務をするんです。では私は行ってきますね。」
「うん、気を付けてね。」
まあ俺にはその指示が出るわけではないので別に覚えなくてもいいか。というかあの採用通知と一緒に来た紙には古き友がいるって書かれてたけど一体誰の事・・・
「あなたが今日来る警備員さん?」
あ俺の事か。こんなところまできて警備員とはねぇ。
「そうらしいです。今日から警備員として業務するアルクです。よろしくお願いします。」
「アルク・・・?」
・・・?特色フィクサーがそんなに珍しかった・・・というわけでもなさそうだな。
「・・・まあいいか。私はマルクト、コントロールチームのセフィラをしているわ!」
「マルクト・・・?」
『あ、あれ?ここじゃなかったっけ?普段は迷うはずないのに・・・。』
『あの、エリヤ?俺の目が間違ってなかったらここ・・・
『エリヤ、この書類のここ数字が間違ってるよ。』
『嘘!?ほんとだ・・・ありがとうアルク!』
『エリヤ?どうしたのそんなに急いで。』
『うっううん。なんでもないの。』
『そういえばこの前コギトの実験の参加申請が通らなかったんだって?』
『そっそうなの。まあ私おっちょこちょいなところあるからアインさんが心配して参加させないようにしてると思うの。』
『そっか。でもいつかはエリヤが実験に参加できるようになるって信じてるから。これに懲りずに頑張ってほしいな。』
『・・・ありがとうアルク。じゃあ私ちょっと行くところがあるから。じゃあねっ!』
『アルク・・・ごめ・・・んなさい・・・。私が・・・バカな・・・・・ばっかりに・・・』
『もう・・・いいの・・・。私は・・・もう・・・助からない・・・』
『ごめん・・・・・・・ごめ・・・・・・・・・。』
「!?」
また過去の記憶か・・・?エリヤと呼ばれていたのは目の前の彼女、マルクトの事なのか・・・?
「敬語もいらないわ、私も敬語抜きで話すから。」
「あ、ああ。」
マルクト、俺は彼女と会ったことがある・・・?俺は何か忘れているのか?まさか古き友ってこのことなのか?だとしたら・・・まだ数人いるのか。
「アンジェラさんがくれた昔の資料と比べて背が・・・・・え、変わってない?」
「言わないでくれ。自分でもなぜ成長しないのかわからないんだ。」
「まっまあ大丈夫!そのままだったらかわいいから!」
「マルクト・・・男にとってかわいいはそんなにうれしくないんだよ・・・。」
「あ、あはは・・・。」
何というか・・・懐かしいやり取りな気がする・・・。そういえばエリヤ・・・じゃないマルクトはうっかり屋ではあるけど取り組み姿勢は人一倍よかった気がする。
「そういえばアンジェラさんから聞いたんだけどアルクは大きな事故にあって記憶が定かじゃないって言ってたけどほんと?」
もしかしてアンジェラの言う古き友人たちとの記憶がないことを言っているのか。
「確かに今でも思い出せないところはあるけど少しぐらいは覚えてるかも・・・というかマルクトと話してる最中に少しずつ思い出してきたよ。」
「そう?ならよかった!」
マルクトとはまた仲良くなれそうだ・・・というかなぜ俺の記憶はいつ不完全な状態になったのだろうか・・・その理由も古き友人たちと再び会うことができたらわかるのだろうか?
「あ、あの・・・」
「あれ?さっきO-03-03の管理をしに行った人だよね?もう終わったの?」
「そ、そうなんですけど、その・・・。」
「どうしたの?ハッキリ言ってくれなきゃわからないよ?」
ん、通信?
『警備員アルク、O-03-03の元へ迎え。』
「どういうこと?」
マルクトがユーリを睨め付ける。
「さっき愛着作業をしに行ったんですけど・・・作業を終えたあとアルクさんを呼べとO-03-03が・・・」
「幻想体に名指しされるなんてどういう・・・?」
これだけはわかる、今がイレギュラーな事態が起きているということは。
「警備員のアルクがやるのは・・・私管理人に行ってコントロールチームの職員で対応させるように言ってくる!」
「いや、行くよ。どちらにせよなぜ呼ばれたのかを解明しなきゃいけないだろうし、それに幻想体の言うことを破って何か起きてからじゃ遅いし。」
「・・・わかった。じゃあ気をつけてね?」
マルクトの言葉を背で受けながら俺は収容室へ向かった。
「ここが収容室・・・大丈夫だとは思うが・・・ふぅ、行くか」
不安を感じながらもいつ何が起きてもいいようにいつでも武器を出せるようにしておく。
『来たか、異邦から来たものよ。』
「来たよ。それで?俺を呼んだ理由は?」
『他でもない、お前の力についてだ。』
「・・・。」
『そう焦るな、こちらとしてはその力を正しく使うのであれば問題ない。』
おそらくヨグからもらった力のことを言っているのだろう。
『その力は、神によるモノだな?』
「・・・そうだ。俺は力を一部譲り受けている。」
『この強大さで一部とは・・・末恐ろしいな。故に聞かなければならない、お前はその力で何を成す。』
こいつが言いたいのは力の使い道を教えろということだろうか。
『もしその力で悪事をなすというのなら私はお前を粛清しなければならない。正直に答えよ、お前はその力で一体何を成し遂げるつもりだ。』
「俺は・・・」
『ならば今度は俺がみんなを守る。もう間に合わないなんて状況にはさせない。みんなを守るためなら・・・時間だって超越してやる!』
「今度こそ・・・」
『・・・。』
「今度こそ、みんなを守るために。そのためなら時だって超越してやる。」
『時の流れは誰にとっても平等であり神によって定められた・・・いわば摂理である、それすらも仲間を守るためならば超越してみせると?』
「そうだ。今度こそ間に合わないなんてことは無いように・・・もう後悔なんてしないように。」
『貴様にとってそんなにも仲間は大事か?それを成すものほどの者たちなのか?』
「当たり前だ。」
『・・・わかった、聞きたいことは以上だ。
「当然だ。」
『・・・鍵となるのはお前の発現した手袋だ、忘れるな。』
それを聞いた直後、こいつは物言わぬ頭蓋骨となった。
「アルク!大丈夫!?何かされてない!?」
「ありがとうマルクト。大丈夫、何もされなかったよ。」
『本日の業務は終了する。各自、翌日に備え休息を取るように。』
「ちょうど業務も終わったみたいだね。疲れたし俺は早めに自室に戻るとするよ。」
「・・・わかった。何かあったら言ってね!」
「ありがとうマルクト、お疲れ様。」
「お疲れ様!」
そう言って俺はマルクトと別れた。そういえばマルクトって
そう思いながら俺は用意された自室で疲れた体を癒しにいった
名称:たった一つの罪と何百もの善、通称罪善さん
アルク
実を言うとかなり時を飛ばしたのでもう大人です。しかし童顔低身長は変わっておりません。だってその方が面白そうだから。160も行ってないのです。・・・あれ?君もしかして出てくる人物の中で一番背低くない?
マルクト(旧エリヤ)
セフィラになるにあたって改名。アルクの名前を聞いて違和感を抱いたようで・・・?(改名された理由を感想で教えてくださった方ありがとうございました!)
バカ三人衆(アイン、アルク、ベンジャミン)
ごめん正直この小説書き始めた頃からこれがやりたかった。
張本人のアイン
気づいたアルク
巻き込まれたベンジャミン
とりあえずお前らあの世でカルメンにしばかれろ
アンジェラ
誰とは言わないけど違いますね。いやー違うなー(一点を見ながら)ほんと違うなー(一点を見ながら)すんごいちが(筆者は無事に退社しました。
(故)カルメン
言いたいことは一つ、こんな扱いですみませんでした。