終わってる世界ですが生きてみようと思います(現在書き直し中) 作:一般司書補
アルク「おい、待てい。」
筆者「アルク君。どうしたんだい?」
アルク「お前、前回いつ投稿した。」
筆者「・・・13日だね。」
アルク「もう一ついいかな。小説のデータ、どこやった・・・!」
筆者「君のような感のいいガキは嫌いだよ・・・すいませんロボトミずっとやってたのとデータ一回飛んで萎えてたよ。」
アルク「審判鳥」
審判鳥「・・・。」チーン
筆者「待ってください話をグエ」
アルク「悪は去った。」
審判鳥 「・・・。」bグッ
(筆者が処刑されたので)初投稿です。
「・・・はぁ、またマルクトね。」
「どうしたアンジェラ、またマルクトがミスしたか?」
朝イチからアンジェラに書類仕事の補佐で呼び出されたと思ったらこれかい。
「ええその通りよ。しかもこんな重要な書類に限って・・・少し出るわ。」
「この書類書き終わったら俺はどうする?少し早めだが見回りにでも行った方がいいか?」
「そうね。念の為、大変でしょうけどお願いするわ。」
「はい承知。」
そう言ってアンジェラは管理人室から出て行った。
「・・・。」
「・・・。」
おいどうすんだよこの空気。管理人と二人きりって気まずすぎるだろ!?しかも管理人喋らないからなぁ・・・どうしようか。
『そこに誰かいますか?』
「「!?」」
男の声、アンジェラのそれとは全く違う声が聞こえた。まさかアンジェラの言っていたネズミってこいつのことか!?
『私の声が聞こえますか?そこに誰かいませんか?』
「・・・いる。」
シャベッター⁉︎というか喋れたのかこの人!?
『よかった、誰かいたのですね。私はBと言います。この会社の・・・この会社に詳しい人だと思ってください。』
この会社に詳しい・・・こいつは、一体何者なんだ?
「お前は・・・一体なんなんだ?この会社に詳しいといったがなぜだ?何をするつもりだ。」
『・・・諸事情により身分を明かせないのを、ご理解ください。あなたの立場では理解し難いと思いますが、お願いしますアルク。』
「・・・こちらのことは丸わかりって?まあ今はそっちのいう通りにしてあげるよ。」
『ありがとうございます。私は今からあなた方が知り得ない、ここの真実を3つ公開しようと考えています。』
・・・ここの真実?
『あなた達はなぜこの会社にいるのですか?』
・・・哲学の話か?
『・・・質問が難しかったですか?では言い直します。あなた達は今の仕事に満足してますか?』
「質問の意図がいまだにわからんが・・・どちらかというとしてない・・・か?」
「満足していない。」
『そうですか?私にはそれが本心かどうか確かめる方法がないのでわかりませんね。』
「え、じゃあ今の時間なんだったの?」
『・・・一方はロボトミーの管理人、もう一方は警備員ですが、肝心のロボトミーについては何も知らないのではないですか?』
・・・一理ある。アンジェラからロボトミーにくるよう書類をもらってきたがやることは警備かネズミ狩り。・・・まあそのネズミにいま情報をもらっているわけだが。管理人の方はよく知らないが同じようなものなのか。
『私は出来る限り短く話を伝えるつもりです。長く接続していると色々危険ですから。』
そう言ってBなる者は通信を切った。
「戻ったわ・・・あら、まだ終わっていなかったのかしら。」
アンジェラが戻ってきた。あやうくBとの通信がばれるところだった。
「・・・俺から話しかけた。警備の仕事に感謝していると。」
「そうでしたか。アルク、書類は私が請け負うのであなたは本来の業務に戻ってもらって結構です。」
「承知した。・・・ありがとう。」
管理人がごまかしてくれるとは、どうしてかはわからないが感謝は伝えておこう。
『一つ目の真実をお伝えします。』
Bから通信が来たその翌々日。俺は管理人から直接呼ばれ管理人室に来ていた。
『あなたの近くにいるAIを信じないでください。』
「アンジェラのことを言っているのか。」
『そうです。』
「信じるなと急に言われてもな。そもそも彼女ほどの高性能なAIは答えしか言わないのだから信じるも信じないもないだろう。」
『そうでしょうね。昨今のAIは一般人が10人束になっても敵わないでしょう。なんなら人の感情すら真似ることもいとも容易くこなすでしょう。ですがあなたの認識には間違いがあります。』
「・・・それは?」
『いかなるAIでも嘘をつくことができます。正確に言うと情報を隠すことです。』
「バカな。・・・今のAIは意図的に情報を秘匿できるところまで進んでいるのか。」
『AIの統制者が、AIに重要な情報を非公開にしろと命じれば統制者以外には事実を話す義務がないことになります。』
「まさか、その命令を優れたAIなりが理解したら嘘をつく判断ができると?」
『私も昔はAIを作っていた経験があります。・・・部分的に参加しただけですが・・・。だからこそ知っているのです。AIが常に真実のみを話さないという事を。』
「・・・ありえない。AIがそんなことを?」
『・・・私のいう事が信じられないと思うので私が直接開発したシステムを一つ送ります。』
「今確認する。これか?ピノッキオの鼻・・・まさか嘘をついた奴の鼻を伸ばすとでも?」
『実際には伸ばしはしませんがAIの嘘を判断することができます。』
「どう使えばいい。」
『AIと話している時にシステムを走らせるだけで結構です。赤色く表示された場合嘘を象徴します。』
こんなもので嘘かどうかを判断することができるなんてな。
『ですが、このシステムはテストコードですので、使用できるのは一回限りです。』
「まじか、間違ってもミスは出来ないな。・・・管理人、頼めるか?」
「・・・構わない。」
『成功することを祈っております。』
通信が切れた。・・・まさかアンジェラが管理人に嘘を?何のために、誰がそう命じた?結果的に誰がそれで得をするというのか。
「考えれば考えるほど解せんな・・・。」
「何がですか?」
「・・・ユーリか、びっくりするから急に声かけるのやめよう?」
「アルクさんがずっと考えにふけっているからじゃないですか、私は悪くありません。」
「オーケーわかった、あれこれ言われる前に言っておこう。俺が悪かったよ。」
「・・・それで?何を一人でうなっていたんですか?」
「AIは嘘をつけるかどうか。」
「私にはまったくわかりませんね。」
「俺にもわからん。」
「では考える意味ないのでは?」
「俺もそう思う。」
「そろそろ業務に戻りませんか?」
「俺もそう思う。」
「そろそろ怒りますよ?」
「俺もそう思う。」
「話聞いてませんよね?」
「俺もそうおも・・・悪かった殴ろうとしないでその握りこぶしを下ろそう。」
「はぁ・・・それで、業務に戻るんですか?」
「答えが出ないことに時間をかけるよりも今できることをすることにするよ。」
ザザッ『警備員アルク、T-01-54*1を鎮圧せよ。』
「T-01-54・・・どこにいたっけ。」
「情報チームです。急いで逝ってきてください。」
「まだ怒ってるでしょ、言葉のニュアンス今おかしかったけど・・・。」
「わー・・・あれがT-01-54・・・いや鉄の何かを被った変態にしか見えないんだけど。」
囚人服を着た手と足を縛られて頭に鉄の塊を被ったナニかがいた。
「オフィサーと交戦したのか、服に血がついて・・・いや返り血かなあれ。」
やはりあいつら敵わない相手に銃片手に馬鹿みたいにツッコむか幻想体を目の当たりにして発狂して基地中を走り回ったりするけど雇う価値あるか?挙句にゃ持ってる銃で自害するし。*2
「っと、まずはこいつを鎮圧しなきゃな。とはいえこいつ事態は遠距離攻撃とかもってなさそうだし苦戦もしなさそうだな。」
考えているうちにいつの間にか近づいていた幻想体の攻撃を右に避けてクレドポルトで一閃。
「きれいに入ったと思ったけど・・・存外硬いな。」
流石は幻想体、意外とタフい。
奴の鉄の塊となっている頭の振り下ろし左手で障壁を展開して防ぐ。
クレドポルトの銃機能でがら空きの胴体に1発ぶち込むがまだ鎮圧されないか。
「効いてるは効いてるけど・・・物理的な攻撃はそんなにか。*3だったら・・・。」
異空間から白と黒の拳銃、崇高な誓いをとりだし撃つ。
「・・・どっちかっというと黒の方が効いてるか。だったらこっちよりも魔法の弾丸か。」
もう一つのライフル、魔法の弾丸を取り出し構える。
本能的にまずいと思った幻想体はその歩きにくそうな見た目に反して素早く距離を詰めてくる。
このままでは撃つことをままならない・・・ことはない。
「探知・転移・貫通・加速・・・。」
幻想体が鉄塊となっている頭を振り下ろす。それを銃身の方を持ち銃床*4の方で打ち返す。
同時に後ろを向きあらかじめ作っておいた
3つの弾丸はそれぞれ幻想体を囲むように3方向から飛来する。幻想体は対処できるはずがなく鎮圧を完了した。
幻想体を鎮圧した次の日。アンジェラから次に解放される部門、安全チームセフィラとなかなか都合がつかず会う事の出来なかった教育チームセフィラに会うよう命じられていた。
「ここが教育チームか。」
「もしかしてあなたがアルクさん?」
ここにきて毎回思うのだが、人の気配に敏感な俺がなぜこの人たちの気配に気づけないのだろうか不思議だ・・・。
「そうです。教育チームセフィラのホドと言います。ここでは事前に職員の経験不足による事故を防ぐために教育を行っています。」
『え!?えっと・・・み、ミシェル・・・です・・・よ、よろしくね・・・?』
『うん、よろしくねミシェル。』
『・・・その・・・アルク君はどうしてそこまで頑張れたの?』
『どうして、かあ。簡単だよ、死にたくなかった、これに限るよ。』
『・・・そっか、そうだよね。私ももう少し頑張ってみる・・・。』
『手伝えることがあったら言ってよ。俺にできることならなんでも手伝うよ。』
『・・・ありがとう、もう少し頑張れる気がする。』
『また何かあったら話してよ。その方が楽になるかもしれないし。』
安全チームセフィラホド・・・前までは小突いたら倒れてしまいそうなくらいか弱い印象を持っていたような気がするけど、時間が経てば人も変わるか。
「ここではプログラムも実施しているの。貴方も受けてみる?」
・・・プログラム?
「まさか・・・君が言っているのはカウンセリングプログラムの事か?」
「もう知っていたのね!少し前もティファニーが」
ティファニー・・・アンジェラが話していたな、あるセフィラにエンケファリンの処方を許可したと。エンケファリンは薬だが、使いすぎれば中毒になる可能性が多大にある。
「ホド・・・今日こうして会えたのは光栄だが、それでも俺は言わなければならない。ホド、今すぐにそのプログラムを中止するんだ。」
「・・・え?なんで、だってこのカウンセリングプログラムでたくさんの職員が助かってるの!」
「悪いが俺にはそのプログラムが役に立っているとは思えない。」
「でも実際にティファニー・・・ティファニーはこのプログラムと私のおかげって・・・」
「君の言うティファニーは安全チームに転属されるはずだったティファニーブラウンのことを指しているのか?」
「・・・はずだった?はずだったってどういう」
「彼女なら退社した。」
「な、なんで退社なんて・・・」
「躁うつ病、それに重度のエンケファリン中毒。」
「えっ?」
「自殺だ。精神汚染は90%を超えている状態。アンジェラから聞いたけどエンケファリンの処方許可をもらったんだって?」
「・・・。」
「ホドのおかげでだいぶ楽になった!でももう少し楽になるためにエンケファリンを少し分けてくれない?もちろんホドが私の一番の薬だけどね。」
「!?」
「とでも言われてエンケファリンを渡したんだろう。エンケファリンは俺にでもわかるけど劇薬だ。少しでも適正量を超え、日常的に使えばすぐ中毒者の完成だ。それにアンジェラが言っていたがネツァクっていう安全チームのセフィラにもエンケファリンを渡していたんだって?」
「それは・・・ネツァクが安全チームでもプログラムをするからって。」
「アンジェラが怒っていたぞ。あのエンケファリン中毒者に渡すなんて何を考えているのかって。君は利用されたんだよ。」
可哀そうにはなるが・・・言うしかない。
「・・・君がいい人になろうとしているのはその行いからわかる。けどな、何事も生半可ではよろしくない。それではかえって悪影響でしかない。・・・これはアンジェラから渡すようにもらっていた指令書だ。内容はプログラムの中断・・・まあ実際に死者が出ている以上どうにもならないさ。」
「・・・。」
「確かに渡したよ。俺は安全チームに行くから。安全チームセフィラのネツァクに会わなきゃだから。・・・君の行動が裏目に出たが結果だったが、いい人になろうとするというのはわかるよ。だが相手が悪かったんだ。ここの奴らの大半は常に死に直面している、そういうやつらは君をだましても罪悪感を感じないんだよ。」
・・・ホドの行動を悪だと断ずるつもりはない。なんなら職員のためを思っての行動なのだから称えるべきなのだが、少々詰めが甘かっただけだ。・・・さて安全チームのセフィラに
「ホド、君からアンジェラに何とか言ってくれませんか?どうやったか知りませんが僕がエンケファリンを持っているのに気付いたみたいで・・・前にも言ったようにあれはカウンセリング用の・・・」
「ねぇ・・・ネツァク・・・実は」
「ねえ、聞いた?ユジンが嫌だって言ってるのに無理やりカウンセリングを受けさせられたって。」
これは・・・職員の会話か。どうやらホドのカウンセリングのことを話してるのか。
「ただでさえ忙しいのにあんなバカみたいなカウンセリング何のためにやってるの?」
「ユジンもかわいそう。ただの平職員だからセフィラの命令に逆らえないし。」
「私たちのためとか言ってるけど、本当は自分の優越感を感じたいだけじゃないの。」
「ホント、迷惑しちゃうよね。」
・・・ぼろっかすに言われてるな。まあこいつらの言わんとすることはわかる。いつ死ぬかわからない環境だったらカウンセリングよりも休みが欲しいと思うわな。
「無視しましょう、ホド。いちいちあれらの言葉を聞いていては君の心がすり減ってしまいます。」
「・・・・・ネツァク・・・私にもそれ、少し分けてくれない?」
「・・・構いませんよ、どうぞ。では僕はこれで。」
ホド・・・耐えられなかったか。
「・・・止めないのですか?」
「止めてすべてが解決するならそうしてる。あれは・・・そもそも前提が間違っている。」
「前提ですか。」
「ホドはこんな殺伐とした場所で働くには適していない。」
「・・・そうですか。」
「ところで安全チームのセフィラを探しているんだ。ただ俺の目の前には薬中しか目に映っていないんだけど・・・知らない?」
「・・・安全チームセフィラネツァクです。」
『あ、そうだ!一応ここの研究員じゃないけど紹介しておくね。緑色の髪の彼はジェバンニ、一応顔を合わせることがあるかもだから。』
『えっと・・・よろしくお願いします?』
『よろしくする機会があるかどうかわかりませんけどね。』
『じゃあまだ祝杯をあげるのはまだでしたかね。』
『・・・!?』
『ジェバンニ来てくれ、実験を行う。』
『それでは、さようならアルク。あの世で君が大人になってから会えるといいですね。』
「・・・まあ個人の自由にとやかく言うつもりはないから安心しなよ。人によってはそういう逃げ道が必要でなだけで、その方法があまり良い方法でなくてもね。」
「そうですか、では僕はこれで。」
「・・・なんというか、ほかのセフィラとはだいぶ違うんだね。」
「ではなんですか。あえてうれしい、これからよろしくとでもいった方がよかったですか?そんなものを求めてるわけではないでしょう?・・・見え透いた嘘をつきたくないのです。僕はそれが一番気に入らないから。」
何というか・・・セフィラって真面目な人ばかりだったからギャップがね。
「そういえば言ってなかったね、警備員アルク。業務中脱走した幻想体がいれば管理人を通して鎮圧しに行くから。」
「そうですか。では僕は安全チームに戻ります。」
「はいはいっと。」
独特なセフィラだ。業務だけは最低限してくれよ?
ザザッ
・・・?管理人から通信?
「こちらアルク、なにか用事でも?」
『ピノキオは妖精の魔法によって鼻が伸びた。明日また通信が来る、来てほしい。』
本当にアンジェラが嘘をつくとは・・・。
「わかった、明日管理人室に向かうよ。」
・・・アンジェラ、一体どういう嘘をついたんだ?
アルク
ゲーム的な解説するとアルクは無料版の1体の指定されたアブノマのみ鎮圧するウサギチームみたいなもの。攻撃属性は敵の弱点に合わせ、自身の弱点も敵の攻撃に合わせるので基本的に死なない。ウサギみたいに職員をまきこんで殺すことはない。しかしこの方法によって鎮圧されたアブノマは鎮圧が条件のE.G.Oを獲得できない。万が一体力が0になった場合は鎮圧をやめ撤退する。1日3回、体力が0になった場合とALEPHを鎮圧した場合残り回数を全消費。攻撃方法は魔法による超遠距離攻撃、中距離からの崇高な誓いと魔弾、近距離では斬撃、肉斬骨断のようにダメージを魔法で1回のみ0にして零距離射撃。
ネツァク
いろいろ悩んだけどネツァクはロボトミのときから敬語にすることに。まあロボトミのあれは韓国語→英語→日本語になった時にそうなったと聞いたことはあるし・・・もともとこういう感じなのかなと思いうちでは敬語にします!