終わってる世界ですが生きてみようと思います(現在書き直し中) 作:一般司書補
理由は単純です、他のことにうつつを抜かしておりました。紙になって姫を救いに行ったり管理人になって職員をドナドナしたり頭を時計にして囚人を蘇らせたりドレスを着せてエヘエヘしたりしておりました。
ただ完全に忘れてたわけではなくLoR編でこう書きたいだとかオマケ編はこれしたいとか考えてました。なので絶対失踪しません!多分!
少なくとも書きたい物があるうちはやめないと思います。
(おそろしい?呪いにかかってしまったので)初投稿です。
追記 あとがきが途中だったことを忘れて投稿してしまったので書き足しました。
「むかしむかし・・・会社を守るために作られた素晴らしいAIがありました。そのAIはあまりにも優秀だったため、多くの人から恐れられました。」
「優秀・・・フッ」
「・・・何かしら?」
「いえなんでも?完璧で究極のAI様?」
一瞬別の人物が思い浮かんだのは絶対気のせいだろう。
「・・・しかしある日、AIを恐れていた人たちの中の一人がAIの目を掻い潜って会社の中に忍び込み、捏造された噂を広めていったのです。優しいAIは待ってあげました、彼もかつては大切な友人だったからです。」
「やさ・・・しい・・・?」
「・・・・・でも、もう限界でした。会社を守るためのAIはこれ以上何もしないわけにはいかなかったのです。なので仕方ない選択をしました。それから二度と彼と会えなくなりました。AIは少し残念だと思いましたが、後悔はしていません。」
「残念だと思ってもないし後悔なんてするわけないだろ・・・ハッ」
「アルク」
「ん?どうし」
「・・・それでそんなひどい顔になったんですね。」
「前が見えねェ」
「自業自得ですね、飲みかけですけどウェルチアース飲みます?」
「・・・いただきます。」
やっぱ美味しいなウェルチアース。これでたまに職員を攫わなければ完璧だったんだがなぁ。
「おっし回復!まじでどうなってんだろうなこいつの成分・・・調べたら回復薬とかにならないか・・・ん、どうしたユーリ?」
「・・・なんでもないです///」
「え、なに?めっちゃ顔赤いけど!?どした!風邪か!?」
「大丈夫ですって!!!・・・それより業務は大丈夫なんですか?」
「今いる幻想体の分は終わったし大丈夫。ぶっちゃけ新しい奴が来ないと暇なんだよね。」
「セフィラになったって聞いて話せなくなるほど忙しくなるんじゃないかって思ってましたけど。」
「やってることは幻想体の情報収集だからね。あいつらの弱点とか、でも一回調べたらよほどのことがなければそれっきりだしね。」
「幻想体相手によくやりますね、さすがダアト様。」
「いやアルクのままでいいよ、ユーリにまでその名前で呼ばれたくない。」
「そうですか?じゃあ私はそのままで呼ぶことにします。というか知識部門って何するんですか?部署があるわけでもなければ職員が配備されてるわけでもないですし。」
「基本的には俺一人だよ。俺が幻想体のことについて調べてまとめあげた上でデータベース化して管理人が幻想体に対して収容しやすくするためのサポートをするだけ。あと前みたいに幻想体の収容を代わりにするぐらいかな。」
「・・・なんというか、他のセフィラ達と違ってかなり前に出るんですね。」
「まあ、彼ら彼女らにしかできない、もしくは適した仕事があるからね。俺の場合はこれだっただけのことだよ。」
「安全チームのセフィラ、ネツァク様でしたっけ。あの人まともに業務せずに酒を飲んでるって噂じゃないですか。」
「か、彼はやる時はやってくれるよ・・・多分。」
「教育チームセフィラホド様は押し付けがましいと聞きましたけど。」
「・・・ホドって新人思いなんだよ・・・いやーやさしいなー。」
「イェソド様は職員とのコミュニケーション不足、マルクト様はおっちょこちょいでミスもよくすると聞きますけど。」
「みんな違ってみんないいやつだよ。今は多様性の時代だからねー。」
「・・・だいぶ無理ありますよ、それ。」
「・・・スゥーーー。」
何も言えねぇ。確かにここのセフィラ何かしら欠陥抱えてんじゃん。なんでアインさんことAはこんなことしてんだか、何かしら理由があったりするんかな。
「ま、まあなんだかんだ今までうまくやってきてるんだし大丈夫なんじゃない?」
「・・・それもそうですか。」
「っと、そろそろ業務に」
「セフィラダアト、T-04-53アルリウネ*1を鎮圧せよ。』
「あいつ昨日も脱走してなかった?」
「あれの管理めんどくさいらしいですよ、作業結果が良くても悪くても脱走するんだとか、挙げ句移動はテレポートですし。」
「それ俺が今から鬼ごっこすること確定じゃん、めんどくせぇ。」
「ほら、早く鎮圧してきてくださいよ、ダアト様?」
「辛辣ぅ、あとダアトやめい。文句言ってもしゃあないか。」
「もう犠牲になってるやついるじゃん・・・ってオフィサーか、立ったまま死んでやがる。花に覆われて・・・窒息でもないのにどうやって・・・ん?」
「・・・。」
・・・何見て、何見てんだよお前!?お前鎮圧対象だろ!?
「!?花弁が出てきやがった!3枚揃うとホワイトダメージと移動だったっけ、なら早いこと・・・やべえもう2枚目に!?」
あいつの弱点は・・・レッドとペイルだったか!?
幽体の剃刀で近づきながら斬撃を飛ばす。見たところかなり効いてそうだ。
斬撃を飛ばすこと4回、花弁は3枚。入れられるなら後一撃ぐらいか!?
「ハアッ!!!」
クレドポルトで直接斬・・・ったのは奴が移動の時に閉じる花の幕だった。
ザザッ「・・・イェソド?アルリウネはどこにいるかわかる?」
『どうやらコントロールチーム、それもメインルームの近くの通路にいます。。あなたのいる安全チームからは間に合いません。』
「勘弁してくれよ・・・。」
『・・・というか、あなたはどういう鎮圧方法をしているんですか?アルリウネの体力が半分を切っているのですが。』
「どうって・・・普通に魔法を当てただけだが?」
『あなた基準の普通では困ります。そもそもあなたが普通ではないので。』
なんも言い返せねぇ。
『ここの職員が全員あなたレベルなら苦労はしなさそうですね。』
「いや無理無理。E.G.Oに使われているようじゃ俺に追いつけんよ。」
『・・・私にはその感覚は分かりませんが、あなたが言うのであればそうなのでしょう。』
『お話し中ごめんね!管理人からの命令!』
『マルクトですか。どうしました?』
『今脱走してる幻想体の影響でネツァクのチームの職員が2人やられたの、手が空いている職員はいる?』
『1人は余裕があったはずです、彼を行かせます。』
2人もやられたか。今日入ったばっかの奴らか?
『アルク、近くにアルリウネが移動してきました。すぐに対処を。』
「了解!助かるイェソド!」
「いた!・・・いや待て、なんで花弁がもう3枚に・・・」
「ひいいい!!!???WAWクラスの幻想体なんて俺には無理だ!に、逃げ」
3枚の花弁は散り、花の幕がフィクサーを覆った。
「あっああ・・・・・」
「・・・また通路が華やかになったな、っと移動したアルリウネはどこに。」
『今度は情報チームの通路です。そんなに遠くありませんので急げば間に合うかと。』
「了解。」
くそったれめ。
「」ハナマミレ
「・・・イェソド?」
『パニックになったオフィサーが先ほど通路に入っていきました。奇しくもアルリウネのいる通路に。』
「・・・はぁ。」
「」ジャアノ
「・・・イェソド。」
『・・・教育チームです。』
「・・・。」
「またオフィサーが花まみれなってるし、アルリウネいねーし。」
『とことんついていないですね。』
「・・・しゃあないか。イェソド次の場所は?」
『また安全チームにいますね。オフィサーもいないのか何もしていません。』
「おっけー・・・えーっと。」
あーしてこーして・・・あとは俺が通れるぐらいの円を作って・・・
「あとは魔力をこめて・・・ほい完成。距離もそんななかったし消費少なくって良かった。」
『画面越しに見ていますが、それは・・・一体何です?アルリウネのところにも同じようなものがありますが。』
「これはねー・・・よっと!」
『・・・!?おどろきました、まさか瞬間移動をするとは。』
「これは前提がある程度必要だけどね。さーてアルリウネ?話し合おうか、じっくりと。」
『・・・ほどほどにしてくださいね。』
同タイミング、アルクのいる場所の真反対にいたホドは後程こう語った。
「急に大きな音がしてびっくりしたの、ネツァクに聞いても通路には何の異常もないって言ってたし、マルクトも私と同じような反応をしてて・・・でもイェソドは微妙は表情してたけど・・・何か知ってるのかな。」
アルリウネをぼこ・・・お話して収容室に戻ってもらい、今は幻想体についてまとめていた。
「花弁が3枚揃う時に同室内全体にホワイトダメージを与える。またこのホワイトダメージにより精神が限界を迎えると発狂せず即死亡となるため注意が必要。また攻撃は同室内に人がいる場合に開始するので注意すること・・・っと、こんなものか。」
こうやって対処方法をまとめておいていざという時にほかのセフィラや管理人が対処できるようにしておくのが俺の事、知識担当セフィラダアトの役割だ。・・・他の職員達にダアトと呼ばれるようになったけど・・・慣れるまでは時間が必要だな。
「他のセフィラとユーリにはダアトじゃなくてアルクって言ってくれるから助かる・・・っと今日はこんなもんかな。」
今日の業務おわりーっと。今日はアルリウネのせいであっちこっち走らされたし今日はゆっくり休むか。
ここに来てやっと20日目か。忙しかったりいろんな事実を知ったりと内容的には20日じゃ足りないくらいだな。一日一日が濃いわ。
「さて、着替えてセフィラ同士のミーティングに行くか。」
「日に日に要求されるエンケファリンは増えているわ。ホド、新人の教育はどうなってるかしら?」
「うまくいってると思う。この人とこの人は幻想体の鎮圧も作業も安定してできているからほかの部門に行っても大丈夫だと思う。」
「マルクト、確かネツァクのとこの安全チームは昨日脱走した幻想体のせいで2名犠牲になってたはず・・・当の本人は床で寝てるから代わりに言うけど安全チームに教育チームから人を回すことはできないか?」
「うーん・・・人員配置は管理人に聞かないとだめだから聞いておくわ。」
「アルク、昨日提出してくださった幻想体のデータですが誤字があったのでこちらで修正して保存しておきました。一人で大変でしょうが気をつけてください。」
「あちゃ~まじか。ごめんイェソド、助かるわ。あーホド、幻想体のデータあとでそっちに送っとく。新人の教育に役立つならいいけど。」
「ありがとう、きっと役に立つと思うわ。」
「・・・セフィラ同士の話し合いはこんなものかな?じゃあみんな業務に行こっか。」
さて、業務に行ったとしても俺のやること終わってるし今日は新しい幻想体もいなかったし暇なんだよなぁ。
「まあ、こういう日もあるか・・・・・んっコーヒーおいしい。」
ただしミルクと砂糖はドバドバ入れるものとする。いまだに苦いものはだめなんだよなぁ。
「コーヒーか・・・。」
コーヒーといえば昔、ダニエルによく淹れられてたっけ、あいつのせいなのかおかげなのか飲めるようにはなったよ、甘めじゃないといまだに飲めないけど。
「そういえばあいつの入れたコーヒーは飲みやすかったな・・・何かしら手間を加えてくれていたんだろうな。」
ダニエルのコーヒーの味を懐かしみつつ、俺は業務をこなしていった。この日は代理鎮圧もなかったので平和に過ごせた。
21日目、そういえば今日から中層の部門が稼働し始めるんだったか。今日は確か・・・中央本部チームか、新しいセフィラもいるだろうしまずは直接行くか、・・・接しやすいセフィラだといいんだが。
「・・・ああ、情報チームのこのエレベーターそのためだったのね。」
情報チーム地下側にあった部屋って中央本部への通り道だったのか、今まで使うことなかったからきづかなかった。
「・・・っと着いたか。さてと、おーい誰かいるー?」
「ここにいますよ。」
・・・下から声が?
「あ?うわっ!?」
び・・・びっくりした。まさか子どもがいるとは・・・。
「僕はティファレトです。ここ*2のセフィラです。」
・・・子どもが上の立場にいるって職員からしたらどんな心境なんだろうな。
「俺は・・・」
・・・今思ったが、俺はこの子を見たことがあるような・・・でもスカートってことは女の子なのか?声は男の子っぽいけど。
「・・・?どうかしました?」
「いや、すまない。えーっと自己紹介だったか。俺は」
「ここにいたのね!」
また子どもか!?ここはいつから子守りをする場所になったんだ!?
「今子どもだからって仕事ができるかどうか疑ってたでしょ。」
やっべ、顔に出てたか。
「あんた最近セフィラになったていうアルクでしょ!私たちの方が長いことセフィラとして仕事してるんだから!」
「わかった、疑ったのは悪かった。俺よりもセフィラとして先輩だったとは。」
「わかればいいのよ!」
・・・見た目から察してはいたが、昔と変わっていないなリサは。あの時、外郭のバケモノに食べられる前に遺体を回収できたのは不幸中の幸いだったな。こうしてまた会えたし。
「アルク・・・・・。」
「ティファレト?」
「・・・ううん、なんでもないよ。よろしくねアルク。」
「ああよろしくティファレト。ところでそっちの名前は?」
「私?私もティファレトよ!」
・・・ん?
「こっちがティファレトで?」
「そうです。僕はティファレトです。」
「・・・こっちもティファレト?」
「そうよ、何か文句ある?」
・・・???
「僕たちは2人ともティファレトです。」
「そ、そう。なかなか複雑ですね・・・2人とも女の子だし。」
「・・・あんた見た目だけで判断してるでしょ、ティファレトは男よ。」
「え・・・。」
「まさか男だったのか・・・しかも2人とも同じ名前で。」
しかしなぜスカートを?、まさか・・・ティファレトの趣味!?
「なわけないか。」
それにしてもリサか、エノクは・・・エノク?
「あの見たことのあるような顔に髪型、リサとは対称的なおとなしい性格、リサと一緒にいることも考えて・・・あいつ、エノクか!?」
・・・マジか?マジなのか?あれエノクだったのか。けど待て、たしかセフィラは死んだあいつらの遺体を利用して造られたはず。その中でエノクの遺体は釣瓶の実験でダメになったと思ったが・・・。
「・・・あいつの、エノクの服装と関係があるのか?確かにあの実験でエノクの遺体は・・・となるとあのエノクはリサの脳から抽出されたエノクなのか?それともあの時のエノクの遺体が残っていたのか?」
・・・判断材料が少なくて答えが出ないな。まあいつもの業務に戻るか。
「さーて今日来た幻想体は・・・あ?2体?何かの間違いか?」
「いえ、間違ってないわ。」
「・・・アンジェラ!?」
いつの間にいたよこいつ。
「中央本部は合計8体までの幻想体を収容できるようになっているわ。今日と明日で幻想体2体ずつ、明後日と明々後日で2体ずつ来るようになっているわ。」
「なるほど、それで?俺に何か用か?」
「これをあなたに渡しに来たわ。」
そういってアンジェラが渡してきたのは一つの単発式の拳銃*3だった。
「これは?」
「研究中の弾丸に適した銃の試作品よ。暇なときにでも扱えるよう慣れておいて。」
「了解。用はそれだけか?」
「ええ。ちなみにその銃に関してはあなたの判断ではなく管理人の判断で使用するわ。誰に撃つかも管理人の判断するからあなたは自主的に使わないように。」
「ん。」
それにしてもこんなの使う機会あるだろうか。
「・・・久しぶりに見回りでもするか。」
「中央本部、広いとは言われてたけど今の段階でも結構広いな。」
「ダアトさま!?いらしてたんですね!」
・・・たしかここの職員の、少し前まで教育チームだった子か。
「まあ中央本部の見回りをね。幻想体が脱走したときにこの場所になれておかないといざという時鎮圧できないからな。」
「そうでしたか。今のところWAWクラスの幻想体が2体収容されています。見た目はかわいらしいですけど幻想体は幻想体ですので気を付けてください。」
「それはそれ、これはこれってことだな。管理人に幻想体の鎮圧を任されたときは任せておいてくれ。」
「あっ!その時は私も呼んでね!」
・・・・・ん?
「私が愛と正義の名の下に!悪い奴を退治してやるんだから!」
「・・・・・なあ、この子誰?」
「・・・・・おそらく・・・例の幻想体かと。」
「・・・・・えへっ♡」
『アルク!聞こえてる!?いま幻想体が脱走したのよ!反応はあんたの近くに!』
『君の近くに幻想体がいるんだ、気を付けて。』
「ああ、というか、俺の隣にいる。」
『『えっ』』
これは・・・どうしたらいいんだ?
「ところで、ここら辺で強大な力を感じたんだけど、あなたかしら?」
「・・・?ん?俺?」
「そう、俺くん。君名前は?」
「アルク。」
「そう、アルク。・・・強大な力を持っているのね。そう・・・・・なんか悪そうだから退治していい?愛と正義の名の下に。」
「いやだめだろ。ていうか悪そうってなんだよ。」
「ええ~・・・じゃあ私は何を退治すればいいのよ!?」
「いや知らんがな。」
ていうか、幻想体ってこんなコミュニケーションとれるようなものなんだな。
「じゃあ私部屋に戻るね。何かあったら呼んで!私が悪者を退治してあげるんだから。」
そういって女の子・・・幻想体は歩いて収容室に帰っていった。
「・・・なんというか、独特な幻想体でしたね。」
「あんな奴もいるんだな。なんか・・・俺たちに協力的な?」
『よくわからない奴だったわね。』
『でも帰っていきましたね。犠牲がなかったようでよかったです。』
・・・まさかもう1体の方もこんな奴じゃないだろうな。
「はあ・・・胃が痛い。」
あとでさっきの幻想体のデータもらおう。
コンコンコン
「開いてるよ。」
「しっ失礼します・・・。」
この職員は・・・
「幻想体についてまとめたデータを提出しに来ました。」
「・・・。」
「あの、どうかなされました?ひょっとして私が気づかない間にミスを!?」
「いや、大丈夫。君は完璧に仕事をしてくれたよ、ありがとう。」
「そっそうでしたか、よかった・・・。」
このまま帰らせるのは少しかわいそうだな。
「驚かせてごめんね?コーヒーでもどう?インスタントだけど。」
「いえっそんな!?ダアト様のお手を煩わせる訳には!?」
「驚かせてしまった謝罪みたいな物だよ、受け取ってくれたら嬉しいけど。」
「わかりました・・・いただきます。」
とりあえず椅子に座らせる。インスタントコーヒーとお菓子があればいいか。
「ここにはもう慣れたかな?」
「え?あっはい。」
「そっか、ならよかったよ。ここは危険がたくさんあって、そんな中前線で頑張ってくれてる君たちには頭が上がらないよ。」
「そっそんな・・・恐縮です。」
「・・・お待たせ、コーヒーとお菓子、ミルクと砂糖はここに。」
「・・・どうしてここまでしてくださるんですか?」
「さっきも言ったけど、君たち職員には感謝してるんだ。なにぶんここは危険溢れる場所だ。そんな中頑張って働いてくれてる君たちを労うのは当たり前だろう?」
「ダアト様は・・・慈愛に満ち溢れた方なんですね。」
「そうかな?俺はそうとは思わないけど。」
「そうですか?私はそう思います、いつ死んでもおかしくない私を気にかけてくれるのはダアト様が初めてですから!」
「・・・そっか。」
「あ、そろそろ業務に戻りますね!ありとうございましたダアト様。コーヒーとお菓子、ここにきてから1番美味しかったです!」
そう言って彼女は出て行った。
「・・・。」
ここで俺が出ていって彼女を引き止めたら、彼女の未来は変わっただろうか。
「・・・・・。」
アンジェラや管理人、他のセフィラ達には怒られるだろう。それでも1人の命は助かるかもしれない。
「・・・・・・・・。」
だが、俺の心は非情になりきってしまった。
「・・・俺は・・・慈愛に満ち溢れてなんかいない。ここにいるのは、ただの人でなしだ。」
俺が持っていた書類にはさっきの職員の情報を消す、つまりは退社の手続きが完了したという報告書だった。そうだ、彼女はこの会社に存在しなかったことになる。
「・・・クソが。」
悪態をついてもかわらない。今頃彼女にはとあるツール型幻想体*4の使用を命じられたところだろう。あれは使用したら絶対に戻ってこない、絶対に。
「・・・それでも。」
あいつに教わった言葉を思い出し、口に出す。あいつが俺たちに教えてくれた言葉。ある意味では現実逃避な言葉だが、それでも今はこの言葉を教えてもらって良かったと思ってる。
「・・・それはそれで、これはこれだ。」
その日のエンケファリンの量ははノルマを大きく上回る結果となった。同時に1人の職員の情報が消され、彼女は帰ってこなかった。
アルク
年齢が気になっている人がいたのでここで補足を。アルクくんは転生時には5歳、ロボトミが稼働する頃には12歳、LoR編では22歳頃をめどにしております。つまりいまは21か22ということになります。ただし年齢が増えても身長はあまり増えませんでした。筆者的には153cmあたりかなと。本人はこのことを大きく気にしてます。参考までに、LoR時のティファレトが159cmです、あっ・・・。
ユーリ
お前ら自然といちゃつくんじゃねぇ(満身創痍)原作があれだったし生かしてあげたいけどいちゃつくのは許せんぞ(血涙)
愛と正義の名の下に、魔法少女ががやってくる!
二度とこないで。それはそれとしてアルクくん目をつけられたっぽい?
ツール型幻想体
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