オリねこ   作:深き漆黒の*堕天使ハメ夫

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バイキンマンが主役の映画が公開されると聞きました。十中八九こんな感じの内容だと思うのでネタバレ注意です。

次話は結構先になりそうですが、やっと目標だった愛が詰まったカプセル的な話が書けた気がします!


3

「そこまでだ! バイキンにゃん! 食らえ、アーンパンチ!!!」

 

「うがぁぁぁぁああああああああ、痛い痛い痛い痛い痛い痛痛い!! 絶対、頬骨が折れたぁぁああああああ!! うぁぁあぁあああああああ痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」

 

 

 ごろごろと転がるバイキンにゃん。

 ドン引きの観客。

 正義がなされる時が来るぞと、拳を握っていた子供達の呆然とした表情。

 

 

「よくもボク達が住むこの食べ物の国に産まれてきやがったな! このバイキン野郎が! くらえ! アーンキック! アーンキック! アーンキック! アーンキック! アーーンキッッック!!」

 

「ごふッ! グァ! 止め! や、止めてくれぇーっ! も、もう! ア゛っ! 止めてくれぇ、お願いだぁぁあああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

 

 倒れ伏して、蹴りを浴びせ続けられるバイキンにゃん。

 そこに更に、ニヤついたカレーパンにゃんが近づいてきて、追い打ちをかける。

 

「大腸菌は熱カレー消毒だぁぁぁああーーーーー!!」

 

「ぎゃぁぁああああああああああああああああ!! 熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱いッ!! どうして?! どうして、こんな、ことを……するんだ…………! あ゛ぁあ……」

 

 叫ぶバイキンにゃんの視界の隅では、相棒のドキンにゃんが、ショクパンにゃんに食パンマンされていた。

 

「いや〜、止めて、ショクパンにゃん様! もう食パンマンしないで! あぁっ……! 許して、バイキンにゃんの前で、こんな激しい食パンマンするなんて! あっあっあァ!」

 

「ドキンにゃーん!? あー! 止めろ! 止めろ! 止めるんだ! ドキンにゃんになんてことを!! ぐわぁぁああああ! 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!」

 

「うるせー! というか何痛がってるんだよ!? バイキンにゃん! お前の役割は殴られることでみんなを笑顔にすることだろ! 笑え! 痛がるな! 苦しむな! 殴られて当然だと調子に乗れ! ハ〜ヒフ〜ヘホ〜だ! 鳴け! 泣くな! 鳴け! みんなのために笑って殴られろ! みんなの期待に答えるんだ! 役目を果たせ! このバイキン野郎が!!」 

 

「ぐぁぁあああああああああああああああああ!」

 

「逃げるなアア! 責任から逃げるなアアアア! ほら、子供を笑わせろ! 目をバッテンにしてバイバイキーンだ! 早くしろ! 正義の暴力の楽しさを子供に教えるんだ!!」

 

 

「痛いっ痛いっ痛いっ痛いっ痛いっ痛いっ痛いっ痛いっ痛いっ痛いっ痛いっ痛い」

 

「あっあっあっあっあっ♥ あっあっあっあっあっ♥ あっあっあっあっあっ♥」

 

「こっちのは適温だぜぇー、おらぁ、ブッカケるぞッ!!」

 

 

 多くの泣き出す子供達。

 まだまだ終わらない正義のヒーローショー。

 観客(サクラ含む)が参加してからが本番だ。

 

 

「ぐわぁぁぁあああああ人間には汚いところがあって当然なのだがそれでも汚してはいけない心の領域をカビニャンニャンされてしまったぁぁぁぁああああああああああああああ!」

 

「きゃぁああああ私は心の成長と汚れの区別がつかなくなって過去の自分達が愚かだったから若い子達はみんな糞野郎で先達である私の汚水を浴びせかけることが正しい浄化活動だとぉぉぉおおおおおおおおおお!」

 

 

 ……

 

 

 ……

 

 

 ……

 

 

「ハハっ、ハハ、ッ! ハ〜ヒふ〜へほぉ〜……はは……」

 

「ほら、やっぱ笑えるんじゃないの、アンタ! なんで最初からやらなかったの? みんなに迷惑かけて、ねぇ!? な ん で 最初からやらなかったの! 聞いてるの? ほら、アナタでも出来ることよ。質問に答える。それだけ。それだけ(笑) いつまで学生気分で………」

 

「オラ、お前も笑うんだよ! 男だけにワリ食らわしてんじゃねーよ! ピースだ! お礼を言いながら笑顔でピースしろ! だいたいお前らこそが性別をもとに差別的、侮蔑的で………」

 

「あっ♥ あっ♥ あっ♥ あっ♥ あっ♥ あっ♥ あっ♥ あっ♥」

 

 

 ……

 

 

 ……

 

 

 ……

 

 

 

 やがて、永遠に続くかと思われた正義のショーも、その終わりの時間を迎えた。

 

 

「………………………バ、バイ、バイ……キィ、ン…………」

「アヘェエエ! ダブルピース♥ ダブルピーーッシュッ♥」

 

 

 正義はなされた。しかしこの世に悪がある限り、正義に終わりはない。

 SHOW MUST GO ON!!

 

 

「次回(午後の部)もまた見てネ! ア〜ンパンチ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 正義のアンパンニャンショー

 第1章: 『それイケ!ばいきんまん○ドキンちゃん』完

 第2章:『それ逝け!ばいどくち○こショクパンにゃん』に続く

 

 

 

 

 

 

「どうでしょうか、オリネコ先輩?! 獣人、喫煙者に大きく関係する差別をテーマにしつつ、今回はナルルォ用ではなく、ハメルルォ用の初めての二次小説、というか達郎先生の作風も取り入れつつの風刺とパロディーのブラックコメディーにしてみたんですが、してみたそうなんですが、友達が、その、えっと、友達いわく、ありえないことをやって、ありえないと笑わせるのがコメディーであって、でも、最近の世の中の風潮…………(略)…………り得るじゃないかとみんなの頭の中に浮かんでしまって、例えば、昔の映画では、乱暴な車の運転はギャグや緊迫感のあるシーンであったと思うのですが、現代では、脳が…………(略)…………、蓄積されたニュースや、悪感情を持って作られた悪感情を発したい人のた…………(略)…………との会話のネタにしてツッコムのなら文字通りネタなのですが、ネットで書き込んでしまったり、そのようなノリで1人で考えてしまうと、駄目な人とは違う、視野の広く思慮深い存在としてのムーブと自動的になり……………(略)…………が悪いのであり、作者が悪いのではなく、自分が生きるということも、みんなが生きるということも、シリアスであり、しかしそれを創作者がただシリアスに描いてもそれは結局、よくて純文学、下手したら思想の押し付けや、それこそ特定の個人や集団への攻…………(略)……………が風刺とブラックコメディーの融合を生み出し、差別反対、暴力反対、イジメ反対といったものが真に当たり前であるならば、それは特別な思慮深い意見としてではなく、万人がブラックだとわかるブラックコメディーの中のありえないことの中にこそ、その…………(略)…………ドン引きさせてこそって友達が言ってました!!!!!」

 

「あの…………フォローを口で言うんじゃなくて作品n」

 

「そうじゃないんです! 今のはフォローじゃないんです!! あくまで解釈の1つであり、作品の解釈は読者に委ねられているものなんです! 例えば、絶対の自信を持っている私の解釈では、食パンマンという行為は決して性的な行為ではなく、だってキグルミを着ているわけでして、その点に思慮が及…………(略)…………雑な喘ぎ声も、決して…………(略)…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このあと字書きねこは、達郎の目の前で、オリネコにめちゃくちゃ食パンマンされた。

 

 決して性的な行為ではなく、だから達郎は気兼ねなく、何度も何度も場所を交代しながら、資料としてあらゆる角度で撮影した。

 

 

 

 

 

 

 




にゃ♥ にゃ♥ にゃ♥ にゃ♥ にゃ♥ にゃ♥ にゃ♥ にゃ♥ にゃ♥ にゃ♥


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