クトゥルフ神話trpg世界で無双はできますか?→可もなく不可もなし!   作:葉分

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第二十四話 画策

 俺たちは遊び部屋の扉の前まで移動した。ここを攻略すれば、俺たちはこの空間から脱出できるそう信じて。

 意を決して扉を開ける。

 

 部屋の中に佇む1匹のムーンビーストと俺は目が合う、今戦闘が開始されるそう思っていた。

 

 だが、それは違った。

 

 ムーンビースト「来たか、待ちくたびれたぞ探索者ども。」

 

 悟「何、ムーンビーストが喋った!?」

 

 ありえない、ムーンビーストには人間の言葉を喋る能力はなかったはずだ。今までの経験(シナリオ)上じゃあってもネタだった。

 

 俺は動揺しつつ萬の方を見る。

 

 萬「余程知能が高い個体でも喋る個体がいるだなんて.....」

 

 萬も同じ感想だったが、ただ一人月島ちゃんは虚な表情を浮かべてムーンビーストの方を見ていた。

 

 月島「......」

 

 ムーンビースト「獣子、こっちに来るんだ。」

 

 月島はムーンビーストにそう言われると、顔を下に向け一歩づつムーンビーストの方へと足を進める。

 なんであいつ月島の名前を知っている!?

 

 悟「月島ちゃん!」

 

 月島「...月島...違う...私は...」

 

 [月島

 変身(80)→成功(32)]

 

 ダイスロール!?

 次の瞬間月島の肉体は徐々に姿を変え始める。

 その姿は"灰色がかった白い油ぎった肌はまるで目のないヒキガエルのようで、その皮膚は伸縮自在に形を変える。鼻にあたるであろう部分にはピンク色の短い触手が生えている「月の怪物・ムーンビースト」そのモノであった。

 SAN値チェック[1d3/1d8+1]

 

 [悟 

 正気度ロール(69)→成功(59)

 1d3→3

 SAN69→66

 

 萬 

 正気度ロール(89)→成功(40)

 1d3→1

 SAN89→88]

 

 悟「月島ちゃん、どうして...?」

 

 月島「私はこの場所に配置された神話生物ムーンビースト。ニャルラトホテプ様に記憶を消していただき、1味方として行動するよう言われていましたが、それはこの部屋に入るまでの話。今からはあなた達の敵です。」

 

 ムーンビースト「ハハハハハ!そういうことだ、俺たちはお前達探索者を迎え打つ門番だ。」

 

 萬「わかった。君たちを倒して、この空間からとっとと去らせてもらおう。そうだろう悟。」

 

 悟「できない...」

 

 萬「今なんて...?」

 

 悟「できないって言ったんだ!仮にもここまで一緒に探索してきたやつと敵対しろだ?ふざけるな!」

 

 萬「悟...」

 

 悟「ここまで来るのに、一緒に探索して、一緒に戦闘して、一緒にクッキー焼いて、一緒に笑って!そんな一緒に楽しく過ごした仲間を倒せれるわけねぇだろ!」

 

 俺はありのままに叫んだ、いくら多くのシナリオを回ってきた俺でもそれはあくまで一つのゲーム、一つのお遊びだった。

 でも今は違った、クトゥルフ神話trpgの世界は今や俺の世界と混ざり合い現実となった。そんな世界で初めて出会って一緒に過ごしたやつと敵対しろだ?そんなの嫌だった、嫌だったから叫んだのだった。

 

 月島「悟さん...」

 

 悟が放ったその言葉は月島の心を動かす。

 

 ムーンビースト「!?…獣子、あいつらは俺たちの敵だ、決してお前の仲間なんかじゃない!ニャルラトホテプ様への信仰はどうした!」

 

 月島「私は.....私は...!」

 

 ムーンビースト「おい!」

 

 月島は頭を抱えその場に立ち止まる、少しの静寂が辺りを包み込み、そして...

 

 月島「悟さん達の仲間です!」

 

 悟「月島、お前...」

 

 月島「悟さんたちと一緒にいて本当は楽しかったんです、だから私は今信仰なんてどうでもいい、悟さんと一緒にいたい!」

 

 萬「予想外だよ、まさか神話生物が人間側に好意を寄せるだなんて、さすが悟だ。あんなこと言ったけど、僕も一緒に過ごした仲間を倒すだなんてしたくないしね。」

 

 それをムーンビーストは聞くと。

 

 ムーンビースト「ほう…それがお前の答えか。兄としては妹の意見は尊重するが、主人から頼まれた仕事は仕事だからな、妹だからといって手を弱めはしないぞ!」

 

 月島「望むところです、お兄ちゃん!」

 

 戦闘開始とともにムーンビーストは詠唱を行う。

 

 ムーンビースト「こい、駆り立てる恐怖。生贄は我が目の前の人間たちだ!」

 

 [ムーンビースト

 MP15→6

 忌まわしき狩人の召喚(90)→成功(34)

 1d3→1

 SAN75→74]

 

 ムーンビーストの頭上からまるで空気中の穴を通って巨大なクサリヘビのような生物が現れる。奇妙に歪んだ顔と、グロテスクな巨大なかぎ爪のついた黒いゴム状の恐ろしく大きな翼を持った怪物だった。

 SAN値チェック[0/1d10]

 [萬 

 正気度ロール(88)→成功(15)

 

 悟 

 正気度ロール(66)→成功(8)

 

 月島 

 正気度ロール(74)失敗→(100)

 1D10→4

 SAN74→70]

 

 悟「駆り立てる恐怖まで来るのかよ!だとしたら駆り立てる恐怖の方を狙うんだ!ムーンビーストはタイマンで何とかなるが、駆り立てる恐怖の方が厄介だ!」

 

 萬「了解。」

 

 月島「わかりました!」

 

 [槍術(80)→スペシャル(13)

 マーシャルアーツ(30)→失敗(48)

 1d10+1+1d4→9]

 

 駆り立てる恐怖

 [回避(28)→失敗(37)

 装甲9→0]

 

 駆り立てる恐怖が月島の槍により硬い鱗で覆われた装甲の一部にヒビが入り、剥がれ落ちる。

 

 萬「では、僕もいこう!」

 

 続けて萬が攻撃を仕掛ける。

 

 [棒術(85)→成功(47)

 マーシャルアーツ(54)→失敗(86)

 1d6+1D4+5→9

 対象→駆り立てる恐怖

 駆り立てる恐怖

 [回避(28)→失敗(75)

 HP27→18]

 

 悟「くらえ!」

 

  [拳銃(75)→成功(58)、致命的失敗(ファンブル)(98)、成功(46)

  幸運(75)→致命的失敗(ファンブル)(96)

 2D8→5]

 

 駆り立てる恐怖に2発の弾丸が向かうが一発が中でジャムリこの戦闘中は使えない。

 

 駆り立てる恐怖

 [HP18→13]

 

 悟「くそっ!銃がダメになっちまった。」

 

 駆り立てる恐怖が俺に噛みつこうとする。

 

 まずいっ!?

 

 駆り立てる恐怖

 [噛みつき(65)→失敗(94)]

 

 がその攻撃は俺の真横を通り過ぎる。

 

 悟「あっぶねぇ!?」

 

 萬「大丈夫かい!?」

 

 ムーンビースト「どこを見ている!」

 

 ムーンビースト

 [槍術(80)→成功(51)

 マーシャルアーツ(30)→失敗(71)

 対象→萬

 

 萬

 回避(50)→スペシャル(8)]

 

 萬はすかさずムーンビートからの攻撃を避ける。

 

 ムーンビースト「他人の心配などより、己が身を案じたらどうだ?」

 

 萬「言ってくれるね。だけど、僕は最強だから。そんな心配は必要ないね。」

 

 月島

 [槍術(80)→成功(23)

 マーシャルアーツ(30)→成功(10)

 2d10+1+1d4→16

 対象→駆り立てる恐怖]

 

 駆り立てる恐怖

 [回避 (28)→成功(21)]

 

 月島「すいません、避けられちゃいました。」

 

 悟「そう気にすんな、前向きにいこう!」

 

 萬「悟の言うとおりだ、前向きにね!」

 

 [萬

 棒術 (85)→致命的失敗(ファンブル)(97)

 マーシャルアーツ (54)→成功(51)

 幸運 (90)→決定的成功(クリティカル)(4)

 2d6+1D4+5→14

 対象→駆り立てる恐怖]

 

 萬(ファンブルを引いたか、しかしクリティカルも同時これなら相殺できる!)

 

 [駆り立てる恐怖

 回避(28)→失敗(83)

 HP13→0]

 

 駆り立てる恐怖は萬にとどめを刺され地面へとその肉体を落とし、ゆっくりと消滅していった。

 

 悟「よっしゃ、駆り立てる恐怖撃破だ!」

 

 ムーンビースト「だが、まだ俺がいるぞ!かかって来い探索者、いや中川悟!」

 

 悟「上等だ、やってやるぜ。探索者舐めやんなよ?探索者はここぞという時に運を手繰り寄せる。熟練探索者なら、その流れを感知できるほどになぁ!」

 

 [こぶし(パンチ) (50)→決定的成功(クリティカル)(4)

 マーシャルアーツ (30)→決定的成功(クリティカル)(5)]

 

 悟「一つをダメージ2倍にもう一つを回避不可に!一撃必殺食いやがれ!」

 

 [3d3+1d4→11]

 

 俺の放つ全力がムーンビーストを捉える。

 

 ムーンビート

 [HP21→10

 CON×5(75)→失敗(93)]

 

 ムーンビースト「くっ...天晴れだ...」

 

 ムーンビーストはその場に倒れ伏せた。

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